JPH04171301A - 油圧作業回路 - Google Patents

油圧作業回路

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JPH04171301A
JPH04171301A JP29173090A JP29173090A JPH04171301A JP H04171301 A JPH04171301 A JP H04171301A JP 29173090 A JP29173090 A JP 29173090A JP 29173090 A JP29173090 A JP 29173090A JP H04171301 A JPH04171301 A JP H04171301A
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valve
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哲 松本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、建設機械等の油圧作業回路に係り、特にこの
ような回路における複合操作性の向上に関する。
〔従来の技術〕
油圧ショベル等の建設機械は、例えばパケット、ブーム
、アーム等の操作用或いは走行用等の各種アクチュエー
タを備え、そしてこれらのアクチュエータは、それぞれ
方向切換弁を介して供給される油圧ポンプ(好ましくは
可変容量ポンプ)からの圧油によって駆動されるように
構成されている。ところで、このような油圧作業回路に
おいて、個々のアクチュエータの必要圧油量の合計が油
圧ポンプの吐出容量を超過すると、各アクチュエータへ
の油量の分配が良好に行われず、いわゆるアクチュエー
タの複合操作性を低下させる。
このため、このような問題点を解決するものきして、例
えば特開昭60−11706号に開示されるような技術
が知られており、また、本出願人は先に新規な技術を開
発して特許出願を行った(特願平2−89134号)。
まず前者によれば、第7図において簡単に説明すると、
可変容量ポンプ100から2つのアクチュエータ102
,1.04への圧油の供給はそれぞれの方向切換弁10
6.108を介して行われるが、ここでポンプ100と
各方向切換弁106.108との間にはそれぞれ補助弁
]、]、0,11.2が設けられ、そしてこれら補助弁
110,112に対して、その一方の端部110a、1
12aにはそれぞれの方向切換弁のアクチュエータ供給
油路内の圧力が補助弁開方向に印加され、また他方の端
部110b、112bには前記各アクチュエータ供給油
路内の圧力の中の最高圧力が補助弁閉方向に印加される
ように構成されている。したがって、このような回路に
よれば、アクチュエータ102,104の同時操作時に
は、低負荷側のアクチュエータに対する補助弁の開度が
制限されるので、アクチュエータの複合操作性が向上す
る。
次に後者によれば、第6図において簡単に説明すると、
可変容量ポンプ10から3つのアクチュエータ12,1
.4,1.6への圧油の供給はそれぞれ方向切換弁18
.20.22を介して行われるが、ここで、各方向切換
弁1.8,20.22とタンク24との間にはそれぞれ
補助弁26,28.30が設けられ、そしてこれら補助
弁26,28.30に対して、その一方の端部26 a
、  28 a、  30 aには各アクチュエータ供
給油路内の圧力の中の最高圧力が補助弁閉方向へ印加さ
れ、また他方の端部26b、28b、30bにはそれぞ
れの方向切換弁のアクチュエータ供給油路内の圧力が、
ばね26c、28c、30cの付勢力と共に、補助弁開
方向に印加されるよう構成されている。したがってこの
ような回路においても、前述の回路とほぼ同様な効果が
達成される。
因みに、前述の両者の技術において、前者においては、
補助弁が切換弁とポンプとの間に配置されていることか
ら、アクチュエータの複合操作時にキャビテーションが
発生される恐れがあり、一方、キャビテーションを防止
するようにすると単独操作時におけるアクチュエータ速
度の低下が免れない等の難点が発生する。これに対して
後者の技術は、補助弁を切換弁とタンクとの間に配置す
ることにより、前述の難点を総て克服したものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前述の従来技術においては、何れも、補
助弁の作動に関して以下述べるような難点を有していた
。次に、このような難点を具体的なケースについて説明
するが、ここでこれらの難点は、基本的には前述の両者
の場合に同一に発生されるので、以下後者(第6図)の
場合につき詳細に説明する。
すなわち、第6図において、アクチュエータ12が図示
されるように慣性負荷が大きい旋回用の油圧モータアク
チュエータであり、アクチュエータ14が慣性負荷が小
さいブーム用のシリンダアクチュエータである場合に、
アクチュエータ12を旋回起動すると同時に、ブームア
クチュエータ14を上げ操作すべくそれぞれの方向切換
弁18.20をそれぞれ中立位置から位置(イ)に操作
すると、ポンプ10からの吐出油はポンプライン32か
らそれぞれの単位ポンプライン34,36、チエツク弁
40.42、方向切換弁18.20、アクチュエータラ
イン46.48、アクチュエータ12,14、アクチュ
エータライン46.48、方向切換弁18,20、補助
弁26.28、単位タンクライン52.54を経てタン
クライン58からタンク24へ連通する。そして、この
連通により発生するアクチュエータライン46.48内
の単位信号圧力PL、P2 (アクチュエータ12.1
4への供給圧力、すなわちこの場合方向切換弁18.2
0のシリンダボー)18a、20aの圧力)がそれぞれ
単位信号圧カライン60゜62を介してそれぞれの補助
弁26.28の一端部(右側油室’)26b、28bに
印加され、一方他端部(左側油室)26a、28aには
、前記単位信号圧力PI、P2の中から最高圧力選択手
段68を介して選択された最高信号圧力P1が信号ライ
ン70を介して印加される。このため、低負荷側のアク
チュエータ14の補助弁28は、その右側油室28bの
圧力P1が左側油室28aの圧力P2とほぼ等しい圧力
になるまで(右側油室28bにはばね28cの付勢力が
印加されているがこの付勢力は通常極めて小さく設定さ
れているので)、すなわちシリンダボート20aの圧力
がほぼ圧力P2に等しくなるまで、図において右行する
。したがって、前述したように、補助弁28の開度が制
限され、これにより吐出流量制御手段72に最高信号圧
力P1を信号ライン70を介して印加されているポンプ
10の吐出圧力が上昇し、結果的に両アクチュエータ1
2.14が共に駆動されるに至る。
しかるに、この状態においては、両方向切換弁18.2
0は、それぞれ単位ポンプライン34.36を介して同
一圧力のポンプ10吐出油が供給されると同時にそのそ
れぞれのシリンダボート18a、20aの圧力もほぼ同
一圧力P2に保持されているので、両方向切換弁18.
20を連通ずる油量はそれぞれの弁体内のオリフィス1
8c、20cの開口面積(弁開度)に比例した流量配分
に設定されることとなる。しかしながら、この流量配分
は、アクチュエータ12の旋回起動に対しては大き過ぎ
、またアクチュエータ14の上げ操作に対しては小さ過
ぎるので、アクチュエータ12においては多量の余剰圧
油がリリ [−フ弁12aを介して仕事することなくバ
イパスされ、一方アクチュエータ14においてはブーム
の上昇速度が不当に低下する結果となる。すなわち、省
エネ性が低下すると共に作業性が悪化することとなる。
以上、具体的な作業条件の1つのケースについて説明し
たが、これからも分かるように、前述の従来技術におい
ては、アクチュエータの複合操作自体は達成されるが、
省エネ性が劣ると共に作業性が悪化する難点を有してい
た。なお、前記以外の具体的な作業条件に係る難点につ
いては、説明の便宜上実施例の項において説明する。
そこで、本発明の目的は、油圧ショベル等の建設機械の
油圧作業回路において、負荷の異なる複数のアクチュエ
ータを確実に同時操作できると共に、さらに作業現場の
様々の作業モードに対して効率良く対応することができ
る油圧作業回路を提供することにある。
課題を解決するための手段〕 先の目的を達成するために、本発明に係る油圧作業回路
は、流量制御手段を有する可変容量ポンプと、このポン
プの圧油によって駆動される複数のアクチュエータと、
タンクと、前記ポンプのポンプラインならびに前記複数
のアクチュエータのそれぞれのアクチュエータラインの
間に設けられポンプの圧油をそれぞれのアクチュエータ
へ供給すると共にこのアクチュエータからの戻り油を前
記タンクのタンクラインへ排出する複数の方向切換弁と
からなる油圧作業回路において、 前記各方向切換弁のアクチュエータラインの供給圧力を
それぞれの単位信号圧力として検出する検出手段と、こ
れら検出された各単位信号圧力の中の最高圧力を最高信
号圧力として選択する手段と、この最高信号圧力の大き
さを調整する調整手段と、および前記各方向切換弁のタ
ンクラインもしくはポンプラインーの開度を調整する補
助弁とを設け、前記補助弁に対してその一端部には前記
単位信号圧力を開方向に、また他端部には前記最高信号
圧力を前記調整手段を介して閉方向にそれぞれ印加する
と共に、前記ポンプの流量制御手段に前記最高信号圧力
を印加するよう構成することを特徴とする。
この場合、調整手段は、最高信号圧力の信号ライン上に
設けたオリフィスと圧力調整手段もしくは流量調整手段
とから構成することができ、また、圧力調整手段は減圧
弁またはリリーフ弁から構成し、さらに圧力調整手段も
しくは流量調整手段は、電気的信号により制御するよう
構成すると好適である。
〔作用〕
本発明の油圧作業回路においては、前述の技術における
、ポンプの吐出圧力を制御する補助弁に対して、これを
閉方向に作動する最高信号圧力の調整手段が設けられて
いる。したがって本発明によれば、負荷の異なる複数の
アクチュエータの同時操作時には、前記最高信号圧力な
らびに単位信号圧力の作用を介して補助弁が作動され、
これによりポンプ吐出圧力が自動的に所要の圧力まで昇
圧され、複合操作が確実に達成される。しかもこの複合
操作時において、さらに前記最高信号圧力を前記調整手
段によって制御し補助弁の作動を適宜調整することによ
り、各アクチュエータの流量配分を現場の様々の作業モ
ードに対応して最適に設定することができる。
〔実施例〕
次に、本発明に係る油圧作業回路の実施例を添付図面を
参照しながら以下詳細に説明する。なお、説明の便宜上
、第6図および第7図に示す従来例と同一の構成部分に
は同一参照符号を付し詳細な説明は省略する。
第1図において、まず、本実施例は、本発明を第6図に
示す従来技術に適用したものであり、すなわちその補助
弁28に調整手段74を設けたものである。そして、こ
の調整手段74は、先に説明した、両アクチュエータ1
2.14の複合操作時における難点を克服することを意
図するものである。したがって、以下の説明においては
、全体的構成は同一であるので簡単に説明し、その中の
調整手段74についてのみ詳細に記述する。
すなわち、本実施例の全体的構成は、基本的には可変容
量ポンプ10と、3つのアクチュエータ12,14.1
6と、タンク24と、方向切換弁18.20.22とか
らなる油圧作業回路において、各アクチュエータライン
46.48.50の供給圧力を単位信号圧力として検出
する手段(単位信号ライン60゜62.64)と、これ
ら各単位信号圧力の中の最高圧力を最高信号圧力として
選択する手段(シャトル弁68ならびに信号ライン70
)と、この最高信号圧力の大きさを調整する調整手段7
4と、および各方向切換弁の単位タンクライン52,5
4.56もしくは単位ポンプライン34,36.38の
開度を調整する補助弁26.28.30とを設ける。そ
して、この補助弁に対してその一端部、図においては右
側油室26b、28b、30bにそれぞれの単位信号圧
力を開方向に、一方他端部、図においては左側油室26
a、28a。
30aに最高信号圧力を調整手段74を介して閉方向に
印加すると共に、ポンプの流量制御弁72に対しても最
高信号圧力を印加するよう構成したものである。
ここで、前記調整手段74は、補助弁28の左側油室2
8aに最高信号圧力を印加する信号ライン70上に設け
られるが、その構成は、信号ライン70の分岐パイロッ
トライン76上に設けられるオリフィス78と減圧弁8
0とからなり、電気的信号制御手段82を介して、油室
28a内の圧力を最高信号圧力P1より適宜に減圧する
よう構成される。なお、制御手段82は、減圧弁80の
減圧量を調整する調圧ばね82aと、この調圧ばね82
aの力を調整するシリンダ82bと、このシリンダ82
bに対するパイロット圧を出力する電磁比例制御弁82
cと、およびパイロットポンプ82dとからなり、電気
信号ライン82eから適宜の大きさの電気信号を印加す
ることにより減圧弁80の減圧量を適宜に調整できるよ
うに構成されている。なお、参照符号82fはパイロッ
トポンプ82dの吐出圧力を一定に保持するリリーフ弁
である。
そこで、本実施例の動作について説明するが、本実施例
は先に述べたように両アクチュエータ12.14の複合
操作時等における難点を克服するものであるので、まず
前記難点を再び簡単に説明する。第6図に示す技術にお
いて、前記複合操作時には、両左側油室26a、28a
に同一の最高信号圧力P2が印加される結果、両シリン
ダポート18a。
20aの圧力が共にほぼ同一圧力P2となり、両アクチ
ュエータ12.14に対する流量が両オリフィス18c
、20cの開口面積(弁開度)に比例した流量配分とな
り、したがってこの場合、アクチュエータ12において
は多量の余剰油が仕事することなくバイパスされ、一方
アクチュエータ14においてはブームの上昇速度が不当
に低下されることとなるものである。しかるに本発明に
おいては、前記複合操作時に、調整手段74に対して作
業モードに適合した適宜の電気信号を電気信号ライン8
2eを介して印加すると、左側油室28aに印加される
最高信号圧力P2がオリフィス78ならびに減圧弁80
を介して適宜に減圧された圧力P2’ に低下する。す
ると、補助弁28は前記技術(第6図)の場合よりは図
において左側の位置で、すなわちより開方向の位置で平
衡し、シリンダボート20bと単位タンクライン54の
間の開口面積が増大し、シリンダボート2Qb、20a
ならびに単位信号ライン62の圧力が低下し、右側油室
28bの圧力が左側油室28aの圧力P2’ とほぼ等
しくなる。この結果、オリフィス18cの差圧よりオリ
フィス20cの差圧が大きくなり、前記技術の場合より
、シリンダボート20aからアクチュエータ14へ供給
される流量が大きくなり、一方シリンダボート18aか
らアクチュエータ12へ供給される流量が小さくなる。
すなわち両アクチュエータ12.14への流量配分が変
更される。したがって、旋回起動(アクチュエータ12
)はゆっくり滑らかに行われかつバイパス油量が減少し
、一方ブーム(アクチュエータ14)は上げ速度が増大
する。すなわち、省エネ性が向上すると同時に作業性が
向上する。
なお、当然のことながら、本発明の調整手段74は様々
の作業モードに対して最適に制御されるものである。す
なわち、例えば走行用アクチュエータ16を駆動しなが
らブームアクチュエータ14を下げ操作するために方向
切換弁20を位置(ロ)に切換えたような場合に、仮に
調整手段74を作動させると、方向切換弁20のオリフ
ィス20dの差圧が方向切換弁22のオリフィス22c
の差圧より大きくなり、したがってアクチュエータ14
に流れる流量が多くなり過ぎて゛アクチュエータ16に
流れる流量が少なくなり、走行速度が不当に低下される
場合が発生し得る。
しかし、このような場合には勿論、調整手段74はその
電気信号を制御して、最終的には調圧ばね82aの付勢
力を零に設定し、その作動を停止させる。この場合には
、説明を要しないが、左側油室28aには最高圧力信号
ライン70の圧力が直接印加される補助弁28がさらに
閉方向へ移動し、シリンダボー)20a、20bの圧力
が上昇してオリフィス20dとオリフィス22cの差圧
が等しくなり、圧油流量は両オリフィス2Oa。
22cの開口面積に比例して配分され、したがってアク
チュエータ夕16の速度を増大させる。このように本発
明によれば、ポンプ吐出油の流量配分が、様々の作業モ
ードに対応して最適に設定されるので、作業効率ならび
に省エネ性を大幅に向上させる。
次に、第2図に示す実施例は、第1図の実施例において
、その調整手段74とは別の形式の調整手段84を、補
助弁26の左側油室26aに接続される最高信号圧カラ
イン7゜上に設けたものである。なお、調整手段84に
おいて、前述の調整手段74と同一構成部分には同一参
照符号が付与されている。この調整手段84は、信号ラ
イン70と単位ポンプライン34との間にまたがるパイ
ロットライン76上に設けられるオリフィス78と別種
の減圧弁86とおよびチエツク弁88とからなり、同種
の電気的信号制御手段82を介して制御されて油室26
a内の圧力を、最高信号圧力より適宜に減圧するかある
いは単位ポンプライン34の圧力より適宜に減圧するよ
う構成されている。
このような構成によれば、油室26a内の圧力を最高圧
力より減圧することにより、アクチュエータ12の速度
を従来の技術(第6図)より増大させることができるこ
とは明らかであるが、さらに、従来の技術において発生
されていた次のような難点を克服することができる。す
なわち、従来の技術において、旋回用アクチュエータ1
2を定常速度で駆動しながらブーム用アクチュエータ1
4を上昇させている時のように、アクチュエータ12の
負荷圧力が低くアクチュエータ14の負荷圧力が高い場
合に、方向切換弁20を急に中立に戻してアクチュエー
タ14を急停止させると、油量はアクチューエータ12
の駆動油量のみに限定されるので、ポンプ10の吐出流
量は制御手段72を介して減少し、そして、この時殊に
ポンプ10が斜板式ピストンポンプで構成されているよ
うな場合には、ポンプ吐出流量を制御する斜板角度の応
答時間が方向切換弁18の応答時間に比較してかなり大
きい時間を要するために、従来の技術においては、ポン
プ吐出流量が所定の目標値に減少するまでの間ポンプ吐
出圧力が上昇し、余分な流量が旋回用アクチュエータ1
2に供給され、この結果、アクチュエータ12が急加速
され、旋回系統に不快なショックが発生していた。しか
るに、本発明によれば、前述のようなケースには、ポン
プ10の吐出圧力が上昇して単位ポンプライン34とパ
イロットライン76との間の差圧が調圧ばね82aで調
整される値より大きくなると、減圧弁86が自動的に位
置(A)に切換り、油室26aの圧力が上昇して補助弁
26をさらに閉方向へ移動させる。したがって、方向切
換弁18のシリンダポート18aあるいは18bが絞ら
れて流量が減少し、旋回アクチュエータ12の急加速が
緩和され、前述の不快なショックが解消される。
次に、第3図は、第1図に示す実施例の調整手段74を
、さらに別の形式の調整手段90に構成したものである
。すなわち、調整手段90は、最高信号圧カライン7o
の分岐パイロットライン76上に設けられるオリフィス
78と流量調整弁92と別種の電気的信号制御手段94
とから構成されている。そして制御手段94は、流量調
整弁92にパイロットライン94aを介して接続される
電磁比例制御弁94bと、これに電気信号ライン94c
を介して接続される演算装置94bと、これに電気信号
ライン94cを介して接続される圧カドランスジューサ
94fとを備える。
そして、前記圧カドランスジューサ94fはパイロット
ライン76と最高信号圧カライン70との間の圧力差に
比例した電気信号を出力し、演算装置94dは電気信号
ライン94eの値が予め設定された目標値より大きくな
ると電気信号ライン94cの出力電気信号を小さくし、
反対に目標値より小さくなると出力電気信号を大きくす
るように構成されている。なお、参照符号94gならび
に94hはそれぞれパイロットポンプならびにリリーフ
弁を示す。したがって、このような構成において、演算
装置94dに与える目標値を適宜制御すると、電磁比例
制御弁94bから出力される制御パイロット圧力によっ
て流量調整弁92の開口面積が制御され、方向切換弁2
8の油室28aの圧力が最高信号圧カライン70の圧力
より適宜低い値に調整される。すなわち、このような構
成においても、第1図の実施例と同様な作用、効果が達
成されることか理解されるであろう。
第4図に、第1図ならびに第3図の調整手段74.90
とはさらに別の形式の調整手段96を示す。本実施例の
調整手段96は、最高信号ライン70の分岐パイロット
ライン76上に設けられるオリフィス78とリリーフ弁
97と別種の電気的信号制御手段98とから構成される
。そして制御手段98は、リリーフ弁97に調圧ばね9
8a1シリンダ98b1パイロツトライン98cを介し
て接続される電磁比例制御弁98dと、これに電気信号
ライン98eを介して接続される演算装置98fと、こ
れに電気信号ライン98gを介して接続される圧カドラ
ンスジューサ98hとを備える。そして、前記圧カドラ
ンスジューサ98hならびに演算装置98fは共に第3
図に示す圧カドランスジューサ94fならびに演算装置
94dと同様に構成されている。すなわち、圧カドラン
スジューサ98hはパイロットライン76と最高信号圧
カライン70との間の圧力差に比例した電気信号を出力
し、演算装置98hは電気信号ライン98gの値が予め
設定された目標値より大きくなると電気信号ライン98
eの出力電気信号を小さくし、反対に目標値より小さく
なると出力電気信号を大きくするよう設定されている。
なお、参照符号98i、98jはそれぞれパイロットポ
ンプならびにリリーフ弁を示す。したがって、本実施例
においても第3図の実施例の場合と同様に、演算装置9
8gに与える目標値を適宜制御すると、電磁比例制御弁
98dから出力される制御パイロット圧によってリリー
フ弁97の開口面積が制御され、方向切換弁28の油室
28aの圧力が最高信号圧カライン70の圧力より適宜
低い値に調整される。すなわち、このような構成におい
ても、第1図あるいは第3図の実施例の場合と同様な作
用、効果が達成されることが理解されるであろう。
次に第5図に、本発明を第7図に示す従来技術に適用し
た実施例を示す。すなわち、第5図において、補助弁1
12の一端部油室112に作用しこの補助弁112を閉
方向に作動する最高信号圧カライン120の分岐パイロ
ットライン122上に、本発明に係る調整手段124が
設けられている。そして、この調整手段124は、パイ
ロットライン122上に設けられるオリフィス126と
減圧弁128とおよび電気的信号制御手段130とから
なり、そして制御手段130は、前記減圧弁128に調
圧ばね130 a、シリンダ130b、パイロットライ
ン130cを介して接続される電磁比例減圧弁130d
から構成されている。したがって、電気信号ライン13
0eから適宜の大きさの電気信号を印加すると、減圧弁
128の減圧度が調整され、最高信号圧カライン120
の圧力より適宜に減圧、制御された圧力が油室112b
に印加され、この結果補助弁112が、従来技術の場合
よりも開方向へ移動する。したがって、アクチュエータ
104に供給される流量が増加しアクチュエータ102
に供給される液量が減少し、第6図に示す従来技術に適
用した場合と同様な作用、効果が達成される。
なお、第5図において、参照符号130fおよび130
gはそれぞれパイロットポンプならびにリリーフ弁を示
す。
以上、本発明を好適な実施例について説明したが、本発
明は、前記実施例に限定されることなく、例えば4つ以
上のアクチュエータ(方向切換弁)に対してそのそれぞ
れの作業条件に対応して適宜に、適用構成され得るもの
であり、さらに本発明の精神を逸脱しない範囲内におい
て多くの設計変更が可能であることも勿論である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係る油圧作業回路は、流
量制御手段を有する可変容量ポンプと、このポンプの圧
油によって駆動される複数のアクチュエータと、タンク
と、前記ポンプのポンプラインならびに前記複数のアク
チュエータのそれぞれのアクチュエータラインの間に設
けられポンプの圧油をそれぞれのアクチュエータへ供給
すると共にこのアクチュエータからの戻り油を前記タン
クのタンクラインへ排出する複数の方向切換弁とからな
る油圧作業回路において、前記各方向切換弁のアクチュ
エータラインの供給圧力をそれぞれの単位信号圧力とし
て検出する検出手段と、これら検出された各単位信号圧
力の中の最高圧力を最高信号圧力として選択する手段と
、この最高信号圧力の大きさを調整する調整手段と、お
よび前記各方向切換弁のタンクラインもしくはポンプラ
インの開度を調整する補助弁とを設け、前記補助弁に対
してその一端部には前記単位信号圧力を開方向に、また
他端部には前記最高信号圧力を前記調整手段を介して閉
方向にそれぞれ印加すると共に、前記ポンプの流量制御
手段に前記最高信号圧力を印加するよう構成したので、
負荷の異なる複数のアクチュエータの同時操作時におい
て、補助弁の作用に係るポンプ吐出圧力の自動昇圧によ
り複合操作を確実に達成できると同時に、調整手段の作
用に係る方向切換弁の差圧制御により各アクチュエータ
への流m配 。
分を各アクチュエータの様々の作用モードに対応した最
適の配分に設定することができる。
したがって、省エネ性が改善されると同時に作業性、作
業効率を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る油圧作業回路を第6図に示す従来
の油圧作業回路に適用した一実施例を示す油圧回路図、
第2図乃至第4図は第1図に示す本発明の油圧作業回路
における調整手段のそれぞれ別の実施例を示す油圧およ
び電気回路図、第5図は本発明に係る油圧作業回路を第
7図に示す従来の油圧作業回路に適用した一実施例を示
す油圧回路図、第6図および第7図は何れも従来の油圧
作業回路を示す油圧回路図である。 10・・・可変容量ポンプ 12.14.16・・・アクチュエータ12a・・・リ
リーフ弁 18.20.22・・・方向切換弁 18a、20a、22a・・・シリンダボート18b、
20b、22b・・・シリンダボート18c、20c、
22cm・・オリフィス18d、20d、22d・・・
オリフィス24・・・タンク 26.28.30・・・補助弁 26a、28a、30a・・・端部油室26b、28b
、30b・・・端部油室26 c 、  28 c 、
  30 c −−−ばね32・・・ポンプライン 34.36.38・・・単位ポンプライン40.42.
44・・・チエツク弁 46.48.50・・・アクチュエータライン52.5
4.56・・・単位タンクライン58・・・タンクライ
ン 60.62.64・・・単位信号圧カライン68・・・
最高圧力選択手段 70・・・最高信号圧カライン 72・・・吐出流量制御手段 74・・・調整手段 76・・・パイロットライン 78・・・オリフィス 80・・・減圧弁 82・・・電気的信号制御手段 84・・・調整手段 86・・・減圧弁 88・・・チエツク弁 90・・・調整手段 92・・・流量調整弁 94・・・電気的信号制御手段 96・・・調整手段 97・・・リリーフ弁 98・・・電気的信号制御手段 100・・・ポンプ 102.104・・・アクチュエータ 106.108・・・方向切換弁 110.112・・・補助弁 110a、112a・・・端部油室 110b、112b・・・端部油室 120・・・最高信号圧カライン 122・・・パイロットライン 124・・・調整手段 126・・・オリフィス 128・・・減圧弁 130・・・電気的信号制御手段 FIG、  5

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 流量制御手段を有する可変容量ポンプと、この
    ポンプの圧油によって駆動される複数のアクチュエータ
    と、タンクと、前記ポンプのポンプラインならびに前記
    複数のアクチュエータのそれぞれのアクチュエータライ
    ンの間に設けられポンプの圧油をそれぞれのアクチュエ
    ータへ供給すると共にこのアクチュエータからの戻り油
    を前記タンクのタンクラインへ排出する複数の方向切換
    弁とからなる油圧作業回路において、 前記各方向切換弁のアクチュエータライン の供給圧力をそれぞれの単位信号圧力として検出する検
    出手段と、これら検出された各単位信号圧力の中の最高
    圧力を最高信号圧力として選択する手段と、この最高信
    号圧力の大きさを調整する調整手段と、および前記各方
    向切換弁のタンクラインもしくはポンプラインの開度を
    調整する補助弁とを設け、前記補助弁に対してその一端
    部には前記単位信号圧力を開方向に、また他端部には前
    記最高信号圧力を前記調整手段を介して閉方向にそれぞ
    れ印加すると共に、前記ポンプの流量制御手段に前記最
    高信号圧力を印加するよう構成することを特徴とする油
    圧作業回路。
  2. (2) 調整手段は、最高信号圧力の信号ライン上に設
    けたオリフィスと圧力調整手段もしくは流量調整手段と
    から構成する請求項1記載の油圧作業回路。
  3. (3) 圧力調整手段は減圧弁から構成する請求項2記
    載の油圧作業回路。
  4. (4) 圧力調整手段はリリーフ弁から構成する請求項
    2記載の油圧作業回路。
  5. (5) 圧力調整手段もしくは流量調整手段は、電気的
    信号により制御する請求項2記載の油圧作業回路。
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