JPH04169580A - フラボン誘導体 - Google Patents

フラボン誘導体

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JPH04169580A
JPH04169580A JP29529990A JP29529990A JPH04169580A JP H04169580 A JPH04169580 A JP H04169580A JP 29529990 A JP29529990 A JP 29529990A JP 29529990 A JP29529990 A JP 29529990A JP H04169580 A JPH04169580 A JP H04169580A
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JP
Japan
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formula
formulas
group
tables
benzene
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Application number
JP29529990A
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English (en)
Inventor
Yoshio Uno
羽野 芳生
Ryohei Inami
井波 良平
Satomi Oda
小田 里美
Taro Nomura
太郎 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eisai Co Ltd
Original Assignee
Eisai Co Ltd
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Publication date
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  • Pyrane Compounds (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、フラボン誘導体に関する。更に詳しくは、制
癌作用及び5−リポキシゲナーゼ阻害作用の如き医薬と
して有用な作用を有する新規なフラボン誘導体に関する
C発明の背景および従来技術〕 クワ科植物は古くから、生薬として広く用いられてきた
。クワー粘」胚−い旦肋旦じ−KoidzuIli又ハ
その量減植物の根皮は全白皮と呼び、消炎・利尿・鎮咳
薬として漢方に配合されている。
本発明者らは、クワ科植物、特にインドネシア産りワ科
植物Artocar us ri ida Bj2.に
ついてその成分について長期間にわたり、鋭意検討を重
ねてきた。その結果、下記の化学構造式で表わされるフ
ラボン誘導体を抽出・分離することに成功し、しかもこ
の誘導体が医薬として優れた作用を有していることを見
い出し、本発明を完成した。
〔発明の構成および効果〕
すなわち、本発明化合物は、下記の一般式(I)または
(n)で表わされるフラボン誘導体およびその薬理学的
に許容できる塩である。
■ (式中R’ は水素原子、低級アルキル基またはアnは
1または2の整数を意味する)で表わされるフラボン誘
導体。
(式中R5は、水酸基またはメトキシ基を意味しR2は
、水酸基またはメトキシ基を意味し、R3は、水素原子
または、低級アルキル基またはアルで示される基を意味
し、R4は、水酸基またはメトキシ基を意味する) で表わされるフラボン誘導体。
に許容できる塩。
本発明においてRI、R3が示す低級アルキル基とは、
メチル基、エチル基、プロピル基などの炭素数1〜6の
直鎖または分岐したアルキル基を意味する。またアルケ
ニル基とは、例えば式上記(1)に含まれる化合物の具
体例を示せば次の式(I[[)、(IV)、(V)、(
Vl)で表わされるフラボン誘導体およびその薬理学的
に許容できる塩である。
これらの化合物は、インドネシア産りワ科植物紅旦坦■
旦 旦紅da  Bf、の乾燥樹皮をn−ヘキサン、ベ
ンゼン、アセトン、メタノールのような有機溶媒で順次
冷浸し、次いで減圧蒸留によって溶媒を留去し、それぞ
れ抽出エキスを得、カラムクロマトグラフィー、フラッ
シュクロマトグラフィー、分取薄層クロマトグラフィー
、ゲル濾過。
高速液体クロマトグラフィーなどに付すことにより得る
ことができる。
本発明化合物は必要により、Na、 K、 Ca、 M
gなどの薬理学的に許容できる金属塩とすることができ
る。
〔発明の効果〕
本発明のフラボン誘導体は医薬の分野において有用であ
り、特に制癌作用、5−リポキシゲナーゼ阻害作用を有
する。従って本発明化合物は制癌剤、5−リポキシゲナ
ーゼ阻害作用が有効な医薬として有用である。5−リポ
キシゲナーゼ阻害作用が有効な疾患としては、例えば気
管支喘息などがあげられる。
以下実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発
明がこれらのみに限定されることがないことは、いうま
でもない。
上置9■旦杜紅daBj!、(採集:インドネシア、ボ
ゴール植物園)の細切乾燥樹皮をn−ヘキサン31に3
日間冷浸し、n−ヘキサン抽出溶液を得た。これを計3
回繰り返して行い、得られたn−ヘキサン抽出溶液につ
いて、n−ヘキサンを減圧留去することにより、n−ヘ
キサン抽出エキス23gを得た。
次に、n−ヘキサン抽出残渣をベンゼン3Ilに冷浸し
、n−ヘキサン抽出エキスの調製と同様の操作を行うこ
とにより、ベンゼン抽出エキス10gを得た。更に同様
な操作により、アセトン抽出エキス29g、メタノール
抽出エキス18gを得た。これら各抽出エキスのうちア
セトン抽出エキスについて塩化第二鉄反応陽性を示すス
ポットが薄層クロマトグラフィー上に多数認められた。
そこでアセトン抽出エキス29gについて、シリカゲル
(和光純薬社製、 Wakogel C−200) 2
50gを担体に用い、ベンゼン−アセトン系の混合溶媒
にてカラムクロマトグラフィーに付し、各溶出部に分画
した(フラクション1〜5)、14.3%アセトン含有
ベンゼン溶出部(フラクション2.2.0 g)につい
て、再度、シリカゲル(200g)のカラムクロマトグ
ラフィーを、n−ヘキサン−酢酸エチル系の混合溶媒に
て行った(フラクション1′〜20′)。得られた25
%酢酸エチル含有n−ヘキサン溶出部(フラクション7
′〜11′)のうち、フラクション9’(0,2g)を
、シリカゲルを担体としたフラッシュクロマトグラフィ
ー(展開溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2)に
付し、次いで分取薄層クロマトグラフィー(展開溶媒:
n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1)を行い、化合物(
V)を得た。
また、ベンゼン−アセトン系混合溶媒で溶出した分画の
うち、ベンゼン:アセトン=1:1の混合溶媒で溶出し
た分画(フラクション4.18.8g)について、シリ
カゲル(200g)のカラムクロマトグラフィー(展開
溶媒:ベンゼン−アセトンの混合溶媒系)を行い(フラ
クション1″〜22#)、16.7%アセトン含有ベン
ゼン溶出部(フラクション3#〜5’1.5g)を更に
ベンゼン可溶部(0,3g)及びベンゼン不溶部(1,
2g)とに分画した。ベンゼン可溶部については分取薄
層クロマトグラフィー(展開溶媒クロロホルム:メタノ
ール=10:1)に付すことにより、既知物質のシクロ
アルドピロキサントン(104■)を得た。ベンゼン不
溶部については、ベンゼン−アセトン系の混合溶媒で再
結晶を繰り返し、既知物質のアルトニンE (1,1g
 )を得た。また20%アセトン含有ベンゼン溶出部(
フラクション7″〜8#、1.0g)について、ゲル濾
過(溶媒:メタノール)を行ったあと、高速液体クロマ
トグラフィー(溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=4:
3、カラム: SSCシリカ4251−N(10φ×2
50■)、検出器:UV280nm)に付すことにより
、目的化合物である化合物(I[)  (IV)を得た
以下に本実施例によって得られたフラボン誘導体(IV
)及び(V)の物理化学的性状を以下に示す。
・黄白色粉末 ・融点 189〜194℃(分解点) ・塩化第二鉄反応:陽性(褐色) ・マグネシウム−塩酸反応:陽性(赤橙色)・ギブス反
応:陽性 ・PI−MS m/z(イオン化電圧70eV、相対強
度);506(M” 、73)、 463(12)、 
451(10)。
437(5B)、 395(11)、 383(20)
381(100)、 339(11)、 328(20
)。
325(22)、 165(20) ・高分解能MS: C1゜H,,0?(M” )  506.2305  
506.2325CzslLzsOt(M” )  4
37.1600  437.1617C!IH,?0?
(M” )  3B1.0974  381.0968
M3ON ・U■ λwax  file Clog  り  :
206(4,69)、 230(sh 4.39L 2
58(4,44)。
302(4,05)、 325(sh 3.98)23
5(infl 4.34)、 263(4,40)。
315(4,04)、 395(infl 3.98)
IRν IIIIX  Cm−’ : 3400(br)、  1660. 1630. 15
95. 1530゜+1(−NMR(アセトン−di)
δ: 1.46 (38、brs。
C−11−CH3)、  1.541 1.60(ea
ch 3H,brs。
C−16−CH3)、  1.64,1.77(eac
h、3Lbrs、  C−21−CH3)、 1.88
(2H,m、  C−13−Hx2)、  1.99(
2H,vg、  C−14−HX2)、  3.15(
21,brd、  J=7Hz。
C−9−HX2)、  3.35(2H,brd、J=
7Hz。
c−19−Hx2)、5.04(IH,brt、J=7
Hz、C−10−H)。
5.28(1)1.  brt、  J=7Hz、C−
20−H)、  6.38(LH,s。
C−8−H)、  6.58(IH,s、C−3’−H
)、  6.81(IH,s。
C−6’−H)、  13.45(11,s、C−5−
OH)  。
・黄色針状晶 ・融点 198〜203℃ ・ 〔α)a  O@ (c=0.31.メタノール)
・塩化第二鉄反応:陽性(緑褐色) ・マグネシウム−塩酸反応:陽性(赤色)・ギブス反応
:陽性 −El−MS m/z(イオン化電圧70eV、相対強
度)504 (M″、100)、 46H91)、 4
49(95)。
405(30)、 393(1B)、 363(11)
350(6)、 165(4) ・高分解能MS: C3Ji!0?(M”  )    504.2148
     504.2143CzJzs(h(M” )
  461.1600  461.1585CzJzs
Ot(M” )  449.1600  449.15
79210(4,64)、 234(4,37)、 2
71(4,29)。
330(infl、4.11)、 376(4,29)
CM30M+ALCL3   。
λ□ 235(sh 4.36)、 280(4,28)。
310(sh 3.90)、  365(sh 4.2
1)。
390 (4゜24) 3550、3400(br)、 1645.1605.
1550゜・’H−NMR(アセトン−d、)δ: 1
.30.1.63(each3H,s、C−11−CH
s)−1,64(6H,brs、C−16−CHzan
d C−21−CH3)、1.77(6H,brs、C
−16−CHsand C−21−CHs)、  2.
33(1)1.  t、  J=15)1z。
C−9−H)、  3.19(IH,dd、  J=7
 and 15Hz。
C−10−H)、  3.35(2H,brd、  J
=7Hz。
C−14−HX2)、  3.37(1M、  dd、
  J=7  and 15Hz。
C−9−H)、  3.39(2B、  brd、  
J=7Hz、  C−19−HX2)。
5.27(2B、m、  C−15−Hand C−2
0−H)、  6.71(1B。
s、  C−8−H)、  13.51(IH,s、 
 C−5−OH)  。
化合物V(14g)を無水7*ドア(30mjり中、無
水炭酸カリウム(3g)およびジメチル硫酸(0,1m
jりとともに15時間還流煮沸した。
常法通り処理した後、n−ヘキサン−アセトンの混合溶
媒より結晶化を繰り返すことにより、化合物■のトリメ
チルエーテル(Va)を得た。
以下に本実施例によって得られた化合物IVaの物理化
学的性状を示す。
・黄色針状晶  融点 220℃ ・塩化第二鉄反応 陽性 ・EI−MS m/z : 546(M” )+ 53
1.503.491(bp)・’H−NMR(δ、アセ
トンーd6):61.39 (3H,s。
C−11−CH3)+ 1.64.1.67(each
 3H,brs。
C−16−and C−21−CH3)、 1.71(
3H,s、 C−11−CH3)、 1.78+ 1.
79(each 3H,brs、 C−16andC−
21−CH3)、 2.38(II、 t、 J=15
. C−9−H)。
3.25(IH,dd、 J=7 and 15. C
−10−H)、 3.35(4H,m、  C−14−
and  c−19−Hx2)、  3.42(11(
dd、 J=7 and 15. C−9−H)、 3
.85.4.00゜4.03(each 3B、 s、
 OCR,)、 5.1?、 5.22(each18
、 *、 C−15−Hand C−20−H)、 6
.71(1B、 s。
C−8−H)、 13.35(1B、 s、 C−5−
0)1)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R^1は水素原子、低級アルキル基またはアルケ
    ニル基例えば式▲数式、化学式、表等があります▼を意
    味し、 nは1または2の整数を意味する)で表わされるフラボ
    ン誘導体およびその薬理学的に許容できる塩
  2. (2)次の化学構造式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表される請求項1記載のフラボン誘導体。
  3. (3)次の化学構造式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表される請求項1記載のフラボン誘導体。
  4. (4)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R^5は、水酸基またはメトキシ基を意味しR^
    2は、水酸基またはメトキシ基を意味し、R^3は、水
    素原子または、低級アルキル基またはアルケニル基例え
    ば式▲数式、化学式、表等があります▼で示される 基を意味し、R^4は、水酸基またはメトキシ基を意味
    する) で表わされるフラボン誘導体およびその薬理学的に許容
    できる塩。
  5. (5)次の化学構造式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる請求項4記載のフラボン誘導体。
  6. (6)次の化学構造式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる請求項4記載のフラボン誘導体。
JP29529990A 1990-11-02 1990-11-02 フラボン誘導体 Pending JPH04169580A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001247460A (ja) * 2000-03-07 2001-09-11 Univ Showa アポトーシス誘導剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001247460A (ja) * 2000-03-07 2001-09-11 Univ Showa アポトーシス誘導剤

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