JPH0416897B2 - - Google Patents
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- JPH0416897B2 JPH0416897B2 JP59016192A JP1619284A JPH0416897B2 JP H0416897 B2 JPH0416897 B2 JP H0416897B2 JP 59016192 A JP59016192 A JP 59016192A JP 1619284 A JP1619284 A JP 1619284A JP H0416897 B2 JPH0416897 B2 JP H0416897B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J47/00—Tubes for determining the presence, intensity, density or energy of radiation or particles
- H01J47/001—Details
- H01J47/005—Gas fillings ; Maintaining the desired pressure within the tube
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- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
- Electron Tubes For Measurement (AREA)
- Measurement Of Radiation (AREA)
- Liquid Crystal Substances (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
- Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は、ガス充填比例計数器の寿命を延ばす
ために、計数器中のガス混合物として水素を含む
ガスを使用することによる方法に関する。
ために、計数器中のガス混合物として水素を含む
ガスを使用することによる方法に関する。
背景技術
より高い利得を達成する見地から、クエンチン
グ（急冷）ガスを添加した希ガス類をガス混合物
としてガス充填比例計数器中で用いることは、一
般的に実施されている。クエンチング・ガスは、
通常、簡単な炭化水素類、例えばメタンである。
希ガス及び炭化水素よりなる混合物を使用する
と、放射線負荷の下で重合生成物が炭化水素より
形成され、比例計数器の陽極線を汚染し、そのた
め、同時に比例計数器の特性を害するので、比例
計数器の短い寿命スパンによつて相当に制約され
る。（ツララ M.）ベルミウレン J.C.，Ageing
effects in drift chambers，CERN−Raport 82
−79）。
グ（急冷）ガスを添加した希ガス類をガス混合物
としてガス充填比例計数器中で用いることは、一
般的に実施されている。クエンチング・ガスは、
通常、簡単な炭化水素類、例えばメタンである。
希ガス及び炭化水素よりなる混合物を使用する
と、放射線負荷の下で重合生成物が炭化水素より
形成され、比例計数器の陽極線を汚染し、そのた
め、同時に比例計数器の特性を害するので、比例
計数器の短い寿命スパンによつて相当に制約され
る。（ツララ M.）ベルミウレン J.C.，Ageing
effects in drift chambers，CERN−Raport 82
−79）。
比例計数器中の陽極線を汚染する重合は主に、
ガス中の制約放電であるガス増幅中に炭化水素が
ラジカル及び水素に分解するという事実に依存し
ている。次の反応が行なわれる（例としてメタン
を考える）： CH4→：CH2＋H2 このようにして作られたメチレン：CH2は更に
メタンと反応して、次の反応式によつてエタンを
生成する： ：CH2＋CH4→CH3−CH3 このようにして、より長い炭化水素類が徐々
に、放電中に形成され、比例計数器の陽極線を汚
染する。それによつて、比例計数器の有効な寿命
は、測定されるパルスの高さに依存している。そ
して、逆にこの高さは、陽極線直径の安定性に依
存しているので、陽極線表面上の汚染物として析
出した重合生成物は、比例計数器の寿命を相当に
短命にする。
ガス中の制約放電であるガス増幅中に炭化水素が
ラジカル及び水素に分解するという事実に依存し
ている。次の反応が行なわれる（例としてメタン
を考える）： CH4→：CH2＋H2 このようにして作られたメチレン：CH2は更に
メタンと反応して、次の反応式によつてエタンを
生成する： ：CH2＋CH4→CH3−CH3 このようにして、より長い炭化水素類が徐々
に、放電中に形成され、比例計数器の陽極線を汚
染する。それによつて、比例計数器の有効な寿命
は、測定されるパルスの高さに依存している。そ
して、逆にこの高さは、陽極線直径の安定性に依
存しているので、陽極線表面上の汚染物として析
出した重合生成物は、比例計数器の寿命を相当に
短命にする。
アルゴン／メタン及びキセノン／メタンのガス
混合物で充填された比例計数器の寿命は、例え
ば、スミス A.，ターナーM.J.L，の「キセノ
ン／メタン及びアルゴン／メタンで充填された比
例計数器の寿命」ニユクリア インストルメント
アンド メデイスン第192号（1982）、第475〜
481頁において考慮されてきた。この論文で論じ
られるように、アルゴン／メタン・ガス（Ar90
重量％、CH410重量％）を用いると、これはその
低価格及び特性が故に一般的なガス充填法であ
り、高い計数周波数を可能にしており、計数器の
寿命が、５×1010個のパルスのオーダで確立され
た。キセノン／メタン・ガス混合物（Xe90〜95
重量％、CH410〜５重量％）をガス充填に用いる
と、比例計数器の寿命がより短かつた。
混合物で充填された比例計数器の寿命は、例え
ば、スミス A.，ターナーM.J.L，の「キセノ
ン／メタン及びアルゴン／メタンで充填された比
例計数器の寿命」ニユクリア インストルメント
アンド メデイスン第192号（1982）、第475〜
481頁において考慮されてきた。この論文で論じ
られるように、アルゴン／メタン・ガス（Ar90
重量％、CH410重量％）を用いると、これはその
低価格及び特性が故に一般的なガス充填法であ
り、高い計数周波数を可能にしており、計数器の
寿命が、５×1010個のパルスのオーダで確立され
た。キセノン／メタン・ガス混合物（Xe90〜95
重量％、CH410〜５重量％）をガス充填に用いる
と、比例計数器の寿命がより短かつた。
目 的
本発明の目的は、ガス充填からの、比例計数器
陽極線表面上への重合生成物の析出を防止するこ
とであり、従つて、ガス充填混合物に水素を添加
することによつて計数器の寿命を延ばすことであ
る。本発明の本質的な特徴性は、特許請求の範囲
から読み取ることができる。
陽極線表面上への重合生成物の析出を防止するこ
とであり、従つて、ガス充填混合物に水素を添加
することによつて計数器の寿命を延ばすことであ
る。本発明の本質的な特徴性は、特許請求の範囲
から読み取ることができる。
発明の開示
本発明によつて教示されるように、ガス充填物
に水素を添加すると、上記の反応式において（例
としてメタンを用いる） CH4：CH2＋H2 が生じ、反応平衡となり、少なくともガス増幅の
初期段階において、出発物質CH4の側にシフトす
るので、以前からガス充填物中に存在する水素ガ
スによつて初期重合反応が比較的に長い時間にわ
たり抑制できる。それによつて、比例計数器の陽
極線直径の安定性が、重合生成物の形成を抑制す
ることによつて、保持され得るので、比例計数器
の寿命を基本的に延ばすことが本発明教示の方法
において達成される。
に水素を添加すると、上記の反応式において（例
としてメタンを用いる） CH4：CH2＋H2 が生じ、反応平衡となり、少なくともガス増幅の
初期段階において、出発物質CH4の側にシフトす
るので、以前からガス充填物中に存在する水素ガ
スによつて初期重合反応が比較的に長い時間にわ
たり抑制できる。それによつて、比例計数器の陽
極線直径の安定性が、重合生成物の形成を抑制す
ることによつて、保持され得るので、比例計数器
の寿命を基本的に延ばすことが本発明教示の方法
において達成される。
本発明教示の方法において、比例計数器のガス
充填物に水素を添加するとき、その効率及び分解
能の如き計数器特性への添加の潜在的効果につい
ても考慮すべきである。
充填物に水素を添加するとき、その効率及び分解
能の如き計数器特性への添加の潜在的効果につい
ても考慮すべきである。
本発明の水素添加による比例計数器の寿命への
影響を明らかにする見地より、またその添加の有
効量を見い出す見地より、アルゴン90重量％及び
メタンあるいはイソブタン（ｉ−C4H10）10重量
％を含むガス混合物について実験を行つた。これ
らの混合物に、0.01〜10重量％の水素を添加し
た。下の第１表は、当該混合物に1.0重量％の水
素ガスを添加した場合の比例計数器寿命の長さ
（放射線源Fe−55）を示し、従来技術のガス混合
物で得られる値を並置した。
影響を明らかにする見地より、またその添加の有
効量を見い出す見地より、アルゴン90重量％及び
メタンあるいはイソブタン（ｉ−C4H10）10重量
％を含むガス混合物について実験を行つた。これ
らの混合物に、0.01〜10重量％の水素を添加し
た。下の第１表は、当該混合物に1.0重量％の水
素ガスを添加した場合の比例計数器寿命の長さ
（放射線源Fe−55）を示し、従来技術のガス混合
物で得られる値を並置した。
第１表
比例計数器の寿命への水素添加の効果
ガス充填物 パルス数
Ar／CH4 *5.5×1010
Ar／CH4／H2 2.3×1012
Ar／ｉ−C4H10 4.0×1010
Ar／ｉ−C4H10／H2 １×1012
＊スミス A.ターナー、M.J.L.の「キセノン
−メタン及びアルゴン・メタンを充填した比例計
数器の寿命」 ニユクリヤ インストルメント アンド メ
ソーズ、第192号（1982）第475〜481頁よりの
値 行つたテストによれば、水素添加が計数器の他
の特性に実質的に何ら影響を与えなかつた場合、
本発明の水素添加によつて為された比例計数器寿
命への影響は、添加量が水素0.1〜2.0重量％の場
合に最も好ましかつたことは、注目できた。更
に、用いた比例計数器の寿命への有利な効果は、
0.05〜5.0重量％の水素添加において注目できた。
そのとき寿命スパンは相当に増大した。
−メタン及びアルゴン・メタンを充填した比例計
数器の寿命」 ニユクリヤ インストルメント アンド メ
ソーズ、第192号（1982）第475〜481頁よりの
値 行つたテストによれば、水素添加が計数器の他
の特性に実質的に何ら影響を与えなかつた場合、
本発明の水素添加によつて為された比例計数器寿
命への影響は、添加量が水素0.1〜2.0重量％の場
合に最も好ましかつたことは、注目できた。更
に、用いた比例計数器の寿命への有利な効果は、
0.05〜5.0重量％の水素添加において注目できた。
そのとき寿命スパンは相当に増大した。
第１表に示す結果によれば、通常用いられる
Ar／CH4ガス充填混合物に本発明による水素添
加を行なうと、比例計数器の寿命が100倍近く長
くなることがわかる。
Ar／CH4ガス充填混合物に本発明による水素添
加を行なうと、比例計数器の寿命が100倍近く長
くなることがわかる。
上記では、ガス充填物中のクチエンチング・ガ
スがメタンあるいはイソブタンの場合の比例カウ
ンタのガス充填物への水素添加を説明したが、ク
チエング・ガスのため他の簡単な炭化水素、例え
ば、エタン、プロパン及びまたはイソプロパンを
本発明に基本的変化を与えないで用いることが等
しく可能である。更に、ガス充填混合物中の水素
を、少なくとも一部、重い水素即ち重水素によつ
て置換でき、その際、本発明によれば重合生成物
の抑制性を低下させることはない。更に、ガス充
填物への水素添加が密封型の、あるいは、フロー
型の比例計数器のいずれに適用されるかは、本発
明による方法に何ら本質的効果を持たない。
スがメタンあるいはイソブタンの場合の比例カウ
ンタのガス充填物への水素添加を説明したが、ク
チエング・ガスのため他の簡単な炭化水素、例え
ば、エタン、プロパン及びまたはイソプロパンを
本発明に基本的変化を与えないで用いることが等
しく可能である。更に、ガス充填混合物中の水素
を、少なくとも一部、重い水素即ち重水素によつ
て置換でき、その際、本発明によれば重合生成物
の抑制性を低下させることはない。更に、ガス充
填物への水素添加が密封型の、あるいは、フロー
型の比例計数器のいずれに適用されるかは、本発
明による方法に何ら本質的効果を持たない。
要約すると本発明は、比例計数器の寿命を延ば
す方法に関し、希ガス及び炭化水素から成るカウ
ンタ中のガス充填の役をはたすガス混合物に、
0.05〜5.0重量％の量、好適には0.1〜2.0重量％の
量の水素ガスを添加するものである。更にこの水
素ガスは、少なくとも一部、重水素にしてもよ
い。
す方法に関し、希ガス及び炭化水素から成るカウ
ンタ中のガス充填の役をはたすガス混合物に、
0.05〜5.0重量％の量、好適には0.1〜2.0重量％の
量の水素ガスを添加するものである。更にこの水
素ガスは、少なくとも一部、重水素にしてもよ
い。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ ガス充填に希ガス及び炭化水素のガス混合物
を用いるガス充填比例計数器の寿命延長方法であ
つて、当該ガス混合物に水素ガスを添加し、当該
ガス充填に用いられるものの全質量中で、水素ガ
スが占める割合が0.05〜5.0重量％であることを
特徴とするガス充填比例計数器の寿命延長方法。 ２ 特許請求の範囲第１項記載の方法において、
水素ガスの割合が0.1〜2.0重量％であることを特
徴とするガス充填比例計数器の寿命延長方法。 ３ 特許請求の範囲第１項または第２項に記載の
方法において、水素ガスは、少なくとも一部、重
水素であることを特徴とするガス充填比例計数器
の寿命延長方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FI830353A FI67266C (fi) | 1983-02-02 | 1983-02-02 | Saett att foerlaenga livslaengden hos referensraeknare |
| FI830353 | 1983-02-02 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59146388A JPS59146388A (ja) | 1984-08-22 |
| JPH0416897B2 true JPH0416897B2 (ja) | 1992-03-25 |
Family
ID=8516693
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59016192A Granted JPS59146388A (ja) | 1983-02-02 | 1984-02-02 | ガス充填比例計数器の寿命延長方法 |
Country Status (11)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4571196A (ja) |
| JP (1) | JPS59146388A (ja) |
| CA (1) | CA1215232A (ja) |
| DE (1) | DE3403638A1 (ja) |
| FI (1) | FI67266C (ja) |
| FR (1) | FR2540252B1 (ja) |
| GB (1) | GB2134703B (ja) |
| IT (1) | IT1173181B (ja) |
| NL (1) | NL8400272A (ja) |
| SE (1) | SE451917B (ja) |
| SU (1) | SU1329632A3 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6474488A (en) * | 1987-09-17 | 1989-03-20 | Rikagaku Kenkyusho | Electronic counting device |
| TW494433B (en) * | 1995-12-21 | 2002-07-11 | Tektronix Inc | Addressing structure using ionizable gaseous mixtures having multiple ionizable components |
| SE9600360L (sv) * | 1996-02-01 | 1997-03-10 | Goeran Wickman | Anordning vid mätning av absorberad dos i ett joniserande strålfält samt känsligt medium i en jonisationskammare |
| WO2008059966A1 (en) * | 2006-11-17 | 2008-05-22 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Proportional counter |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5488173A (en) * | 1977-12-26 | 1979-07-13 | Bridgestone Tire Co Ltd | Tire internal pressure lowering alarm device |
-
1983
- 1983-02-02 FI FI830353A patent/FI67266C/fi not_active IP Right Cessation
-
1984
- 1984-01-26 CA CA000446081A patent/CA1215232A/en not_active Expired
- 1984-01-30 NL NL8400272A patent/NL8400272A/nl not_active Application Discontinuation
- 1984-01-30 GB GB08402381A patent/GB2134703B/en not_active Expired
- 1984-01-30 SE SE8400457A patent/SE451917B/sv not_active IP Right Cessation
- 1984-02-01 SU SU843706204A patent/SU1329632A3/ru active
- 1984-02-01 FR FR8401534A patent/FR2540252B1/fr not_active Expired
- 1984-02-01 US US06/575,825 patent/US4571196A/en not_active Expired - Fee Related
- 1984-02-02 DE DE19843403638 patent/DE3403638A1/de active Granted
- 1984-02-02 IT IT19394/84A patent/IT1173181B/it active
- 1984-02-02 JP JP59016192A patent/JPS59146388A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5488173A (en) * | 1977-12-26 | 1979-07-13 | Bridgestone Tire Co Ltd | Tire internal pressure lowering alarm device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| FI67266C (fi) | 1985-02-11 |
| CA1215232A (en) | 1986-12-16 |
| DE3403638A1 (de) | 1984-08-02 |
| SU1329632A3 (ru) | 1987-08-07 |
| FR2540252B1 (fr) | 1988-03-04 |
| FR2540252A1 (fr) | 1984-08-03 |
| SE451917B (sv) | 1987-11-02 |
| SE8400457D0 (sv) | 1984-01-30 |
| GB2134703A (en) | 1984-08-15 |
| GB2134703B (en) | 1986-04-23 |
| IT1173181B (it) | 1987-06-18 |
| FI830353L (fi) | 1984-08-03 |
| SE8400457L (sv) | 1984-08-03 |
| US4571196A (en) | 1986-02-18 |
| IT8419394A0 (it) | 1984-02-02 |
| JPS59146388A (ja) | 1984-08-22 |
| GB8402381D0 (en) | 1984-02-29 |
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