JPH0416742A - 電気動力源を用いない回転粘度計 - Google Patents

電気動力源を用いない回転粘度計

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JPH0416742A
JPH0416742A JP12144890A JP12144890A JPH0416742A JP H0416742 A JPH0416742 A JP H0416742A JP 12144890 A JP12144890 A JP 12144890A JP 12144890 A JP12144890 A JP 12144890A JP H0416742 A JPH0416742 A JP H0416742A
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fluid
rotational
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rotating body
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JP12144890A
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Manabu Harada
学 原田
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Marukomu KK
Malcom Co Ltd
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Marukomu KK
Malcom Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電気動力源を一切使用しないで塗料やインキ
等の分散粒子を含む高分子流体の粘度を測定できるよう
にした電気動力源を用いない回転粘度計に関する。
本発明の適用分野は、引火好気性の高い雰囲気の作業現
場で塗料やインキ等の分散粒子を含む高分子流体(以下
、単に流体という)の粘度値を測定する場所に用いて有
用なものである。
[従来技術] 塗料やインキ等の分散粒子を含む高分子流体の製造工程
や使用上に於いて、最も重要で、しかも困難とされる管
理要素として、当該流体自身の粘度管理がある。
これら流体の粘度管理の困難性は、多くの場合、技術者
の経験や、実験室的な計測に頼っているのが現状である
これら流体の粘度管理の困難性は、多くの流体が非ニユ
ートン流体の性質を持ち、且つチクソトロピー性を具備
するために、温度5湿度等の周囲条件に左右されるだけ
でなく、流体の混線中にも、混練後も粘度が一定しない
ことに起因する。
これら流体は、非ニユートン流体の性質を持つが、この
非ニユートン流体は温度により粘度値が大きく変化する
ほか9回転体と流体とがする速度(ずり速度)、する時
間(ずり時間)によって流体の粘度が大きく変化する。
このため、従来では、ストップ・ウォッチを用いて1例
えば3分といったように単位時間を決めて、常時、流体
の粘度測定を行うようにしていた。
この方法によると、−見正確な流体の粘度測定が可能で
あるかのように思えるが、非ニユートン流体の性質をも
つ流体の場合には、正確な粘度値を知ることは不可能で
1測定する度に異なる粘度値が得られ、正確な粘度値を
知ることができなかった。
このため、従来では、より正確な流体の粘度を知る目的
で、静止側部材と、該静止側部材と微小空隙部を介して
設けられた回転体との間の微小空隙部内に流体を介在さ
せて、上記回転体を電気動力源を用いた直流モータある
いは交流モータを用いて回転させ、上記回転体に与えら
れる回転トルクを抵抗変化として捉え、これを流体の粘
度値として測定するようにした回転粘度計を用いる試み
がなされている。
然るにこうした電気動力源によって駆動させられるモー
タや粘度値表示器など種々の電気を用いた回転粘度計に
よっても、現時点に於いては1本発明者の提案した特開
昭63−26551号に示すスパイラル方式の回転粘度
計を除いては、はとんど正確な流体の粘度値が得られず
、従来より問題にされていた。
このように上記スパイラル方式の回転粘度計を除いて流
体の粘度値を正確に検出できない理由は、流体のすり時
間を一定にできないことから粘度を特定できないことに
よる。
更にまた。測定者、外界条件等の種々の要因により、非
ニユートン流体である流体の正確な粘度管理を行うこと
ができない。
ここにおいて、すり時間を一定にしようとして、流体を
強制的に循環させ、流体の粘度を測定しようとする方法
も試みられたが、この方法によると、下記の欠点が生じ
る。
a1強制循環させるための機構が複雑化し、装置そのも
のが大きく且つ高価になる欠点がある。
b、上記aの欠点は、簡便に当該流体の粘度を測定でき
ないという欠点を伴う。
C1強制循環によると、これによる強制力が流体の粘度
を測定しようとするための回転トルクに影響を及ぼし、
正確且つ精度良好に流体の粘度を測定できない欠点が生
じる。
d、また落下方式の強制循環方式を採用した場合には、
すり時間を一定にできず、上記同様に正確な粘度測定が
できない欠点がある。
e、更にまた9強制循環方式によると、流体を循環させ
るための通路が大きくなり、従って回転粘度計そのもの
も大型且つ高価になる欠点を持つ。
f、流体を循環する手段として電気動力源を用いなけれ
ばならない。
いずれにしても原始的な流体の粘度測定法による粘度測
定値の誤差を解決するために、従来より多数の自動的に
粘度測定できるようにする目的で多数の回転粘度計が考
案されている。自動的に粘度計測を行うように構成され
たこれら従来の回転粘度計によれば、原始的な粘度計側
方に比較してより正確な流体粘度の測定が可能になる。
[従来技術の問題点] しかしながら、これら改良された従来の回転粘度計は、
流体の粘度値の正確な計測に寄与するにもかかわらず、
塗料やインキ等の流体の粘度を測定する必要のある作業
現場においては、十分に普及しておらず、原始的な計測
方法に頼っているのが実情である。
この原因は、上記したスパイラル粘度計を除く多くの回
転粘度計が、高価であったり、ハンディさに欠けるため
、現場において使用しすらい等の欠点も作用しているが
、最大の原因は従来の回転粘度計が電気動力源を用いて
いることに起因する。
実際問題として、塗料やインキなどの流体の粘度管理を
行わなければならない作業現場は、引火好気性の雰囲気
に包まれている。このため、交流モータのような大きな
電圧を用いるものは言うに及ばず、特に交流モータのし
成分だけでも引火爆発する危険性があり、また僅か1本
の乾電池などの電源電池などの小さな電圧で足りるよう
な直流モータを用いた場合でも、引火爆発の危険性があ
る。
このため、流体の粘度管理を作業現場で行わなければな
らない作業者にとっては、たとえ小電圧の乾電池1本で
も使用するような回転粘度計であっても、爆発の危険性
があるため、その使用を好まない。
この結果、従来から電気動力源を用いない防爆型の安全
且つ原始的な流体の粘度計側法に頼っているのが実情で
、上記したように流体の正確な粘度管理を行えないでい
る。
原始的な流体の粘度計測法としては 例えばセイボルト
粘度計、レッドウッド粘度計、エングラ−粘度計、フォ
ードカップ、ザーン粘度計などがあり、これらはほぼ同
一の構造をもっている。
すなわち、試料を入れる容器に一定の高さまで試料をと
り、その試料容器の底部にある短い細管またはオリフィ
スを通して試料を流下させ、試料全量が流出するのに要
する時間と、または下にフラスコを置いてその中に一定
体積の試料が流入するのに要する時間を測定して流体の
粘度を求める実験室的な測定方式となっている。
このような実験室的な原始的流体粘度測定法は7確かに
防爆型測定法となっていて安全であるが、上記したよう
に流体の粘度を正確に測定することができない。またよ
り正確な流体の粘度を計測するための電気動力源を用い
た回転粘度計を用いる場合には、その本体などを防爆構
造に設計して防爆認定を受けねばならない繁雑さがある
。しかも、そのような防爆構造の防爆認定を受けた電気
動力源を用いて駆動する回転粘度計によると。
大型で重量が重く、据え置き型となり、ハンディ性に欠
け、頻繁に持ち運びして使用する必要がある作業現場に
おいて使用しずらく、従来の実験質的な流体粘度の測定
法と使用面においては、何ら変わりが無く、シかも、大
変高価になる欠点があった。
[発明の課題] 本発明は、主に、 ■ 電気動力源を用いずに、従来の
電気動力源を用いた形式の回転粘度計同様に、極めて正
確な流体の粘度計測の行える回転粘度計を得ること、 
■ しかも、引火好気性に富む塗料の調合室や化学工場
などの流体の粘度計測を行う必要のある作業現場に於い
ても適するように、大型且つ高価になるような防爆構造
を採用する必要性を無くすために、電気動力源を使用し
ない構造にして、防爆構造が不要で、小型且つ軽量に構
成でき、ハンディ性に優れ1手軽に且つ容易に使用且つ
計測できる回転粘度計を得ること、 ■ しかも上記■
及び■の条件を満足した回転粘度計を極めて安価に得る
こと、を課題になされたものである。
[発明の課題達成手段] かかる本発明の第1の課題は、静止側部材と。
該静止側部材と微小空隙部を介して設けられた回転体と
の間の微小空隙部内に流体を介在させて。
上記回転体を回転させることで当該回転体に与えられる
回転トルクを抵抗変化として捉え、これを流体の粘度値
として測定するようにした回転粘度計において、下記構
成要素■乃至(3)からなることを特徴とする電気動力
源を用いない回転粘度計を提供することによって達成で
きる。
構成要素■;非電気式の手動巻上式ゼンマイバネ形回転
動力段によって与えられる回転トルクを増速ギヤ段を介
して回転体を回動自在に支持する機構に回転連動させて
いること。
構成要素■;上記手動巻上式ゼンマイバネ形回転動力段
の回転速度を調速する非電気式の回転速度調速機構を設
けていること。
構成要素■;上記回転体を回動自在に支持する機構は、
流体の粘度に応じて上記回転体に与えられる回転トルク
の抵抗の大きさに連動して上記流体の粘度値を非電気式
に表示する流体粘度値表示機構を備えていること。
本発明の第2の課題は、更に上記静止側部甘苦しくは回
転体はその少なくとも一方の互いに対向する面に、上記
微小空隙内に上記流体をずり自吸させ且つずり移動させ
るためのスパイラル渭を形成することによって達成でき
る。
本発明の第3の!!!題は、上記電気動力源を用いない
回転粘度計において、さらに上記回転体はこれに備えた
永久磁石と、当該回転体を回動自在に支持する機構に設
けられた永久磁石と非接触で磁気的に吸引し合って回転
動力を伝達されるようにすることによって達成できる。
本発明の第4の課題は、上記電気動力源を用いない回転
粘度計において、上記回転体を回動自在に支持する機構
と増速ギヤ段との間に回転動力伝達ロック・解除機構を
設けることによって達成できる。
本発明の第5の課題は、上記電気動力源を用いない回転
粘度計において、上記非電気式の回転速度調速機構は、
上記手動巻上式ゼンマイバネ形回転動力段及び増速ギヤ
段を介して回転する回転体と、該回転体の遠心力を調節
する機構とで構成することによって達成できる。
本発明の第6の課題は、上記電気動力源を用いない回転
粘度計において、上記流体の粘度に応じて上記回転体に
与えられる回転トルクの大きさに連動して上記流体の粘
度値を非電気式に表示する流体粘度値表示機構は、上記
回転体を回動自在に支持する機構に回動自在に支持され
且つ上記回転体に与えられる回転トルクの大きさに連動
して回動する回動部材と、該回動部材と係合した上記流
体の粘度値を回転トルクとして計測するための回転トル
ク検出用バネ機構と、該回転トルク検出用バネ機構のバ
ネ力に抗して上記回動部材と一体して回動する流体粘度
値指示針と、該粘度値指示針の位置を読み取るための流
体粘度値表示部とで構成することによって達成できる。
その他の課題達成手段については、以下の説明によって
明確にする。
[発明の作用コ 本発明のいくつかの実施例の作用は共通するので1本発
明の第1実施例の電気動力源を用いないスパイラル形回
転粘度計1について説明すると。
まず流体の粘度測定時、流体流入孔73cを含む静止側
部材73の下端部を図示しない流体に挿入し1回転粘度
計本体2の他端部上面に設けられたゼンマイバネ巻上ダ
イヤル4を所定方向に手動で巻き上げ、ゼンマイバネ1
8を巻き上げる。
ここで、当該巻上ダイヤル4を解除すると、該ゼンマイ
バネ18が解除されるので、そのバネ弾力習性により元
の状態に戻ろうとする。このため1回転軸17が、所定
方向に回転し1例えば1分間に1回転[1rpm/分]
の割合で回転すると、約1:500のギヤ比で増速ギヤ
段ボックス21内の増速ギヤ段によって約500倍、即
ち約500rpm/分で増速回転して回転円柱体71に
回転トルクを伝達する。
上記回転軸17に連動して増速回転する出力軸23には
、ロータ26が固定されているため、該ロータ26が回
転することで遠心力が発生し、コイルバネ27の弾力に
抗して錘28が半径外側方向に移動して調速ストッパー
29の調速用傾斜面30に摩擦的に接触し、上記ロータ
26の回転速度を機械的に調節することができる。
回転速度の調節は、調速ストッパー29を手動で回わし
、螺刻部32の上記螺刻部31への螺着具合を適度に選
択することで、すなわち上記調速用傾斜面30を軸方向
に上げ下げし、上記錘28と調速用傾斜面30とが当接
し合う軸方向の位置及び錘28の半径外側方向への移動
量を調節して、ロータ26の回転速度を制御できる。
以上のように構成した遠心力調速器33によって調節さ
れた回転速度の回転トルクが傘歯車34.35を介して
上記出力軸23に得られた回転トルクを直角方向の回転
トルク伝達方向変換シャフト36に伝達される。ここで
回転動力伝達ロック・解除機構40が伝達ロックの解除
がされていると、傘歯車45.49によって1回転軸4
8が1例えば反時計方向に回転するので9回転軸48に
取り付けた歯車59によって歯車64が時計方向に回転
するので回転軸63も同方向に回転する。回転軸63に
は歯車65を設けているので、該歯車65と歯合する歯
車60を固定した回転軸58に固定されているロータ6
6が反時計方向に回転し、該ロータ66の内面に設けた
第1の永久磁石67も一体して反時計方向に回転する。
第1の永久磁石67が反時計方向に回転すると、これに
磁気的に吸引された第2の永久磁石69も一体して反時
計方向に回転するので、第2の永久磁石69に軸装■着
した回転軸70に取り付けた回転円柱体71が反時計方
向に回転する。
回転円柱体71が微小空隙72を介して静止側部材73
と相対的回転すると2回転円柱体71には、スパイラル
溝74が形成されているため、流体は流体流入孔73c
を介してすり自吸され、また流体はその高粘度性のため
に微小空隙72をずり上昇していき、上昇した流体は流
体排出ロア3dを介して排出される。
このとき、静止側部材73には回転円柱体71が流体の
粘度に応じた抵抗の回転トルクが与えられるが、静止側
部材73は固定側本体部材68に装着されていて回転し
ないため2回転円柱体−71にその回転トルクが与えら
れ、第2の永久磁石6つと磁気的に吸着された第1の永
久磁石67を固設したロータ66、該ロータ66を固定
した回転軸58.該回転軸58に固定した歯車60へと
回転トルクが伝達され、歯車65が回転軸58及び48
を中心線として歯車60の周りを回転軸63の回転方向
1時計方向]に回動しながら転がっていこうとする。す
ると9回転軸63を装着した回動部材53が回転軸48
及び58を中心にして回転トルク検出用ゼンマイバネ5
2のバネ弾力に抗して当該ゼンマイバネ52が絞られる
まで時計方向に回転するため、該回動部材53に固定さ
れた回動軸51も時計方向に回転する。このため1回動
軸51に固定された流体粘度値指示針13も時計方向に
旋回するので、その時の指示針13の位置を、流体粘度
表示部8の透明窓11を通して、その下部の流体粘度表
示用目盛板12と照らし合わせることで、被測定流体の
粘度値を計測できる6 [発明の実施例] [発明の第1実施例] 第1図は本発明の第1実施例を示す電気動力源を用いな
いスパイラル形回転粘度計1の外観斜視図、第2区は同
回転粘度計1の縦断面図、第3図は同回転粘度計1の流
体粘度検出用センサ部7の部分斜視図、第4図は同回転
粘度計1の回転体の永久磁石による分離結合による例を
示す部分斜視図である。以下、第1図乃至第4図を参照
して本発明の第1実施例を示す電気動力源を用いないス
パイラル形回転粘度計1について説明する。
第1図を参照して電気動力源を用いないスパイラル形回
転粘度計1は、動力源として電気を用いないばかりでな
く、−切の電気を用いないものとなっている。
この回転粘度計1は7組立時の外観が略り字形の回転粘
度計本体2を有する。この回転粘度計本体2の他端部に
は、後記する非電気式(機械式)の手動ゼンマイバネ形
回転動力段を構成する増速ギヤ段「第2図に示す増速ギ
ヤ段ボックス21内に装備されている]及び該増速ギヤ
段の回転速度を調速する非電気式の回転速度調節機構収
納部3が形成され、該収納部3の上部に後記する回転動
力段を構成するゼンマイバネ18[第2図参照コを手動
で巻上るためのゼンマイバネ巻上ダイアル4が回動自在
に装着している。
該ゼンマイバネ巻上ダイヤル4の内部には、後記する回
転動力段となるゼンマイバネ18を収納している。
回転粘度計本体2の中央部には、後記する増速ギヤ段を
介して回転動力段の回転トルクの方向を直角方向に変換
する回転トルク伝達方向変換部5を構成している。該回
転トルク伝達方向変換部5の上部には、増速ギヤ段を介
した回転動力段の回転トルクを後記する流体粘度測定用
回転体[回転円柱体71]を回転自在に支持する機構部
7側へ伝達あるいは解除するための後記する回転動力伝
達ロック・解除機構40[第2図参照]の為の回転動力
伝達ロック・解除ボタン6を押圧自在に設けている。
上記回転トルク伝達方向変換部5に連結された回転粘度
計本体2の一端部には、流体粘度測定用回転体[回転円
柱体71]を回転自在に支持する機構部7が形成されて
いる。該機構部7の側面部には、被測定用の流体の温度
を測定するための温度計9を着脱自在とする温度計取り
付は具10を固定している。この温度計取り付は具10
には図に示すように温度計9を取り付け7被測定流体の
温度計測が行えるようにしている。
上記機構部7の上部には、被測定流体の計測粘度値を表
示するための流体粘度値表示部8が設けられている。こ
の流体粘度値表示部8は、その表面が透明窓11となっ
ており、その透明窓11と対向する固定側部分には、流
体粘度値表示目盛板12が設けられている。上記透明窓
11と目盛板12の空隙間には、流体粘度値支持針13
を流体粘度値に応じて振られるように後記する手段によ
って旋回自在に配置されている。また上記透明窓11と
目盛板12の空隙間には、下限流体粘度値支持針14及
び上限流体粘度値支持針15が固定されていて旋回しな
いように設けられている。この下限流体粘度値支持針1
4及び上限流体粘度値支持針15によって、測定流体の
下限粘度値及び上限粘度値を知ることができる。
上記機構部7の下部には、後記する流体粘度測定用静止
側部材73[第2図参照]と流体粘度測定用回転体[回
転円柱体71]とからなる流体粘度測定検出センサ部1
6が着脱自在に装着されている。
第2図乃至第4図、特に第2図を参照して説明すると、
この第2図における電気動力源を用いない回転粘度計1
は1図面の繁雑さを避けるために 回転粘度計本体2を
省略して描いている。
第1図に示すように回転粘度計本体2の他端部上面、即
ち増速ギヤ段及び回転速度調速機構収納部3の上面部に
は、ゼンマイバネ巻上ダイヤル4が回動自在に装着支持
されて露出している。
増速ギヤ段及び回転速度調速機構収納部3について、以
下に説明する。
このゼンマイバネ巻上ダイヤル4は、縦断面カップ形の
中空のものとなっている。該巻上ダイヤル4の内部の中
空部には、ゼンマイバネ18がその一端を回転軸17に
固定し、他端を当該巻上ダイヤル4の内周部に適宜な手
段によって固定して収納している。
上記巻上ダイヤル4の下端部には、上記ゼンマイバネ1
8が巻上られることによって上記巻上ダイヤル4が反転
するのを防止するために、上記回転粘度計本体2[増速
ギヤ段ボックス21の固定筒22]の上部に形成したゼ
ンマイバネ巻上ダイヤル反転規制突起20と係合当接す
るゼンマイバネ反転規制突起19を形成している。
このため9回転粘度計1の使用時は、ゼンマイバネ18
は、そのバネ弾力により緊張しており。
上記反転規制突起19の一方の辺と上記反転規制突起2
0の他方の辺と係合当接している。
この段階で、上記巻上ダイヤル4を後記する所定方向の
回転トルクが得られる方向に巻上量規制突起19の他方
の辺と上記回動量規制突起20の一方の辺とが係合当接
する規制量まで手動で回わして上記ゼンマイバネ18を
巻き上げて、当該巻上ダイヤル4を離すと、上記ゼンマ
イバネ18は解除されるので、そのバネ弾力習性により
元の状態に戻る。
このため1回転軸17が、後記する所定方向に回転し1
例えば1分間に1回転[1rpm/分]の割合で回転す
ると、約1 : 500のギヤ比で増速ギヤ段ボックス
21内の増速ギヤ段によって約500倍、即ち約500
rpm/分に増速回転されて後記する流体粘度測定用回
転体を所定方向に回転する。
上記ゼンマイバネ18の一端を固定した回転軸17は1
回転粘度計本体2[第1図参照]内の増速ギヤ段ボック
ス21[内部には、適宜な公知の歯車群によって図示し
ない増速ギヤ段を構成している]を介して上記回転軸1
7の回転と連動して高速回転する出力軸23を下方に延
長形成している。該出力軸23には、増速ギヤ段ボック
ス21に取着した軸受24及び図示しない固定側に取着
した軸受25によって回動自在に軸支されている。該出
力軸23の下端部には 緬断面逆カップ形のロータ26
を固定し、出力軸23と一体して回転するようにしてい
る。該ロータ26の内部にコイルバネ27を内装し、上
記ロータ26の側面に半径方向に移動自在に装着した錘
28を上記コイルバネ27に連結している。このことに
より当該ロータ26が回転することで発生する遠心力に
より、コイルバネ26の弾力に抗して錘28が半径外側
方向に移動できるようにし、ロータ26の回転が停止し
たとき、コイルバネ27の弾力復帰性によって錘28が
半径内側方向に戻るようにしている。
上記錘28は、後記する調速ストッパー29の調速用傾
斜面30に摩擦的に接触して上記ロータ26の回転速度
を機械的に調節することができる適した材質に形成する
ことが好ましく このため、この実施例では、少なくと
も上記調速用傾斜面30と接触する部分をゴム部材で形
成したものを用いている。
上記固定筒22の下端部内周には、螺刻部31を形成し
1例えば樹脂で形成した縦断面カップ形の調速ストッパ
ー29の上部外周に形成した螺刻部32を上記螺刻部3
1に螺着して当該調速ストッパー29を上記固定筒22
の下端部に着脱自在としている。調速ストッパー29の
下部内周には2図において中間部から下部に至るに従っ
てその内周空洞部の半径が小さくなるように形成した調
速用傾斜面30を形成している。
従って、調速ストッパー29を手動で回し、螺刻部32
の上記螺刻部31への螺着具合を適度に選択することで
、上記調速用傾斜面30を軸方向に上げ下げでき、上記
錘28と調速用傾斜面30とが当接し合う軸方向の位置
及び錘28の半径外側方向への移動量を調節して、ロー
タ26の回転速度を制御できるようにしている。
この実施例では、調速用傾斜面30は、下側に至るに従
って、内周半径が小さく形成されているため、調速スト
ッパー29を回して軸方向の上側に上げるほど錘28の
半径外側方向への移動量が規制されると共に錘28の傾
斜面30に対する摩擦接触力が大きくなるので、ロータ
26の回転速度を大きく低下させることができる。
以上のように螺刻部31を有する固定筒22調速傾斜面
30及び螺刻部32を有する調速用ストッパー29.出
力軸23に取着されたロータ26、コイルバネ27及び
錘28によってロータ26の回転速度調節機構を構成す
る遠心力調速器33を構成している。
上記回転トルク伝達方向変換部5内には7回転トルク伝
達方向変換シャフト36が、流体粘度測定用回転体を回
動自在に支持する機構部7の逆コ字状固定側部材37に
設けられた軸受37及び固定筒22に設けられた軸受3
8によって回動自在に支持されている。上記出力軸23
に傘歯車34を固定し、該傘歯車34に上記出力軸23
の回転トルク方向を直角方向の上記変換シャフト36方
向に伝達するための傘歯車35を上記変換シャフト36
の一端に設けて歯合させ、上記出力軸23に得られた回
転トルクを直角方向の上記変換シャフト36に伝達して
いる。
上記回転トルク伝達方向変換部5内には、上記のように
回転トルク伝達方向変換シャフト36が、水平に配置さ
れ、該変換シャフト36に伝達ロック 解除するための
回転動力伝達ロック・解除機構40によってシャフト3
6の回転トルクの伝達を行えるようにしたり、伝達させ
ないようにしている。
この伝達ロック 解除機構40は、上記変換部5の上面
に露呂邑た回転動力伝達ロック・解除ボタン6とシャフ
ト36を通した筒体41との間にコイルスプリング42
を設けると共に、筒体41の内周にロック爪43を設け
、さらにシャフト36に装着した係合ロック歯車44と
で構成している。
このため、コイルスプリング42の弾力に抗して回転動
力伝達ロック・解除ボタン6を下方に押し筒体41が所
定量下方に押し下げると図示しない手段によってその位
置で停止させられ ロック歯車4.4とロック爪43と
の係合が解除され、上記出力軸23を介した回転トルク
を当該シャフト36を介して後記する流体粘度測定用回
転体を回動自在に支持する機構部7部に伝達できる。
再度、コイルスプリング42の弾力に抗して回転動力伝
達ロック・解除ボタン6を下方に押すと、ロック歯車4
4とロック爪43とが係合し7筒体41が所定量上方に
押し上げられて図示しない手段によってその位置で停止
させられるとロック歯車44とロック爪43とが係合す
るので7シヤフト36は回転できなくなる。このため上
記出力軸23を介した回転トルクを当該シャフト36を
介して後記する流体粘度測定用回転体を回動自在に支持
する機構部7部に伝達できなくなる。
次に、流体粘度測定用回転体を回動自在に支持する機構
部7について説明する。
上記シャフト36の他端には、シャフト36の回転トル
ク方向を上記出力軸23の回転トルク方向と同じ方向に
伝達変換するための傘歯車45を固定している。上記固
定側部材37の上辺37aに設けられた軸受46及び上
記上辺37aに一体形成された逆り字型部材37bの上
辺37cに設けられた軸受47によって回動自在に軸支
された回転軸48の下端に固定された傘歯車49を上記
傘歯車49を上記傘歯車45に歯合させ、該傘歯車45
と連動して回転軸48を回転させている。
上記軸受47の上部の上記上辺37cの上部には、スラ
スト受け50を設け、上記回転軸48の上端移動防止を
図ると共に回動軸5〕の下端を回動自在に受けている。
該回動軸51には7回転トルク検量用ゼンマイバネ52
の一端が保合され、該ゼンマイバネ52の他端は固定側
部材37に係合されている。該ゼンマイバネ52の弾力
に抗して回動する回動軸51の上端部には、流体粘度値
指示針13が取着され、一体して回動するようになって
いる。この指示針13の位置を、流体粘度表示部8の透
明窓11を通して、その下部の流体粘度表示用目盛板1
2と照らし合わせることで、被測定流体の粘度値を計測
できる。尚、第1図で示した下限粘度値指示針14.上
限粘度値指示針15は旋回しないように固定されている
ため、上記流体粘度値指示針13と比較することにより
、測定流体の上限粘度値及び下限粘度値との比較を行う
ことができる。
上記回動軸51は、コ字形回動部材53の上辺53aに
固定され、一体して回動するようになっている。上記回
動部材53の下辺53bの端部には、バランサー54が
固定され、当該回動部材53を当該回転粘度計1が元状
態に復帰し易い習性を与えている。
上記固定側部材37の下辺37dに設けた軸受55、上
記下辺37dに一体形成したL字形部材37eの下辺3
7fに設けた軸受56及びコ宇形回動部材53の下辺5
3bに設けた軸受57によって回転軸58を回動自在に
軸支している。
上記回転軸48.58それぞれに設けた歯車59.60
に、上記コ字形回動部材53の上辺53a及び下辺53
bに設けた軸受61,62によって回動自在に支持され
た回転軸63に装着されたそれぞれの歯車64.65を
歯合させて1回転軸63を回動できるようにしている。
次に流体粘度検出用センサ部16について説明する。
上記回転軸58の下端には9例えば磁性体からなる逆カ
ップ形のロータ66が固定され、該ロータ63の内面に
1例えば、第4図に示すように内面をN極(またはS極
)に着磁し、外面をSiS極(またはN極)に着磁形成
した単一磁極形のリング状の第1の永久磁石67を接着
などの適宜な手段によって固定している。
上記永久磁石67の内面には7この内面と略−致する非
磁性体1例えば樹脂で形成した凸部68aを有する第1
図に示した回転粘度計本体2側に連結された固定側本体
部材68の上記凸部68aを接触させている。上記凸部
68aを介在させて上記永久磁石67のNi(またはS
極)と磁気的に吸引される円板状の第2の永久磁石69
のS極(またはN極)を吸引させている。
上記第2の永久磁石69の中心部には2回転軸70が軸
装固着され、該回転軸70の上端を上記凸部68aの内
面に形成したスラスト受は部68bで受けるようにして
上記回転軸70を回動自在に支持している。回転軸70
を回動自在に支持するためにボールベアリングを用いた
りすると、被測定流体の発生する蒸気や流体の付着によ
りポルベアリングを破損しなり1回転軸7oを回動自在
に支持できなくなる惧れを解消するために、上記のよう
にスラスト受は部68bを軸受として使用すると誠に都
合良い。
該回転軸70の下端部には、被測定流体の粘度値を計測
するための回転円柱体[筒体形状であっても良いコア1
を固定して上記回転軸70と一体して回転するようにし
ている。
該回転円柱体71と径方向の被測定用の流体流通用微小
空隙72を介して対向する静止側周面73aを有するカ
ップ形静止側部材73を、その上部開口端に形成した鍔
73bを適宜な手段にて上記固定側本体部材68の鍔部
68bに当接して、当該静止側部材73の上端開口部を
閉じると共に、内部に上記回転円柱体体71を回動自在
に収納している。
従って、流体粘度検出用センサ部16を洗浄する際には
、静止側部材73を下方に引き抜いて取り外し1回転円
柱体71を露出する。露出した回転円柱体71を永久磁
石67と69の磁気的吸弓力に抗して、下方に引き抜く
ことで、当該回転円柱体71を取り外すことができる。
更に好ましい方法は、静止側部材73の流体排出ロア3
dを大きめに形成しておくことである。
十分な大きさの流体排出ロア3dから指を挿入して回転
軸70を下方に引き抜くことで9回転円柱体71を引き
抜いて取り外すことができるが。
同時に回転円柱体71の下端部と静止側部材73の下端
部とが係合するため、静止側部材73をも取り外すこと
ができる。
このように流体粘度検出用センサ部16は1着脱自在な
構成となっているため、他の異なる流体の粘度を測定検
出する場合でも、当該流体粘度検出用センサ部16を取
り外して洗浄すれば、迅速に他の異なる種類の流体の粘
度計測も容易に行うことができる。
上記静止側部材73の上記回転円柱体71の上部位置の
周面には、被測定流体を外部に排出するための流体排出
孔73dを形成し、その下端部には被測定流体流通用微
小空隙72内にすり自吸するための流体流入孔73cを
形成している。
尚、この実施例では、静止側部材73が固定側となって
おり、該回転円柱体71が回転するように構成している
が、静止側部材73を回転側とし1回転円柱体71を固
定側に構成しても良い。
しかし9回転体に外力が働かないようにするためには、
上記のように静止側部材73の内部に設けた回転円柱体
71を回転する構造とするのが望ましい。
また上記流体流通用微小空隙72は、単なるラジアルギ
ャップであればよいというものでなく回転円柱体71が
回転することで、流体が微小空隙72を上昇することの
できるラジアルギャップの空隙とすることが必要である
このように流体の高粘度性を利用して1当該流体が微小
空隙72を上昇していく性質を利用してこの実施例の回
転粘度計1を構成している。しかも測定後は、微小空隙
72を上昇した流体が元の位置に戻るように流体排出孔
73cを介して排出できるように構成している。
このように流体が微小なギャップ(長)の微小空隙72
であっても上昇していくようにするために2回転円柱体
71の微小空Vi、72と対向する面には軸方向に沿っ
て流体のすり上昇移動を容易にするスパイラル渭74を
形成している。
なお、このスパイラル渭74の深さは、微小なものに形
成している。
また9回転円柱体71の微小空隙72と対向する内面に
スパイラル渭74を形成しない場合には、静止側部材7
3の微小空隙72と対向する面にスパイラル渭を形成し
てもよい。
上記スパイラル渭74の螺旋の方向は1回転円柱体71
の回転により、流体のすり上昇移動が促進される方向で
ある。ここに、螺旋の進み角は充分に小さく設定され1
通常は10度以下、好ましくは5度以下1例えば3度と
される。
上記したスパイラル形回転粘度計1による流体の粘度を
測定する方法の原理については、特開昭63−2655
1号公報によって既に開示しており、その粘度計測法に
よると従来の原理による計測方向と異なり、極めて正確
に流体の粘度計測ができることが既に実証されているの
で、その説明は省略する。
[発明の第2実施例] 第5図は1本発明の第2実施例を示す電気動力源を用い
ない共軸二重円筒形回転粘度計1′の流体粘度検出用セ
ンサ部16°の部分図を示す。
尚、この回転粘度計1′では9回転粘度計1の流体粘度
計検出用センサ部16に代えて、流体粘度検出用センサ
部16′を用いているのみで、他の構成については、上
記回転粘度計1と同じ構成にすれば良いため、他の構成
についての説明は省略する。
カップ形の静止側部材73”は、上記静止側部材73と
ほぼ同様な形状となっていて、固定側本体部材68に着
脱自在にとなっている。
従って1回転軸70の上部には1図示しない第2の永久
磁石69が固定され1回転されるようになっている。ま
た静止側部材73′は2上記静止側部材73と異なり7
その底部に流体流入孔73Cを形成していないカップ形
となっているため1回転円柱体71゛と静止側部材73
°との間の流体介在用微小空隙72′内に流体を閉じ込
める形式となっている。
このため、当然に7回転円柱体71“の外周面には、ス
パイラル渭74を形成しないものとなっている。従って
、流体が上記微小空隙72をずり上昇していくことがな
い。
尚4回転円柱体71′と静止側部材73 との間の流体
介在用微小空隙72°内に流体を閉じ込めるためには、
予め、静止側部材73′内に一定量の被測定用流体を満
たしておく必要があり、そのように上記静止側部材73
′を構成しても良い。
しかし、流体粘度検出用センサ部16′を流体粘度測定
用回転体を回動自在に支持する機構部7[第1図参照。
本体側固定部材68]に装着したまま、流体の粘度計測
を可能にすることが望ましいので、この実施例において
は、外部から上記流体介在用微小空j! 72 ’内に
流体を満たすことができるように静止側部材73°の静
止側周面73′aの上記回転円柱体73″の上部位置に
流体挿入用透孔73′eを形成している。
[発明の第3実施例] 第6図は9本発明の第3実施例を示す電気動力源を用い
ない円錐円板形回転粘度計1′°の流体粘度検出用セン
サ部16゛°の部分図を示す。
尚、この回転粘度計1″では1回転粘度計1の流体粘度
計検出用センサ16に代えて、流体粘度検出用センサ部
16°′を用いているのみで。
他の構成については、上記回転粘度計1と同じ構成にす
れば良いため、他の構成についての説明は省略する。
カップ形の静止側部材73゛は、上記静止側部材73と
ほぼ同様な形状となっていて、固定側本体部材68に着
脱自在となっている。従って。
回転軸70の上部には2図示しない第2の永久磁石69
が固定され2回転されるようになっている。また静止側
部材73°°は、上J己靜止側部材73と異なり、その
底部に流体流入孔73cを形成していないカップ形とな
っているため1回転軸70の下端に取り付けられた円錐
円板71°′と静止側部材73゛°の底面との間の軸方
向空隙型の流体介在用微小空隙72″内に流体75を閉
じ込める形式となっている。
尚1円錐円板71″と静止側部材73′″との間の流体
介在用微小空隙72°°内に流体75を閉じ込めるため
には、予め、静止側部材73′°内に一定量の被測定用
流体75を満たしておく必要があり、そのように上記静
止側部材73′°を構成しても良い。
しかし、流体粘度検出用センサ部16′°を流体粘度測
定用回転体を回動自在に支持する機構部7[第1図参照
。本体側固定部材68]に装着したまま、流体75の粘
度計測を可能にすることが望ましいので、この実施例に
おいては、外部から上記流体介在用微小空隙72゛内に
流体75を満たすことができるように静止側部材73°
′の静止側周面7B” aの上記円錐円板71  の上
部位置に流体挿入用透孔73e“°を形成している。
[発明の効果] 本発明は、上記構成からなるため、主に、下記効果があ
る。
効果■;電気動力源を用いない回転粘度計であるに係わ
らず、従来の電気動力源を用いた形式の回転粘度計同様
に、極めて正確な流体の粘度計測が行える。
効果■;しかも、電気動力源を使用しない回転粘度計と
なっているため、引火好気性に富む塗料の調合室や化学
工場などの流体の粘度計測を行う必要のある作業現場で
使用しても爆発の危険性が一切なく、安全な回転粘度計
を構成することができる。
効果■;電気動力源を使用しない回転粘度計となってい
るため、大型且つ高価になるような防爆構造を採用する
必要性の無い構造となるため、小型且つ軽量に構成でき
、ハンディ性に優れ2手軽に且つ容易に使用且つ計測で
き、頻繁に動かす必要のある作業現場に用い適する回転
粘度計が得られる。
効果■;しかも上記■の効果が得られることから、当該
回転粘度計を極めて安価に形成できる。
効果■;また流体粘度検出用センサ部は9回転粘度計に
極めて容易に着脱自在な形式となっているため、流体を
測定した後、更に別個の流体の粘度を測定するような場
合、当該流体粘度検出用センナ部を取り外して、容易且
つ迅速に洗浄することができるので、迅速に他の流体の
粘度計測を瞬時に行える。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の第1実施例を示すスパイラル形回転粘
度計の外観斜視図、第2図は同回転粘度計の縦断面図7
第3図は同回転粘度計の流体粘度検出用センサ部の部分
斜視図、第4図は同回転粘度計の流体粘度測定用回動体
を起動自在に支持する機構及び流体粘度検出用センサ部
の部分斜視図、第5図は本発明の第2実施例としての共
軸二重円筒形回転粘度計の流体粘度検出用センサ部の部
分斜視図、第6区は本発明の第3実施例としての共軸二
重円筒形回転粘度計の流体粘度検出用センサ部の部分斜
視図縦断面図である。 [符号の説明] 1.1°、1′° ・・・電気動力源を用いない回転粘
度計、2・・・回転粘度計本体。 3・・・増速ギヤ段及び回転速度調速機構収納部、4 
・・ゼンマイバネ巻上ダイヤル5・・・回転トルク伝達
方向変換部、6・・・回転動力伝達ロック・解除ボタン
、7・・・流体粘度測定用回転体を回動自在に支持する
機構部8・・・流体粘度表示部、9・・・温度計10・
・・温度計取付具、11・・・透明窓12・・・流体粘
度表示用目盛板、13・・・流体粘度値指示針、14・
・・下限粘度値指示針。 15・・・上限粘度値指示針 16.16“、16°′   ・流体粘度検出用センサ
部、17・・・回転軸。 18、・・ゼンマイバネ、19・・・ゼンマイバネ巻上
規制突起、20・・・ザンマイバネ巻上ダイヤル回動量
規制突起、21・・・増速ギヤ段ボックス、22・・・
固定筒、23・・・出力軸、24.25・・・軸受、2
6・・・ロータ27・・・コイルバネ、28・  ・錘
29・・・調速ストッパー、30・・・調速用傾斜面、
31.32・・・螺刻部、33・・・遠心力調速器[回
転速度調速機構] 3435・・・笠歯車、36・・・回転トルク伝達方向
変換シャフト、37・・・固定側部材。 37a・・・上辺 37b・・・L字型部材。 37c・・・上辺、37d・・・下辺 37e・・・L字型部材、37f・・・下辺38.39
・・・軸受、40・・・回転動力伝達ロック・解除機構
341・・・筒体 42・・・コイルスプリング、43・・・ロック爪74
4・・・係合ロック用歯車、45・・ 傘歯車、46.
47・・ 軸受、48・・・回転軸、49・・・傘歯車
、50・・・スラスト受け、51・・・回動軸、52・
・・回転トルク検出用ゼンマイバネ153・ ・コ字形
回動部材53a・・・上辺、53b・・・下辺 54・・・バランサー、55,56.57・軸受、58
・・・回転軸。 59.60・・・歯車、61.62・・・軸受。 63・・・回転軸、64.65・・・歯車66・・・ロ
ータ、67・・・第1の永久磁石68・・・固定側本体
部材、68a・・・凸部。 68b・・・スラスト受は部、69・・・第2の永久磁
石、70・・・回転軸。 71.71° ・・・回転円柱体、71”  ・・・円
錐円板、72・・・流体流通用微小空隙72’ 、72
°′ ・・・流体介在用微小空隙。 73.73’ 、73“′ ・・・静止側部材73a 
 73”a、73” a・・・静止側周面、73b・・
・鍔部、73C・・・流体流入孔、73d・・・流体排
出孔。 73’ e、73” e・・・流体挿入用透孔。 74・・・スパイラル溝、75・・・流体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)静止側部材と、該静止側部材と微小空隙部を介し
    て設けられた回転体との間の微小空隙部内に流体を介在
    させて、上記回転体を回転させることで当該回転体に与
    えられる回転トルクを抵抗変化として捉え、これを流体
    の粘度値として測定するようにした回転粘度計において
    、下記構成要素(1)乃至(3)からなることを特徴と
    する電気動力源を用いない回転粘度計。 (1)非電気式の手動巻上式ゼンマイバネ形回転動力段
    によって与えられる回転トルクを増速ギヤ段を介して回
    転体を回動自在に支持する機構に回転連動させているこ
    と。 (2)上記手動巻上式ゼンマイバネ形回転動力段の回転
    速度を調速する非電気式の回転速度調速機構を設けてい
    ること。 (3)上記回転体を回動自在に支持する機構は、流体の
    粘度に応じて上記回転体に与えられる回転トルクの抵抗
    の大きさに連動して上記流体の粘度値を非電気式に表示
    する流体粘度値表示機構を備えていること。 (2)上記請求項(1)の記載において、下記構成要素
    (4)を備えていることを特徴とする電気動力源を用い
    ない回転粘度計。 (4)上記静止側部材若しくは回転体はその少なくとも
    一方の互いに対向する面に、上記微小空隙内に上記流体
    をずり自吸させ且つずり移動させるためのスパイラル溝
    を形成していること。 (3)上記請求項(1)または(2)の記載において、
    下記構成要素(5)を備えていることを特徴とする電気
    動力源を用いない回転粘度計。 (5)上記回転体は、これに備えた永久磁石と、当該回
    転体を回動自在に支持する機構に設けられた永久磁石と
    非接触で磁気的に吸引し 吸引し合って回転動力を伝達されるように なっていること。 (4)請求項(1)乃至(3)いずれかの記載において
    、下記構成要素(6)を備えていることことを特徴とす
    る電気動力源を用いない回転粘度計。 (6)上記回転体を回動自在に支持する機構と増速ギヤ
    段との間に回転動力伝達ロック・解除機構を設けている
    こと。 (5)請求項(1)乃至(4)いずれかの記載において
    、下記構成要素(7)を備えていることことを特徴とす
    る電気動力源を用いない回転粘度計。 (7)上記非電気式の回転速度調速機構は、上記手動巻
    上式ゼンマイバネ形回転動力段及び増速ギヤ段を介して
    回転する回転体と、該回転体の遠心力を調節する機構と
    で構成されていること。 (6)請求項(1)乃至(5)いずれかの記載において
    、下記構成要素(8)を備えていることことを特徴とす
    る電気動力源を用いない回転粘度計。 (8)上記流体の粘度に応じて上記回転体に与えられる
    回転トルクの大きさに連動して上記流体の粘度値を非電
    気式に表示する流体粘度値表示機構は、上記回転体を回
    動自在に支持する機構に回動自在に支持され且つ上記回
    転体に与えられる回転トルクの大きさに連動して回動す
    る回動部材と、該回動部材と係合した上記流体の粘度値
    を回転トルクとして計測するための回転トルク検出用バ
    ネ機構と、該回転トルク検出用バネ機構のバネ力に抗し
    て上記回動部材と一体して回動する流体粘度値指示針と
    、該粘度値指示針の位置を読み取るための流体粘度値表
    示部とで構成されていること。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220018750A1 (en) * 2019-01-31 2022-01-20 Halliburton Energy Services, Inc. Optical Fluidic Methods for a Rheometer

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220018750A1 (en) * 2019-01-31 2022-01-20 Halliburton Energy Services, Inc. Optical Fluidic Methods for a Rheometer

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