JPH0416183Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ストレーナ付流量計、より詳細に
は、流量計内の流入口流路にストレーナを有する
ストレーナ付流量計の改良に係り、特に、ストレ
ーナ清掃時或いは交換時の作業更には流量計の分
解点検作業の簡略、容易化を図つたものである。

第１図は、本考案によると流量計の一実施例を
説明するための部分的断面図で、図中、１０は後
蓋部、２０は計量器本体部、３０はストレーナ、
３１はパツキン、４０計数表示部で、後蓋部１０
は第２図（第１図−断面）に示すように被計
測流体の流入口１１及び流出口１２を有し、計量
合本体部２０は端面板２１と計量室部２２と前蓋
２３とからなり、各々板状をなし、計量室部22を
端面板２１と前蓋２３とで一体的に挾持してい
る。計量室部２２には、計量室２６が穿設され、
該計量室２６内に流量に比較して噛合回転する一
対の非円形歯車２７，２８を収納している。該非
円形歯車２７，２８は端面板２１に埋設された固
定軸２７ａ，２８ａに軸承されている。また、端
面板２１には被測定流体を計量室２６に導入、導
出する流入口１１及び流出口１２が穿孔されてい
る。流入口１１よりの被計測流体はストレーナ３
０によつて濾過されて計量室部２２内に入るよう
になつている。而して、上述のごとき流量計にお
いて、ストレーナ３０が目詰まり或いは破損した
場合に、該ストレーナ３０を清掃或いは交換する
必要があるが、その場合、従来の流量計において
は、端面板２１、計量室部２２、前蓋２３が一体
的に構成されていないため、ストレーナの清掃又
は交換時、ボルト２４を取り外すと、これら端面
板２１、計量室部２２、及び、前蓋２３がばらば
らになつてしまい、これら部品を紛失したり、或
いは、計量室内の精密部品例えばオーバル流量計
においてはオーバル歯車のような非円形歯車を破
損する恐れがあつた。更に計量器本体部２０に故
障のあつた場合、前述の如く流量計取付現場で計
量器本体部の精密部品が分解されるため点検修理
作業に困難さがあつた。

本考案は、上述のごとき従来技術の欠点を解決
するためになされたもので、例えば図示のよう
に、前記端面板２１がビス２５、前蓋２３がボル
ト２４にてそれぞれ計量室部２２に締結され一体
的に計量器本体部２０を構成しており、ストレー
ナ３０の清掃或いは交換時、ボルト１３を取り外
した時に、計量器本体部２０が一式取り外される
ようになつている。なお、第２図は、第１図の
−線の断面図で、計量室部２２に計量すべき液
体が流入し且つ排出するための入口側接続口１
１、流入路１１ａ、流出路１２ａ、出口側接続口
１２の関係を示す。

以上の説明から明らかなように、本考案による
と、後蓋部を流路に取り付けたまゝの状態で計量
器本体部２０をはずしストレーナを取り出すこと
ができるので、ストレーナの清掃或いは交換を簡
単かつ容易に行うことができ、しかも、その際、
計量器本体部２０の構成部品を分解しないので該
構成部品を紛失したり計量室内の精密機器を破損
したりする恐れもない。更に計量器本体部２０の
故障の場合にも流路から該計量器本体２０を一式
としてとりはずせるので点検修理に非常に有益で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案の一実施例を説明するための
部分的側断面図、第２図は、第１図の−線の
断面図である。 １０……後蓋部、１１……入口側接続口、１１
ａ……流入路、１２……出口側接続口、１２ａ…
…流出路、２０……計量器本体部、２１……端面
板、２２……計量室部、２３……前蓋、２４……
ボルト、２５……ビス、３０……ストレーナ、３
１……パツキン、４０……計量表示部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 流量に比例して回転する一対の回転子を収容す
   る計量室を貫通した板状の計量室部を、該計量室
   の回転子前後に連通する流入路、流出路および回
   転子軸を固設した端面板と回転子を回転可能に計
   量室を封止し回転子の回転に基づいて流量を計数
   表示する計数表示部を配設した前蓋とにより挟持
   接合してなる本体部と、被測流体を導入し前記流
   入路に連通する入力側接続口および流入路と隔離
   して前記流出路に連通する出口側接続口を有する
   後蓋と、該後蓋と端面板とに挟持されるように流
   入口流路、流出口流路間に配設される板状のスト
   レーナとからなり後蓋が端面板を緩挿して計量室
   部に着脱可能に固設したことを特徴とする流量
   計。