JPH0416139Y2 - - Google Patents

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JPH0416139Y2
JPH0416139Y2 JP14714785U JP14714785U JPH0416139Y2 JP H0416139 Y2 JPH0416139 Y2 JP H0416139Y2 JP 14714785 U JP14714785 U JP 14714785U JP 14714785 U JP14714785 U JP 14714785U JP H0416139 Y2 JPH0416139 Y2 JP H0416139Y2
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JP
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ice
driven shaft
drive shaft
shaft
stirring blade
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は透明な氷を製造できるようにした製氷
装置に関する。
[考案の技術的背景] この種の製氷装置として、本出願人は先に実願
昭60−32082号において次のような構成のものを
出願している。即ち、モータに連結された駆動軸
に昇降可能且つ回転伝達可能に従動軸を設けると
共に、この従動軸の下部に攪拌羽根を取着する構
成とし、以て、製氷時には攪拌羽根を水中で回転
させることにより水の温度を極力均一化して水面
から先に結氷が生じて内部に気泡が閉じ込めら
れ、氷の透明度が低下する事を防止すると共に、
製氷容器の底部から順次成長する氷により攪拌羽
根を従動軸と共に上方に退避させるように押し上
げてこれらが氷の内部に封じ込められる事を防止
する様にしている。
[背景技術の問題点] しかしながら上記構成の製氷装置においては、
第6図に示すような駆動軸Aに、下部に攪拌羽根
Bを取着した従動軸Cを昇降可能且つ回転伝達可
能に設けるために、第7図で示すように中空の駆
動軸Aの内周面に上下方向に延びる一対の係合溝
D,Dを形成すると共に、従動軸Cの上端部Eに
この係合溝D,Dに係合する一対の突部F,Fを
形成して、駆動軸A内に従動軸Cをこの突部F,
Fが係合溝部D,Dに係合した状態で嵌合させる
ことにより行つている。このため駆動軸A及び従
動軸Cに夫々係合溝D及び突部Fを形成する加工
を施す必要があるが、比較的径の小さな駆動軸A
の内面に係合溝Dを形成する加工は難しく、又、
従動軸Cの外面部に突部Fを削り出す加工は面倒
で手間のかかるものであり、総じて駆動軸A及び
従動軸Cの製作コストが上昇する不具合がある。
[考案の目的] 本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、
その目的は、透明な氷を製造できると共に、駆動
軸及び従動軸を安価に製作できる製氷装置を提供
するにある。
[考案の概要] 本考案は、駆動軸に嵌合した従動軸に攪拌羽根
を設け、この攪拌羽根により製氷容器内の水を攪
拌しながら該製氷容器の底部から結氷させ製氷を
行なうようにして、水面からの氷結を防止しつつ
前記製氷容器の底面より順次成長する氷により攪
拌羽根を上方に退避させるように押し上げさせる
と共に、その駆動軸及び従動軸の一方に上下に延
びる長孔を形成し、他方にこの長孔に係合するピ
ンを取着する構成とすることによつて、両軸を安
価に製作できるようにしたものである。
[考案の実施例] 以下本考案を冷蔵庫の冷凍室内に配設される製
氷装置に適用した一実施例につき第1図乃至第5
図を参照して説明する。1は冷凍室内に棚状に設
けた冷却板で、これの下面には冷媒を流す冷媒パ
イプ2が添設されている。3は冷却板1上に着脱
可能に載置した製氷容器、4はこの製氷容器3に
着脱可能に設けた蓋である。5は蓋4上面に固定
した円筒容器状の支持カバーで、これの上面には
回転軸6aを下めきにしたモータ6が固定されて
いる。7はモータ6の回転軸6aに固着した中空
の駆動軸で、これは蓋4に対して回転自在に配設
されると共に、第2図及び第3図に示すように、
側面に上下方向に延びる一対の長孔8,8が形成
されている。9は駆動軸7よりも短かく形成した
従動軸で、これの上部には前記長孔8に係合可能
なピン10がこの従動軸9を挿通して両端が従動
軸9の外周面より突出した形態で取着されてい
る。そして、この従動軸9は、このピン10を駆
動軸7の長孔8に係合させることにより、駆動軸
7に対し上下に移動自在且つ駆動軸7から回転伝
達可能な状態で駆動軸7に抜け止め状態で嵌合さ
れている。11は従動軸9の下端部に設けた攪拌
羽根で、これは下面を僅かに逆円錐状に形成した
円板状の基部11aの外周部に複数の羽根片11
bを突設してなると共に、下面中心部に支持突部
11cが形成されている。12は駆動軸7内に収
納した圧縮スプリングで、これは駆動軸7の内上
面と従動軸9の上面との間に設けられ、これによ
り従動軸9を比較的小さな力で常時下方に付勢し
ている。尚、13は製氷容器3の底面略中央に設
けた軸支凹部で、従動軸9が圧縮スプリング12
により最下部に押し下げられた時に攪拌羽根11
の支持突部11cを受ける。
次に上記構成の作用につき説明する。製氷容器
3内に所定量の水を収納して蓋4を取付け、第1
図に示すように冷凍室内の冷却板1上に載置す
る。この状態では、従動軸9は圧縮スプリング1
2の弾発力により最下部に押し下げられ、従つて
攪拌羽根11も製氷容器3の内底部近傍に位置す
る。そして、モータ6に通電して回転させると、
長孔8はピン10とが係合状態にあつて駆動軸7
と従動軸9とは回転伝達可能であるから、モータ
6の回転は駆動軸7を介して従動軸9に伝達さ
れ、攪拌羽根11が水中で回転する。これによ
り、製氷容器3内の水が攪拌されるので、約4℃
の水が最も比重が重く底部に沈みがちになるとい
う事情があつても、製氷容器3の内底部近傍の水
は比較的早期に0℃程度に冷却される。そして、
製氷容器3内の水が全体に略0℃程度に冷却され
ると、製氷容器3の内面特には冷却板1に直接接
触している内底部から氷結が開始される。このた
め水面側から先に氷結することにより水中の空気
が逃げ場を失つて気泡として封じ込められること
を防止することができ、もつて透明度を向上させ
た氷を製造することができる。さて、上記のよう
に製氷容器3の内底部から氷結が開始されると、
その後、製氷容器3の内底部に氷14が堆積する
ように成長してゆき、やがて第4図に示すよう
に、氷14の上面が攪拌羽根11の逆円錐状をな
す下面の先端部分に触れるようになり、以後、攪
拌羽根11の下面先端部分が氷14の上面を滑り
ながら回転することとなる。この後も、氷14は
堆積厚さを増すように上方に成長し続けて徐々に
氷結面が上昇するので、この氷結面上を滑りなが
ら回転する攪拌羽根11は第5図に示すように
徐々に上昇する氷結面により押し上げられること
になる。
即ち、氷14の上面は完全な平面ではなく、多
少の凹凸は存在するし、また従動軸9を押し下げ
ている圧縮スプリング12の弾発力は上昇した攪
拌羽根11を下げ戻す程度の必要最小限のもの
で、攪拌羽根11を氷14の上面に強く密着させ
るようなものではないから、攪拌羽根11の下面
と氷14の上面との間に水が入り込み、その間に
入り込んだ水は氷14の上面により冷やされて氷
結するようになる。しかも、上述のように圧縮ス
プリング12の弾発力はそれ程強いものではない
上、攪拌羽根11の回転速度は比重の大きい約4
℃の水が製氷容器3の底部に沈み込まないように
攪拌できる程度のもので、それ程速くはないか
ら、攪拌羽根11の下面が氷結面を削り取るよう
なことはない。
このような理由で、氷14は攪拌羽根11の下
面と接する部分においても上方に徐々に成長し続
け、これにて攪拌羽根11は第5図に示すように
徐々に上昇する氷結面より押し上げられることに
なるのである。
そして、攪拌羽根11が押し上げられると、従
動軸9は駆動軸7に対して上下方向に移動自在で
あるから、従動軸9は圧縮スプリング12の弾発
力に抗して上方に移動し、従つて攪拌羽根11は
上方に成長する氷14から退避するように上昇し
ながら氷14の上方に位置する水を攪拌し続け
る。以後、この様な氷14の成長とこれに基づく
攪拌羽根11の上昇とが続けられ、ついには製氷
容器3内の水全体が氷結して攪拌羽根11が氷1
4の内部に封じ込められることなく該氷14の上
面に排除された状態で製氷が完了する。
この様に本実施例によれば、駆動軸7に従動軸
9を上下方向に移動自在且つ駆動軸7から回転伝
達可能に嵌合する構造として、駆動軸7に長孔8
を形成すると共に、従動軸9の上部にこの長孔8
に係合するピン10を取着して該長孔8にピン1
0が係合した状態で駆動軸7に、従動軸9を嵌合
するようにしたことにより、第5図の係合溝Dに
相当する長孔8は駆動軸7の周壁をフライス加工
等により外側から切削できるので、その加工は比
較的容易であり、又第7図の突部Fに相当する部
分は従動軸9を切削するのではなく、単にピン1
0を打ち込むだけで構成できるので、従動軸9に
はピン10打ち込み用の下孔9aをドリル加工す
るだけで済み、総じて駆動軸7及び従動軸9の製
作コストを低く抑えることができる。
尚、上記実施例では、駆動軸7に長孔8を形成
すると共に従動軸9にピン10を形成するように
したが、本考案はこれに限らず、逆に従動軸に長
孔を形成し、駆動軸にこれに係合するピンを形成
する構成としてもよい。
[考案の効果] 以上説明したように本考案の製氷装置によれば
製氷容器内の水の攪拌により水面からの氷結が生
じて内部に気泡が閉じ込められ、氷の透明度が低
下する事を防止すると共に、製氷容器内で成長す
る氷により攪拌羽根が順次押し上げられるように
なる。これにより、攪拌羽根を氷の成長に合わせ
て順次引き上げるための複雑な引き上げ機構が不
要になり、もつて透明な氷を確実に製造できなが
ら全体を小形化することができる。しかも、駆動
軸及び従動軸の一方に上下に延びる長孔を形成
し、他方にこの長孔に係合するピンを取着する構
成としたので、比較的加工が容易な長孔の形成と
打込むだけで取着できるピンとで従動軸を上下動
自在且つ駆動軸から回転伝達可能に構成でき、両
軸の製作コストを低く押えることができるという
優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を示し、
第1図は全体の縦断面図、第2図は一部を破断し
て示した要部の正面図、第3図は長孔とピンの側
面図、第4図及び第5図は氷の成長過程を順に示
す部分縦断側面図であり、又、第6図及び第7図
は本考案の従来例を示し、第6図は第2図相当
図、第7図は駆動軸及び従動軸の拡大横断面図で
ある。 図面中、3は製氷容器、7は駆動軸、8は長
孔、9は従動軸、10はピン、11は攪拌羽根で
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動軸に嵌合した従動軸に攪拌羽根を設け、こ
    の攪拌羽根により製氷容器内の水を攪拌しながら
    該製氷容器の底部から結氷させて製氷を行うよう
    にしたものであつて、前記駆動軸及び従動軸のう
    ち一方に上下に延びる長孔を形成し、他方にこの
    長孔に係合するピンを取着して前記従動軸を上下
    に移動自在且つ前記駆動軸から回転伝達可能に構
    成したことを特徴とする製氷装置。
JP14714785U 1985-09-26 1985-09-26 Expired JPH0416139Y2 (ja)

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JP14714785U JPH0416139Y2 (ja) 1985-09-26 1985-09-26

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JP14714785U JPH0416139Y2 (ja) 1985-09-26 1985-09-26

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JPS6255057U JPS6255057U (ja) 1987-04-06
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CN101949624A (zh) * 2010-09-30 2011-01-19 江苏白雪电器股份有限公司 制冰装置的搅水机构

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