JPH0416007A - 高周波信号入力保護回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は通信装置の高周波信号受信入力部において、過
大受信入力時に受信回路を保護する高周波信号入力保護
回路に関する。

従来の技術 近年、携帯用通信機器、自動車電話、ポケット電話等高
周波を用いる無線装置の普及が進んでいるが、ディスク
リートによる構成が主で、集積化を指向した構築がなさ
れていない。

第３図は従来の送信受信入出力部の構成を示す。

第３図において、１１は送信出力部、１２は信号出力増
幅部、１３はローパスフィルタ、１４は受信入力部、１
５は受信信号増幅部、１６は高周波フィルタ、１７はア
ンテナ切換スイッチ、１８はアンテナである。

次に上記構成の動作について説明する。

送信出力信号は送信出力部１１の、信号出力増幅部１２
で電力増幅されローパスフィルタ１３で高周波成分を除
去されたのち、アンテナ切換スイッチ１７に加えられ、
アンテナ１８を通して送出される。

一方受信信号はアンテナ１８を通し、アンテナ切換スイ
ッチ１７を経て受信入力部１４の高周波フィルタ１６で
目的の周波数が選択されたのち、受信信号増幅部１５に
導かれ増幅される。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の構成においては第３図におい
て受信入力部１４に過大の高周波信号が入力された場合
、高周波フィルタ１６を通過するような周波数成分であ
ると、そのまま受信号増幅部１５に加わることになる。

受信信号増幅部１５に使用される能動素子は微弱な高周
波信号を増幅する電気的特性上、過大な入力信号に対し
て劣化、時には破壊するということもありうる。

また第３図において送信出力部１１からの高周波出力が
アンテナ切換スイッチ１７を通りアンテナに出力される
際、アンテナ切換スイッチ１７のリーク等によりアンテ
ナへ導かれるべき高周波出力が受信信号増幅部１５へ到
達する場合も考えられる。

この場合にも受信信号増幅部が破壊される可能性が生じ
る。本発明は上記従来の問題点を解決するものである。

受信入力部の高周波フィルタ１６は受信信号のスプリア
ス等を抑圧するためのバンドパスフィルタであるが、こ
のフィルタの一部にトランジスタによる制御回路を設け
、過大入力時に制御回路を動作させることにより、高周
波フィルタの受信周波数に対するインピーダンスを不整
合とし、受信信号を全反射させることで過大入力の侵入
を防ぐ。制御回路の動作は高周波フィルタの前段に設け
られた入力信号レベル検出回路により行なう。

課題を解決するための手段 この目的を達成するために、本発明の保護回路は、高周
波信号の伝送路とインピーダンス整合する高周波フィル
タと、前記伝送路と結合され過大入力電圧を検出するレ
ベル検出回路と、前記レベル検出回路の出力に対応して
高周波フィルタのインピーダンスを制御する制御回路で
構成するものである。

作用 本発明の構成により、高周波フィルタ又は伝送路に設け
た制御回路を、別に設けた入力信号レベル検出回路で動
作させて高周波フィルタを制御することにより、入力信
号を通過又は全反射させることが可能である。

さらに入力信号レベル検出回路の検出レベルを調整する
ことにより受信信号のレベルに応じて信号の通過レベル
を制御でき任意の制御も可能である。

実施例 以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。

第１図は本発明の実施例における高周波信号入出力部の
ブロック図である。第１図において、１は送信出力部、
２は信号出力増幅部、３はローパスフィルタ、４は受信
入力部、５は受信信号増幅部、６は高周波フィルタ、７
は制御回路、８はレベル検出回路、９はアンテナ切換ス
イ・ソチ、１０はアンテナである。

次に上記実施例について動作説明を行なう。

送信出力部１に高周波信号が加えられ、信号出力増幅部
２で電力増幅された後に、ローパスフィルタ３に加えら
れる。高周波成分を除去した後、アンテナ切換スイッチ
９を経て、アンテナ１０へと導かれる。

一方、アンテナ１０からの受信信号は同じくアンテナ切
換スイッチ９を経て、受信入力部４へ加えられる。

ここで、高周波フィルタ６により目的とする周波数だけ
が得られ、受信信号増幅部５に導かれて増幅される、。

この時、レベル検出回路８にて受信信号の入力レベルを
検出し、過大入力検出時に、高周波フィルタ６の特性イ
ンピーダンスを制御する制御回路７を動作させて、高周
波フィルタ６のインピーダンスを変化させて信号の通過
又は反射を任意に行なう。

第２図は第１図の内の高周波フィルタ６の一例である。

高周波フィルタ６は、コンデンサＣ１〜Ｃ６、及びコイ
ルし１〜Ｌ３にて構成されている。

一般に高周波回路の特性インピーダンスは５０Ω又は７
５Ωに選ばれているが、特性の周波数にのみ規定し得る
ものであり、高周波フィルタも所定の周波数に対しての
み、特性インピーダンス５０Ω（又は７５Ω）、位相特
性０［ｒａｄ］に設定しである。しかし制御回路７を構
成するトランジスタＱ１．Ｑ２を導通させることでコイ
ルＬ１．Ｌ２のインダクタンスを変化させ、特性インピ
ーダンスを変化させる。この時、特定の周波数に対して
、入力例から見た特性インピーダンスが無限大となる定
数に選べば、入力信号が全反射し、その結果受信信号増
幅部５に過大信号が加わることはな（、受信信号増幅部
５の能動素子を保護することができる。

なお、制御回路７のトランジスタＱｔ、　Ｑ２を導通さ
せるレベル検出回路８は本実施例において、アンテナ切
換回路から高周波フィルタに至る導線Ａ１に信号検出コ
イルＡ２を設け、この信号を増幅検波して制御回路８の
駆動としたが、容量結合によって過大信号を検出しても
同様の効果が得られる。

発明の効果 以上のように、本発明は通信装置の高周波フィルタの特
性インピーダンスを制御回路によって可変にし、高周波
フィルタのインピーダンスの不整合によってアンテナか
らの入力信号を反射させ、過大信号が受信回路の増幅部
に直接印加されることを防止する。また、検出回路が高
周波フィルタの入力端の入力信号レベルを検出し、過大
信号のタイミングに合わせて制御回路を必要に応じて動
作させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成図、第２図は実施例の
具体的な回路図、第３図は従来例の構成図である。 １・・・・・・送信出力部、２・・・・・・信号出力増
幅部、３・・・・・・ローパスフィルタ、４・・・・・
・受信入力部、５・・・・・受信信号増幅部、６・・・
・・・高周波フィルタ、７・・・・・・制御回路、８・
・・・・・レベル検出回路、９・・・・・・アンテナ切
換回路、１０・・・・・・アンテナ、Ｃ１〜Ｃ６・・・
・・・コンデンサ、Ｌ１〜Ｌ３・・・・・・コイル、Ｑ
ｌＩ　Ｑ２・・・・・・トランジスタ、Ｑ３・・・・・
・増幅器、Ｑ４・・・・・・検波器、Ａ１・・・・・・
信号導線、Ａ２・・・・・・入力信号検出コイル。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 高周波信号の伝送路とインピーダンス整合する高周波フ
   ィルタと、前記伝送路と結合され過大入力電圧を検出す
   るレベル検出回路と、前記レベル検出回路の出力に対応
   して高周波フィルタのインピーダンスを制御する制御回
   路とを備え、過大入力電圧が印加されるタイミングに対
   応して前記伝送路と前記高周波フィルタとのインピーダ
   ンスを不整合にすることを特徴とする高周波信号入力保
   護回路。