JPH04156723A - 帯域通過フィルタのための自動同調装置 - Google Patents

帯域通過フィルタのための自動同調装置

Info

Publication number
JPH04156723A
JPH04156723A JP28241590A JP28241590A JPH04156723A JP H04156723 A JPH04156723 A JP H04156723A JP 28241590 A JP28241590 A JP 28241590A JP 28241590 A JP28241590 A JP 28241590A JP H04156723 A JPH04156723 A JP H04156723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
frequency
band
pass filter
level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28241590A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2600472B2 (ja
Inventor
Yohei Ishikawa
容平 石川
Shuichi Wada
秀一 和田
Sadao Yamashita
貞夫 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP28241590A priority Critical patent/JP2600472B2/ja
Publication of JPH04156723A publication Critical patent/JPH04156723A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2600472B2 publication Critical patent/JP2600472B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は、帯域通過フィルタの信号通過帯域の中心周波
数を入力される信号の周波数に自動的に同調させる帯域
通過フィルタのための自動同調装置に関する。
[従来の技術] 第6図は、特開平1−105601号において提案され
た従来例の自動同調型帯域通過フィルタのブロック図で
ある。
第6図において、この従来例の自動同調を帯域通過フィ
ルタは、入力される高周波信号を一方向に通過させかつ
反射電力結合端子111を備えたアイソレータ101と
、アイソレータ101を通過した高周波信号を帯域ろ波
する帯域通過フィルタとして動作する共振器102と、
上記共振器102内の共振周波数調整素子(図示せず。
)を移動させることによって共振器102の共振周波数
を変化させる駆動機構103と、アイソレータ101の
反射電力結合素子Illから出力される高周波信号をダ
イオードDIによって検波し、検波された信号に基づい
て駆動機構103を制御する制御回路104とを備える
この自動同調型帯域通過フィルタにおいては、当該帯域
通過フィルタに、ある高周波信号を通過させた場合に、
上記ダイオードDIによって検波された反射電力の高周
波信号(以下、反射信号という。)のレベルが上記共振
器102の共振周波数において最小になることを利用し
、上記制御回路104は、上記反射信号に基づいて、上
記反射信号のレベルが最小となるように駆動機構103
を制御する。これによって、共振器102の共振周波数
に概ね等しい当該帯域通過フィルタの中心周波数を、ア
イソレータ101を通過する高周波信号の周波数に同調
させることができる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記の従来例の自動同調を帯域通過フィ
ルタでは、共振器102の共振周波数において反射信号
のレベルが最小となることを利用して上述の同調動作を
行っているので、例えば第6図の自動同調型帯域通過フ
ィルタをアンテナ共用装置に用いたときに、他チャンネ
ルからの回り込みの信号が当該自動同調型帯域通過フィ
ルタに入力された場合、正確に上記同調動作を行なうこ
とができないという問題点があった。
本発明の第1の目的は以上の問題点を解決し、従来例に
比較し良好な精度で、帯域通過フィルタの中心周波数を
入力される信号の周波数に同調させることかできる、帯
域通過フィルタのだめの自動同調装置を提供することに
ある。
また、本発明の第2の目的は、従来例に比較し良好な精
度で、帯域通過フィルタの中心周波数を入力される信号
の周波数に同調させることができる自動同調型帯域通過
フィルタを提供することにある。
さらに、本発明の第3の目的は、例えば自動同調型帯域
通過フィルタをアンテナ共用装置に用いたときに、他チ
ャンネルからの回り込みの信号が当該自動同調型帯域通
過フィルタに入力された場合であっても、正確に上記同
調動作を行なうことができる、複数の自動同調型帯域通
過フィルタを備えたアンテナ共用装置を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る請求項1記載の帯域通過フィルタのための
自動同調装置は、信号通過帯域の中心周波数を変化する
ことが可能な帯域通過フィルタに入力される信号の一部
を取り出す第1の結合手段と、 上記信号を帯域通過フィルタに入力したときに上記帯域
通過フィルタから反射される信号の一部を取り出す第2
の結合手段と、 上記第1の結合手段によって取り出された信号を所定の
局部発振周波数を有する局部発振信号を用いて第1の中
間周波信号に変換する第1の周波数変換手段と、 上記第2の結合手段によって取り出された信号を上記第
1の中間周波信号を用いて上記局部発振周波数と同一の
周波数を有する第2の中間周波信号に変換する第2の周
波数変換手段と、上記第2の中間周波信号を検波して検
波信号を出力する検波手段と、 上記検波信号に基づいて上記検波信号のレベルが最小と
なるように上記帯域通過フィルタの中心周波数を制御す
る制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る請求項2記載の上記自動同調装置は
さらに、 上記第1の結合手段によって取り出された信号を可変の
増幅度で増幅し、増幅された信号を上記第1の周波数変
換手段に出力する第1の増幅手段と、 上記第2の結合手段によって取り出された信号を可変の
増幅度で増幅し、増幅されt;信号を上記第2の周波数
変換手段に出力する第2の増幅手段と、 上記第1の周波数変換手段から出力される第1の中間周
波信号に基づいて、上記第1の増幅手段から上記第1の
周波数変換手段に出力される信号のレベルが一定となる
ように上記第1の増幅手段の増幅度を制御するとともに
、上記第2の増幅手段から上記第2の周波数変換手段に
出力される信号のレベルが一定となるように上記第2の
増幅手段の増幅度を制御するレベル調整手段とを備えた
ことを特徴とする。
さらに、本発明に係る請求項3記載の自動同調型帯域通
過フィルタは、信号通過帯域の中心周波数を変化するこ
とが可能な帯域通過フィルタと、請求項1又は2記載の
自動同調装置とを備えたことを特徴とする。
またさらに、本発明に係る請求項4記載のアンテナ共用
装置は、請求項3記載の自動同調型帯域通過フィルタを
複数個備え、上記各自動開MW帯域通過フィルタ内の各
帯域通過フィルタにおける上記第1と第2の結合手段が
接続されない各出力端子をともに電気的に接続したこと
を特徴とする。
[作用] 以上のように構成された請求項1記載の帯域通過フィル
タのための自動同調装置において、上記第1の結合手段
は信号通過帯域の中心周波数を変化することが可能な帯
域通過フィルタに入力される信号の一部を取り出し、一
方、上記第2の結合手段は上記信号を帯域通過フィルタ
に入力したときに上記帯域通過フィルタから反射される
信号の一部を取り出す。次いで、上記第1の周波数変換
手段は上記第1の結合手段によって取り出された信号を
所定の局部発振周波数を有する局部発振信号を用いて第
1の中間周波信号に変換し、また、上記第2の周波数変
換手段は上記第2の結合手段によって取り出された信号
を上記第1の中間周波信号を用いて上記局部発振周波数
と同一の周波数を有するtJ2の中間周波信号に変換す
る。次いで、上記検波手段は上記第2の中間周波信号を
検波して検波信号を出力した後、上記制御手段は上記検
波信号に基づいて上記検波信号のレベルが最小となるよ
うに上記帯域通過フィルタの中心周波数を制御する。こ
こで、上記検波信号のレベルは上記帯域通過フィルタか
ら反射される信号に比例しているので、上記帯域通過フ
ィルタの中心周波数を上記帯域通過フィルタに入力され
る信号の周波数に一致させ同調させることができる。
以上のように構成された自動同調装置においては、上記
第1の結合手段によって取り出された信号を上記第1の
周波数変換手段によって第1の中間周波信号に変換し、
一方、上記第2の結合手段によって取り出された信号を
、上記第」の中間周波信号を局部発振信号として用いて
上記局部発振周波数を有する第2の中間周波信号に変換
し、変換された第2の中間周波信号を検波し、検波され
た検波信号に基づいて上記帯域通過フィルタの中心周波
数を制御する。従って、例えば、上記帯域通過フ1ルタ
における上記第1と第2の結合手段が接続されていない
出力端子に、当該帯域通過フィルタに入力される信号の
周波数とは異なる中心周波数を有する他のチャンネルの
帯域通過フィルタを介して送信機が接続されている場合
、すなわち上記第2の結合手段によって取り出された信
号に他のチャンネルの周波数成分が含まれる場合であっ
ても、これらの他のチャンネルの周波数成分を上記第2
の周波数変換手段によって除去することができる。これ
によって、本発明に係る自動同調装置は、上記能のチャ
ンネルの周波数成分によって影響を受けることなく、従
来例に比較し良好な精度で上述の同調動作を行なうこと
ができる。
また、請求項2記載の上記自動同調装置においては、上
記第1の増幅手段は上記第1の結合手段によって取り出
された信号を可変の増幅度で増幅し、増幅された信号を
上記第1の周波数変換手段に出力し、一方、上記第2の
増幅手段は上記第2の結合手段によって取り出された信
号を可変の増幅度で増幅し、増幅された信号を上記第2
の周波数変換手段に出力する。次いで、上記レベル調整
手段は、上記第1の周波数変換手段から出力される第1
の中間周波信号に基づいて、上記第1の増幅手段から上
記第1の周波数変換手段に出力される信号のレベルが一
定となるように上記第1の増幅手段の増幅度を制御する
とともに、上記第2の増幅手段から上記第2の周波数変
換手段に出力される信号のレベルが一定となるように上
記第2の増幅手段の増幅度を制御する。一般に、上記第
1と第2の周波数変換手段は乗算器を含んで構成され、
当該乗算器が64が理想的な乗算器として動作する実用
上の各入力信号のレベルの範囲は狭いが、上記第1と第
2の増幅手段と上記レベル調整手段を備えることによっ
て、上記第1と第2の増幅手段に入力される各信号の許
容レベルの範囲を広くすることができる。これによって
、上記第1の結合手段によって取り出される信号のレベ
ル、すなわち、上記帯域通過フィルタに入力される信号
のレベルの許容範囲を大幅に増大させることができる。
さらに、信号通過帯域の中心周波数を変化することが可
能な帯域通過フィルタと、請求項1又は2記載の自動同
調装置とを備えて、自動同調型帯域通過フィルタを構成
することができる。
またさらに、請求項3記載の自動同調型帯域通過フィル
タを複数個備え、上記各自動同調型帯域通過フィルタ内
の各帯域通過フィルタにおける上記第1と第2の結合手
段が接続されない各出力端子をともに電気的に接続する
ことによって、各自動同調型帯域通過フィルタが他のチ
ャンネルからの回り込みの信号の影響を受けることなく
上述の同調動作を行なうことができるアンテナ共用装置
を構成することができる。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明による実施例について説明
する。
第1図は本発明の一実施例である自動同調塁帯域通過フ
ィルタ2a、2b、2cを備えたアンテナ共用装置2の
ブロック図である。なお、第1図において、帯域通過フ
ィルタ(BPF)30内の誘電体共振器31については
、等何回路で図示している。
本実施例の自動同調型帯域通過フィルタ2a。
2b、2cは、送信機1a、lb、lcから出力される
各極超短波送信信号(以下、送信信号という。)を局部
発振器61から出力される周波数f、の局部発振信号を
用いて混合器6o及び帯域通過フィルタ62からなる周
波数変換回路によってwClの中間周波信号に変換し、
一方、自動同調型帯域通過フィルタ2b、2c及び帯域
通過フィルタ3から帯域通過フィルタ30を介して反射
してくる反射信号を、上記第1の中間周波信号を局部発
振信号として用いて、混合器64及び周波数f1のみを
通過させる帯域通過フィルタ65からなる周波数変換回
路によって第2の中間周波信号に変換し、変換された第
2の中間周波信号を検波し、検波後の検波信号に基づい
て、上記検波信号のレベルが概ね最小となるように、す
なわち帯域通過フィルタ30の信号通過帯域の中心周波
数fcが上記送信信号の周波数に概ね一致するように、
上記帯域通過フィルタ30内の誘電体共振器31の可変
キャパシタンスVCを変化させる、ステッピングモータ
33を、駆動することを特徴としている。
第1図において、各送信機1a、lb、lcからそれぞ
れ出力されかつ予め決められt;一定のレベルを有し、
例えばUHF帯の互いに異なる周波数f、、f2.f!
の各送信信号はそれぞれ、本実施例の自動同調型帯域通
過フィルタ2a、2b。
2cを通過した後合成される。ここで、各自動同調型帯
域通過フィルタ2a、2b、2cの各出力端はともに電
気的に接続される。次いで、上記周波数fr、fi  
r、を含む周波数帯域のみを通過させる送信用帯域通過
フィルタ3を介してアンテナ4に出力され、合成された
上記各送信信号がアンテナ4から放射される。ここで、
自動同調型帯域通過フィルタ2a、2b、2cは同様の
構成を有する。従って、以下、自動同調型帯域通過フィ
ルタ2aを例にとり詳細に説明する。
送信1111aから出力される信号はアイソレータlO
を介して方向性結合器20に入力される。方向性結合器
20は、送信機1aから入力される送信信号を通過させ
る通過線路21と、通過線路21と電磁気的に結合し通
過する送信信号の電力の一部を取り出すことができるよ
うに所定の間隔だけ離れて方向性結合器20の入力端2
02L側に設けられ上記通過する送信信号(以下、通過
信号という。)を検出する通過信号検出用結合線路22
と、通過線路21と電磁気的に結合しかつ帯域通過フィ
ルタ30から当該出力端に反射されて入力される反射信
号(以下、反射信号という。)の電力の一部を取り出す
ことができるように所定の間隔だけ離れて方向性結合器
20の出力端20b側に設けられ上記反射信号を検出す
る反射信号検出用結合線路23とを備える。結合線路2
2における方向性結合器20の出力端20b側の端子2
2bと結合線路23における方向性結合器20の入力端
20a側の端子23aはそれぞれ、終端抵抗R1,R2
によって終端される。結合線路22における方向性結合
器20の入力端側20aの端子22aは分配器40に接
続され、結合線路23における方向性結合器20の出力
端2Ob側の端子23bは可変減衰器86及び増幅器8
7を介して混合器64に接続される。
以上のように構成された方向性結合器20において、ア
イソレータlOから入力端20aに入力された後通過線
路21を通過する周波数f+の信号は結合線路22によ
って検出され、検出された通過信号が分配器40に出力
される。また、各送信機1b、lcからそれぞれ帯域通
過フィルタ2b、2c及び帯域通過フィルタ30を介し
て、方向性結合器20の出力端20bに入力される周波
数fx、fsの各送信信号と、方向性結合器20の出力
端20bからアンテナ4を見たときのインピーダンスと
方向性結合器20の出力インピーダンスとの不整合によ
り生じる周波数f、の反射信号は、結合線路23によっ
て検出され、検出された反射信号が可変減衰器86及び
増幅i!87を介して混合器64に出力される。さらに
、方向性結合器20の出力端20bから出力される信号
は、誘電体共振器31を備えた中心周波数fcの帯域通
過フィルタ30の入力側コイルし、の両端に入力される
帯域通過フィルタ30内の誘電体共振器31は、第1図
の等価回路に示すように、それぞれ並列に接続された2
個のインダクタンスL ll+ L Ifと可変キャパ
シタンスVCと損失抵抗Roとから構成され、インダク
タンスLllが入力側コイルL1に誘電結合子Mにより
電磁気的に結合され、一方、インダクタンスLrxが帯
域通過フィルタ30の出力側コイルL、に誘電結合子M
により電磁気的に結合される。キャパシタンスVCの静
電容量は、詳細後述するように制御回路50によって制
御される、ステッピングモータ33によって変化される
この誘電体共1it)31を備えた帯域通過フィルタ3
0の断面図を第2図に示す。
第2図に示すように、円筒形状の誘電体共振子211が
、円筒形状のシールドケース210内の中央部にて、誘
電体共振子211と同一線膨張係数を有する支持台21
4上に載置されている。この誘電体共振子211は、例
えばTiO2を主成分としてこれにZrSnを混合した
セラミック誘電体共振子であり、本実施例の誘電体共振
器31は基本モードであるTE、、、モードにおいて、
約886.4MHzの共振周波数f0を有する。また、
当該誘電体共振子211の円筒内部には、円柱形状の誘
電体同調素子212がシャフト215によって支持され
て設けられる。ここで、シャフト215は、ステッピン
グモータ33によって矢印AIの一方向及びその反対方
向の矢印A2の+方向に移動される。上記誘電体同調素
子212を当該誘電体共振子211の電場の勾配中にお
いて移動させることにより、当該誘電体共振子211の
共振周波数f0を微調整することができる。
第3図は、第2図の自動同調型帯域通過フィルタ30の
誘電体同調素子212の位置と、誘電体共振子211の
共振周波数f0に概ね等しい帯域通過フィルタ30の中
心周波数fcとの関係を示すグラフである。ここで、g
は誘電体同調素子212の上面からシールドケース21
0の上面内側までの距離である。第3図から明らかなよ
うに、誘電体同調素子212をシールドケース210の
上面から離して行くことによって、すなわち距離gを増
大させることによって、上記誘電体共振子211の共振
周波数f0は距離gに概ね反比例して変化する。
上記シールドケース210は、誘電体共振子211と同
一の線膨張係数を有するセラミ・ンクにてなる円筒形状
の筐体の外表面に、電磁的遮蔽のために、銀電極を焼き
付けて構成されている。このシールドケース210の下
面上であって上記誘電体共振子211の円筒外側縁端部
の直下に、円筒の中心を中心として互いに対向して離れ
た2つの位置にそれぞれ、第2図に示すように、当該誘
電体共振子211の磁界と結合するように、例えばツレ
ぞれlターンの入力側コイルL1と出力側コイルし、が
設けられている。
第4図は、第2図の自動同調型帯域通過フィルタ30の
出力端を所定のインピーダンスを有する終端抵抗で終端
した場合の当該帯域通過フィルタ300Å力端反射係数
Sl+の周波数特性を示すグラフである。第4図から明
らかなように、入力端反射係数511に対応する反射損
失は、誘電体共振器31の共振周波数f0において最小
となる。
次いで、自動同調型帯域通過フィルタ2a内の信号処理
系及び制御系の回路について説明する。
方向性結合器20の結合線路22の端子22aから出力
される周波数f1の通過信号は、分配器40によって2
分配され、分配された一方の通過信号が検波回路42に
出力されるとともに、分配されt;他方の通過信号が、
増幅器83から出力される第2の中間周波信号の検波信
号に応じて減衰量が変化する可変減衰器84及び増幅器
85を介して分配器41に出力される。検波回路42は
、入力された通過信号を検波した後、所定のカットオフ
周波数を有する低域通過フィルタ(L P F)43及
び増幅器44を介してコンパレータ45の非反転入力端
子に入力される。一方、しきい値電圧発生回路46は、
上記通過信号が存在するか否かを判定するためのしきい
値電圧を発生して、コンパレータ45の反転入力端子に
出力する。コンパレータ45は、非反転入力端子に入力
される通過信号が上記しきい値電圧以上であるときHレ
ベルの比較結果信号を制御回路50内のインターフェイ
ス回路54を介して中央演算処理装置(以下、CPUと
いう。)51に出力する。一方、非反転入力端子に入力
される通過信号が上記しきい値電圧未満であるとき、コ
ンパレータ45はLレベルの比較結果信号をインターフ
ェイス回路54を介してCPU51に出力する。
分配器41は入力された通過信号を2分配し、周波数カ
ウンタ47及び混合器60に出力する。
周波数カウンタ47は入力された通過信号の周波数を測
定し、測定された周波数のデータfmを制御回路50内
のインターフェイス回路55を介してCPU51に出力
する。
局部発振器61は、周波数f1よりも低い所定の局部発
振周波数fLを有しかつ所定のレベルの局部発振信号を
混合器60に出力する。乗算器で構成される混合器60
は、分配器41から入力される通過信号と、局部発振器
61から入力される局部発振信号とを混合して乗算し、
混合後の信号を帯域通過フィルタ62に出力する。ここ
で、混合器60から出力される混合後の信号は、fl+
fL、ftftなどの周波数成分を含むが、帯域通過フ
ィルタ(BPF)62は、入力された混合後の信号のう
ち周波数f+  fLの成分(以下、第1の中間周波信
号という。)のみを通過させた後、当該第1の中間周波
信号を増幅器63を介して分配器80に出力する。次い
で、分配器80は、増幅器63から入力された第1の中
間周波信号を2分配し、それぞれ混合器64及び検波回
路81に出力する。
検波回路81は、分配器80から入力された第2の中間
周波信号を検波しt;後、所定の低周波成分のみを通過
させる低域通過フィルタ(L P F)82及び増幅器
83を介して可変減衰器84及び86に出力する。
一方、方向性結合器20の結合線路23の端子23bか
ら出力される周波数fl+  ’2+  fsの成分を
含む反射信号は、増幅器83から出力される第2の中間
周波信号の検波信号に応して減衰量が変化する可変減衰
器86及び増幅器87を介して、混合器64に入力され
る。
上記分配器80から検波回路81.低域通過フィルタ8
2、及び増幅器83を介して可変減衰器84に至る帰還
回路(以下、第1のレベル調整用帰還回路という。)I
こよって、増幅器85から出力される通過信号のレベル
が一定となるように、すなわち局部発振器61から出力
される局部発振信号のレベルが一定であるので分配器8
0から混合器64に入力される第1の中間周波信号のレ
ベルが一定になるように、可変減衰器84の減衰量が制
御される。また、上記分配器80から検波回路811低
域通過フィルタ82、及び増幅器83を介して可変減衰
器86に至る帰還回路(以下、第2のレベル調整用帰還
回路という。)によって、増幅器87から出力される反
射信号のレベルが分配器80から混合器64に入力され
る第1の中間周波信号のレベルに概ね比例するように、
可変減衰器86の減衰量が制御される。一般に、混合器
60.64が理想的な乗算器として動作する実用上の各
入力信号のレベルの範囲は狭いが、上記第1と第2のレ
ベル調整用帰還回路を設けることによって、可変減衰器
84.86に入力される各信号の許容レベルの範囲を広
くすることができる。
これによって、方向性結合器20の結合線路22の端子
22aから出力される通過信号のレベル、すなわち送信
機1aから自動同調型帯域通過フィルタ2aに入力され
る送信信号のレベルの許容範囲を大幅に増大させること
ができる。
乗算器で構成される混合器64は、方向性結合器20の
結合線路23の端子23bから入力される上記反射信号
と、増幅器63から分配器80を介して入力される第1
の中間周波信号とを混合して乗算し、混合後の信号を帯
域通過フィルタ65に出力する。ここで、混合器64か
ら出力される混合後の信号は、f++(ft  fL)
、ft  (ft−ft)−fL、(、+(ft  f
L)、f2 (ftfL)、fs+ (ft  fL)
、fs   (ft  ft)などの周波数成分を含む
が、帯域通過フィルタ65は、入力された混合後の信号
のうち周波数f。
の成分(以下、第2の中間周波信号という。)のみを通
過させた後、当該第2の中間周波信号を増幅器66を介
して検波回路67に出力する。
上述のように、周波数f1がいかなる値をとっても、第
2の中間周波信号の周波数は上記局部発信周波数fLと
なる。これは、送信機laにおいて周波数f1の搬送信
号に対して変調されるときの変調方式が、FM、MSK
、GMSKなどの周波数変調方式の場合に、変調信号に
よって変調されて搬送周波数f1がいかなる値となつて
も、第2の中間周波信号は周波数fLのCW倍信号Co
ntinuous Wave信号)となり、以後の信号
処理が非常に容易になり、同調処理に用いる上記CW倍
信号高精度で検出できるという特徴がある。
なお、混合器64において、混合後の上記各種周波数を
含む信号のレベルは、公知の通り、方向性結合器20の
結合線路23の端子23bから可変減衰器86と増幅器
87を介して混合器64に入力される各周波数fl+ 
f2+  r、の反射信号のレベルと、増幅器63から
分配器80を介して混合器64に入力される第1の中間
周波信号のレベルの積に比例しており、さらに、帯域通
過フィルタ65の通過後の第2の中間周波信号のレベル
は、増幅器87から混合器64に入力される周波数f1
の反射信号のレベルと、分配器80から混合器64に入
力される第1の中間周波信号のレベルの積に比例してい
る。一方、上述のように局部発振器61から出力される
局部発振信号のレベルは一定であり、また、送信機1a
から出力される信号のレベルは一定であるので、上記第
2の中間周波信号のレベルは、方向性結合器20の結合
線路23の端子23bから可変減衰器86と増幅器87
を介して混合器64に入力される周波数f、の反射信号
のレベルに比例している。従って、上述のように周波数
f1−fLを有する第1の中間周波信号を発生させ、発
生された第1の中間周波信号を局部発振信号として用い
て上記反射信号を第2の中間周波信号に信号変換するこ
とによって、第2の中間周波信号のレベルは、他チャン
ネルの周波数f、、f、の反射信号のレベルに独立とな
る。
上記検波回路67は、入力された第2の中間周波信号を
検波した後、所定のカットオフ周波数を有する低域通過
フィルタ(LPF)68及び増幅器69を介してアナロ
グ/デジタル変換(以下、A/D変換という。)回路7
0に出力する。A/D変換回路70は、第2の中間周波
信号から検波されたアナログ信号をデジタル信号に変換
して、制御回路50内のインターフェイス回路56を介
してCPU51に出力する。
自動同調型帯域通過フィルタ2aは、当該帯域通過フィ
ルタ2aの同調処理を実行し帯域通過フィルタ30内の
誘電体共振器31を制御するCPU51と、上記同調処
理の制御プログラム並びに第3図の誘電体同調素子21
2の位置を示す距離gと誘電体共振器31の共振周波数
f0との関係を示すテーブル(以下、共振周波数テーブ
ルという。
)などの上記制御プログラムを実行するために必要なデ
ータを格納するためのROM52と、CPU51のワー
キングエリアとして用いられ各インターフェイス回路5
4.55.56を介して入力されるデータを格納するた
めのRAM53とを備える。制御回路50内において、
CPU51と、ROM52と、RAM53と、各インタ
ーフェイス回路54乃至57とが、バス58を介して接
続される。
CPU51は同調処理を実行するときに、詳細後述する
ように、帯域通過フィルタ30内の誘電体共振器31の
共振周波数f、が送信機1aから出力される信号の周波
数f1に概ね一致させるために、各インターフェイス回
路54乃至56を介して入力される各データに基づいて
、A/D&換回路70からインターフェイス回路56を
介してCPU51に入力される第2の中間周波信号の検
波信号のレベルが概ね最小となるように、ステッピング
モータ33を駆動するためのモータ駆動信号をインター
フェイス回路57及びモータ駆動回路32を介してステ
ッピングモータ33に出力して駆動する。ここで、ステ
ッピングモータ33に+極性のパルスのモータ駆動信号
が入力されるとき、第2図の帯域通過フィルタ30内の
誘電体同調素子212が矢印A2の方向に移動され、ま
た、ステッピングモータ33に一極性のパルスのモータ
駆動信号が入力されるとき、第2図の帯域通過フィルタ
30内の誘電体同調素子212が矢印Alの方向に移動
される。これによって、第1図の等両回路における可変
キャパシタンスVCの静電容量が変化し、誘電体共振器
31の共振周波数f。が変化する。従って、共振周波数
f0に概ね等しい帯域通過フィルタ30の中心周波数f
cを変化させることができる。本実施例においては、制
御回路50が、第2の中間周波信号の検波信号のレベル
が概ね最小となるようにステッピングモータ33を駆動
して、帯域通過フィルタ30内の誘電体共振器31の共
振周波数を変化させ、これによって、共振周波数f、に
概ね等しい帯域通過フィルタ30の中心周波数fcを、
送信機1aから入力される送信信号の周波数f、に概ね
一致させることができる。
第5図は第1図の自動同調型帯域通過フィルタの制御回
路50の同調処理を示す70−チャートであり、この同
調処理は、内蔵する帯域通過フィルタ30の中心周波数
fcを、送信機1aから出力される信号の周波数f1に
概ね一致させるための処理である。なお、この同調処理
のスタート前の初期状態において、誘電体共振器31の
誘電体同調素子212は上記距離g=oの位置にある。
この同調処理において、ステップS2からステップS4
までの処理は、内蔵する帯域通過フィルタ30の中心周
波数fcを送信機1aから出力される信号の周波数f1
の近傍の周波数に変化させる粗調整処理であり、ステッ
プS5からステップS15までの処理は、内蔵する帯域
通過フィルタ30の中心周波数fcを、上記粗調処理後
の上記周波数f、の近傍の側波数から変化させて、上記
周波数f1に概ね一致させるための微調整処理であ第5
図に示すように、制御回路50の電源スィッチ(図示せ
ず。)がオンされたとき第5図の同調処理がスタートさ
れ、まず、ステップS1においてコンパレータ45から
出力される比較結果信号がHレベルである否かが判断さ
れ、Lレベルであるとき(ステップSlにおいてNo)
待機状態となり、Hレベルとなっt;とき(ステップS
lにおいてYES)ステップS2に進み、周波数カウン
タ47から入力される通過信号の周波数データfmを取
り込み、RAM53に格納する。次いで、ステップS3
において、上記周波数データfmに基づいて、ROM5
2に格納された第3図の共振周波数テーブルを用いて、
帯域通過フィルタ31の中心周波数fcを上記通過信号
の周波数f、に粗調整で概ね一致させるために必要な、
誘電体同調素子212の距離g−0の位置からの移動距
離Qmを求める。次いで、ステップS4において、上記
求められた移動距離12mだけ矢印A2の子方向に誘電
体同調素子212を移動するように、ステッピングモー
タ33を駆動する。以上で、粗調整が終了する。
次いで、ステップS5においてA/D変換回路70から
入力される出力電圧データV1をRAM53に格納した
後、ステップS6においてステッピングモータ33に十
の極性の1パルス分のモータ駆動信号を入力させて、誘
電体同調素子212を矢印A2の子方向に移動させる。
さらに、ステップS7においてA/D変換回路70かも
入力される出力電圧データv2をRAM53に格納した
後、ステップS8において出力電圧データVlが出力電
圧データv2よりも大きいか否かを判別する。
ステップS8において、出力電圧データVlが出力電圧
データV2よりも大きいとき(ステップS8においてY
ES)ステップS9においてステッピングモータ33の
駆動方向、すなわち誘電体同調素子212の移動方向を
矢印A2の子方向に設定した後、ステップSllに進む
。一方、ステップS8において、出力電圧データVlが
出力電圧データv2以下のとき(ステップS8において
NO)ステップSlOにおいてステッピングモータ33
の駆動方向、すなわち誘電体同調素子212の移動方向
を矢印AIの一方向に設定した後、ステップSllに進
む。
次いで、ステップSllにおいて、ステッピングモータ
33を上記ステップS9又は510において設定された
駆動方向に対応する極性を有するlパルス分のモータ駆
動信号をステッピングモータ33に入力させて、誘電体
同調素子212を上記設定されt;駆動方向に移動させ
る。次いで、ステップS12においてA/D変換回路7
0から入力される出力電圧データV3をRAM53に格
納した後、ステップ513において出力電圧データv2
が出力電圧データV3よりも小さいか否かを判別する。
ステップ513において、出力電圧データV2が出力電
圧データ73以上であるとき(ステップ513において
No)、帯域通過フィルタ30の中心周波数fcがいま
だ上記通過信号の周波数flに概ね一致する近傍の周波
数になっていないので、ステップS14において出力電
圧データV3を出力電圧データV2としてRAM53に
格納した後、上述のステップ311乃至S13の処理を
繰り返すため、ステップSitに進む。
一方、ステップ513において、出力電圧データ■2が
出力電圧データV3よりも小さいとき(ステップS13
においてYES)、ステップ515において、ステッピ
ングモータ33を上記ステ・ンブS9又はSIOにおい
て設定された駆動方向と反対の駆動方向に対応する極性
を有する1ノく111分のモータ駆動信号をステッピン
グモータ33に入力させて、誘電体同調素子212を上
記設定された駆動方向と反対の駆動方向に移動させる。
これによって、帯域通過フィルタ30の中心周波数fc
が、上記ステッピングモータ33を駆動する1パルスに
対応する周波数精度で、送信機1aから出力される上記
通過信号の周波数flに概ね一致する。以上で、上記微
調整が終了し、本実施例における同調処理が終了する。
本実施例においては、上述のように、局部発振器61と
混合器60を用いて周波数f、−fLを有する第1の中
間周波信号を発生させ、発生された第1の中間周波信号
を局部発振信号として用いて上記反射信号を混合器64
によって第2の中間周波信号に信号変換することによっ
て、第2の中間周波信号のレベルは、他チャンネルの周
波数f2゜f3の反射信号のレベルに独立となる。また
、この第2の中間周波信号から検波された検波信号のレ
ベルは、A/D変換回路70から制御回路50に入力さ
れる出力電圧データに比例している。従って、A/D変
換回路70の出力電圧は、方向性結合器20の結合線路
23の端子23bから出力される反射信号のうちの周波
数f1のみの成分のレベルに比例している。すなわち、
上記反射信号の周波数f1の成分のレベルに比例するA
/D変換回路70の出力電圧データに基づいて帯域通過
フィルタ30内の誘電体共振器31を制御しているので
、従来例のように、他チャンネルからの回り込む、例え
ば周波数f、、f、の成分に影響を受けることなく上記
同調処理を行なうことができる。
本発明者の実験によれば、上記粗調整処理と上記微調整
処理から構成される同調処理によって、ステッピングモ
ータ33を駆動する1個のパルス信号に対応する約10
kHz未満の精度で、内蔵する帯域通過フィルタ30の
中心周波数fcを、送信機1aから出力される信号の周
波数f1に一致させることができた。
なお、自動同調型帯域通過フィルタ2b及び2Cは、上
述の自動同調を帯域通過フィルタ1aと同様の構成を有
し、各自動同調を帯域通過フィルタ2b、2cにおいて
は、内蔵する帯域通過フィルタの中心周波数が、各送信
機1b、lcから出力される各信号の周波数f2.f、
に概ね一致するように上記同調処理が実行される。
以上の実施例において、第1と第2の帰還回路を設けて
いるが、本発明はこれに限らず、設けなくてもよい。こ
の場合、増幅器85と87を設けなくてもよい。
以上の実施例において、帯域通過フィルタ30を誘電体
共振器31を用いて構成しているが、本発明はこれに限
らず、信号通過帯域の中心周波数を変化することが可能
な他の種々の帯域通過フィルタを用いてもよい。
以上の実施例において、可変減衰器84と増幅器85と
が縦続接続された回路、及び可変減衰器86と増幅器8
7とが縦続接続された回路を用いてそれぞれ、通過する
信号の増幅度又は減衰度を変化させているが、本発明は
これに限らず、これらの各回路に代えて、可変増幅度を
有する増幅器を用いてもよい。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、信号通過帯域帯域
の中心周波数を変化することが可能な帯域通過フィルタ
に入力される信号を第1の結合手段によって取り出し、
取り出された信号を上記第1の周波数変換手段によって
第1の中間周波信号に変換し、一方、上記帯域通過フィ
ルタから反射されてきた信号を第2の結合手段によって
取り出し、取り出された信号を上記第1の中間周波信号
を局部発振信号として用いて上記局部発振周波数を有す
る第2の中間周波信号に変換し、変換された第2の中間
周波信号を検波し、検波された検波信号に基づいて上記
検波信号のレベルが最小となるように上記帯域通過フィ
ルタの中心周波数を制御する。これによって、上記帯域
通過フィルタの中心周波数を上記帯域通過フィルタに入
力される信号の周波数に一致させ、同調させることがで
きる。
従って、例えば、上記帯域通過フィルタにおける上記第
1と第2の結合手段が接続されていない出力端子に、当
該帯域通過フィルタに入力される信号の周波数とは異な
る中心周波数を有する他のチャンネルの帯域通過フィル
タを介して送信機が接続されている場合、すなわち上記
第2の結合手段によって取り出された信号に他のチャン
ネルの周波数成分が含まれる場合であっても、これらの
他のチャンネルの周波数成分を上記第2の周波数変換手
段によって除去することができる。これによって、本発
明に係る自動同調装置は、上記他のチャンネルの周波数
成分によって影響を受けることなく、従来例に比較し良
好な精度で上述の同調動作を行なうことができるという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実蒐例である自動同調型帯域通過フ
ィルタを備えたアンテナ共用装置のブロック図、 第2図は第1図の自動同調型帯域通過フィルタの断面図
、 第3図は第2図の自動同調型帯域通過フィルタの誘電体
同調素子の位置と中心周波数との関係を示すグラフ、 第4図は第2図の自動同調型帯域通過フィルタの入力端
反射係数8□1の周波数特性を示すグラフ、第5図は第
1図の自動同調聾帯域通過フィルタの制御回路の同調処
理を示すフローチャート、第6図は従来例の自動同調型
帯域通過フィルタのブロック図である。 1 a、  l b、  1 c−送信機、2・・・ア
ンテナ共用装置、 2a、2b、2c・・・自動同調型帯域通過フィル10
・・・アイソレータ、 20・・・方向性結合器、 21・・・通過線路、 22・・・通過信号検出用結合線路、 23・・・反射信号検出用結合線路、 30・・・帯域通過フィルタ(B P F)、31・・
・誘電体共振器、 32・・・モータ駆動回路、 33・・・ステッピングモータ、 50・・・制御回路、 60.64・・・混合器、 61・・・局部発振器、 62.65・・・帯域通過フィルタ(BPF)、67・
・・検波回路、 68・・・低域通過フィルタ(LPF)、70・・・A
/D変換回路、 80・・・分配器、 81・・・検波回路、 82・・・低域通過フィルタ(LPF)、83.85.
87・・・増幅器、 84.86・・・可変減衰器、 211・・・誘電体共振子、 212・・・誘電体同調素子、 VC・・・可変キャパシタンス、 L、、、L、、・・・インダクタンス、L、・・・入力
側コイル、 L、・・・出力側コイル。 特許出願人 株式会社 村田製作所 代理人 弁理士 胃山 葆ほか1名 第2図 第3図 g (mm)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)信号通過帯域の中心周波数を変化することが可能
    な帯域通過フィルタに入力される信号の一部を取り出す
    第1の結合手段と、 上記信号を帯域通過フィルタに入力したときに上記帯域
    通過フィルタから反射される信号の一部を取り出す第2
    の結合手段と、 上記第1の結合手段によって取り出された信号を所定の
    局部発振周波数を有する局部発振信号を用いて第1の中
    間周波信号に変換する第1の周波数変換手段と、 上記第2の結合手段によって取り出された信号を上記第
    1の中間周波信号を用いて上記局部発振周波数と同一の
    周波数を有する第2の中間周波信号に変換する第2の周
    波数変換手段と、 上記第2の中間周波信号を検波して検波信号を出力する
    検波手段と、 上記検波信号に基づいて上記検波信号のレベルが最小と
    なるように上記帯域通過フィルタの中心周波数を制御す
    る制御手段とを備えたことを特徴とする帯域通過フィル
    タのための自動同調装置。
  2. (2)上記自動同調装置はさらに、 上記第1の結合手段によって取り出された信号を可変の
    増幅度で増幅し、増幅された信号を上記第1の周波数変
    換手段に出力する第1の増幅手段と、 上記第2の結合手段によって取り出された信号を可変の
    増幅度で増幅し、増幅された信号を上記第2の周波数変
    換手段に出力する第2の増幅手段と、 上記第1の周波数変換手段から出力される第1の中間周
    波信号に基づいて、上記第1の増幅手段から上記第1の
    周波数変換手段に出力される信号のレベルが一定となる
    ように上記第1の増幅手段の増幅度を制御するとともに
    、上記第2の増幅手段から上記第2の周波数変換手段に
    出力される信号のレベルが一定となるように上記第2の
    増幅手段の増幅度を制御するレベル調整手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の自動同調装置。
  3. (3)信号通過帯域の中心周波数を変化することが可能
    な帯域通過フィルタと、 請求項1又は2記載の自動同調装置とを備えたことを特
    徴とする自動同調型帯域通過フィルタ。
  4. (4)請求項3記載の自動同調型帯域通過フィルタを複
    数個備え、上記各自動同調型帯域通過フィルタ内の各帯
    域通過フィルタにおける上記第1と第2の結合手段が接
    続されない各出力端子をともに電気的に接続したことを
    特徴とするアンテナ共用装置。
JP28241590A 1990-10-19 1990-10-19 帯域通過フィルタのための自動同調装置 Expired - Fee Related JP2600472B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28241590A JP2600472B2 (ja) 1990-10-19 1990-10-19 帯域通過フィルタのための自動同調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28241590A JP2600472B2 (ja) 1990-10-19 1990-10-19 帯域通過フィルタのための自動同調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04156723A true JPH04156723A (ja) 1992-05-29
JP2600472B2 JP2600472B2 (ja) 1997-04-16

Family

ID=17652116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28241590A Expired - Fee Related JP2600472B2 (ja) 1990-10-19 1990-10-19 帯域通過フィルタのための自動同調装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2600472B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7570973B1 (en) 1998-09-25 2009-08-04 Palm, Inc. Programmable mobile radiotelephone terminal
CN109256610A (zh) * 2018-10-11 2019-01-22 深圳市诺信博通讯有限公司 一种电调合路器的电路控制系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7570973B1 (en) 1998-09-25 2009-08-04 Palm, Inc. Programmable mobile radiotelephone terminal
CN109256610A (zh) * 2018-10-11 2019-01-22 深圳市诺信博通讯有限公司 一种电调合路器的电路控制系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2600472B2 (ja) 1997-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5387886A (en) Duplex filter operating as a change-over switch
US6529088B2 (en) Closed loop antenna tuning system
US4418324A (en) Implementation of a tunable transmission zero on transmission line filters
US5543764A (en) Filter having an electromagnetically tunable transmission zero
EP0495514B1 (en) Auto-tuned apparatus for band-pass filter
EP1962422B1 (en) Band-pass filter
WO1992017914A1 (en) Half wave resonator dielectric filter construction having self-shielding top and bottom surfaces
US5991609A (en) Low cost digital automatic alignment method and apparatus
EP0034064B1 (en) Adjustable and selective electrical filters and methods of tuning them
JPH04156723A (ja) 帯域通過フィルタのための自動同調装置
US4812849A (en) Nonquadrature correction circuit
EP1481485A1 (en) A multi-band receiver
JPS5820487B2 (ja) 帯域通過ろ波装置
JP3732104B2 (ja) フィルタを備えた回路装置およびその作動方法
JP2600473B2 (ja) 帯域通過フィルタのための自動同調装置
US6768398B2 (en) Method and apparatus for creating a radio frequency filter
JP2727769B2 (ja) 帯域通過フィルタのための自動同調装置
EP0566640B1 (en) Tuning means for resonance module
JP2727834B2 (ja) 帯域通過フィルタのための自動設定装置
US3641440A (en) Programmed paramagnetic tuning radio receiver using larmor resonance
JP2002509673A (ja) 同調方法およびトランシーバユニット
JP2005102216A (ja) フィルタのセッティングのための方法および装置
JP3263251B2 (ja) 受信回路
EP0404149B1 (en) Antenna resonant circuit
JPH0567906A (ja) 帯域通過フイルタのための自動設定装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090129

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090129

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100129

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees