JPH04154803A - Agent for preventing deposition of scale in production of vinyl chloride polymer and prevention process - Google Patents

Agent for preventing deposition of scale in production of vinyl chloride polymer and prevention process

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JPH04154803A
JPH04154803A JP28126690A JP28126690A JPH04154803A JP H04154803 A JPH04154803 A JP H04154803A JP 28126690 A JP28126690 A JP 28126690A JP 28126690 A JP28126690 A JP 28126690A JP H04154803 A JPH04154803 A JP H04154803A
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JP
Japan
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vinyl chloride
scale
polymerization
polymer
monomers
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Pending
Application number
JP28126690A
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Japanese (ja)
Inventor
Mikio Watanabe
幹雄 渡辺
Susumu Ueno
進 上野
Masahiro Usu
雅浩 薄
Norihiko Nakano
中野 紀彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

PURPOSE:To provide the subject preventing agent containing a tannic natural pigment and a PVA having a specific saponification degree, effective for preventing the deposition of polymer scale and giving a colorless polymer having high whiteness and only a little forming fish-eye. CONSTITUTION:The objective preventing agent contains (A) a tannic natural pigment (e.g. chlorogenic acid, theogallin, catechin, gallocatechin or furobufen) and (B) a PVA having a saponification degree of >=70mol% (preferably >=98mol%) at a weight ratio (A:B) of preferably 100:(1-1,000). Deposition of scale can be prevented by applying the coating film containing the preventing agent to at least a part of the monomer-contacting part of a polymerizer in the polymerization of a vinyl chloride monomer.

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention] 【産業上の利用分野】[Industrial application field]

本発明は、塩化ビニルのようなビニル系単量体を重合す
る際に、重合器に重合体のスケールが付着することを防
ぐ防止剤およびそれを用いたスケール付着防止方法に関
する。
The present invention relates to an inhibitor that prevents polymer scale from adhering to a polymerization vessel during polymerization of vinyl monomers such as vinyl chloride, and a method for preventing scale adhesion using the same.

【従来の技術】[Conventional technology]

塩化ビニル系重合体は、塩化ビニル単量体または塩化ビ
ニル単量体を主成分とするビニル系単量体の混合物を重
合器に仕込み、懸濁剤や重合開始剤などを含む水性媒体
中で重合して製造されている。その際、重合器の内壁面
などに重合体がスケールとして付着することが問題にな
る。スケールが付着すると重合器の冷却能力が低下した
り、重合体の収率が低下してしまう。さらに、スケール
が剥離して製品に混入すると、重合体が不均質になり品
質低下を招く。そのため、バッチ毎にスケールを除去す
る必要があり、多大な労力と時間を要す。また、スケー
ルには毒性のある未反応の単量体が含まれているため、
作業には十分な注意が必要である。 重合器の内壁面へのスケール付着を防止する方法として
、染料や顔料をスケール防止剤として塗布する方法が特
公昭45−30835号公報に開示されている。しかし
、この方法を用いると、重合速度が低下したり、スケー
ル防止剤の塗膜が溶解して重合体が着色したり、嵩比重
が低下する等の弊害が生じることがあった。また、この
防止剤は接着力が小さく重合器壁面から剥離することが
あり、剥離部分に発生したスケールが重合体に混入する
と製品重合体の品質が低下し、得られた重合体を成形し
た際にフィッシュアイが発生してしまう。 フィッシュアイが発生した成形品は外観が劣ることのみ
ならず、強度も低い。塩化ビニル系重合体には、嵩比重
、ゲル化速度、初期着色、熱安定性等の諸性性について
も一層の品質向上が求められており、特に透明シートや
ボトルなどの成形品では、外観や強度の点から、着色が
小さく、均質でフィッシュアイが発生しないことが必要
なため、高品質な塩化ビニル系重合体を得るためのスケ
ール付着防止剤やスケール付着防止方法の開発が望まれ
ている。
Vinyl chloride polymers are produced by charging vinyl chloride monomers or a mixture of vinyl monomers containing vinyl chloride monomers as the main component into a polymerization vessel, and then placing them in an aqueous medium containing a suspending agent, a polymerization initiator, etc. Manufactured by polymerization. At that time, a problem arises in that the polymer adheres as scale to the inner wall surface of the polymerization vessel. When scale adheres, the cooling capacity of the polymerization vessel decreases and the yield of the polymer decreases. Furthermore, if the scale is exfoliated and mixed into the product, the polymer will become non-uniform and quality will deteriorate. Therefore, it is necessary to remove the scale for each batch, which requires a great deal of labor and time. Additionally, scale contains unreacted monomers that are toxic.
Sufficient care is required during work. As a method of preventing scale from adhering to the inner wall surface of a polymerization vessel, Japanese Patent Publication No. 45-30835 discloses a method of applying a dye or pigment as a scale inhibitor. However, when this method is used, disadvantages such as a decrease in the polymerization rate, dissolution of the coating film of the scale inhibitor and coloring of the polymer, and a decrease in bulk specific gravity may occur. In addition, this inhibitor has low adhesive strength and may peel off from the wall of the polymerization vessel, and if the scale generated at the peeled part is mixed into the polymer, the quality of the product polymer will deteriorate, and when the obtained polymer is molded. A fish eye occurs. Molded products with fish eyes not only have poor appearance but also low strength. PVC polymers are required to further improve their properties such as bulk specific gravity, gelation rate, initial coloration, and thermal stability. In terms of strength and strength, it is necessary that the coloring be small, homogeneous, and without fish eyes, so the development of scale adhesion prevention agents and methods to obtain high quality vinyl chloride polymers is desired. There is.

【発明が解決しようとする課題】[Problem to be solved by the invention]

本発明は前記の課題を解決するためなされたもので、ビ
ニル系単量体を重合する際に、重合器内への重合体スケ
ールの付着を防止し、且つ、着色やフィッシュアイが少
な(高品質な塩化ビニル系重合体が得られる塩化ビニル
系重合体製造時のスケール付着防止剤およびスケール付
着防止方法を提供することを目的とする。
The present invention was made to solve the above-mentioned problems, and it is possible to prevent polymer scale from adhering to the inside of the polymerization vessel when polymerizing vinyl monomers, and to reduce coloring and fish eyes (high It is an object of the present invention to provide a scale adhesion inhibitor and a method for preventing scale adhesion during the production of a vinyl chloride polymer, by which a high quality vinyl chloride polymer can be obtained.

【課題を解決するための手段] 前記の目的を達成するためになされた本発明の塩化ビニ
ル系重合体製造時のスケール付着防止剤は、タンニン系
天然色素およびけん化度70モル%以上のポリビニルア
ルコールを含んでいる。 また、本発明の塩化ビニル系重合体製造時のスケール付
着防止方法は、塩化ビニル単量体を含むビニル系単量体
を重合する際に、重合器の単量体が接する部分の少なく
とも一部に、タンニン系天然色素およびけん化度70モ
ル%以上のポリビニルアルコールを含む塗膜を形成して
いる。 タンニン系天然色素としては、例えばクロロゲン酸、イ
ソクロロゲン酸、テオガリンのようなりロロゲン酸類お
よびこれらの誘導体、カテキン、ガロカテキンのような
カテキン類およびこれらの誘導体、フロバッフエンのよ
うなロイコアントシアニン類およびこれらの誘導体が挙
げられる。 ポリビニルアルコールは、壁面への残留性や耐モノマ造
膜性等を高めるために、けん化度および平均重合度Pの
高いものを用いる。 けん化度は70モル%以上であることが必要であり、8
0モル%以上、さらには90モル%以上のものが好まし
い。特に98モル%以上のものが好適である。なお、け
ん化度が70モル%未満の場合は、壁面への残留性や耐
モノマ造膜性が不十分になる。 平均重合度百は1000以上、さらには1500以上で
あることが好ましい。特に2000以上のものが好適で
ある。ポリビニルアルコールは、一種を単独で用いても
、けん化度や平均重合度が異なるものを複数種組み合わ
せても良い。 タンニン系天然色素とポリビニルアルコールとの重量比
はIO[1:0.1〜5000である。好ましくは 1
00:1〜1000である。 本発明の重合体スケール防止剤は、適当な溶媒に溶解し
て塗布液を調製し、重合器の内壁面等に塗布、乾燥して
使用する。 溶媒は、水をはじめ、例えば、メタノール、エタノール
、プロパツール、ブタノール、2−ブタノール、2−メ
チル−1−プロパツール、2−メチル−2−プロパツー
ル、3−メチル−1−ブタノール、2−メチル−2−ブ
タノール、2−ペンタノールのようなアルコール系溶剤
、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
トンのようなケトン系溶剤、ギ酸メチル、ギ酸エチル、
酢酸メチル、アセト酢酸メチルのようなエステル系溶剤
、4−メチルジオキソラン、エチレングリコールジエチ
ルエーテルのようなエーテル系溶剤、フラン類、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、アセトニトリ
ルのような非プロトン系渚剤が使用できる。これらは単
独で用いても複数種を混合して用いても良い。塗布液中
のタンニン系天然色素およびポリビニルアルコールの合
計濃度は、 0.001〜20重量%程度に設定してお
く。 スケール付着防止効果を高めるため、スケール付着防止
剤の塗布液に、例えば、親水性高分子(アニオン性、カ
チオン性、両性)、界面活性剤、アミン系化合物、フェ
ノール基含有化合物、キノン系化合物を添加しても良い
。 スケール付着防止剤のpHについて、特に制限はないが
、必要に応じてpH調整剤を添加しても良い。pH調整
剤としては、例えば、硫酸、りん酸、酢酸、シュウ酸、
乳酸、p−トルエンスルホン酸、フィチン酸、チオゲル
コール酸、ゲルコール酸、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、アンモニア水、エチレンジアミンが挙げられる
。 このようにして調整した塗布液は、例えば、重合器の内
壁面をはじめ、撹拌翼、撹拌軸、コンデンサ、ヘッダ、
サーチコイル、ボルト、ナツトのような、重合反応中に
単量体が接触する部位に塗布、乾燥して塗膜を形成する
。この他にも、塗布液はモノマ蒸留塔、コンデンサ、モ
ノマ貯蔵タンク、バルブ内面等のような未反応単量体の
回収系統のスケールが付着する恐れのある部位にも塗布
することが望ましい。塗布面の材質は、例えば、ステン
レス、その他のスチールおよびガラスライニングされた
面など、特に制限はない。 塗布液の塗布方法は、へケ塗り、スプレィ塗布、塗布液
で重合器を満たした後に抜き出す方法等任意である。塗
布には特開昭57−61001号公報に開示されている
ような、重合器内の上部にノズルを設けて自動的にスプ
レィ塗布する方法を用いることが出来る。特開昭59−
11303号公報に開示されているように、スケール防
止剤を水玉模様状に塗布しても良い。また、特開昭55
−36288号公報に開示されているような、キャリア
ガスとして水蒸気を用いてスケール防止剤を噴霧塗装す
る自動塗布方法を用いても良い。キャリアガスには、塩
化ビニルモノマ(特表昭56−5011.16号公報)
を用いても、低沸点炭化水素ガス(特表昭56−501
117号公報)を用いても構わない。 塗布液の乾燥は室温から100’Cまでの温度範囲で行
なう。乾燥には、塗布後、温風を当てる方法や、重合器
内壁面等の塗布面を予め30〜80℃に加熱しておき、
その加熱面に塗布液を直接塗布しても良い。乾燥後は、
必要に応じて塗布面を水洗する。塗膜は、0.001g
/m”以上、特に0.05〜2 g/m2であることが
好ましい。また、上記の塗布作業は、1バツチの重合ご
とに行なっても良いが、−皮形成した塗膜はかなりの耐
久性を有し、スケール付着防止作用が持続するので、塗
布作業は、通常1〜十数バツチごとに行なえば良い。 本発明のスケール付着防止剤およびスケール付着防止方
法は、重合の形式によらず適用可能であるが、懸濁重合
、特に分散剤としてポバールを含む分散系の懸濁重合に
おいて効果的である。上記のように重合器内壁等の単量
体が接触する部分に塗膜を形成した後、塩化ビニル単量
体や塩化ビニルと共重合可能な単量体を仕込み、常法に
従って重合を実施する。その他、必要に応じて用いられ
る重合媒体や、単量体を分散させるための分散助剤等を
加えても良い。 懸濁重合の例を具体的に説明すると、重合は一般に水お
よび分散助剤を重合器に仕込んだ後、重合開始剤を入れ
、重合器内を排気して約0.1〜760mmHgに減圧
し、単量体を仕込み、必要に応じて重合中に水、分散助
剤および重合開始剤等を添加して行なわれる。分散助剤
や重合開始剤は、従来から塩化ビニル系重合体の重合に
使用されているものが使用でき、単量体100重量部に
対し、水は約100〜500重量部、分散助剤は約0.
01〜30重量部、重合開始剤は、約0.01〜5重量
部の割合で用いる。重合温度は、通常、30〜80℃、
重合器の内圧は0.5〜30kg/cm2程度になる。 重合反応の完了は、重合器の内圧が約0〜7 kg/c
m”に低下した時や、重合反応による発熱がなくなり、
重合器の冷却ジャケットに出入りする水の温度差がな(
なった時点で完了したと判断する。 本発明のスケール付着防止剤およびスケール付着防止方
法は、塩化ビニル単量体を含むビニル系単量体、即ち、
塩化ビニル単量体単独や、塩化ビニル単量体と塩化ビニ
ル単量体に共重合可能な他の単量体との重合に有効であ
る。塩化ビニルと共重合可能な単量体としては、例えば
、酢酸ビニルおよびプロピオン酸ビニルのようなビニル
エステル、アクリル酸、メタアクリル酸およびそれらの
エステルの塩、マレイン酸またはフマル酸およびそれら
のエステルまたは無水物、スチレン、アクリロニトリル
、ハロゲン化ビニリデン、ビニルエーテルが挙げられる
。 また、重合系に例えば重合開始剤、分散剤、固体分散剤
、乳化剤、充填剤、安定剤、滑剤、連鎖移動剤のような
、従来から塩化ビニル系重合体の製造に用いられる各種
の添加剤が含まれていても、スケール付着防止剤は有効
に作用する。以下に具体的な物質名を列挙しておく。 重合開始剤は、例えばし−ブチルパーオキシネオデカネ
ート、ビス(2−エチルヘキシル)パーオキシジカーボ
ネート、3,5.5−1−リメチルヘキサノイルバーオ
キサイド、α−クミルパーオキシネオデカネート、クメ
ンハイドロパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキ
サイド、t−ブチルパーオキシビバレート、ビス(2−
エトキシエチル)パーオキシジカーボネート、ベンゾイ
ルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、2.4
−ジクロルベンゾイルパーオキサイド、ジイソブロビル
バーオキシジカーボネート、a、a“−アゾビスイソブ
チロニトリル、a、a’−アゾビス−2,4−ジメチル
バレロニトリル、ベルオキソニ硫酸カリウム、ベルオキ
ソニ硫酸アンモニウム、p−メンタンハイドロパーオキ
サイドが使用出来る。 分散剤は、例えばポリ酢酸ビニルの部分酸化物、ポリア
クリル酸、酢酸ビニルと無水マレイン酸の共重合体、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース等のセルロース誘導
体、ゼラチン等の天然または合成高分子化合物が使用で
きる。 固体分散剤は、例えばリン酸カルシウム、ヒドロキシア
パタイトが挙げられる。 乳化剤は、例えばソルビタンモノラウレート、ソルビタ
ントリオレート、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
のようなノニオン性乳化剤、ラウリル硫酸ナトリウム、
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等のアルキルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム、ジオクヂルスルホコハク
酸ナトリウムのようなアニオン性乳化剤が挙げられる。 充填剤は、例えば炭酸カルシウム、酸化チタン等が挙げ
られる。 安定剤は、例えば三塩基性硫酸鉛、ステアリン酸カルシ
ウム、ジブチルすずジラウレート、ジオクチルずずメチ
ルカプチドが使用可能である。 滑剤は、例えばライスワックス、ステアリン酸、セチル
アルコールが挙げられる。 可塑剤は、例えばジオクチルフタレート、ジブチルフタ
レートが挙げられる。 連鎖移動剤は、例えばトリクロロエチレン、メルカプタ
ン類が挙げられる。 【作用】 重合器を用いて塩化ビニル系重合体を製造する際に、重
合器内壁のような単量体が接触する部分に本発明のスケ
ール付着防止剤の塗膜を形成しておけば、重合体スケー
ルの付着が防止される。
[Means for Solving the Problems] The scale adhesion preventive agent for producing vinyl chloride polymers of the present invention, which has been made to achieve the above-mentioned object, contains tannin-based natural pigments and polyvinyl alcohol with a saponification degree of 70 mol% or more. Contains. In addition, the method for preventing scale adhesion during the production of vinyl chloride polymers of the present invention can be applied to at least part of the portion of the polymerization vessel in contact with the monomers when polymerizing vinyl monomers containing vinyl chloride monomers. A coating film containing tannin-based natural pigments and polyvinyl alcohol with a saponification degree of 70 mol% or more is formed on the surface. Tannin-based natural pigments include, for example, chlorogenic acid, isochlorogenic acid, theogarin, and other chlorogenic acids and their derivatives; catechin, gallocatechin, and other catechins and their derivatives; and leucoanthocyanins and these derivatives, such as flobuffene. can be mentioned. As the polyvinyl alcohol, one having a high degree of saponification and an average degree of polymerization P is used in order to improve the residual property on the wall surface, monomer film formation resistance, etc. The saponification degree needs to be 70 mol% or more, and 8
It is preferably 0 mol% or more, more preferably 90 mol% or more. Particularly preferred is 98 mol% or more. Note that if the degree of saponification is less than 70 mol%, the residual property on the wall surface and the monomer film formation resistance will be insufficient. The average degree of polymerization is preferably 1,000 or more, more preferably 1,500 or more. Particularly preferred is one with a value of 2000 or more. One kind of polyvinyl alcohol may be used alone, or a plurality of polyvinyl alcohols having different saponification degrees and average degrees of polymerization may be used in combination. The weight ratio of tannin-based natural pigment and polyvinyl alcohol is IO [1:0.1 to 5000]. Preferably 1
00:1 to 1000. The polymer scale inhibitor of the present invention is used by dissolving it in a suitable solvent to prepare a coating solution, applying it to the inner wall surface of a polymerization vessel, etc., and drying it. Solvents include water, and examples include methanol, ethanol, propatool, butanol, 2-butanol, 2-methyl-1-propatool, 2-methyl-2-propatool, 3-methyl-1-butanol, 2- Alcohol solvents such as methyl-2-butanol and 2-pentanol, ketone solvents such as acetone, methyl ethyl ketone, and methyl isobutyl ketone, methyl formate, ethyl formate,
Ester solvents such as methyl acetate and methyl acetoacetate, ether solvents such as 4-methyldioxolane and ethylene glycol diethyl ether, furans, aprotic detergents such as dimethylformamide, dimethyl sulfoxide, and acetonitrile can be used. . These may be used alone or in combination. The total concentration of tannin-based natural pigments and polyvinyl alcohol in the coating solution is set to about 0.001 to 20% by weight. In order to enhance the scale adhesion prevention effect, for example, hydrophilic polymers (anionic, cationic, amphoteric), surfactants, amine compounds, phenol group-containing compounds, and quinone compounds are added to the scale adhesion prevention agent coating solution. May be added. There are no particular restrictions on the pH of the scale adhesion inhibitor, but a pH adjuster may be added as necessary. Examples of pH adjusters include sulfuric acid, phosphoric acid, acetic acid, oxalic acid,
Examples include lactic acid, p-toluenesulfonic acid, phytic acid, thiogelcholic acid, gelcholic acid, sodium hydroxide, potassium hydroxide, aqueous ammonia, and ethylenediamine. The coating liquid prepared in this way can be applied to, for example, the inner wall of the polymerization vessel, stirring blades, stirring shafts, condensers, headers, etc.
It is applied to areas that come into contact with the monomer during the polymerization reaction, such as search coils, bolts, and nuts, and is dried to form a coating film. In addition to this, it is also desirable to apply the coating liquid to parts of the unreacted monomer recovery system, such as monomer distillation columns, condensers, monomer storage tanks, valve inner surfaces, etc., where scale may adhere. The material of the coated surface is not particularly limited, and may include, for example, stainless steel, other steel, and a glass-lined surface. The coating liquid may be applied by any method such as brushing, spray coating, filling the polymerization vessel with the coating liquid and then drawing it out. For the coating, a method such as that disclosed in Japanese Patent Application Laid-open No. 57-61001, in which a nozzle is provided in the upper part of the polymerization vessel and automatically performs spray coating, can be used. Japanese Unexamined Patent Publication 1987-
As disclosed in Japanese Patent No. 11303, the scale preventive agent may be applied in a polka dot pattern. In addition, JP-A-55
An automatic coating method such as that disclosed in Japanese Patent No. 36288, in which the scale inhibitor is sprayed using water vapor as a carrier gas, may be used. For the carrier gas, vinyl chloride monomer (Japanese Patent Publication No. 56-5011.16)
Even if low boiling point hydrocarbon gas
117) may be used. The coating solution is dried at a temperature ranging from room temperature to 100'C. Drying can be done by applying warm air after coating, or by heating the coated surface, such as the inner wall of the polymerization vessel, to 30 to 80 degrees Celsius in advance.
The coating liquid may be applied directly to the heated surface. After drying,
Rinse the coated surface with water if necessary. The coating film is 0.001g
/m" or more, especially 0.05 to 2 g/m2.Also, the above coating operation may be carried out for each batch of polymerization, but the coating film formed is quite durable. The scale adhesion prevention agent and scale adhesion prevention method of the present invention can be applied regardless of the type of polymerization. Although it is applicable, it is effective in suspension polymerization, especially in suspension polymerization of dispersion systems containing Poval as a dispersant.As mentioned above, it forms a coating film on the areas where monomers come into contact, such as the inner wall of the polymerization vessel. After that, vinyl chloride monomer or a monomer copolymerizable with vinyl chloride is charged, and polymerization is carried out according to a conventional method.In addition, polymerization media used as necessary and monomers for dispersing the monomers are added. A dispersion aid, etc. may be added. To explain specifically an example of suspension polymerization, polymerization is generally carried out by charging water and a dispersion aid into a polymerization vessel, then adding a polymerization initiator, and evacuating the inside of the polymerization vessel. The pressure is reduced to about 0.1 to 760 mmHg, the monomers are charged, and water, a dispersion aid, a polymerization initiator, etc. are added as necessary during polymerization.The dispersion aid and polymerization initiator are Those conventionally used in the polymerization of vinyl chloride polymers can be used, and for 100 parts by weight of monomer, water is about 100 to 500 parts by weight, and dispersion aid is about 0.
The polymerization initiator is used in an amount of about 0.01 to 30 parts by weight, and the polymerization initiator is used in an amount of about 0.01 to 5 parts by weight. The polymerization temperature is usually 30 to 80°C,
The internal pressure of the polymerization vessel is approximately 0.5 to 30 kg/cm2. The polymerization reaction is completed when the internal pressure of the polymerization vessel is approximately 0 to 7 kg/c.
m” or when the heat generation due to polymerization reaction disappears,
There is no temperature difference between the water entering and exiting the cooling jacket of the polymerization reactor (
It is considered complete when the The scale adhesion prevention agent and scale adhesion prevention method of the present invention utilize vinyl monomers containing vinyl chloride monomers, that is,
It is effective for polymerizing vinyl chloride monomer alone or vinyl chloride monomer and other monomers that can be copolymerized with vinyl chloride monomer. Monomers copolymerizable with vinyl chloride include, for example, vinyl esters such as vinyl acetate and vinyl propionate, salts of acrylic acid, methacrylic acid and their esters, maleic acid or fumaric acid and their esters, Examples include anhydrides, styrene, acrylonitrile, vinylidene halides, and vinyl ethers. In addition, various additives conventionally used in the production of vinyl chloride polymers, such as polymerization initiators, dispersants, solid dispersants, emulsifiers, fillers, stabilizers, lubricants, and chain transfer agents, are added to the polymerization system. The scale adhesion inhibitor works effectively even if it contains. Specific substance names are listed below. Examples of the polymerization initiator include butyl peroxyneodecanate, bis(2-ethylhexyl)peroxydicarbonate, 3,5.5-1-limethylhexanoyl peroxide, α-cumylperoxyneodecanate, Cumene hydroperoxide, cyclohexanone peroxide, t-butyl peroxybivalate, bis(2-
ethoxyethyl) peroxydicarbonate, benzoyl peroxide, lauroyl peroxide, 2.4
-dichlorobenzoyl peroxide, diisobrobyl peroxydicarbonate, a, a"-azobisisobutyronitrile, a, a'-azobis-2,4-dimethylvaleronitrile, potassium beroxonisulfate, ammonium belloxonisulfate, p - Menthane hydroperoxide can be used.Dispersants include, for example, partial oxides of polyvinyl acetate, polyacrylic acid, copolymers of vinyl acetate and maleic anhydride, cellulose derivatives such as hydroxypropyl methyl cellulose, natural or Synthetic polymer compounds can be used. Examples of solid dispersants include calcium phosphate and hydroxyapatite. Examples of emulsifiers include nonionic emulsifiers such as sorbitan monolaurate, sorbitan triolate, and polyoxyethylene alkyl ether, and sodium lauryl sulfate. ,
Examples include sodium alkylbenzenesulfonates such as sodium dodecylbenzenesulfonate, and anionic emulsifiers such as sodium dioctylsulfosuccinate. Examples of fillers include calcium carbonate and titanium oxide. Stabilizers that can be used include, for example, tribasic lead sulfate, calcium stearate, dibutyltin dilaurate, and dioctyltin methylcaptide. Examples of the lubricant include rice wax, stearic acid, and cetyl alcohol. Examples of the plasticizer include dioctyl phthalate and dibutyl phthalate. Examples of chain transfer agents include trichlorethylene and mercaptans. [Function] When producing a vinyl chloride polymer using a polymerization vessel, if a coating film of the scale adhesion preventive agent of the present invention is formed on the parts that come into contact with the monomer, such as the inner wall of the polymerization vessel, Adhesion of polymer scale is prevented.

【実施例】【Example】

以下1本発明の詳細な説明する。 ・スケール付着防止剤の調製 後述の第1表に示す組成比に従い、タンニン系天然色素
およびポリビニルアルコールを溶媒に溶解し、pH調整
剤を加え、スケール付着防止剤の塗布液を調整する。第
1表に、各実施例および比較例に使用するタンニン系天
然色素(成分A)とポリビニルアルコール(成分B)の
種類、それらの重量比、溶媒(溶媒の組成比)、合計濃
度、pH調整剤および塗布液のpHを示す。ポリビニル
アルコールは第2表に示す市販品を使用した。 ・重合試験 得られた塗布液を、内容積100(1!の撹拌器付ステ
ンレス製重合器の内壁、撹拌軸、撹拌翼その他車量体が
接触する部位に噴霧器を用いて塗布し、ジャケットを5
0℃に設定して10分間加熱、乾燥した後、水洗して塗
膜を形成する。 このようにしてスケール防止処理を施した重合器に、水
400kg 、塩化ビニル単量体200kg 、部分け
ん化ポリビニルアルコール250g、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース25gおよびジイソプロピルパーオ
キシジカーボネート75gを仕込み、撹拌しなから57
°Cで常法に従って重合を行なった。 ・スケール付着量の測定 重合終了後、重合器内壁面に付着した重合体スケールを
壁面より掻き落とし、壁面1rn”当たりの重量を測定
する。 ・明度指数(L値)の測定 次に、各実施例および比較例で得られた重合体の明度指
数を測定し、着色の有無を判定する。明度指数は以下の
方法で測定した。 塩化ビニル系重合体100重量部、安定剤(昭島化学社
製、TS−101) 1重量部、安定剤(勝田化工社製
、C−100J)  0.5重量部および可塑剤として
ジオクチルフタレート50重量部を2本ロールミルを用
いて160℃で5分間混練した後、厚さimmのシート
を成形する。次に成形したシートを4×4×1.5cm
の型枠に入れ、160℃、65〜70kgf/cm”で
加熱、加圧成形して測定用試料を作成する。この試料に
ついて、JIS Z 8730(19801に記載のハ
ンターの色差式における明度衝旨数りを求め、L値が大
きい程白色度が高いと評価した。 L値は次のようにして求める。 JIS Z 8722の記載に従って、標準光C1光電
色彩計(日本電色工業株式会社製、2−1(IDIDP
型測色色差計)を用い、刺激値直読方法により、xYZ
表色系の刺激値Yを求める。照明および受光の幾何学的
条件としては、JIS Z 8722(7)4.3.1
項に記載の条件dを採用した。刺激値Yを、JIS Z
 8730(19801に記載の、式、L = IOY
 ””に代入すればL値が算出される。第1表に結果を
示す。 ・フィッシュアイの測定 重合体100重量部、ジオクチルフタレート50重量部
、ジブチルすずジラウレニト1重量部、セチルアJレコ
ール1重量部、酸化チタン0.25重量部およびカーボ
ンブラック0.05重量部の混合物を150℃の2本ロ
ールで7分間混練した後、厚さ0.2mmのシートを作
成し、光透過法によりシート100cm”当りのフィッ
シュアイの個数を計測した。 ・嵩比重の測定 得られた重合体の嵩比重をJIS K−6721規定の
方法で測定した。 第1表に、スケール付着量、明度指数およびフィッシュ
アイ、第3表に嵩比重の測定結果を示す。なお実施例1
〜18は本発明を適用する例、比較例1〜5は本発明を
適用外の例である。 (以下余白) 第2表 第  3  表 これらの試験結果によれば、各実施例で重合された塩化
ビニル系重合体は、明度指数りが70以上と白色度が高
く着色が少ないことがわかる。また、フィッシュアイが
少なく高品質である。
The present invention will be explained in detail below. - Preparation of scale adhesion inhibitor According to the composition ratio shown in Table 1 below, tannin-based natural pigments and polyvinyl alcohol are dissolved in a solvent, a pH adjuster is added, and a coating liquid of a scale adhesion inhibitor is prepared. Table 1 shows the types of tannin-based natural pigments (component A) and polyvinyl alcohol (component B) used in each example and comparative example, their weight ratio, solvent (solvent composition ratio), total concentration, and pH adjustment. The pH of the agent and coating solution is shown. As polyvinyl alcohol, commercially available products shown in Table 2 were used.・Polymerization test The obtained coating liquid was applied using a sprayer to the inner wall of a stainless steel polymerization vessel with an internal volume of 100 (1!) equipped with a stirrer, the stirring shaft, stirring blades, and other parts that come into contact with the vehicle body, and the jacket was 5
After heating and drying at 0°C for 10 minutes, the film is washed with water to form a coating film. Into a polymerization vessel subjected to scale prevention treatment in this manner, 400 kg of water, 200 kg of vinyl chloride monomer, 250 g of partially saponified polyvinyl alcohol, 25 g of hydroxypropyl methyl cellulose, and 75 g of diisopropyl peroxydicarbonate were charged, and the mixture was heated without stirring for 57 g.
Polymerization was carried out at °C according to a conventional method.・Measurement of scale adhesion amount After completion of polymerization, scrape off the polymer scale adhering to the inner wall surface of the polymerization vessel from the wall surface and measure the weight per rn” of wall surface. ・Measurement of lightness index (L value) Next, each implementation The lightness index of the polymers obtained in Examples and Comparative Examples is measured to determine the presence or absence of coloration.The lightness index was measured by the following method: 100 parts by weight of vinyl chloride polymer, stabilizer (manufactured by Akishima Chemical Co., Ltd.) , TS-101), 0.5 parts by weight of a stabilizer (manufactured by Katsuta Kako Co., Ltd., C-100J), and 50 parts by weight of dioctyl phthalate as a plasticizer were kneaded at 160°C for 5 minutes using a two-roll mill. , form a sheet with a thickness of imm. Next, the formed sheet is 4 x 4 x 1.5 cm.
A sample for measurement is prepared by placing it in a mold and heating and pressurizing it at 160°C and 65 to 70 kgf/cm. The larger the L value, the higher the whiteness.The L value is determined as follows.According to the description of JIS Z 8722, a standard light C1 photoelectric colorimeter (manufactured by Nippon Denshoku Industries Co., Ltd., 2-1 (IDIDP
xYZ using a direct reading method of stimulus values.
Calculate the stimulus value Y of the color system. Geometric conditions for illumination and light reception are JIS Z 8722 (7) 4.3.1.
Condition d described in Section 1 was adopted. Stimulus value Y, JIS Z
8730 (described in 19801, formula, L = IOY
By substituting for "", the L value is calculated. Table 1 shows the results.・Measurement of Fish Eye A mixture of 100 parts by weight of polymer, 50 parts by weight of dioctyl phthalate, 1 part by weight of dibutyltin dilaurenite, 1 part by weight of Cetylua J Récole, 0.25 parts by weight of titanium oxide and 0.05 parts by weight of carbon black was added to 150 parts by weight. After kneading with two rolls at ℃ for 7 minutes, a sheet with a thickness of 0.2 mm was prepared, and the number of fish eyes per 100 cm of sheet was measured by a light transmission method. - Measurement of bulk specific gravity of the obtained polymer The bulk specific gravity was measured according to the method specified in JIS K-6721. Table 1 shows the scale adhesion amount, lightness index, and fish eye, and Table 3 shows the bulk specific gravity measurement results. Note that Example 1
Comparative Examples 1 to 18 are examples to which the present invention is applied, and Comparative Examples 1 to 5 are examples to which the present invention is not applied. (The following is a blank space) Table 2 Table 3 According to these test results, it can be seen that the vinyl chloride polymers polymerized in each example had a high brightness index of 70 or more, a high degree of whiteness, and little discoloration. It also has high quality with fewer fish eyes.

【発明の効果】【Effect of the invention】

以上、詳細に説明したように、本発明の塩化ビニル系重
合体製造時のスケール付着防止剤は、重合に使用される
単量体や添加剤の種類、重合器の材質にかかわらず1重
合体スケールの付着を防止することが出来る。このスケ
ール付着防止剤は重合系に溶解しないため、着色がなく
白色度の高い塩化ビニル系重合体が得られる。また、本
発明のスケール付着防止方法によれば、スケール付着が
防止されるために、製品である重合体にスケールが混入
することがな(、フィッシュアイが発生しにくい高品質
な塩化ビニル系重合体を製造することが出来る。さらに
、スケールの除去作業を重合のバッチ毎に行なう必要が
なく、生産性が高い。
As explained above in detail, the scale adhesion inhibitor of the present invention during the production of vinyl chloride polymers can be used as a single polymer regardless of the types of monomers and additives used in polymerization, and the material of the polymerization vessel. It is possible to prevent scale adhesion. Since this scale adhesion inhibitor does not dissolve in the polymerization system, a vinyl chloride polymer with no coloration and high whiteness can be obtained. In addition, according to the method for preventing scale adhesion of the present invention, since scale adhesion is prevented, scale is not mixed into the polymer product (i.e., a high-quality vinyl chloride polymer that is less likely to cause fish eyes). Furthermore, it is not necessary to perform scale removal work for each batch of polymerization, resulting in high productivity.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1、タンニン系天然色素およびけん化度70モル%以上
のポリビニルアルコールを含むことを特徴とする塩化ビ
ニル系重合体製造時のスケール付着防止剤。 2、塩化ビニル単量体を含むビニル系単量体を重合する
際に、重合器の単量体が接する部分の少なくとも一部に
、タンニン系天然色素およびけん化度70モル%以上の
ポリビニルアルコールを含む塗膜を形成することを特徴
とする塩化ビニル系重合体製造時のスケール付着防止方
法。
[Scope of Claims] 1. A scale adhesion preventive agent for the production of vinyl chloride polymers, which comprises a tannin natural pigment and polyvinyl alcohol having a saponification degree of 70 mol% or more. 2. When polymerizing vinyl monomers containing vinyl chloride monomers, at least part of the part of the polymerization vessel in contact with the monomers is coated with tannin-based natural pigments and polyvinyl alcohol with a saponification degree of 70 mol% or more. 1. A method for preventing scale adhesion during production of a vinyl chloride polymer, the method comprising forming a coating film containing a vinyl chloride polymer.
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