JPH0415348Y2 - - Google Patents

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JPH0415348Y2
JPH0415348Y2 JP18794786U JP18794786U JPH0415348Y2 JP H0415348 Y2 JPH0415348 Y2 JP H0415348Y2 JP 18794786 U JP18794786 U JP 18794786U JP 18794786 U JP18794786 U JP 18794786U JP H0415348 Y2 JPH0415348 Y2 JP H0415348Y2
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tank
pipe
wheel
riser
jet mixer
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、原油等の貯蔵タンクにおいて、タ
ンク底板上に沈降し堆積したフラツジを除去し、
また、スラツジの堆積を未然に防止するための装
置に関するものである。
[従来の技術] 原油等の貯蔵タンクにおいては、タンク底板上
にスラツジが堆積した場合、タンク容量が減少
し、また、貯液の排出が妨げられたり、浮屋根式
タンクにあつては、着地した浮屋根が傾斜する等
の問題が生じる。そこで、従来一般には、定期点
検等で貯蔵タンクを開放した際に、タンク内を清
掃してスラツジを除去することとしているが、こ
の作業には人手および経費を要し、また、開放期
間が長期化してタンクの効果的運用が図れないと
いう弊害があつた。
このような弊害を除去するために、従来では、
流体をジエツト噴射させることによつてスラツジ
を拡散させる所謂ジエツトミキサーを、貯蔵タン
ク内に設置する手段が採られている。第4図はそ
の代表な例である。
第4図のジエツトミキサー1は、タンク側板1
1下部の側ノズル12に連結された円筒形の固定
ケーシング2と、この固定ケーシング2の下端に
回転可能に連結され且つその側面の相対する側に
ノズル3が設けられているノズルケーシング4
と、このノズルケーシング4を軸線回りに回転さ
せるための回転装置とから主に構成されている。
回転装置は、図示されていないが、固定ケーシン
グ2に軸支された翼車を有しており、固定ケーシ
ング2からノズルケーシング4に流れる流体の流
圧を、翼車によつて回転力に変換し、当該回転力
を複数個の歯車を介して伝動し、ノズルケーシン
グ4を回転させるものである。貯蔵タンク10の
外部には流体供給装置(図示しない)が設置され
ており、貯蔵タンク10内の貯液を取り出し、こ
れを側ノズル12に送り込むようになつている。
流体供給装置を作動させると、貯液が側ノズル
12から固定ケーシング2に送り込まれ、この貯
液の流れによつてノズルケーシング4が回転する
と共に、ノズル3から貯液を噴射し、この結果、
一定範囲のスラツジが拡散され除去される。ま
た、このジエツト噴射により貯蔵タンク10内の
貯液が撹伴されるので、スラツジの沈降、堆積を
未然に防止することも可能となつている。
[考案が解決しようとする問題点] 上述したような従来のジエツトミキサー1は、
比較的効果的にスラツジを除去することが認めら
れているが、スラツジを除去できる範囲が限られ
ているので、大型の貯蔵タンク10の場合には、
第5図に示されるように、非常に高価なジエツト
ミキサー1を複数箇所に設置する必要がある。加
えて、ジエツトミキサー1の増設に伴い、流体供
給装置5も増設しなければならないため不経済で
ある、という問題点があつた。
この考案の目的はかかる問題点を解決すること
にある。
[問題点を解決するための手段] この考案は、タンク側板下部の側ノズルからタ
ンク中心に亘つてタンク底板上に設置された固定
管と、該固定管のタンク中心側の端部にタンク周
方向に回転可能に連結され且つ水平方向に延びる
回転管と、回転管の先端に立上がり管を介して連
結されたジエツトミキサーと、前記立上がり管に
取り付けられた車輪と、この車輪が転動可能なよ
うに回転管の回転中心を中心としてタンク底板上
に設置された円環状のレールと、前記立上がり管
内を流れる流体の流圧を回転力に変換して車輪を
駆動させる車輪駆動装置と、貯蔵タンク内から取
り出した貯液を側ノズルから固定管、回転管およ
び立上がの管を介してジエツトミキサーに供給す
る流体供給装置とから成る貯蔵タンクのスラツジ
除去装置を特徴としている。
[作用] 上述したようなこの考案によるスラツジ除去装
置においては、回転管の先端に設けられたジエツ
トミキサーが、タンク底板上のレールに沿つて旋
回するようになつている。
[実施例] 以下、図面と共にこの考案に従つた貯蔵タンク
のスラツジ除去装置の好適な実施例について詳細
に説明する。尚、先の従来構成と同一または相当
部分には同一符号を用いることとする。
第1図および第2図において、タンク底板13
上には、タンク側板11下部の側ノズル12から
タンク中心にかけて固定管15が設置され、その
タンク中心側の端部には、スイベルジヨイント1
6を介して、回転管17が水平に延びている。こ
の回転管17は、スイベルジヨイント16を中心
にしてタンク周方向に回転自在となつており、そ
の長さは、タンク半径の半分程度が好適である。
回転管17の先端には立上がり管18が接続され
ており、更にその上端にジエツトミキサー21が
取り付けられている。
図示実施例におけるジエツトミキサー21は、
先に説明した従来のジエツトミキサー1とほぼ同
様な構成であり、立上がり管20に連結された固
定ケーシング22と、固定ケーシング22に回転
可能に連結されたノズルケーシング24と、ノズ
ルケーシング24を回転させるための回転装置2
5とから成り、管路を流れてくる流体によつてノ
ズルケーシング24が回転されると共に、ノズル
23から流体が噴射されるようになつている(第
3図)。ノズル23から噴射される流体は、貯蔵
タンク10の外部に設けられた流体供給装置5に
よつて貯液を循環させたものである。
また、回転管17の回転中心を中心とし、且
つ、回転管17の全長よりも僅かに長い半径を有
する円環状のレール26が、タンク底板13上に
設置されている。立上がり管18からは車輪軸2
7が回転管17の軸線方向と平行に延びており、
車輪軸27の先端に取り付けられた車輪28がレ
ール26上を転動するようになつている。
立上がり管18には車輪28を駆動させるため
の車輪駆動装置29が設けられている。この車輪
駆動装置29は、第3図に明示されるように、立
上がり管18内に、回転管17から流れてくる流
体の流圧によつて回転力が与えられる翼車30が
取り付けられている。翼車30の回転軸31は、
立上がり管18の管壁を貫通し、管壁外面に形成
されたギヤボツクス32内に延びており、ギヤボ
ツクス32内の複数個の歯車33を介して、回転
軸31の回転力を車輪28の車輪軸27に伝達す
るように構成されている。
次に、このような構成において、この考案の作
動について説明する。
まず、流体供給装置5を作動させ、貯蔵タンク
10内から貯液を取り出し、側ノズル12を介し
て固定管15に導く。貯液は、固定管15からス
イベルジヨイント16、回転管17を経て、立上
がり管18に至る。立上がり管18内において、
貯液の流れにより翼車30が回転し、その回転が
複数個の歯車33によつて回転力を増して車輪軸
27に伝えられ、車輪28が回転する。この結
果、車輪28がレール26上を転動して、その動
きに伴つて回転管17がスイベルジヨイント16
を中心として回転する。また、立上がり管18を
通過した貯液は、その上部のジエツトミキサー2
1に流れ、ジエツトミキサー21のノズルケーシ
ング24を回転させ、ノズル23から貯蔵タンク
10内に噴射される。
このようにして、ジエツトミキサー21のノズ
ル23から噴射された貯液は、ジエツトミキサー
21自体が円形軌道を移動するので、タンク底板
13全面に行き渡る。
尚、レール26と車輪28との間のスリツプを
防止するために、レール26の上面に歯を刻み、
且つ、車輪28を歯車とし、両者を噛合させても
よい。この場合に、ノズルケーシング24の外周
に冠歯車を設け、車輪28としての歯車と噛合さ
せるよう構成すれば、車輪28の回転によつてノ
ズルケーシング24を回転させることも可能であ
る。
また、ジエツトミキサー21のノズルケーシン
グ24が固定されていても、例えば、2つのノズ
ル23が夫々タンク径方向の内方と外方とに向け
られていれば、ジエツトミキサー21自体が旋回
することから、ノズル23からのジエツト噴射は
タンク底板13全面にカバーすることができる。
[考案の効果] 以上のように、この考案によれば、ジエツトミ
キサーがタンク底板上の円形軌道を移動するの
で、1個のジエツトミキサーだけでタンク底板全
面のスラツジを拡散・除去することができ、ま
た、スラツジの堆積を未然に防止することができ
る。また、流体供給装置も1台だけでよく、経済
的であることは勿論、スラツジ除去装置全体の保
守管理も容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるスラツジ除去装置が設
置された貯蔵タンクの概略平面図、第2図は第1
図のA−A線に沿つての断面図、第3図はこの考
案のスラツジ除去装置における車輪駆動装置の構
造を示す一部切欠き拡大部分図、第4図は従来の
ジエツトミキサーを示す斜視図、第5図は従来の
ジエツトミキサーのスラツジ除去範囲を説明する
ための貯蔵タンクの概略平面図である。図中、 1,21……ジエツトミキサー、5……流体供
給装置、10……貯蔵タンク、12……側ノズ
ル、13……タンク底板、15……固定管、16
……スイベルジヨイント、17……回転管、18
……立上がり管、26……レール、28……車
輪、29……車輪駆動装置、30……翼車、33
……歯車。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 タンク側板下部の側ノズルからタンク中心に
    亘つてタンク底板上に設置された固定管と、該
    固定管のタンク中心側の端部にタンク周方向に
    回転可能に連結され且つ水平方向に延びる回転
    管と、該回転管の先端に立上がり管を介して連
    結されたジエツトミキサーと、前記立上がり管
    に取り付けられた車輪と、該車輪が転動可能な
    ように前記回転管の回転中心を中心として前記
    タンク底板上に設置された円環状のレールと、
    前記立上がり管内を流れる流体の流圧を回転力
    に変換して車輪を駆動させる車輪駆動装置と、
    貯蔵タンク内から取り出した貯液を前記側ノズ
    ルから前記固定管、前記回転管および前記立上
    がり管を介して前記ジエツトミキサーに供給す
    る流体供給装置とから成る貯蔵タンクのスラツ
    ジ除去装置。 2 車輪駆動装置は、立上がり管内の流体の流圧
    により回転する翼車と、該翼車の回転力を車輪
    に伝達する複数個の歯車とから成る実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の貯蔵タンクのフラツ
    ジ除去装置。
JP18794786U 1986-12-08 1986-12-08 Expired JPH0415348Y2 (ja)

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JP18794786U JPH0415348Y2 (ja) 1986-12-08 1986-12-08

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JP18794786U JPH0415348Y2 (ja) 1986-12-08 1986-12-08

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Publication Number Publication Date
JPS6394593U JPS6394593U (ja) 1988-06-18
JPH0415348Y2 true JPH0415348Y2 (ja) 1992-04-07

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