JPH0538810Y2 - - Google Patents

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JPH0538810Y2
JPH0538810Y2 JP9096588U JP9096588U JPH0538810Y2 JP H0538810 Y2 JPH0538810 Y2 JP H0538810Y2 JP 9096588 U JP9096588 U JP 9096588U JP 9096588 U JP9096588 U JP 9096588U JP H0538810 Y2 JPH0538810 Y2 JP H0538810Y2
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strainer
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ポンプへ吸入される液体に混入し
ている異物を除去するストレーナ装置に係り、詳
しくはフイルタを自動的に清掃することができる
ストレーナ装置に関するものである。
〔従来の技術〕
ストレーナ装置は、ポンプへ吸入される液体に
混入している異物をフイルタにおいて取り除く
が、フイルタは長期の使用において異物により目
詰まりが生じる。これを放置することは、ポンプ
の吸入効率を低下させる原因になるので、フイル
タを清掃する必要がある。ストレーナ装置のフイ
ルタの従来の清掃方法及び装置は次の通りであ
る。
(a) ポンプから戻される余液をフイルタへ向かつ
て噴出させ、この噴出力により異物をフイルタ
から除去する(実公昭57−57774号公報)。
(b) 作業者が、その都度、ストレーナ装置を液槽
より取り出し、手作業でブラシによりフイルタ
から異物を擦り落とす。
(c) そのストレーナ装置から液体を吸入している
ポンプ又は清掃専用のポンプの吐出液を導いて
フイルタに噴出させ、異物をフイルタから除去
する(実公昭58−47934号公報)。
〔考案が解決しようとする課題〕
(a) の清掃方式では、余液の噴出力自体があまり
大きくないとともに、フイルタ全体が余液の噴
出力を受けるように、余液を分配する必要があ
り、各噴出部の噴出力が低下し、効果が薄い。
また、余液の噴出が届かない部分も生じ、その
部分は清掃されない。
(b) の清掃方式では、面倒な清掃作業が必要であ
るとともに、清掃時には、ポンプの運転を停止
して、本来の作業を中断する必要がある。
(c) フイルタの清掃専用のポンプを用意する場合
は、全体としてコスト高となり、また、清掃す
るストレーナ装置から液体を吸入しているポン
プを利用す場合には、ポンプによる本来の作業
を中断する必要がある。
この考案の目的は、このような問題点を克服
し、フイルタに付着している異物を、ポンプの運
転を停止することなく、効果的に清掃することが
できるストレーナ装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使
用して説明する。
請求項1のストレーナ装置は、周部のフイルタ
36において液体12が外から内へ通過可能であ
るストレーナ本体28と、このストレーナ本体2
8内に吸入口46をもち液体をポンプ16の方へ
導く通路体40,42と、この通路体の一部40
を貫通し回転自在である回転軸部材50と、前記
通路体の一部40内に配置され回転軸部材50と
一体的に回転する第1の駆動羽根62と、ポンプ
16からの余液の噴出口60に臨むように配置さ
れ回転軸部材50と一体的に回転する第2の駆動
羽根64と、フイルタ36の外面を周方向へ摺接
自在に設けられ回転軸部材50からの回転動力に
より回転するブラシ74とを有してなる。
請求項2のストレーナ装置では、さらに、保護
用枠体80が、通路体40,42からの回転軸部
材50の露出部分と、ストレーナ本体28と、ブ
ラシ74とを内部に収容するように、ストレーナ
本体28に固定されている。
〔作用〕
請求項1の考案では、ポンプ16の運転に伴つ
て、液体は、ポンプから吸引力により、ストレー
ナ本体28のフイルタ36を通過してストレーナ
本体28内へ入り、さらに、吸入口46から通路
体40,42を経てポンプの方へ流れる。液体1
2は、通路体40,42を流れる際、第1の駆動
羽根62に衝突し、第1の駆動羽根62を回転さ
せる。一方、ポンプからの余液は、液槽10の方
へ戻される際に、噴出口60より第2の駆動羽根
64へ向かつて噴出し、第2の駆動羽根64を回
転させる。回転軸部材50は、第1の駆動羽根6
2及び第2の駆動羽根64における回転力により
回転し、ブラシ74は、回転軸部材50から回転
力を伝達されて、フイルタ36に接触しつつ、フ
イルタ36の周りを周方向へ回り、フイルタ36
の付着異物を擦り落とす。
請求項2の考案では、ストレーナ装置14が液
体12内で傾斜又は転倒したときも、保護用枠体
80は、液槽10の底部及び側壁等に当接し、液
槽10の底部及び側壁等への回転軸部材50、フ
イルタ36及びブラシ74の当接を防止する。
〔実施例〕
以下、この考案を図面の実施例について説明す
る。
第7図はストレーナ装置を装備するポンプシス
テムの概略図である。液槽10は散布液12を貯
留し、ストレーナ装置14は液槽10内に沈めら
れる。ポンプ16は、図示していないエンジンに
より駆動され、吸入ホース18を介してストレー
ナ装置14に吸入側を接続されている。調圧弁2
0は、ポンプ16の吐出口に接続され、ポンプ1
6の吐出圧を調圧し、調圧された散布液12は吐
出ホース22を介してノズル24へ送られる。余
液ホース26は、ノズル24へ送られなかつた余
液を液槽10内のストレーナ装置14へ導く。
第1図及び第2図はストレーナ装置14の垂直
断面図及び平面図である。円筒箱状のストレーナ
本体28は、上下の上側端部部材30及び下側端
部部材32と、上下の端部において上側端部部材
30及び下側端部部材32に組付けられ互いに接
触して内外にそれぞれ配設される内側円筒フイル
タ34及び外側円筒フイルタ36とを有してい
る。内側円筒フイルタ34は、エキスパンドメタ
ル等から製作されて目は粗いが強度の大きい網体
から成り、外側円筒フイルタ36は、目の細かい
網体からなり実質的なフイルタ機能を受け持つ。
おもり38は下側端部部材32内に埋め込まれて
いる。
通路体である接続管部40は、上側端部部材3
0に一体的に形成され、上端部内周に雌ねじ部4
1をもち、下端部はストレーナ本体28内に位置
し、雌ねじ部41には吸入ホース18が接続され
る。通路体である吸い込み管部42は、ストレー
ナ本体28内においてストレーナ本体28の中心
線に沿つて延び、上端部において接続管部40に
結合している。複数個の受け板部44は、下側端
部部材32の上面側に上方へ張り出すように形成
され、吸い込み管部42の下端部を受ける。吸入
口46は、吸い込み管部42の下端に形成され、
受け板部44の間を介してストレーナ本体28内
へ連通している。吸入通路48は、接続管部40
及び吸い込み管部42内に形成され、吸入ホース
18を経てポンプ16の吸入側へ連通している。
回転軸50は、接続管部40を直径方向へ貫通
し、接続管部40の貫通部の軸受部52,52に
より回転自在に軸支されている。止め輪54,5
4は、軸受部52,52の外側において回転軸5
0に嵌着し、回転軸50が接続管部40から抜け
るのを阻止している。ホース装着部56は、ボル
ト58により接続管部40の上端部外周に固定さ
れ、下部に噴出口60を有している。噴出口60
はノズル状に形成されてもよい。ホース装着部5
6の外周部には、テーパ状の環状突起が形成さ
れ、余液ホース26(第7図)が装着される。第
2の駆動羽根64は、第2図から分かるように、
回転軸50に対して片側へ偏倚している。
第1の駆動羽根62は接続管部40内において
回転軸50に一体回転的に取付けられ、第2の駆
動羽根64は、回転軸50に対して一方の半部が
噴出口60に対峙する位置となるように、回転軸
50に一体回転的に取付けられる。第3図は回転
軸50に対して直角方向における第1の駆動羽根
62の垂直断面図であり、第1の駆動羽根62
は、凹側を回転方向後方へ向ける湾曲状に形成さ
れている。
かさ歯車66は回転軸50の端部に一体回転的
に設けられ、かさ歯車68は、ストレーナ本体2
8の中心線の周りに回転自在に軸受70を介して
接続管部40の外周部に支持され、かさ歯車66
にかみ合つている。軸受70は例えばテフロン
(商標)等の樹脂より成る。リング72は、外側
円筒フイルタ36の下端部において外側円筒フイ
ルタ36の外側に遊嵌している。第4図はリング
72の平面図であり、正方形状の一対の組付け穴
73,73が周方向へ180°離れた位置においてリ
ング72に穿設されている。
第5図はブラシ74の斜視図である。ブラシ7
4は、上下方向へ延びる棒部76と、この棒部7
6の縦方向全体にわたつて内面側に設けられたブ
ラシ部78とを有している。突起79は棒部76
の下端部において横方向へ張り出し、棒部76の
下端部をリング72の組付け穴73(第4図)に
組付けた際には突起79はリング72の平面部に
当接するようになつている。第1図に示されるよ
うに、ブラシ74の棒部76の上端はかさ歯車6
8の下側縁に嵌着されるとともに、下端はリング
72側縁に組付けられ、下側端部部材32の上縁
に摺接され、ブラシ部78は外側円筒フイルタ3
6に接触した状態に保持される。
第6図は保護用枠体80の斜視図である。保護
用枠体80は、上下に配設されて互いに平行なリ
ング82,82と、周方向へ等角度間隔に配列さ
れ鉛直方向へ延びてリング82,82を結合する
複数本の連結棒84とを有している。交差板86
は、十字状に配置され、端部において下側のリン
グ82に固定され、リング82近傍の上面側には
隆起部88が固定されている。
第1図に示されるように、保護用枠体80は、
上側からストレーナ本体28及びその組付け体を
内部に入れられ、それらを包囲している。隆起部
88は下側端部部材32の下面の凹所に嵌合して
いる。締付けボルト90は、上側端部部材30、
下側端部部材32、隆起部88及び交差板86
(第6図)を貫通し、下端部においてナツト92
を螺合され、ストレーナ本体28及び保護用枠体
80を上下方向へ締め付けている。
実施例の作用について説明する。
ポンプ16の運転に伴つて、散布液12は、ポ
ンプ16からの吸引力により、ストレーナ本体2
8の外側円筒フイルタ36及び内側円筒フイルタ
34を通過してストレーナ本体28内へ入る。散
布液12は、さらに、受け板部44の間を経て、
吸入口46から吸入通路48内へ導かれる。散布
液12は、吸入通路48を流れる際、接続管部4
0内の第1の駆動羽根62に衝突し、第1の駆動
羽根62を回転させる。一方、調圧弁20からの
余液は、余液ホース26を介して液槽10の方へ
戻され、噴出口60より第2の駆動羽根64へ向
かつて噴出し、第2の駆動羽根64を回転させ
る。回転軸50は、第1の駆動羽根62及び第2
の駆動羽根64における回転力により回転し、こ
れに伴つて、かさ歯車66が回転する。かさ歯車
68は、かさ歯車66の回転によりストレーナ本
体28の中心線の周りに回転し、ブラシ74のブ
ラシ部78を外側円筒フイルタ36に接触させつ
つ、外側円筒フイルタ36を周方向へ回り、外側
円筒フイルタ36の付着異物を擦り落とす。スト
レーナ装置14は、下側端部部材32のおもり3
8により散布液12内における安定性を増大さ
れ、傾斜及び転倒を回避される。また、ストレー
ナ装置14が液槽10内で傾斜又は転倒したとき
は、保護用枠体80は、液槽10の底部及び側壁
等に当接し、液槽10の底部及び側壁等への回転
軸50、外側円筒フイルタ36及びブラシ74の
当接を防止する。
〔考案の効果〕
請求項1の考案では、ポンプへ吸入される液体
の流れ及びポンプから戻される余液の噴出力が駆
動源となつて、ブラシが駆動され、ブラシは、ス
トレーナ本体のフイルタの外面を摺接し、フイル
タの付着異物を擦り落とす。したがつて、作業者
の手作業によるフイルタの清掃作業を省略できる
とともに、ポンプの運転を停止する必要がなくな
る。さらに、ポンプへの吸入液体の流れが駆動源
として利用されるので、大きな駆動力が確保さ
れ、フイルタへのブラシの摺接により擦り力が増
大し、清掃作業が適切になる。
請求項2の考案では、保護用枠体が、回転軸部
材及びストレーナ本体等の強度上、弱い部分を覆
うので、ストレーナ装置の傾斜や転倒の発生の際
にもそれらを確実に保護することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例に関し、第1図及び第
2図はストレーナ装置の垂直断面図及び平面図、
第3図は回転軸に対して直角方向における第1の
駆動羽根の垂直断面図、第4図はリングの平面
図、第5図はブラシの斜視図、第6図は保護用枠
体の斜視図、第7図はストレーナ装置を装備する
ポンプシステムの概略図である。 12……散布液(液体)、14……ストレーナ
装置、16……ポンプ、28……ストレーナ本
体、36……外側円筒フイルタ(フイルタ)、3
8……おもり、40……接続管部(通路体)、4
2……吸い込み管部(通路体)、46……吸入口、
50……回転軸(回転軸部材)、60……噴出口、
62……第1の駆動羽根、64……第2の駆動羽
根、74……ブラシ、80……保護用枠体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 周部のフイルタ36において液体が外から内
    へ通過可能であるストレーナ本体28と、この
    ストレーナ本体28内に吸入口46をもち液体
    をポンプの方へ導く通路体40,42と、この
    通路体の一部40を貫通し回転自在である回転
    軸部材50と、前記通路体の一部40内に配置
    され前記回転軸部材50と一体的に回転する第
    1の駆動羽根62と、前記ポンプからの余液の
    噴出口60に臨むように配置され前記回転軸部
    材50と一体的に回転する第2の駆動羽根64
    と、前記フイルタ36の外面を周方向へ摺接自
    在に設けられ前記回転軸部材50からの回転動
    力により回転するブラシ74とを有してなるこ
    とを特徴とするストレーナ装置。 (2) 保護用枠体80が、前記通路体40,42か
    らの前記回転軸部材50の露出部分と、前記ス
    トレーナ本体28と、前記ブラシ74とを内部
    に収容するように、前記ストレーナ本体28に
    固定されていることを特徴とする請求項1記載
    のストレーナ装置。
JP9096588U 1988-07-11 1988-07-11 Expired - Lifetime JPH0538810Y2 (ja)

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