JPH04150438A - 帯域割当て方式 - Google Patents

帯域割当て方式

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JPH04150438A
JPH04150438A JP2272251A JP27225190A JPH04150438A JP H04150438 A JPH04150438 A JP H04150438A JP 2272251 A JP2272251 A JP 2272251A JP 27225190 A JP27225190 A JP 27225190A JP H04150438 A JPH04150438 A JP H04150438A
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JP2272251A
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Inventor
Nobuhiko Ido
伸彦 井戸
Kenji Kawakita
謙二 川北
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、ATM通信システムの交換機での帯域制御に
係わり、特にATM交換機において、端末間からの発呼
時に交換機にて発呼受付の可否の判定に好適な帯域割当
て方式である。 〔従来の技術〕 情報をセルと称される固定長パケットに分割して転送す
るATM(アシンクロナス・トランスファー・モード、
 Asynchronous Transfer Mo
de)交換では、数kb/sから数百Mb/sまでの速
度や短時間内に集中してセルが連続的に発生することが
繰り返されるバースト性と称される性質の有無など、多
様なトラヒックを同−物理回線上に多重するという、従
来の回線交換に無い特徴がある。ATM交換機では、こ
のような多様なトラヒック・要求品質を持つ通信、すな
わち、呼に対して、呼設定時の■呼損率(呼レベルでの
品質)だけでなく、通信中の■セル転送品質(セルレベ
ルの品質)も考慮して帯域割当てを行う必要がある。 トラヒック特性の異なる呼を同一VP(ヴアーチャル・
バス、Virtual Path)上に割り付けた場合
、セル転送品質の相互の影響は複雑であり、これらを簡
易に扱うために、ATM交換での帯域割当てを従来の回
線交換で用いられていた帯域割当て手法にマツピングす
ることが提案されている。例えば、rATM網における
呼損率を考慮した呼受付制御方式」 (電子情報通信学
会技術研究報告S S E89−147、頁7〜頁12
)では、トラヒック・要求品質に対して速度・バースト
性を含む項目によりクラス(呼種)分けを行い、この呼
種毎に独立に接続可能な呼の数を回線交換における回線
数に対応させ、該回線数を統計情報等から決定し、統計
情報等からは想定されない呼の帯域を柔軟に割り当てる
ための帯域の予備容量を設けることを提案している。こ
の帯域の予備容量のように、複数の呼種で同一の帯域を
共用する手法として、仮想帯域を用いる方法がある。例
えば、「高速パケット交換における統計多重制御力の検
討」 (電子情報通信学会技術研究報告S S E87
−138、頁43〜頁48)では、仮想帯域の残容量を
保持し、新たな呼が発生した時該呼の要求する仮想帯域
を捕捉できるか否かにより呼の接続が可能であるか否か
を判定する方法が提案されており、また、rATM網に
おけるバーストトラヒックの収容法」(電子情報通信学
会技術研究報告S S E88−117、頁1〜頁6)
では、仮想帯域の計算方法の一例が提案されている。 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、かかる従来方式においては、次のような
問題点がある。以下では、回線交換での回線に見立てた
ATM交換での帯域を「仮想トランク」と記す。 「仮想帯域」ならびに「仮想トランク」は、次の特徴を
持つ。 「仮想帯域」を用いた帯域割当て方式では、1つの呼が
使用する帯域を連続値である仮想帯域にて示し、各呼の
仮想帯域の総和がVPの仮想帯域を越えない範囲で呼の
接続を可能と判定する。仮想帯域を用いると、任意の呼
種・多重数の組合せについて帯域割当てが可能であると
いう利点があるが、いかなる呼種の組合せでもセル転送
品質を満足するような仮想帯域をどのように規定するか
に問題がある。一般に、異呼種混在時のトラヒック特性
解析は困難であり、かなり安全側に見積もった値/計算
式を用いることとなる。このため、物理回線の使用効率
が低くなるという問題がある。 「仮想トランク」を用いた帯域割当て方式では、VPに
対しある呼種の帯域割当て可能な呼数がnとすると、該
VPには該当呼種のトランクがn本あるとみなす。した
がって、仮想トランクを用いた方法では、呼種ごとに帯
域を分割使用することになり、分割損が生じる。これは
呼種のレベルの分割損であり、セル転送レベルについて
は、想定した仮想トランクに一致した呼が接続している
時には、ATMの統計多重効果を100%活かした帯域
割当てとなる。すなわち、あるVPの仮想トランク数を
決める時には、実機測定/シミュレーションを用いて、
スイッチ性能のぎりぎりまで仮想トランクを詰め込むこ
とが出来るからである。 また、呼損率については、呼種ごとの接続数に最低保証
値を設けることにより保証する必要があるので、いずれ
にしても、仮想トランク相当の管理は必須になる。すな
わち、仮想帯域のみの管理では、出線端数効果により、
大きい帯域リソースを必要とする呼種の呼損率が大きく
なることを防ぎ得ないからである。 以上により、「高速パケット交換における統計多重制御
力の検討」 (電子情報通信学会技術研究報告S S 
E87−438、頁43〜頁48)、rATM網におけ
るバーストトラヒックの収容法」 (電子情報通信学会
技術研究報告I N88−117、頁1〜頁6)に示さ
れた、単純に仮想帯域を用いる方法には、仮想帯域算出
時の安全側への見積りにより、物理回線の使用効率が低
くなるという問題がある。 また、仮想トランクを用いる方法には、呼種ごとの帯域
の分割のために、物理回線の使用効率が低くなるという
問題がある。 また、rATM網における呼損率を考慮した呼受付制御
方式」 (電子情報通信学会技術研究報告S S E8
9−147、頁7〜頁12)に示された仮想トランクと
仮想帯域を組合せた方法では、帯域の予備賽量を設け、
これを異呼種間で共通に使用することにより回線利用率
の改善を図っているが、帯域リソースを分割した仮想ト
ランクの部分だけで呼損率に関して保証を与えるとすれ
ば、仮想トランクを用いた方法と同じ量だけの帯域リソ
ースが必要となるため、利用率の向上は望めない。帯域
の予備容量への割当てを期待して呼損率の保証を行う場
合、予備帯域では、出線端数効果により、大きな帯域リ
ソースについては捕捉しにくくなる。 また、仮想トランクに割り付けられた呼のセルも、予備
帯域に割り付けられた呼のセルも、ハードでは同様に扱
われるため、仮想トランクに割り付けた帯域についても
仮想帯域算出で安全側に見積もることによるロスが生じ
ることとなり、・利用率の向上は望めない。 本発明の目的は、ATM交換の帯域割当てにおいて、多
様なトラヒック・要求品質を簡易な方法で扱い、回線利
用率の向上を図ることにある。 〔課題を解決するための手段〕 上記目的は、予めVPについて各々の呼種のトラヒック
特性・要求品質を持つ通信をそれぞれ幾つ接続すること
が可能かを示す数である仮想トランク数の組を、計算・
シミュレーション等により複数組求め、通信開始時には
、該通信を加えた呼接続数の組と複数の前記仮想トラン
ク数の組とを比較し、呼種接続数の組がいずれかの仮想
トランク数の組より小さい場合、すなわち、VPに属す
るすべての呼種について呼接続数が仮想トランク数より
も小さくなるような仮想トランクの組がある場合に該通
信が可能であると判定することにより達成される。 また、予め高確率から低確率の複数段階を持つ確率のレ
ベルの値を設け、VPに属する各々の呼種について、呼
接続数が一定数以下である確率分布での該確率レベル値
に対応する呼接続数をしきい値として求め、ある呼種の
呼接続数が前記しきい値で区切られた区間のいずれに属
するかを該呼種の接続レベルと定義し、VPについて該
VPに属する幾つの呼種が各々の接続レベルにあるかを
示す数の組を接続状態と定義し、交換機の運転時には、
各呼種ごとに通信中敷の組を保持・更新するとともに、
前記接続状態を保持・更新し、通信開始時には、呼設定
信号により申告されたトラヒック・要求品質がいずれの
呼種に属するかを判定して該通信を加えた時の接続状態
を判定することにより、呼接続数の組と仮想トランク数
の組との比較を行うことにより達成される。
【作用】
各クラスの通信可能数を予め求めておくことにより実機
測定/シミュレーションの結果を利用して高い回線使用
率を実現すると同時に、複数の仮想トランク数の組を用
いることにより帯域の共用が図れるためクラス間の分割
損を軽減することが出来る。 また、呼接続数の組と仮想トランク数の組との比較を、
接続状態の判定により行うことにより、比較すべきデー
タの数が削減され、処理の高速化・必要メモリ量の削減
を図ることが出来る。 〔実施例〕 以下、本発明の1実施例を第1図から第11図により説
明する。第1図は、本発明による通信開始時の帯域割当
て方法を示すフローチャートであり、第2図は、第1図
の帯域割当て方法で用いるデータ構成図である。第3図
と第4図は、第2図中のデータの固定値を決定する方法
を説明する図である。第5図から第11図は、第1図か
ら第4図に示された方法の原理・妥当性を説明する図で
ある。 第5図は、本発明における仮想トランクの考え方を示す
図である。第5図では、帯域割当てを行う物理回線に対
して、a、b等で示された異なるトラヒック特性を持つ
呼種の呼を同−vP上に帯域割当てようとするものであ
り、この時に、VP上にa、bなどの呼種に専用のトラ
ンクがあると考え、これを仮想トランクと称する。仮想
トランクは、従来の回線交換におけるトランクと同様に
捕捉/解放することにより帯域割当てが行える。 本発明では、呼種a、b等の仮想トランクの数であるn
a、 nb、 nkの組を仮想トランクバタンと呼び、
na、 nb、 nkの値の異なる仮想トランクバタン
を複数考え、発呼時にいずれかの仮想トランクバタンに
おいて従来回線交換と同様な捕捉の処理が可能であれば
、帯域が割当てられたとする。第5図中、51.52.
53は、それぞれ仮想トランクバタンを示す。仮想トラ
ンクバタンを複数持つことにより、本発明では呼種間で
帯域を共用することが出来る。 第6図は、本発明による帯域の共用を説明する図である
。第6図中、呼種Aと呼種Bとを一つのvP上に割当て
た時、呼種Aの仮想トランクを多く持つ仮想トランクバ
タンと呼種Bの仮想トランクを多く持つ仮想トランクバ
タンとを準備することにより、いずれの呼種にも割当て
られる帯域、すなわち、共用される帯域がある場合と同
じ効果を生む。 次に、第7図から第9図を用いて、物理回線上での異呼
種の帯域を割当てる方法を説明する。 異呼種を同一物理回線に割当てる場合、■セル転送品質
と■呼損率の2つの品質を保証する必要がある。 第7図は、同−vP上に異呼種の帯域割当てを行う時の
セル転送品質の保証方法を説明する図である。複数呼種
がそれぞれ第7図のようなトラヒック量で発呼してくる
場合、それぞれの呼種の接続数は、第7図のように刻々
と変化する。これらの接続数が同時に一定以上になると
、いずれがの呼種でセル転送品質が守られない場合、す
なわち、帯域が不足する場合が生じる。このような場合
を防ぎ、割当てた呼のセル転送品質を保証するには、呼
接続線数に上限を設ける必要がある。この呼の受付の制
限は、呼接続数に呼種ごとの偏りのある様々な仮想トラ
ンクパターンを求めておき(73)、ある呼種の帯域割
当てが要求された時、その呼を含めた呼種別の呼接続数
が、複数の仮想トランクパターンのうちのいずれかにつ
いて、「すべての呼種の呼接続数が、仮想トランクパタ
ーンよりも小さいJという条件を満たしていれば、該帯
域割当てを許容することにより行う。第8図は、該条件
の判定方法のフローチャートを示した図である。 本発明では、異呼種の呼接続数の組合せを複数想定し、
想定した場合でのセル転送品質を予め実機測定/シミュ
レーション/計算しておくことにより、セル転送品質を
保証する。よって、■仮想トランクパターンを更新する
ことにより、将来トラヒック特性解析技術が進展した場
合の成果や、呼種毎の需要の変化を、盛り込んで行くこ
とが可能である、■セル転送品質の測定/計算は、実機
を用いて行うことが可能であり、セル転送品質の保証が
確実である、などの利点がある。 第9図は、同−vP上の異呼種帯域割当て時の呼損率の
保証方法を説明する図である。呼損率を保証する場合、
需要予測に従って、91のようなそれぞれの呼種のトラ
ヒック量を決める。次にトラヒック量に従って、ある呼
損率を満足するために必要な仮想トランク数を求める(
92)、次に、呼が頻繁に発呼して呼接続数が多くなっ
ている程度を接続レベルと定義し、接続レベルが高い(
呼接続数が多い)状態になっている呼種の組合せを考え
る。それぞれの呼種が高い接続レベルに陥る確率は、対
応する呼損率に当る。よって、呼損が発生する組合せを
、1つの呼種が高い接続レベルとなって呼損が発生する
場合、2つの呼種が高い接続レベルとなって呼損が発生
する場合、と言うように分類したとき、それぞれの発生
確率を求めることが出来る。異呼種間で、その呼生起は
独立と考えられるため、同時に3つ以上の呼種で高い接
続レベルとなる事態が発生する場合は無視し得る。 このようにして、発生する可能性がある異呼種間での接
続レベルの組合せを、93のようにリストアツブする。 これを、以下、接続バタンと称する。 これらの接続バタンは、発生のしやすさの点から順序つ
けられ、このうちのどの範囲までを許容するかをサービ
ス条件により決定する。次に許容する範囲の接続バタン
に対応する仮想トランクパターンを作成する(94)。 次に、得られた仮想トランクバタンに対して、実機測定
などの方法により、セル転送品質が満たされていること
を保証する。 実機測定などにより、セル転送品質が保証できなければ
、91のような需要予測のトラヒック量は、該物理回線
に収容出来ないと言うことになり、他のvPを設けてト
ラヒック量を分散収容するような設備設計が必要となる
。本発明による呼損率の保証方法には、異呼種の呼接続
数の組合せを複数想定しすることにより、■従来の回線
交換と同様な呼損率の保証が可能であり、■異呼種間で
帯域の共用による高い回線利用率を実現できる、等の利
点がある。 次に、第10図、第11図、および、第3図、第4図を
用いて、呼種/トラヒック量を、複数VPへ収容する方
法について説明する。 まず、どのような呼種を同−vP上に収容するかの選択
基準について示す。 1つめの選択基準として、同−vP上には、なるべく、
似たトラヒック特性を持つ呼種同士を収容するように、
呼種を選択する。このような選択を行う理由は、トラヒ
ック特性の違いが大きい呼種を同−vP上に収容した場
合に、一方の呼種が他方の呼種から影響を受けることに
より、著しくセル転送品質が劣下するためである。この
ような選択を行わない場合、結果として、vP上の呼の
多重数を下げることとなり、回線利用率の低下を招く。 第10図に、呼種の組合せによる多重化特性の違いのシ
ミュレーション例を示す。′トラヒック特性が似ている
′とは、トラヒックの特性を表す各パラメタ、すなわち
、呼設定信号によりATM交換機に申告されるパラメタ
の値が近いと言うことを意味する。第10図から分かる
ように、セル転送品質に対する影響と、トラヒック特性
パラメタとの関係には、■最大帯域が大きく、バースト
長が大きい呼種は、同じvPに割当てた呼種のセル転送
品質に影響を与えやすく、■最大帯域が小さく、バース
ト長が小さい呼種は、同じvPに割当てた呼種のセル転
送品質から影響を受けやすい、と言う傾向がある。第1
1図は、セル転送品質の影響の関係を示した図である。 2つめの選択基準として、同一呼種は複数のvPに跨っ
て収容されることのないように、1つのvPにはなるべ
く少ない数の呼種を収容するように、呼種な選択する。 すなわち、似たトラヒック特性を持つ呼同士でも、分離
出来る場合は分離し、相互の干渉を無くすようにする。 第3図は、以上に記した選択基準による、複数vPへの
呼種の分配処理を示した図である。第4図は、第3図の
処理を用いた複数VPへの呼種の分配方法のフローチャ
ートである。第3図中、31は呼種の順序づけを示す。 すなわち、第11図に示した、異呼種混在時のセル転送
品質の影響の与えやすさ/受けやすさ(=最大帯域大・
バースト長大/最大帯域小・バースト長小)により、呼
種別を1列に順序付ける。この順序づけの中では、隣り
合った呼種は似たトラヒック特性を持つことになる。3
2は同−VP上への割り付は呼種の切り出しを示す。す
なわち、順序付けした呼種の一端から、1つのvPに割
り付ける複数呼種を切り出す。 切り出された複数呼種は、互いに似たトラヒック特性を
持つ。33はvPの仮想トランクバタンの作成を示す。 すなわち、第9図により示した方法で、仮想トランクバ
タンを生成する。作成された仮想トランクバタンは、呼
損率を満足する呼種毎の割当て接続数を示す。34はセ
ル転送品質の充足確認を示す。すなわち、求められた仮
想トランクバタンのすべてがセル転送品質を満たすか否
かを判定する。各々の仮想トランクバタンは具体的なト
ラヒック特性が与えられているので、解析によっても、
あるいは実機測定/シミュレーションによっても、判定
を行うことが出来る。 以上のような処理を繰り返して、必要なvPの本数、そ
れぞれのvPに割り付ける呼種、それぞれのvPに対す
る帯域リソース要求の許可判定に用いる仮想トランクバ
タンを得る。第4図は、そのフローチャートを示す。 1つの呼種で1つのvPの帯域リソースを使い切る場合
、あるいは、2つ以上のvPの帯域を必要とする場合に
は、vPは1種類の呼種の仮想トランクのみから構成さ
れる仮想トランクパターンを持つことになる。 順序付けした複数呼種の需要予測のトラヒック量に大き
く偏りがある時は、第3図のフローチャートでは最適な
呼種分配にならない場合がある。 すなわち、不揃いな大きさの積み木を複数の箱に詰め込
む時と似た問題が生じる。これに対しては、ある程度ア
トホックな操作を行って、呼種を配分する必要がある。 次に7、第1図と第2図とを用いて、本発明による通信
開始時の帯域割当て判定方法の1実施例を説明する。 本実施例では、判定処理の高速化と所要メモリの縮小と
を図っており、まず、処理高速化・メモリ縮小の方法に
ついて説明する。第8図に示したように、帯域割当ての
判定は、「複数の仮想トランクパターンをサーチして、
すべての呼種について現在の接続数よりも大きいものが
見つかった」場合に許可と判定される。よって、帯域管
理テーブルの構成は、仮想トランクパターンを高速に参
゛19 照できることがポイントとなる。 処理高速化の方法の1つめは、参照必要回数の低減させ
ることである。本発明による帯域割当て判定では、帯域
割当てがNGとなるのは、呼接続数が仮想トランクバタ
ンの値をちょうど超えた場合のみである。よって、これ
以外の場合では接続数を更新し許可とすることが出来る
。すなわち、呼接続数がちょうど超えた場合か否かの判
定を行うことにより、参照回数を低減することが出来る
。 接続レベルのしきい値にちょうどかかる場合は希であり
、効果がある。 処理高速化の方法の2つめは、接続レベルでの参照によ
る参照パターンの低減であり、これはメモリ縮小にも効
果がある。本発明による帯域割当て判定では、第9図に
示した様に、仮想トランクバタンを接続バタンに対する
呼種の組み合わせを求めることにより決まる。接続バタ
ンから仮想トランクバタンを求める時に、バタン数は組
合せ的に増加するので、参照を接続バタンで行うことに
より、参照すべきバタン数を削減することが出来る。第
9図中93に示したように、複数呼種が同時に高い接続
レベルに陥る確率は無視出来る。よって、接続バタンは
3〜10(2呼種、多くても3呼種が高い接続レベルに
なる場合)を考えれば十分であり、効果がある。 第2図は、以上に記した処理高速化/メモリ削減を図っ
た場合の、本発明による帯域割当て判定で用いる帯域リ
ソース管理テーブルの構成図である。第1図は、本発明
による帯域割当て判定のフローチャートである。すなわ
ち、端末が通信を開始する時、ATM交換機では端末よ
り呼設定信号を受信し、これにより通信のあて先と呼種
とを判定し、回線情報テーブル21により、該呼に対し
帯域を割当てる回線の番号である回線番号と、該回線に
割当てられる呼種の番号である回線内呼種番号を索引す
る。以下、回線番号により索引されるテーブル群22を
用いて、第1図のフローチャートに示した判定処理を実
行する。まず、呼接続数テーブル24と仮想トランク数
テーブル26を索引して呼接続数と接続レベル1の仮想
トランク数を求め(101,103)、両者を比較しく
104)、呼接続数が接続レベル1の仮想トランク数よ
り小さい場合は、呼接続数テーブルを更新して(110
)、帯域割当てを許容する(111)。呼接続数が接続
レベル1の仮想トランク数より小さくない場合は、再度
仮想トランク数テーブル26を索引して接続レベル2.
3の仮想トランク数を求め(105)、呼接続数が仮想
トランク数に一致するかを判定する(106)。一致す
るものがなければ、接続レベルをちょうど超えた場合で
はないということなので、呼接続数テーブルを更新して
(110)、帯域割当てを許容する(111)。 また、想定する接続バタンでは、接続レベル3以上の呼
接続数となることは許容しないので、接続レベル3の仮
想トランク数と呼接続数とが一致した場合は、帯域の割
当てを拒否する(112)。接続レベル1.2の仮想ト
ランク数と呼接続数とが一致した場合には、新たな接続
状態を生成しく107)、許容する接続レベルごとの呼
種数を保持する接続レベル別呼種数テーブル26を照合
し、いずれかの接続バタンよりも接続状態が小さいか否
かを判定する(108)。いずれかの接続バタンよりも
接続状態が小さい場合には、接続状態テーブル23と接
続数テーブル24とを更新しく110)、帯域割当てを
許容する(111)。すべての接続バタンよりも接続状
態が大きい場合には、帯域割当てを拒否する(112)
。 第1図に示したフローは、単純な演算/索引しか含まれ
ていないため、その処理ステップは小さく、高速な判定
処理が実現される。また、処理ステップは、接続パター
ンの増加に従って増加するが、■発生確率の低いルート
での増加分であること、■接続パターンはその定義から
大きな値にならないことより、様々な条件下にても高速
処理が維持できる。 〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明によれば、各呼種の仮想ト
ランク数の組を複数持ち、いずれかにより接続可能の条
件が満たされれば帯域割当てを行うので、呼種間で帯域
を共用し合う柔軟な帯域割当てが出来、呼種間の分割損
を軽減することが出来る。 また、多数の仮想トランクバタンと呼接続数の組との比
較を行う代わりに、仮想トランクバタンを導出する元と
なる接続バタンと、いくつの呼種の呼接続数がしきい値
を超えているかを示す接続状態とを比較することにより
、比較の回数を削減し、高速な帯域割当て処理が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例での発呼時のATM交換機で
の帯域割当て方法を示すフローチャート、第2図は第1
図の帯域割当て方法で用いるデータ構造図、第3図は複
数VPへの呼種の分配処理を示した図、第4図は第3図
の処理を用いた複数VPへの呼種の分配方法のフローチ
ャート、第5図は本発明における仮想トランクの考え方
の説明図、第6図は本発明による帯域の共用の説明図、
第7図は同−VP上に異呼種の帯域割当てを行う時のセ
ル転送品質の保証方法の説明図、第8図は第6図のセル
転送品質の保証方法のフローチャート、第9図は同−V
P上に異呼種の帯域割当てを行う時の呼損率の保証方法
の説明図、第10図は呼種の組合せによる多重化特性の
違いのシミュレーション例、第11図はセル転送品質の
影響の関係を示した図、である。 〔符号の説明〕 21・・・vp情報テーブル 22・・・vP番号により索引されるテーブル群23・
・・接続状態テーブル 24・・・呼接続数テーブル 25・・・接続レベル別呼種数テーブル26・・・仮想
トランク数テーブル 31・・・呼種の順序付は例 32・・・同−VP上への割り付は呼種切り出し例33
・・・仮想トランクバタンの作成例34・・・セル転送
品質の充足確認 51〜53.61.62・・・仮想トランクバタン例7
1・・・トラヒック量の例 72・・・接続数の変動の例 73・・・呼受付上限規定の例 91・・・トラヒック量需要予測例 92・・・必要回線数の例 93・・・呼損の発生状況の分類の例 94・・・呼損率を満足するために必要な受付上限規定
の例 1001、1002.1004・・・シミュレーション
条件1003、1005・・・シミュレーション結果゛
27

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、情報をセルと称される固定長パケットに分割して転
    送する上、通信開始時には、該通信に先立って端末から
    交換機に対し該通信でのセル送出のトラヒック特性の申
    告と該通信の要求品質の申告とを呼設定信号により行う
    とともに、該交換機で該トラヒック特性・要求品質を持
    つ該通信を行うことが可能か否かの判定である帯域割当
    てを行うATM通信システムの交換機における帯域割当
    て方式であつて、 (1)予めトラヒック・要求品質に対してセルの所定項
    目によるクラス分けである呼種を設け、帯域割当ての対
    象となるVP(Virtual Path、以下同じ)
    について各々の呼種のトラヒック特性・要求品質を持つ
    通信をそれぞれ幾つ接続することが可能かを示す数であ
    る仮想トランク数の組を、複数組求め、 (2)交換機の運転時には、VPに属する呼種ごとに幾
    つの通信が行われているかを示す数である呼接続数の組
    を保持・更新し、 (3)通信開始時には、呼設定信号により申告されたト
    ラヒック特性・要求品質がいずれの呼種に属するかを判
    定して該通信を加えた呼接続数の組と複数の前記仮想ト
    ランク数の組とを比較し、呼種接続数の組がいずれかの
    仮想トランク数の組より小さい場合、該通信が可能であ
    ると判定するようにした、帯域割当て方式。 2、(1)予め高確率から低確率の複数段階を持つ確率
    のレベルの値を設け、VPに属する各々の呼種について
    、呼接続数が一定数以下である確率分布での該確率レベ
    ル値に対応する呼接続数をしきい値として求め、ある呼
    種の呼接続数が前記しきい値で区切られた区間のいずれ
    に属するかを該呼種の接続レベルと定義し、VPについ
    て該VPに属する幾つの呼種が各々の接続レベルにある
    かを示す数の組を接続状態と定義し、 (2)交換機の運転時には、各呼種ごとに呼接続数の組
    を保持・更新するとともに、前記接続状態を保持・更新
    し、 (3)通信開始時には、呼設定信号により申告されたト
    ラヒック・要求品質がいずれの呼種に属するかを判定し
    て該通信を加えた時の接続状態を判定することにより、
    呼接続数の組と仮想トランク数の組との比較を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の帯域割当て方式。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04355535A (ja) * 1991-05-31 1992-12-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Atm呼受付制御装置
JPH0715473A (ja) * 1992-12-16 1995-01-17 Internatl Business Mach Corp <Ibm> パケット交換ネットワークにおける資源を要求する方法及びシステム
US6470029B1 (en) 1997-06-09 2002-10-22 Nec Corporation Bandwidth control method in a network system

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