JPH04147240A - 液晶露光装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、画像信号に基づきハードコピーを得る画像記
録装置に適用する液晶露光装置の改良に関する。

〔従来の技術〕

近年、液晶における各種の電気光学効果を利用して光透
過−光遮断の切替えを行う種々の液晶表示素子（ＬＣＤ
）シャッタが開発されている。ここで、ＬＣＤシャッタ
のなかでツイストマチック（ＴＮ）型のＬＣＤシャッタ
について説明する。

このＴＮ型のＬＣＤシャッタは複数の液晶光変調素子が
配列されてなり、各液晶光変調素子では、液晶が２枚の
透明電極基板（外側）と、均一な直線状の溝を有する２
枚の配向膜（内側）とに挟まれている。

透明電極間に電圧が印加されていない場合は、液晶分子
は配向膜の溝で規制される力に従って特定の配向状態を
とるが、上記２枚の配向膜の溝方向は相互に９０度ずれ
ているため、液晶分子は分子長軸方向にねじれ構造を示
し、両配向膜間にて液晶分子の配向が９０度ねじれてい
る。この状態のＴＮ型液晶光変調素子を偏光方向が直交
する２枚の偏光板に挟み、一方の偏光板から光線を入射
すると、その光線は最初の偏光板で直線偏光となる。こ
の直線偏光が液晶中を進行する間に、液晶分子の複屈折
性と上述のような９０度ねじれ配向構造とにより、上記
の直線偏光の偏光方向が９０度回転する。この結果、直
線偏光の偏光方向が他の偏光板の偏光方向と一致するこ
ととなり、直線偏光はそのまま出射する。

ところが、透明電極間に電圧が印加されている場合は、
液晶分子は電界方向に向かって強制配向されるため、上
述のような液晶分子が９０度ねじれ配向構造が形成され
ていない。したがって、方の偏光板から入射した直線偏
光は偏光方向の回転を生しることなく他の偏光板に達す
ることとなり、出射時に直線偏光の偏光方向と他の偏光
板の偏光方向とが直交して遮断される。

上述のような光透過−光遮断の切替えは、透明電極間へ
の電圧の印加により行われる。そして、複数の液晶光変
調素子を配列することにより応答速度の速いシャッタが
可能となる。

このようなＬＣＤシャッタの特性に着目して、ＬＣＤシ
ャッタを用いた種々の液晶露光装置が開発されている。

ここで、第３図に従来のＬＣＤシャッタの断面図を示す
。

図において、符号５はＬＣＤからなるマイクロカプセル
紙２０上に配設されたＬＣＤシャッタであり、偏光板や
補強ガラス等からなる上下２枚の光透過板５３の間に表
示部５１と非表示部５２とが存在する。表示部５１は、
透明電極で挟まれており、この透明電極間に電圧が印加
される。非表示部５２は、配線パターンであり、この配
線パターンに電圧か印加される。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、第３図において、マイクロカプセル紙２
０か完全に平坦でない場合があり、そのためピントのあ
った正しい露光が行なわれない場合があった。

また、略平行光は、表示部５１を透過してマイクロカプ
セル紙２０を露光するが、非表示部５２を透過しないの
で、符号Ｐ　　ＳＰ　　で示す部分が露光されず、結果
として画像が暗くなってしまうことがあった。

本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたものであ
り、ＬＣＤとマイクロカプセル紙との距離を一定に保ち
、また、非表示部に起因する露光されない部分を除去す
ると共に、シャープネスを調整できる液晶露光装置を提
供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明は、光源から発せら
れた光を、ＬＣＤシャッタを介して感光記録媒体上に照
射せしめ、前記ＬＣＤシャッタに印加された画像信号に
応じて前記感光記録媒体上に露光する液晶露光装置にお
いて、前記ＬＣＤシャッタと感光記録媒体との間に、光
透過性シートを配設した。

また、前記光透過性シートは、交換可能な厚みの異なる
複数枚のシートからなることが望ましい。

〔作用〕

光透過性シートをＬＣＤシャッタと感光記録媒体の間に
挿入し、ＬＣＤシャッタと感光記録媒体の間隔を一定に
確保する。ＬＣＤシャッタを透過した略平行光は、光透
過性シートを通過する間に少しずつ広がり、光透過性シ
ートから出射される際には非画像部が除去された状態で
感光記録媒体を露光する。

また、光透過性シートは、厚みの異なるシートと交換可
能とすることで、シャープネスを調整することができる
。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。

まず、本発明の液晶露光装置が用いられる画像記録装置
の一例を説明する。

第１図は本発明の液晶露光装置を用いた画像記録装置の
概略構成図である。なお、第３図で説明した部分には同
一符号を付し、重複記載を省略する。

第１図において画像記録装置１は、液晶露光装置２を備
え、液晶露光装置２の下方の露光領域１５を感光記録媒
体としての長尺状のマイクロカプセル紙２０が搬送され
るように構成されている。

液晶露光装置２は光源としてのハロゲンランプ３、この
ハロゲンランプ３からの出射光を反射するりフレフタ３
　ａ　ｓハロゲンランプ３からの出射光及びリフレクタ
３ａからの反射光を略平行光とするコンデンサレンズ３
ｂ、赤外線をカットするカットフィルタ３ｃ、前記コン
デンサレンズ３ｂおよびカットフィルタ３Ｃを通過した
光を赤、緑、青のいずれかの単色に分解するフィルタ４
Ｒ１４Ｇ、４Ｂ、ＬＣＤシャッタ５、および光透過性シ
ート６を備えている。

マイクロカプセル紙２０は、長尺状の支持体の表面に複
数のマイクロカプセルが塗布されたものであり、マイク
ロカプセル内には後述する顕色剤と反応する染料前駆体
等が包含されている。未露光のマイクロカプセル紙２０
は、カートリッジ軸２２に巻回された状態で遮光性のカ
ートリッジ２１内に装着されている。このカートリッジ
２１の右方にはマイクロカプセル紙２０を搬送するため
の送りローラ２３．２３が配設されている。

液晶露光装置２の下方の露光領域１５で露光が行われた
マイクロカプセル紙２０は、顕色紙３５と重ね合わされ
た状態で加圧ローラ３０ａ１３０ｂにより加圧され圧力
現像される。その後、顕色紙３５と分離されたマイクロ
カプセル紙２０は、カートリッジ軸２７に巻き取られる
。

加圧ローラ３０ａ、３０ｂの上方には、複数の顕色紙３
５が積み重ねられて収容されているカセット３７が装着
されている。カセット３７の左上方には半月ローラ４１
が配設されており、この半月ローラ４１の回転により顕
色紙３５が１枚づつ給紙ローラ４２．４２間へ送り出さ
れる。送り出された顕色紙３５は送りガイド４３を経て
顕色紙３５の先端との位置が合うようなタイミングで加
圧ローラ３０ａ、３０ｂへ搬送されるようになっている
。

顕色紙３５は支持体の表面に顕色剤が塗布されており、
マイクロカプセル紙２０のマイクロカプセルに内包され
る染料前駆体と反応して発色するか、詳細は米国特許第
４，３９９，２０９号に記載されており、ここでは説明
を省略する。

加圧ローラ３０ａ、３０ｂの右方には熱定着装置５０が
配置されており、この熱定着装置５０の内部にはヒータ
５１が設けられ、下部には顕色紙３５を搬送するための
搬送ベルト５２が配設されている。

次に、本発明の液晶露光装置２を第２図を参照して説明
する。第２図は第１図に示される液晶露光装置２を構成
するＬＣＤシャッタ５と、光透過性シート６を説明する
ための概略側面図である。

なお、第３図で説明した部分には同一符号を付し、重複
記録を省略する。

第２図に示すように、ＬＣＤシャッタ５とマイクロカプ
セル紙２０との間には透明なＰＥＴ（ポリエチレンテレ
フタレート）からなる均一厚さＨの光透過性シート６が
挿入されている。

次に動作を説明する。先ず、第２図に基づいて光透過性
シート６の作用を説明し、後に画像記録装置１の一般動
作について説明する。

第２図に示すように、略平行光りはＬＣＤシャッタ５を
透過する際に非表示部５２により透過を妨げられる。し
かし、符号Ａ　ｌ””’　Ａ　＜で示すように、略平行
光りは完全な平行光でないため非表示部５２の背面側に
徐々に周り込み、光透過性シート６から出射する際には
、非表示部５２の影に相当する部分は除去される。従っ
てマイクロカプセル紙２０上には符号Ｐ、Ｐ４で示すよ
うに非表足部５２に基づく影は完全に除去される。

また、光透過性シート６は前述の如く均一厚さＨである
ので、ＬＣＤシャッタ５とマイクロカプセル紙２０との
間隔は均一に確保される。

また、交換可能な厚さの異なる複数枚の光透過シートを
用意しておく。この場合、薄い光透過性シートを用いれ
ば画像がシャープになり、厚い光透過性シートを用いれ
ばソフトな画像を形成することができる。

次に、画像記録装置１の一般の動作について説明する。

プリンタスタートキー（図示せず）が押下されると、ハ
ロゲンランプ３が点灯され、リフレクタ３ａからの反射
光とハロゲンランプ３からの出射光は、コンデンサレン
ズ３ｂにより略平行光とされた後、赤色フィルタ４Ｒで
赤色光とされＬＣＤシャッタ５に入射する。このＬＣＤ
シャッタ５は、赤色（Ｒ）用画像信号に応じてコントロ
ーラ（図示せず）により制御される。そして、ＬＣＤシ
ャッタ５の各画素を透過した光は、集光されてマイクロ
カプセル紙２０に照射され赤色露光が終了する。つぎに
、緑色（Ｇ）用画像信号に応じて緑色フィルタ４Ｇを用
いて緑色露光が行われる。また、同様に青色（Ｂ）用画
像信号に応じて青色フィルタ４Ｂを用いて青色露光が行
われる。これにより、マイクロカプセル紙２０にはカラ
ー画像の潜像が形成される。この間、マイクロカプセル
紙２０は、搬送が中止されて停止状態にある。

露光が終了すると、マイクロカプセル紙２０は送りロー
ラ２３および巻き取りローラ２７の駆動力により加圧ロ
ーラ３０ａ、３０ｂ方向に搬送される。一方、顕色紙３
５は半月ローラ４１により１枚づつ給紙され、給紙ロー
ラ４２と給紙ガイド４３により加圧ローラ３０ａ、３０
ｂに搬送される。そして、マイクロカプセル紙２０の露
光面と顕色紙３５の顕色剤塗布面が当接するように重ね
合わされた状態で加圧ローラ３０ａ、３０ｂにより加圧
され、画像が顕色紙３５に転写される。顕色紙３５は、
更に搬送ベルト５２により搬送されながら熱定着装置５
０のヒータ５１によって発色が促進され、画像として出
力される。

本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その
趣旨を逸脱しない範囲において種々の偏向を加えること
ができる。例えば、本実施例では色フィルタを用いてカ
ラーの液晶露光装置としたが、色フィルタを無くしてモ
ノクロの液晶装置としてもよい。

〔発明の効果〕

以上詳述したように、本発明によれば、ＬＣＤシャッタ
と感光記録媒体の間に光透過性シートを挿入しているの
で、ＬＣＤシャッタと感光記録媒体との間隔が一定に保
たれ、また、光透過性シートを透過する際の光の広がり
により非表示部の影に相当する部分の影響を感光記録媒
体に与えないようにすることができる。

また、交換可能な厚みの異なる複数枚のシートを備える
ことにより、シャープネスを調整することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の液晶露光装置を用いた画像記録装置の
概略構成図、 第２図は第１図に示される液晶露光装置を構成するＬＣ
Ｄシャッタの概略側面図、 第３図は従来のＬＣＤシャッタの概略側面図である。 １・・・画像記録装置 ２・・・液晶露光装置 ３・・・ハロゲンランプ（光源） ５・・・ＬＣＤシャッタ ６・・・光透過性シート ２０・・・マイロカプセル紙（感光記録媒体）５１・・
・表示部 ５２・・・非表示部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、光源から発せられた光を、ＬＣＤシャッタを介して
   感光記録媒体上に照射せしめ、前記ＬＣＤシャッタに印
   加された画像信号に応じて前記感光記録媒体上に露光す
   る液晶露光装置において、 前記ＬＣＤシャッタと感光記録媒体との間に、光透過性
   シートを配設したことを特徴とする液晶露光装置。 ２、前記光透過性シートは、交換可能な厚みの異なる複
   数枚のシートからなることを特徴とする請求項１記載の
   液晶露光装置。