JPH04142452A - 相対湿度計測器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は絶対湿度と気温から相対湿度を演算して求め
る計測器に関するものである。

［従来の技術］ 第３図は従来の相対湿度計測器を示す分解斜視図である
。

図中、（１）は台、（２）は絶対湿度計測部で、加熱さ
れたサーミスタが空気中の水蒸気によって蒸発して、抵
抗値を変化させることを利用している。

（３）は気温計測部で、両計測部（２）　（３）は台（
１）に固定されている。（４）　（５）はそれぞれ絶対
湿度計測部（２）及び気温計測部（３）を保護するケー
スである。

従来の相対湿度計測器は上記のように構成され、絶対湿
度計測部（２）の計測値である絶対湿度と、気温計測部
（３）の計測値である気温から、相対湿度が演算される
。

絶対湿度計測部（２）と気温計測部（３）が個別のケー
ス（４）（５’）に収納されているのは、絶対湿度計測
部（２）が発熱源となるので、これが気温計測部（３）
に干渉しないようにするためである。

［発明が解決しようとする課題］ 上記のような従来の相対湿度計測器では、絶対湿度計測
部（２）と気温計測部（３）を個別のケース（４）（５
）に収納しているため、製造過程及び据付けが複雑にな
るという問題点がある。

また、両計測部（２）　（３）を同一ケース内に収納し
ようとする場合には、絶対湿度計測部（２）の発熱量を
予想して、気温計測部（３）で計測した値を補正する必
要があるが、この場合には、正確な気温が測定できず、
ひいては正確な相対湿度を計測できないという問題点が
ある。

この発明は上記問題点を解決するためになされたもので
、絶対湿度計測部（２）と気温計測部（３）を同一ケー
ス内に収納しても正確な相対湿度が測定でき、かつ製造
及び据付けを容易にできるようにした相対湿度計測器を
提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る相対湿度計測器は、ケースに収納された
絶対湿度計測部と気温計測部とを熱的に隔離する仕切り
板を設けたものである。

［作　用］ この発明においては、絶対湿度計測部と気温計測部とを
仕切り板で熱的に隔離したため、絶対湿度計測部による
発熱は気温計測部の計測値に影響を与えない。

［実施例］ 第１図はこの発明の一実施例を示す分解斜視図であり、
従来装置と同様の部分は同一符号で示す。

図中、　（１１）は絶対湿度計測部（２）及び気温計測
部（３）を収納するケースで、両計測部（２）　（３）
間には熱的に遮断する機能を持つ合成樹脂製の仕切り板
（１２）がケース（１１）と一体に成形されている。ケ
ース（１１）の上面には上部つめ（１３Ａ）　（１３Ａ
）が、下面には下部つめ（１３Ｂ）　（１３Ｂ）が設け
られている。（１４）はケース（１１）の上面、下面及
び側面に開口する通気穴、（１５）はケース（１１）を
覆うふたで、ケース（１１）の上部及び下部つめ（１３
Ａ）　（１３Ｂ）と係合する凹部（図示しない）を有し
、前面に通気穴（１６）が開口している。（１７）はふ
た（１５）をケース（１１）に固定するねじである。

上記のように構成された相対湿度計測器にお％Ｎて、絶
対湿度計測部（２）はサーミスタを加熱し、一定温度に
保たれるように、ブリッジ回路が組み込まれている。加
熱されたサーミスタは、周囲空気へ放熱して行くが、空
気中に含まれる水蒸気の量が多くなると、空気への熱伝
導率が高くなるので、サーミスタの放熱量が多くなる。

そのため、サーミスタを一定温度に保とうとするブリッ
ジ回路により、サーミスタには更に多くの電流が流れ、
目標温度まで加熱することにより、ブリッジ回路の平衡
を保っている。この動作を利用して絶対湿度を計測する
。一方、気温計測部（３）では気温の測定が行なわれる
。この二つの計測データから相対湿度が算出される。絶
対湿度計測部（２）は約１ワツトの発熱体であるが、仕
切り板（１２）で熱的に遮断が行なれ、気温計測部（３
）に上記熱の影響が現れることはない。

なお、上記実施例では、仕切り板（１２）をケース（１
１）と一体化したものを示したが、これを別部品として
も同様の機能が得られる。また、仕切り板（１２）の材
質として合成樹脂を用いるものとしたが、これを金属、
木材等にすることも、十分な厚さにすれば、同様に断熱
機能を期待できる。

第２図はこの発明の他の実施例を示す分解斜視図であり
、絶対湿度計測部（２）はケース（２１）に収納され、
ケース（２１）はねじ（２２）で壁面などに固定される
。ケース（２１）の前面にはケース（２３）が配置され
、その内部に仕切り板（２４）が設けられており。

その前面に気温計測部（３）が装着されている。ケース
（２３）はふた（１５）で覆われている。

この実施例は、絶対湿度計測部（２）と気温計測部（３
）を前後に配置したもので、仕切り板（２４）を十分な
厚さにすれば十分断熱される。

［発明の効果］ 以上説明したとおりこの発明では、ケースの収納された
絶対湿度計測部と気温計測部とを仕切り板で熱的に隔離
したので、絶対湿度計測部による発熱は気温計測部の計
測値に影響を与えることはなく、両計測部を同一ケース
内に収納しても正確な相対湿度が測定でき、かつ製造費
を安価に、据付けを容易にすることができる効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による相対湿度計測器の一実施例を示
す分解斜視図、第２図はこの発明の他の実施例を示す分
解斜視図、第３図は従来の相対湿度計測器を示す分解斜
視図である。 図中、（２）は絶対湿度計測部、（３）は気温計測部、
（１１）はケース、（１２）は仕切り板、（２１）（２
３）はケース、（２４）は仕切り板である。 なお、図中同一符号は同一部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 加熱されたサーミスタが空気中の水蒸気によって放熱し
   抵抗値を変化させることを利用した絶対湿度計測部と、
   サーミスタによる気温計測部とをケースに収納し、上記
   絶対湿度計測部の計測値と上記気温計測部の計測値から
   相対湿度を演算する計測器において、上記絶対湿度計測
   部と気温計測部とを熱的に隔離する仕切り板を備えたこ
   とを特徴とする相対湿度計測器。