JPH04140189A - 感熱性発泡紙の発泡パターン印刷方法 - Google Patents

感熱性発泡紙の発泡パターン印刷方法

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JPH04140189A
JPH04140189A JP2263469A JP26346990A JPH04140189A JP H04140189 A JPH04140189 A JP H04140189A JP 2263469 A JP2263469 A JP 2263469A JP 26346990 A JP26346990 A JP 26346990A JP H04140189 A JPH04140189 A JP H04140189A
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JP2263469A
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Tetsuji Fuwa
鉄治 不破
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、感熱性発泡紙の発泡パターン印刷方法に関
するものである。
f従来の技術〕 従来から、立体化された画像1文字などを表示させるた
めに、感熱性発泡紙を用いる手段が知られている。
この感熱性発泡紙による手段は、適当な支持担体紙の紙
面上に、光吸収発熱性を有するトナーなどのインク物質
を、所望の画像9文字などの原画パターン通りに印刷し
て表示させ、当該印刷パターンを光照射により発熱させ
て発泡膨出させることで、原画パターンに対応した立体
画像、立体文字などを凸状に表出形成させるようにした
ものである。
しかして、従来のこの種の感熱性発泡紙における原画パ
ターンの印刷は、立体化表出させようとする画像9文字
などの原画表示を、例えば、ワードプロセッサからの印
刷出力、もしくは通常のコピー出力のま\で行なうよう
にしている。
〔発明が解決しようとする課題] しかしながら、このように立体化表出させようとする画
像1文字などを、その通常表示による原画パターンのま
\で印刷させる手法にあっては、最終的に表現される立
体画像、立体文字などの表出態様に、次のような好まし
くない種々の問題点を生ずることになる。
すなわち、光吸収発熱性インク物質を用いた通常表示に
よる原画パターンのま\の印刷パターンでは、まず第1
に、例えば、第13図(a)に示されているように、表
示しようとする原画パターンが、中心部に比較的表示面
積の小さい白抜きの無印刷表示部分2を有する画像パタ
ーン1である場合、これを前記のように発熱発泡により
膨出させて最終的に得る立体画像では、同第13図(b
)に見られる通り、画像パターンlに対応する部分の全
面的な発泡が、白抜きの無印刷表示部分2にまで及んで
影響し、本来9発泡を避けてシャープな凹状に表現させ
る必要のある当該白抜きの無印刷表示部分2が、有効に
立体化表現されなくなり、また、これとは反対に、中心
部に比較的表示面積が小さくされた印刷表示部分、およ
びその周囲に白抜きの無印刷表示部分を介して、比較的
表示面積の大きい印刷表示部分を有する画像パターンで
あれば、当該表示面積が小さくされた印刷表示部分が、
表示面積の大きい印刷表示部分に比較して発熱不十分に
なり、所期通りの凸状に発泡膨出されず、こ\でも有効
な立体化表現をなし得なくなるものであった。
また、第2には、表示しようとする原画パターンが、例
えば、比較的大きい面積範囲に亘って、いわゆるべた塗
りされた画像パターンである場合、これを前記のように
光照射による発熱発泡で膨出させて最終的に得る立体画
像では、インク物質の各トナー粒子が、相互にまとまっ
て密接状態で印刷されることから、通常の光照射による
発熱が過大に作用し、中央部付近で盛り上がるとか、周
辺部にボケを生じたりして、正常かつ有効な立体化表現
が不可能になるものであった。
さらに、第3には、表示しようとする原画パターンが、
例えば、比較的表示面積の小さい複数の細線などの集合
からなっている画像パターンである場合、これを前記の
ように光照射による発熱による発泡紙の発泡で膨出させ
て最終的に得る立体画像では、各細線自体のインク物質
の量が、所要の膨出量を得るのに不足がちになることが
多く、このために発泡作用も不十分であって、当然、有
効な立体化表現を望み得な(なるものであった。
従って、この発明の目的とするところは、前記したよう
な従来における種々の問題点を改善して、発泡膨出後の
画像パターンの態様を明確かつ平均化させ、効果的な立
体化表現をなし得るようにした。この種の感熱性発泡紙
の発泡パターン印刷方法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、この発明の第1の発明に係
る感熱性発泡紙の発泡パターン印刷方法は、画像1文字
などの原画パターンが、比較的表示面積の小さい表示部
分、もしくは無表示部分と、それ以外の比較的表示面積
の大きい表示部分とにより形成されている場合にあって
、感熱性発泡紙上における立体画像、立体文字などの立
体化表現を、細部に亘って明確かつ平均的な凹凸形状で
行なわせるために、最終的な発泡状態を予測して、当該
立体画像、立体文字などの表現基礎となる画像1文字な
どの原画パターンのうち、予め比較的表示面積の小さい
印刷表示部分、もしくは無印刷表示部分と、それ以外の
比較的表示面積の大きい印刷表示部分とのコントラスト
を強調した態様で、所定の印刷パターンを印刷表示させ
るようにしたものである。
また、この発明の第2の発明に係る感熱性発泡紙の発泡
パターン印刷方法は、画像1文字などの原画パターンが
、比較的表示面積の大きいパターンにより形成されてい
る場合にあって、同様に、感熱性発泡紙上における立体
画像、立体文字などの立体化表現を、細部に亘って明確
かつ平均的な凹凸形状で行なわせるために、立体化表出
のための印刷パターンの最終的な発泡状態を事前に予測
して、当該立体画像、立体文字などの表現基礎となる画
像5文字などの原画パターンのうち、原画パターンの周
辺部を除(内面部に、所要間隔毎の比較的表示面積の小
さい印刷表示部分、および無印刷表示部分を交互に形成
させ、かつこれらの印刷表示部分と無印刷表示部分との
コントラストを強調した態様で、所定の印刷パターンを
印刷表示させるようにしたものである。
さらに、この発明の第3の発明に係る感熱性発泡紙の発
泡パターン印刷方法は、画像1文字などの原画パターン
が、比較的表示面積の小さい複数の細線などの集合から
形成されている場合にあって、同様に、感熱性発泡紙上
における立体画像立体文字などの立体化表現を、細部に
亘って明確かつ平均的な凹凸形状で行なわせるために、
立体化表出のための印刷パターンの屋終的な発泡状態を
事前に予測して、当該立体画像、立体文字などの表現基
礎となる画像1文字などの原画パターンのうち、前記原
画パターンの比較的表示面積の小さい複数の細線などの
各印刷表示部分相互間でのコントラストを強調した態様
で、所定の印刷パターンを印刷表示させるようにしたも
のである。
すなわち、この発明の第1の発明は、光吸収発熱性を有
するインク物質を、所望の画像9文字などの原画パター
ン対応に印刷表示させ、当該印刷パターンを光照射によ
り発熱させて、原画パターンによる立体画像、立体文字
などを熱を与えることにより凸状に表出形成させるよう
にした感熱性発泡紙において、前記画像1文字などの原
画パターンが、比較的表示面積の小さい表示部分、もし
くは無表示部分と、それ以外の比較的表示面積の大きい
表示部分とによって形成されており、紙面上への当該原
画パターンの印刷に際し、立体化表出のための印刷パタ
ーンの最終的な発泡状態を事前に予測して、前記原画パ
ターンのうち、比較的表示面積の小さい印刷表示部分、
もしくは無印刷表示部分と、それ以外の比較的表示面積
の大きい印刷表示部分とのコントラストを強調した表示
態様によって当該原画パターンを印刷表示させ、発泡膨
81−&の原画パターン表示の膨出態様を明確かつ平均
化し得るようにしたことを特徴とする感熱性発泡紙の発
泡パターン印刷方法である。
また、この発明の第2の発明は、光吸収発熱性を有する
インク物質を、所望の画像9文字などの原画パターン対
応に印刷表示させ、当該印刷パターンを光照射により発
熱させて、原画パターンによる立体画像、立体文字など
を凸状に表出形成させるようにした感熱性発泡紙におい
て、前記画像1文字などの原画パターンが、比較的表示
面積の大きいパターンからなっており、紙面上への当該
原画パターンの印刷に際し、少なくとも原画パターンの
周辺部を除(内面部に、所要間隔毎の比較的表示面積の
小さい印刷表示部分、および無印刷表示部分を交互に形
成させると共に、立体化表出のための印刷パターンの最
終的な発泡状態を事前に予測して、前記原画パターンの
うち、比較的表示面積の小さい印刷表示部分と無印刷表
示部分とのコントラストを強調した表示態様によって当
該原画パターンを印刷表示させ、発泡膨出後の原画パタ
ーン表示の膨出態様を明確かつ平均化し得るようにした
ことを特徴とする感熱性発泡紙の発泡パターン印刷方法
である。
さらに、この発明の第3の発明は、光吸収発熱性を有す
るインク物質を、所望の画像1文字などの原画パターン
通りに印刷表示させ、当該印刷パターンを光照射により
発熱させて、原画パターンによる立体画像、立体文字な
どを熱を与えることにより凸状に表出形成させるように
した感熱性発泡紙において、前記画像1文字などの原画
パターンが、比較的表示面積の小さい複数の細線などの
集合からなっており、紙面上への当該原画パターンの印
刷に際し、立体化表出のための印刷パターンの最終的な
発泡状態を事前に予測して、前記原画パターンの比較的
表示面積の小さい複数の細線などの各印刷表示部分相互
間でのコントラストを強調した表示態様によって当該原
画パターンを印刷表示させ、発泡膨出後の原画パターン
表示の膨出態様を明確かつ平均化し得るようにしたこと
を特徴とする感熱性発泡紙の発泡パターン印刷方法であ
る。
〔作   用〕
従って、この発明の第1の発明に係る感熱性発泡紙の発
泡パターン印刷方法では、画像1文字などの原画パター
ンが、比較的表示面積の小さい表示部分、もしくは無表
示部分と、それ以外の比較的表示面積の大きい表示部分
とにより形成されている場合に、印刷パターンの最終的
な発泡状態を予測して、当該立体画像、立体文字などの
表現基礎となる画像5文字などの画像パターンのうち、
予め比較的表示面積の小さい印刷表示部分、もしくは無
印刷表示部分と、それ以外の比較的表示面積の大きい印
刷表示部分とのコントラストを強調した態様で、所定の
印刷パターンを印刷表示させるようにしているために、
光照射による発熱による感熱性発泡紙の発泡後、比較的
表示面積の小さい印刷表示部分に関しては、これが比較
的表示面積の大きい印刷表示部分と同等程度に膨出され
、かつ無印刷表示部分に関しては、これが比較的表示面
積の大きい印刷表示部分から切り離されることになり、
結果的に、感熱性発泡紙上における立体画像、立体文字
などの立体化表現を、所望の画像2文字などの表示パタ
ーン、つまり、原画パターンに可及的に近似した態様で
、細部に亘って明確かつ平均的な凹凸形状として良好に
表出されるのである。
また、この発明の第2の発明に係る感熱性発泡紙の発泡
パターン印刷方法では、画像5文字などの原画パターン
が、比較的表示面積の大きいパターンにより形成されて
いる場合に、原画パターンの周辺部を除く内面部に、所
要間隔毎の比較的表示面積の小さい印刷表示部分、およ
び無印刷表示部分を形成させ、かつ立体化表出のための
印刷パターンの最終的な発泡状態を予測して、当該立体
画像、立体文字などの表現基礎となる画像1文字などの
原画パターンのうち、予め内面部での比較的表示面積の
小さい印刷表示部分と無印刷表示部分とのコントラスト
を強調した態様で、所定の印刷パターンを印刷表示させ
るようにしているために、同様に、光照射による発熱に
よる感熱性発泡紙の発泡後、比較的表示面積の小さい無
印刷表示部分に関しては、これが比較的表示面積の大き
い印刷表示部分からの発泡によって埋め込まれるために
、当該無印刷表示部分が印刷表示部分と同等程度に膨出
されることになり、同様にして結果的に、感熱性発泡紙
上における立体画像、立体文字などの立体化表現を、所
望の画像1文字などの表示パターン、つまり、原画パタ
ーンに可及的に近似した態様で、細部に亘って明確かつ
平均的な凹凸形状として良好に表出されるのである。
さらに、この発明の第3の発明に係る感熱性発泡紙の発
泡パターン印刷方法では、画像1文字などの原画パター
ンが、比較的表示面積の小さい複数の細線などの集合か
ら形成されている場合に、立体化表出のための印刷パタ
ーンの最終的な発泡状態を事前に予測して、当該立体画
像、立体文字などの表現基礎となる画像9文字などの原
画パターンのうち、予め比較的表示面積の小さい複数の
細線などの各印刷表示部分相互間でのコントラストを強
調した態様で、所定の印刷パターンを印刷表示させるよ
うにしているために、同様に、光照射による発熱による
感熱性発泡紙の発泡後、比較的表示面積の小さい複数の
細線などの各印刷表示部分が、相互に相手側に干渉せず
に所要程度の太さまで膨出されることになり、こ5でも
結果的に、感熱性発泡紙上における立体画像、立体文字
などの立体化表現を、所望の画像9文字などの表示パタ
ーン、つまり、原画パターンに可及的に近似した態様で
、細部に亘って明確かつ平均的な凹凸形状として良好に
表出されるのである。
[実 施 例] 以下、この発明に係る感熱性発泡紙の発泡パターン印刷
方法の各別の実施例につき、第1図ないし第12図を参
照して詳細に説明する。
第1図ないし第3図はこの発明の第1の発明での第1実
施例による印刷方法を示すもので、第1図は原画パター
ンの平面説明図、第2図は同上原画パターンに基づく印
刷パターン表示の平面説明図、第3図(a) 、 (b
)は発泡膨出後の立体化画像と原画パターンとの寸法関
係を説明する断面図、および平面パターン図である。
第1図に示す第1実施例での原画パターンは、先に述べ
た従来例での場合と同様に、中心部に比較的表示面積の
小さい白抜きの無表示部分13と、これを取り囲む周辺
部の比較的表示面積の大きい表示部分12とからなる画
像パターン11の場合である。
この第1実施例においては、前記原画パターンを印刷表
示させる際に、第2図に示されているように、ニーでの
印刷表示される印刷パターン21のうち、比較的表示面
積の小さい無表示部分13に対応される無印刷表示部分
23での表示の大きさと、それ以外の比較的表示面積の
大きい表示部分12に対応される印刷表示部分22との
コントラストを強調した表示態様にしたものである。
すなわち、これを換言すると、無印刷表示部分23の表
示を、印刷表示部分22における発泡膨出に可及的に影
響されない程度まで大きく印刷表示させたものである。
従って、この第2図での第1実施例を適用して印刷表示
された印刷パターン21では、第3図(a)。
(b)に示されているように、当該印刷パターン21に
光照射して印刷表示部分22を発熱させ感熱性発泡紙を
発泡させると、紙面をある程度まで伝導する熱のために
、当該印刷表示部分22での無印刷表示部分23に対向
する内周辺が、や\内側まで発泡膨出されることになり
、この結果、当該無印刷表示部分23の大きさが、当初
の無表示部分13に対応されるまで縮小されて、こ\で
は、画像パターン11の寸法、形状に可及的に近似した
立体画像31を所期通り凸状に表出形成させ得るのであ
る。
また、第4図ないし第6図は前記第1実施例の場合とは
反対の形状による原画パターンを用いた第2実施例によ
る印刷方法を示すもので、第4図は同様に原画パターン
の平面説明図、第5図は同上原画パターンに基づく印刷
パターン表示の平面説明図、第6図(a)、(b)は発
泡膨出後の立体化画像と原画パターンとの寸法関係を説
明する断面図、および平面パターン図である。
第4図に示す第2実施例での原画パターンは、前記した
第1実施例の場合とは反対に、中心部に比較的表示面積
の小さい表示部分42と、その周囲に無表示部分44を
介して、周辺部該当の比較的表示面積の大きい表示部分
43とを配した画像パターン41の場合である。
この第2実施例においては、前記原画パターンを印刷表
示させる際に、第5図に示されているように、印刷表示
される印刷パターン51のうち、比較的表示面積の小さ
い表示部分42に対応される印刷表示部分52での表示
の大きさと、無表示部分44対応の無印刷表示部分54
を介した比較的表示面積の大きい表示部分43に対応さ
れる印刷表示部分53とのコントラストを強調した表示
態様にしたものである。
こ\でも、これを換言すると、中心部の印刷表示部分5
2の表示を、無印刷表示部分54を介した周辺部の印刷
表示部分53における発泡膨出に可及的に影響されない
程度、特に、その膨出の大きさが同一程度になるように
大きく表示させたものである。
従って、この第5図での第2実施例を適用して印刷表示
された印刷パターン51では、第6 図(a) 。
(b)に示されているように、当該印刷パターン51に
光照射してそれぞれの印刷表示部分52.53を発熱さ
せ感熱性発泡紙を発泡させると、同一の光照射量では、
面積の小さい印刷表示部分52側の発熱量が不足するが
、こ\でもまた、紙面をある程度まで伝導する熱のため
に、これらの各印刷表示部分52.53での無印刷表示
部分54を介して対向するそれぞれの内周辺が、やS内
側にまで共に発泡膨出されることになり、当該面積の小
さい印刷表示部分52側にあっても、その外形形状に関
して、当初の該当する表示部分42に対応されるまで縮
小され、かつその膨出自体の大きさに関しても、面積の
大きい印刷表示部分53側とはf同等程度にまで膨出さ
れて、こ\では、画像パターン41の寸法。
形状に可及的に近似した立体画像61を所期通り凸状に
表出形成させ得るのである。
次に、第7図ないし第9図は第2の発明に対応する比較
的大きな面積範囲を黒べたにした原画パターンによる一
実施例での印刷方法を示すもので、第7図は同様に原画
パターンの平面説明図、第8図は同上原画パターンに基
づく印刷パターン表示の平面説明図、第9図(a) 、
 (b)は発泡膨出後の立体化画像と原画パターンとの
寸法関係を説明する断面図、および平面パターン図であ
る。
第7図に示す実施例での原画パターンは、比較的大きな
面積範囲を黒べたに塗り潰した表示態様による比較的表
示面積の大きな表示部分72だけの画像パターン71の
場合である。
こSで、このように比較的大きい面積範囲に亘って、べ
た塗りされた画像パターンである場合には、先にも述べ
たように、光照射による発熱による感熱性発泡紙の発泡
で膨出させると、インク物質の各トナー粒子が相互に密
接状態で存在するために発熱が過大に作用して、中央部
付近での盛り上りとか、周辺部でのボケの発生を避けら
れない。
そこで、この実施例においては、前記原画パターンを印
刷表示させる際に、第8図に示されてぃるように、印刷
表示される印刷パターン81にあって、原画パターンの
周辺部に比較的表示面積の大きな印刷表示部分82を少
なくとも残し、当該周辺部を除く内面部に所要間隔毎の
比較的表示面積の小さい印刷表示部分83.および無印
刷表示部分84を交互に形成させ、これら内面部での印
刷表示部分83と無印刷表示部分84とのコントラスト
を強調した表示態様にしたものである。
すなわち、これを換言すると、周辺部においては、比較
的表示面積の大きな印刷表示部分82を形成させ、また
、その内面部においては、所要間隔毎の比較的表示面積
の小さい印刷表示部分83と無印刷表示部分84とを交
互に形成させることにより、当該内面部では、発熱させ
感熱性発泡紙を発泡させるのに充分な単位面積当りの光
吸収発熱性インク物質を印刷表示部分83に印刷表示さ
せるのに留めるようにし、これによって内面部での無印
刷表示部分84を、当該内面部での印刷表示部分83に
おける発泡膨出に可及的に影響されない程度まで大きく
印刷表示させたものである。
従って、この第8図での第2実施例を適用して印刷表示
された印刷パターン81では、第9図(a)。
(b)に示されているように、当該印刷パターン81に
光照射して周辺部、内面部でのそれぞれの各印刷表示部
分82.83を発熱発泡させると、前者周辺部の印刷表
示部分82については、従前と同様1通常通りに発熱発
泡され、また、後者内面部の印刷表示部分83について
は、無印刷表示部分84との対応で、単位面積当りの所
要量が按分された光吸収発熱性インク物質によって形成
しであることから、同様に良好な感熱性発泡紙の発泡が
なされて、当該無印刷表示部分84を埋め込み、前記周
辺部の印刷表示部分82と同等程度に膨出させ得るほか
、無駄な発熱が抑制されると共に、発泡物質の使用量の
削減が可能になるもので、結果的に、こ\では、画像パ
ターン71の寸法、形状に可及的に近似した立体画像9
1を所期通り凸状に表出形成させ得るのである。
さらに、第10図ないし第12図は第3の発明に対応す
る比較的表示面積の小さい複数の細線などの集合からな
る原画パターンによる一実施例での印刷方法を示すもの
で、第10図は同様に原画パターンの平面説明図、第1
1図は同上原画パターンに基づ(印刷パターン表示の平
面説明図、第12図(a) 、 (b)は発泡膨出後の
立体化画像と原画パターンとの寸法関係を説明する断面
図、および平面パターン図である。
第10図に示す実施例での原画パターンは、この場合、
比較的表示面積の小さい複数の細線102の相互を無表
示部分103の介在による所定の間隔で並設させた表示
態様の画像パターン101の場合である。
こ\で、このように比較的表示面積の小さい各細線10
2を並設させるだけの画像パターン101の場合には、
先にも述べたように、光照射により発熱させ感熱性発泡
紙を発泡させても、各線41102を形成している光吸
収性発熱性物質の量が少な(て、所要の態様まで膨出さ
せ得ないことが多い。
そこで、この実施例においては、前記原画パターンを印
刷表示させる際に、第11図に示されているように、印
刷表示される印刷パターン111にあって、前記無表示
部分103に対応される無印刷表示部分113を介し、
前記各細線102に対応されるところの、所要程度にま
で太くさせることで、充分な膨出の可能なそれぞれの各
印刷表示部分112を同様に所定の間隔で形成させ、こ
れらの印刷表示部分112と無印刷表示部分113との
コントラストを強調した表示態様にしたものである。
従って、この第10図での第3実施例を適用して印刷表
示された印刷パターン111では、第12図(a) 、
 (b)に示されているように、当該印刷パターン11
1に光照射して細線対応の太(された各印刷表示部分1
12を発熱させ感熱性発泡紙を発泡させることにより、
充分に発泡膨出された細線が得られるもので、結果的に
、こ1では、画像パターン101の寸法、形状に可及的
に近似した立体画像121を所期通り凸状に表出形成さ
せ得るのである。
しかして、前記各実施例におけるそれぞれの印刷パター
ンを実質的に印刷表示させるのには、例えば、各原画パ
ターンの画像データを一旦、メモリに取り込んだ上で、
これを印刷データに変換して8カする際に、前記のよう
な各操作を加えることによって、所期通り各原画パター
ンに忠実な立体画像、立体文字などを効果的に表出形成
させ得るのである。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明の第1の発明に係る感熱
性発泡紙の発泡パターン印刷方法によれば、感熱性発泡
紙の紙面上に、光吸収発熱性を有するインク物質を、所
望の画像7文字などの原画パターン対応に印刷表示させ
ると共に、このようにして表示させた印刷パターンを光
照射により発熱ナセ感熱性発泡紙を発泡させて、原画パ
ターンによる立体画像、立体文字などを凸状に表出形成
させるようにした感熱性発泡紙において、画像。
文字などの原画パターンが、比較的表示面積の小さい表
示部分1もしくは無表示部分と、それ以外の比較的表示
面積の大きい表示部分とにより形成されている場合に、
印刷パターンの最終的な発泡状態を予測して、画像1文
字などの画像パターンのうち、予め比較的表示面積の小
さい印刷表示部分、もしくは無印刷表示部分と、それ以
外の比較的表示面積の大きい印刷表示部分とのコントラ
ストを強調した態様で、当該所定の印刷パターンを印刷
表示させるようにしたから、光照射による発熱による感
熱性発泡紙の発泡後、比較的表示面積の小さい印刷表示
部分に関しては、これが比較的表示面積の大きい印刷表
示部分と同等程度に膨出され、かつ無印刷表示部分に関
しては、これが比較的表示面積の大きい印刷表示部分か
ら切り離されて、結果的に、原画パターンの態様に忠実
な立体画像、立体文字などを良好に形成させることがで
きる。
また、この発明の第2の発明に係る感熱性発泡紙の発泡
パターン印刷方法によれば、同上感熱性発泡紙において
、画像1文字などの原画パターンが、比較的表示面積の
大きいパターンにより形成されている場合に、原画パタ
ーンの周辺部を除(内面部に、所要間隔毎の比較的表示
面積の小さい印刷表示部分、および無印刷表示部分を形
成させると共に、同様に、印刷パターンの最終的な発泡
状態を予測して、画像1文字などの原画パターンのうち
、予め内面部での比較的表示面積の小さい印刷表示部分
と無印刷表示部分とのコントラストを強調した態様で、
当該所定の印刷パターンを印刷表示させるようにしたか
ら、ニーでも、光照射による発熱による感熱性発泡紙の
発泡後、比較的表示面積の小さい無印刷表示部分に関し
ては、これが比較的表示面積の大きい印刷表示部分から
の発泡により埋め込まれて、この無印刷表示部分が印刷
表示部分と同等程度に膨出され、結果的に、原画パター
ンの態様に忠実な立体画像、立体文字などを良好に形成
させることができる。
さらに、この発明の第3の発明に係る感熱性発泡紙の発
泡パターン印刷方法によれば、同上感熱性発泡紙におい
て、画像1文字などの原画パターンが、比較的表示面積
の小さい複数の細線などの集合から形成されている場合
に、印刷パターンの最終的な発泡状態を予測して、画像
1文字などの原画パターンのうち、予め比較的表示面積
の小さい複数の細線などの各印刷表示部分相互間でのコ
ントラストを強調した態様で、当該所定の印刷パターン
を印刷表示させるようにしたから、同様にして、光照射
による発熱発泡後、比較的表示面積の小さい複数の細線
などの各印刷表示部分が、相互に相手側に干渉せずに所
要程度の太さまで膨出されて、ニーでも結果的に、原画
パターンの態様に忠実な立体画像、立体文字などを良好
に形成させることができる。
そして、このように操作される感熱性発泡紙の発泡パタ
ーン印刷方法においては、前記したように感熱性発泡紙
上での原画パターンに忠実な立体画像、立体文字などの
立体化表現を容易に得られるほかに、光吸収発熱性イン
ク物質の発熱程度を全体的にはf一定住でき、これによ
り、良好な感熱性発泡紙の発泡状態に併せて、光吸収発
熱性インク物質自体の節減をも図ることができるなどの
優れた特長がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの発明の第1の発明に係る感熱
性発泡紙の発泡パターン印刷方法の第1実施例を示すも
ので、第1図は原画パターンの平面説明図、第2図は同
上原画パターンに基づく印刷パターン表示の平面説明図
、第3図(a)、(b)は発泡膨出後の立体化画像と原
画パターンとの寸法関係を説明する断面図、および平面
パターン図であり、第4図ないし第6図は同上発泡パタ
ーン印刷方法の第2実施例を示すもので、第4図は原画
パターンの平面説明図、第5図は同上原画パターンに基
づく印刷パターン表示の平面説明図、第6図(aL(b
)は発泡膨出後の立体化画像と原画パターンとの寸法関
係を説明する断面図、および平面パターン図である。 第7図ないし第9図はこの発明の第2の発明に係る感熱
性発泡紙の発泡パターン印刷方法の一実施例を示すもの
で、第7図は原画パターンの平面説明図、第8図は同上
原画パターンに基づ(印刷パターン表示の平面説明図、
第9図(a) 、 (b)は発泡膨出後の立体化画像と
原画パターンとの寸法関係を説明する断面図、および平
面パターン図である。 第10図ないし第12図はこの発明の第3の発明に係る
感熱性発泡紙の発泡パターン印刷方法の一実施例を示す
もので、第10図は原画パターンの平面説明図、第11
図は同上原画パターンに基づく印刷パターン表示の平面
説明図、第12図(a) 、 (b)は発泡膨出後の立
体化画像と原画パターンとの寸法関係を説明する断面図
、および平面パターン図である。 また、第13図(a) 、 (b)は従来の感熱性発泡
紙における発泡膨出後の立体化画像と原画パターンとの
寸法関係を説明する断面図、および平面パターン図であ
る。 11・・・・画像(原画)パターン、 12・・・・表示面積の大きい表示部分、13・・・・
表示面積の小さい無表示部分、21・・・・印刷パター
ン、 22・・・・表示部分対応の印刷表示部分、23・・・
・無表示部分対応の無印刷表示部分、31・・・・立体
画像。 41・・・・画像(原画)パターン、 42・・・・表示面積の小さい表示部分、43・・・・
表示面積の大きい表示部分、44・・・・無表示部分、 51・・・・印刷パターン、 52・・・・表示部分対応の印刷表示部分、53・・・
・表示部分対応の印刷表示部分、54・・・・無表示部
分対応の無印刷表示部分、61・・・・立体画像。 71・・・・画像(原画)パターン、 72・・・・表示面積の大きい表示部分、81・・・・
印刷パターン、 82・・・・表示面積の大きい印刷表示部分、83・・
・・表示面積の小さい印刷表示部分、84・・・・表示
面積の小さい無印刷表示部分、91・・・・立体画像。 101・・・・画像(原画)パターン、102・・・・
複数の細線、 103・・・・無表示部分、 ・・・・印刷パターン、 ・・・・細線対応の印刷表示部分、 ・・・・無表示部分対応の無印刷表示部分、・・・・立
体画像。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光吸収発熱性を有するインク物質を、所望の画像
    、文字などの原画パターン対応に印刷表示させ、当該印
    刷パターンを光照射により発熱させて、原画パターンに
    よる立体画像、立体文字などを熱を与えることにより凸
    状に表出形成させるようにした感熱性発泡紙において、 前記画像、文字などの原画パターンが、比較的表示面積
    の小さい表示部分、もしくは無表示部分と、それ以外の
    比較的表示面積の大きい表示部分とによって形成されて
    おり、紙面上への当該原画パターンの印刷に際し、立体
    化表出のための印刷パターンの最終的な発泡状態を事前
    に予測して、前記原画パターンのうち、比較的表示面積
    の小さい印刷表示部分、もしくは無印刷表示部分と、そ
    れ以外の比較的表示面積の大きい印刷表示部分とのコン
    トラストを強調した表示態様によって当該原画パターン
    を印刷表示させ、発泡膨出後の原画パターン表示の膨出
    態様を明確かつ平均化し得るようにした ことを特徴とする感熱性発泡紙の発泡パターン印刷方法
  2. (2)光吸収発熱性を有するインク物質を、所望の画像
    、文字などの原画パターン対応に印刷表示させ、当該印
    刷パターンを光照射により発熱させて、原画パターンに
    よる立体画像、立体文字などを熱を与えることにより凸
    状に表出形成させるようにした感熱性発泡紙において、 前記画像、文字などの原画パターンが、比較的表示面積
    の大きいパターンからなっており、紙面上への当該原画
    パターンの印刷に際し、少なくとも原画パターンの周辺
    部を除く内面部に、所要間隔毎の比較的表示面積の小さ
    い印刷表示部分、および無表示部分を交互に形成させる
    と共に、立体化表出のための印刷パターンの最終的な発
    泡状態を事前に予測して、前記原画パターンのうち、内
    面部での比較的表示面積の小さい印刷表示部分と無印刷
    表示部分とのコントラストを強調した表示態様によって
    当該原画パターンを印刷表示させ、発泡膨出後の原画パ
    ターン表示の膨出態様を明確かつ平均化し得るようにし
    た ことを特徴とする感熱性発泡紙の発泡パターン印刷方法
  3. (3)前記比較的表示面積の小さい印刷表示部分、もし
    くは無印刷表示部分と、それ以外の比較的表示面積の大
    きい印刷表示部分とのコントラストの強調手段が、表示
    面積の小さい印刷表示部分、もしくは無印刷表示部分を
    、それ以外の表示面積の大きい印刷表示部分での発熱に
    よる感熱性発泡紙の発泡に可及的に影響されない程度ま
    で大きく印刷表示させる手段である ことを特徴とする請求項1および2の何れかに記載の感
    熱性発泡紙の発泡パターン印刷方法。
  4. (4)光吸収発熱性を有するインク物質を、所望の画像
    、文字などの原画パターン対応に印刷表示させ、当該印
    刷パターンを光照射により発熱させて、原画パターンに
    よる立体画像、立体文字などを熱を与えることにより凸
    状に表出形成させるようにした感熱性発泡紙において、 前記画像、文字などの原画パターンが、比較的表示面積
    の小さい複数の細線などの集合からなっており、紙面上
    への当該原画パターンの印刷に際し、立体化表出のため
    の印刷パターンの最終的な発泡状態を事前に予測して、
    前記原画パターンの比較的表示面積の小さい複数の細線
    などの各印刷表示部分相互間でのコントラストを強調し
    た表示態様によって当該原画パターンを印刷表示させ、
    発泡膨出後の原画パターン表示の膨出態様を明確かつ平
    均化し得るようにした ことを特徴とする感熱性発泡紙の発泡パターン印刷方法
  5. (5)前記比較的表示面積の小さい複数の線条などの各
    印刷表示部分相互間のコントラストの強調手段が、当該
    各印刷表示部分での相互の発熱発泡に影響を受けない程
    度まで大きく印刷表示させる手段である ことを特徴とする請求項3に記載の感熱性発泡紙の発泡
    パターン印刷方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018171934A (ja) * 2018-07-18 2018-11-08 カシオ計算機株式会社 構造物製造方法、加工媒体、データ生成方法、及びプログラム
JP2020181146A (ja) * 2019-04-26 2020-11-05 コニカミノルタ株式会社 立体画像形成方法および立体画像形成装置

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