JPH04138111A

JPH04138111A - 展示物照明装置

Info

Publication number: JPH04138111A
Application number: JP2261013A
Authority: JP
Inventors: Hideo Okamura; 岡村　秀雄
Original assignee: Toshiba Lighting and Technology Corp
Current assignee: Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date: 1990-09-29
Filing date: 1990-09-29
Publication date: 1992-05-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は小物展示物を照明するのに適する展示物照明装
置に関する。

（従来の技術）貴金属、宝石などの小物展示物を照明するに当っては、
ショーケース内上部にけい光ランプなどの光源を設ける
もの、ショーケース上部を覆うガラスの上方にスポット
ライトなどの照明器具を設けるものなどが知られている
（たとえば、昭和３９年６月１０日株式会社オーム社発
行改訂増補版第７版「照明のデータブック」第３１９頁
〜第３２２頁）。

（発明が解決しようとする問題点）展示効果を上げるためには、小物展示物を際立たせるよ
うな照明を行うことが望ましいが、上記従来の照明手法
では、展示対象物が小物であるが故に、必ずしも展示物
は強調されず、小物用の展示物照明装置としては、充分
なものではなかった。

本発明は上記欠点を除去するもので、小物展示物の展示
効果を向上させることができるとともに、安価かつ製作
容易な展示物照明装置を提供することを目的とする。

［発明の構成］（問題点を解決するための手段）第１の本発明は、ケース内に設けられた展示台上に複数
の展示物を載置するとともに、一端面を上記複数の展示
物にそれぞれ対向させて複数の光ファイバーを上記展示
台に設け、上記複数の光ファイバーの他端面に光源部を
対設するとともに、この光源部を上記ケース内において
上記展示台の裏面側に収納することを特徴とする。

第２の本発明は、展示台上に載置される展示物の特定部
分に、この展示物と光源との間に介挿される光ファイバ
ーの一端面を対向させて上記特定部分のみを局部照明す
ることを特徴とする。

第３の本発明は、第２の本発明において、上記光ファイ
バーの光は上記展示物に対して下斜め方向から投射し、
この投射角度を上記展示台に対して３０〜６０度に選定
したことを特徴とする（作用）第１の本発明においては、一端面を光源に対設させた光
ファイバーの他端を展示物に対向させたので、光ファイ
バーによって、光源の光を集中的に小物展示物に向ける
ことができるので、展示物は引き立てられ、展示物を効
果的に照明することが可能になるとともに、複数の展示
物のそれぞれに対して光ファイバーを設け、共通の光源
によって、この光源の光を上記複数のファイバーによっ
て、上記複数の展示物に導くものであるから、展示物側
々に対して光源を設ける従来例に比べて、光源とともに
さらに配線、ソケットなどを必要とするものではないの
で、構成簡単、安価に製作することが可能になる。また
、ケース内に総てを収納しており、このケース内の光源
に電源を接続すれば直ちに展示物照明を行うことができ
るため、簡易形の展示物照明装置が得られる。

第２の本発明は、展示台に載置した展示物の特定部分に
光ファイバーの端面を対向させてこの部分のみを局部照
明することにより、たとえばダイヤモンドの指輪などに
対して、全体の内のごく限られた小部分すなわち、宝石
部分に輝きを与えることが可能となる。　第３の本発明
は、第２の本発明において、上記光ファイバーの展示物
に対する光の投射角度を展示台に対して３０〜６０度に
選定して下斜め方向から展示物に投光することによって
、展示物を見る人の目に上記光ファイバーからの光が入
ることなく、しかも、宝石部分のみを美しく輝いて見せ
ることが可能となる。

（実施例）つぎに第１の本発明を第１図〜第３図により説明する。

１はケース、２はこのケース１内に設けられた展示台、
３は展示台２に載置される複数の展示物、４は光ファイ
バーである。この光ファイバー４は、一端面をそれぞれ
複数の展示物３に対向させ、展示台２に設けられている
。５は光源部で、この光源部５は光ファイバー４の他端
面に対設され、ケース１内において、展示台２の裏面側
に収納されている。

上記実施例についてさらに詳述すると、ケース１は立方
体状であって、ガラスまたはプラスチック性の透明の蓋
体６を有し、この蓋体６によって、展示物３は覆われて
いる。展示台２は溝７が形成されていて、カード等の小
形の展示物３はこの溝７に差込まれている。光ファイバ
ー４は、展示物３に対向させた端面をたとえば粗面に形
成して光拡散性を付与するようにしているとともに、図
において展示物３に対して下斜め方向から光を投射する
ように、その向きを設定されて展示台２に設けられてい
る。光源部５は箱体８と、この箱体８内に収納した光源
９とを有し、電源接続用のコド１０を外部に導出してい
る。

つぎに、上記実施例の作用を説明する。光源９を点灯す
ることにより、この光は光ファイバー４に導かれてこの
ファイバー４の端面から放出される。このように光ファ
イバー４から放出される光によって、展示物３は照明さ
れる。光ファイバー４の端面から放出されるスポット的
な光によって、展示物３は個々に集中的に照明され、一
方、展示物３の載置されていない他の部分は、光ファイ
バー４の照射から外れるので、展示物３のみ強調され、
見る人を引き付ける。この場合、共通の光源（図示しな
い。）を併設し、この光源によって、光ファイバー４と
は別個に複数の展示物３全部を同時に照明するようにし
てもよい。勿論、この場合、この光源による光は光ファ
イバー４による光に比べて弱くしておき、光ファイバー
４の光により展示物３が強調された状態が失われること
なく、そのまま保たれるように配慮する必要がある。展
示物３と光源９との間には光ファイバー４を介挿するだ
けであるから、展示物３に対して個々に光源を設ける場
合には、光源の他に配線、ソケットなどを必要とするが
、これに比べて、はるかに安価とすることができる。ま
た、光アイパー４は実施例のように、展示台２内に埋設
しておけば、外部からは分からず、外観を損なうことは
ない。また、埋設せず、単に展示台２に沿わせて設けた
場合でも、光アイパー４は細いものであるから、あまり
目立たず、外観上の問題は生じない。また、ケース１内
に総てを収納しており、このケース１内の光源９に電源
を接続すれば直ちに展示物照明を行うことができるため
簡易形の展示物照明装置として役立つ。なお、光ファイ
バー４の端面ばこの実施例では光拡散性を付与するため
に粗面化したが、このようにすれば光ファイバー４から
放出される光の照射範囲が広がるため、展示物３がある
程度大きい場合には有効である。勿論、展示物がかなり
小さい場合には、粗面化しなくてもよい。

つぎに、第２および第３の本発明を第４図〜第６図によ
り説明する。２２は展示台、２３はこの展示台２２上に
載置される展示物、２４は光源部である。

２５は光ファイバーで、この光ファイバー２５は展示物
２３と光源部２４との間に介挿され、展示物２３側の一
端面を展示物の特定部分２６に対向させることによって
、この特定部分２６のみを局部照明するようにしている
。

つぎに、上記実施例についてさらに詳述すると、展示物
２３はたとえばダイヤモンドなどの宝石を設けた指輪で
あり、光ファイバー２５は上記指輪の特定部分２６、す
なわち宝石の部分に対向している。

そして、この光ファイバー２５からの光を展示物２３に
対して下斜め方向から投射され、この投射角度は展示台
２２に対して４０〜６０度に選定されている。

なお、２１はケースである。

つぎに、上記実施例の作用を説明する。光源を点灯する
ことにより、この光は光ファイバー２５に導かれてこの
ファイバー２５の端面から放出される。

この光は特定部分２６すなわち宝石に向うので、ここの
みが集中的に照明される。このように特定部分２６が宝
石であった場合、宝石はファイバー２５からの光を受け
て輝きが一段と増し、展示効果が著しく向上する。　ま
た、光ファイバー２５の投射角度が展示台２２に対して
４０〜６０度に選定されているため、光ファイバー２５
の背面側（矢印方向）から、展示物２３を見ることによ
り、光ファイバー２５から放出される光は目に入らず、
宝石が放つ光のみを見ることができ、良質な展示が行え
る。なお、この第２および第３の本発明においては光フ
ァイバー２５によって、局部照明を行う点に特徴を有す
るものであるから、展示物２３は複数に限定する必要は
なく、したがって、展示物２３が単一であっても第２お
よび第３の本発明に包含される。また、指、輪に限定さ
れることなく、要するに、展示物２３の極（限られた部
分を強調しようとする場合に適するものである。なお、
この発明においては、必ずしもケース２１に収納される
場合に限定されない。

ケース２１内に収納されない場合であっても、この発明
を適用してよい。

（発明の効果）以上詳述したように、第１の本発明は、ケース内に設け
られた展示台上に複数の展示物を載置するとともに、一
端面を上記複数の展示物にそれぞれ対向させて、複数の
光ファイバーを上記展示台に設け、上記複数の光ファイ
バーの他端面に光源部を対設するとともに、この光源部
を上記ケース内において上記展示台の裏面側に収納する
ようにしたものであるから、上述したように、構成簡単
、安価に製作できるとともに、簡易形の展示物照明装置
が得られる。

また、第２の本発明は、展示台上に載置される展示物の
特定部分に、光ファイバーの一端面を対向させ、上記特
定部分のみを局部照明するものであるから、たとえば、
指輪等に設けられている宝石等の微小部分の輝きを増し
、この部分を特に強調して人目を引き付けることができ
るものである。

第３の本発明は、第２の本発明における光ファイバーの
光は上記展示物に対して下斜め方向から投射し、この投
射角度を上記展示台に対して３０〜６０度に選定しもの
であるから、展示物を見る人は、光ファイバーから放出
される光は目に入らず、特定部分のみを輝かせて見せる
ことができ、良質な展示物照明が可能となるものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１の本発明の一実施例の側断面図、第２図は
同じく要部拡大側断面図、第３図は同じくさらに要部の
斜視図、第４図は第２、第３の本発明の一実施例の側断
面図、第２図は同じく要部乙拡大側断面図、第８図は同じくさらに要部の斜視図であ
る。１・・・ケース、　　　２．２２・・・展示台、３．２
３・・・展示物、　５．２４・・・光源部４．２４・・
・光ファイバー特許出願人　東芝ライチック株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ケースと；このケース内に設けられた展示台と；上記展示台上に載置される複数の展示物と；一端面を上
記複数の展示物にそれぞれ対向させ、上記展示台に設け
られた複数の光ファイバーと；この複数の光ファイバー
の他端面に対設され上記ケース内の上記展示台の裏面側
に収納された光源部と；を具備したことを特徴とする展示物照明装置。
（２）展示台と；この展示台上に載置される展示物と；光源部と；上記展示物と上記光源との間に介挿され、展示物側の一
端面を上記展示物の特定部分に対向させることによって
、上記特定部分のみを局部照明する光ファイバーと；を具備したことを特徴とする展示物照明装置。
（３）上記光ファイバーの光は上記展示物に対して下斜
め方向から投射され、この投射角度は上記展示台に対し
て３０〜６０度に選定されていることを特徴とする請求
項（２）記載の展示物照明装置。