JPH04136491U - 双方向式冷蔵庫扉 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 左右いずれ方向にも開くことの出来る冷蔵庫
用扉を提供する。 【構成】 冷蔵庫の扉を２組の連接棒によって冷蔵庫本
体に連結する。一方の組の連接棒が、例えば、正面から
見て、扉の右側の側縁と本体の左側の側縁とを連結する
ようにその各両端をそれぞれヒンジ留めされると、他方
の組の連接棒は、扉の左側の側縁と本体の右側の側縁と
を連結するようにその各両端をそれぞれヒンジ留めされ
る。 【効果】 扉を開くと、２組の連接棒の一方の組が本体
に対して固定されそして他方の組が扉に固定された位置
関係に保たれ、扉に固定された位置関係の組の連接棒が
扉の蝶番として作用することで、左右いずれ方向にも開
くことが出来る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は一種の扉構造に関するもので、特に双方向の冷蔵庫扉に関するもので ある。

【０００２】

【従来の技術】

現代人居住スペースはだんだん狭くなって来ているので、スペースの節約がや かましく言われている。然し、冷蔵庫のような生活必需品は、体積が大きいばか りでなく、重さも重いので大概の家庭は部屋の角に置いてスペースを節約してい る。然るに、これら角に置かれた冷蔵庫は扉を開けた後、往々にして順調に品物 を冷蔵庫に出し入れすることができず、又枢軸付近のスペースは位置の関係で充 分に利用ができないばかりでなく、掃除も不便であり、而も品物を取り出したり 、入れたりする時に冷気流が外に漏れて電気、エネルギーの浪費となり、非常に 不経済である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主な目的はあらゆる方向に適し、スペースや配置位置のスペース制限 を受けず、個人の使用習慣に合わせて設計した双方向式冷蔵庫扉を提供し、上記 の従来の冷蔵庫の構造の欠点を解決し、現代生活品位に適した経済的便利な要求 を満たすものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

考案者は、箱物の設計及び販売関係事業に永年従事し、多年の経験と不断の研 究開発の結果、ついに商業価値のある実用的な考案が生まれたのである。

【０００５】 本考案による双方向式冷蔵庫扉は、主として冷蔵庫と扉の間に連動装置を設け 、冷蔵庫扉が左右両方向に開閉できるようにした双方向式冷蔵庫扉であって、 冷蔵庫はその四つ角の縁に凸出した嵌合座を設け、嵌合座には夫々嵌合口があ り、冷蔵庫扉に設けられた柄を嵌合口から嵌合座に挿しこんで固定し、冷蔵庫を 開閉する軸受けの効用を成し、 扉の四つ角に柄があり、この柄は板材の上に凸出して設けられ、板材には２つ の孔があってねじ扉に締めつけられており、 連動装置は枢軸座及び連接棒より構成され、夫々冷蔵庫の口縁及び扉の内側の 四つ角の縁に設けられ、枢軸座左右には貫通孔があり、軸孔は中間に設けられて あって冷蔵庫口縁及び扉内側の縁に固定され、連接棒と同方向に曲折した枢軸を 、２つの連接棒が上下に交叉するように、一端は冷蔵庫口縁の枢軸座軸孔内に、 他の一端は対角の扉の内側の縁の枢軸座軸孔内に取り付け、 それにより構成された完全な双方向式冷蔵庫扉で、左右に開閉することができ る効用を有し、而も左右側の嵌合座及び柄の効用は連動装置に合わせて交替、互 換する作用を有するように構成されている。

【実施例】

以下図面に依って本考案の好ましい実施例について説明する。

【０００６】 先ず図１は本考案の双方向式冷蔵扉の具体的実施例の立体図で、その主な構造 は、冷蔵庫１０と扉２０の間に連動装置３０を取り付け、扉２０に左右両方向に 開閉する機能を与えている。

【０００７】 冷蔵庫１０の口縁１１の四つ角に凸出した嵌合座１２を設け、嵌合座１２には 嵌合口１３があって、扉２０の柄２１を嵌合口１３に嵌めこんで固定することが できる。

【０００８】 図２および図３に示すように、扉２０の四隅には柄２１が設けられ、柄２１は 板材２２の上に突出しており、板材２２には円孔２３、２４を有し、その一端を ねじ５０によって扉２０に締めつけられている。

【０００９】 連動装置３０は枢軸座３１及び連接棒３２によって構成され、それぞれ冷蔵庫 口縁１１及び扉２０内側の周１１の四つ角に設けられ、枢軸座３１の真中に一つ の軸孔３１を設け、両側に孔３４、３５をあけ、ねじによって冷蔵庫口縁１１又 は扉２０の内側に固定される。又連接棒３２の前後端には、同方向に曲折した枢 軸３６、３７が設けられ、枢軸座３１の軸孔３３内に挿しこまれるようになって いる。

【００１０】 上記の構造的特徴を有する部品は下記の方法によって組み立てられる。

【００１１】 図２は本考案の双方向式冷蔵庫扉の具体的実施例の組立て使用図である。図に 示す如く、連接棒３０を上側連接棒４１及び下側連接棒４２両部分に分けて固定 し組み立てる。先ず、下側の連接棒４２の下向き曲折枢軸２６を冷蔵庫口縁１１ の枢軸座３１の軸孔３３Ａに取り付け、他の一端の同方向に曲折した枢軸３７を 対角扉２０の内側の縁の枢軸座３１の軸孔３３Ｂに取り付ける。上側の連接棒４ １の上向曲折の枢軸３６は冷蔵庫口縁１１の枢軸座３１の軸孔３３Ｃに挿しこみ 、他の一端の枢軸３７は対角扉２０の内側の縁の枢軸座３１の軸孔３３Ｄに取り 付け、上側連接棒４１と下側連接棒４２が上下交叉するようにし、上記の取り付 け方式を扉２０の上下両側に設ける。

【００１２】 組立完了後の扉２０は、左側からでも、或は右側からでも開閉でき、双方向式 冷蔵庫扉の機能を発揮することができる。右側から扉２０を開く時は、左側の柄 ２１は嵌合座１２の中に嵌まって、同様に扉２０の軸受の機能を務める。扉２０ を閉めた場合、両側の柄２１は同時に緊密に嵌合座１２内に嵌合し、扉２０と冷 蔵庫１０はしっかりと密閉する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例による双方向式冷蔵庫扉の分解
斜視図である。

【図２】図１に示すものの組立状態を示す斜視図であ
る。

【図３】図２に示す双方向式冷蔵庫扉部分拡大断面図で
ある。

【符号の説明】

１０ 冷蔵庫 １１ 口縁 １２ 嵌合座 ２０ 扉 ２１ 柄 ２２ 板材 ２３、２４ 円孔 ３０ 連動装置 ３１ 枢軸座 ３２ 連接棒 ５０ ねじ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 主として冷蔵庫と扉の間に連動装置を設
   け、冷蔵庫扉が左右両方向に開閉できるようにした双方
   向式冷蔵庫扉であって、冷蔵庫はその四つ角の縁に凸出
   した嵌合座を設け、嵌合座には夫々嵌合口があり、冷蔵
   庫扉に設けられた柄を嵌合口から嵌合座に挿しこんで固
   定し、冷蔵庫を開閉する軸受けの効用を成し、扉の四つ
   角に柄があり、この柄は板材の上に凸出して設けられ、
   板材には２つの孔があってねじ扉に締めつけられてお
   り、連動装置は枢軸座及び連接棒より構成され、夫々冷
   蔵庫の口縁及び扉の内側の四つ角の縁に設けられ、枢軸
   座左右には貫通孔があり、軸孔は中間に設けられてあっ
   て冷蔵庫口縁及び扉内側の縁に固定され、連接棒と同方
   向に曲折した枢軸を、２つの連接棒が上下に交叉するよ
   うに、一端は冷蔵庫口縁の枢軸座軸孔内に、他の一端は
   対角の扉の内側の縁の枢軸座軸孔内に取り付け、それに
   より構成された完全な双方向式冷蔵庫扉で、左右に開閉
   することができる効用を有し、而も左右側の嵌合座及び
   柄の効用は連動装置に合わせて交替、互換する作用を有
   することを特徴とする双方向式冷蔵庫扉。