JPH04135872U - 一輪車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車輪の軸心部への泥の進入を阻止して制動作
用が安定した一輪車を提供する。 【構成】 フレーム前部下方の二又の軸受部に車輪を軸
支し、後部上方の二又に取手を配設し、フレーム上面に
バケットを係着して成る一輪車において、車輪を軸支す
る軸受部の一方にブレーキ装置を軸着し、該ブレーキ装
置において、車輪に固定されるブレーキ胴を圧締するブ
レーキバンドと取手の下方に垂設した引き手をワイヤー
で接続し、ブレーキ胴の外周に泥除け手段を配設して成
るものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はハンドカートの分野に属し、滑走しない一輪車に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の一輪車はブレーキ機構を内蔵していないため、傾斜面で使用する場合に は滑走するおそれがあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記に鑑み、傾斜面での使用でも滑走しない一輪車を提供するもので ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の一輪車は、フレーム前部下方の二又の軸受部に一輪車を軸支し、後部 上方の二又に取手を配設し、フレーム上面にバケットを係着して成る一輪車にお いて、車輪を軸支する軸受部の一方にブレーキ装置を軸着し、該ブレーキ装置に おいて、車輪に固定されるブレーキ胴を圧締するブレーキバンドと取手の下方に 垂設した引き手をワイヤーで接続し、ブレーキ胴の外周に泥除け手段を配設して 成るものである。ここに、泥除け手段とはフレーム側に固定されるリング状のブ ラシから歯ブラシ状のブラシをも含む。

【０００５】

【作用】

泥除け手段が軸受部のブレーキ胴周辺の泥の進入を阻止し、作業条件の悪い運 搬路での滑走を確実に抑止する。

【０００６】

【実施例】

本考案を実施例により説明すると、図１、図２に示すように車輪１の軸受部の 一方にはブレーキ装置２を軸着し、ブレーキ装置２におけるブレーキ胴３を車輪 １に固着し、ブレーキ胴３の外周に圧締するブレーキバンド４と取手５の下方に 垂設した引き手６をワイヤー７で接続し、ブレーキ胴３とブレーキバンド４の接 合周縁にはリング状のブラシ８を周設して成る。

【０００７】 したがって、泥のはねるような作業条件の悪い運搬路においても、ブレーキ胴 ３の周面からは泥が進入しにくいので、該ブレーキ胴３とブレーキバンド４との 接触面が良好な状態で保持されるから、滑走するような傾斜面では引き手６を絞 り上げることにより、確実に制動できるものである。

【０００８】

【考案の効果】

以上のように本考案の一輪車によれば作業条件の悪い運搬路においても、確実 に制動できるから、運搬労力が軽減されるほか運搬作業が安定化されるなどの効 果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る一輪車の一側面図である。

【図２】ブレーキ装置の要部の縦断面図である。

【符号の説明】

１ 車輪 ２ フレーキ装置 ３ ブレーキ胴 ４ ブレーキバンド ６ 引き手 ８ ブラシ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 フレーム前部下方の二又の軸受部に車輪
   を軸支し、後部上方の二又に取手を配設し、フレーム上
   面にバケットを係着して成る一輪車において、車輪を軸
   支する軸受部の一方にブレーキ装置を軸着し、該ブレー
   キ装置において、車輪に固定されるプレーキ胴を圧締す
   るブレーキバンドと取手の下方に垂設した引き手をワイ
   ヤーで接続し、ブレーキ胴の外周に泥除け手段を配設し
   て成る一輪車。