JPH04134368U - 上げ落とし - Google Patents

上げ落とし

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JPH04134368U
JPH04134368U JP672691U JP672691U JPH04134368U JP H04134368 U JPH04134368 U JP H04134368U JP 672691 U JP672691 U JP 672691U JP 672691 U JP672691 U JP 672691U JP H04134368 U JPH04134368 U JP H04134368U
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door
slide member
diameter
holding
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JP672691U
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English (en)
Inventor
次中 湖山
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高橋金物株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライド部材を床面の受け穴に係入して扉類
を床面の定位置に保持するロック状態を得る場合、スラ
イド部材の径に対して受け穴が大きいことによる係入の
容易性を維持できるとともに、当該利点に基づく係入後
のガタツキを防止する。 【構成】 扉類2の下部には、下方先端部に係入本体3
6を有するスライド部材16が上下方向にスライド自在
に設けられ、床面10には係入本体36に対向して受け
穴12が設けられている。受け穴12の上面側には、係
入後のガタツキを阻止する保持部材13が設けられてお
り、この保持部材13は、ベースプレート38とこのベ
ースプレート38に連設される一対の押圧片40,40
とから構成されている。押圧片40,40は扉類2の厚
み方向の対向位置をもって受け穴12の底面側へ先端側
が係入本体36の径より狭くなるように延出されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば玄関等の出入り口に設けられる両開きドア等の扉類を床面 に係止して定位置に保持するための上げ落としに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、丸落としあるいはフランス落としと呼ばれるこの種の上げ落としでは、 従来、扉類の下部に例えば柱状のスライド部材が上下方向にスライド可能に、且 つ、木口面外方から操作可能に取付けられ、床面の対向位置にはスライド部材の 径より大きい径の受け穴が形成される構造となっている。また、受け穴の上面に は、受け穴の保護や外観向上を図るために、受け穴に対応した係入口を有する保 護プレートが固定されるようになっている。また、スライド部材は下方に下げら れて受け穴に係入されるロック位置と、上方に引き上げられて係止されるロック 解除位置の二つの操作位置を得るようになっている。
【0003】 受け穴にスライド部材を係入することによって、扉類は定位置に保持されるも ので、これによって例えば両開きドア等においてはいずれか一方のドアを任意に 固定側として設定することができる。
【0004】 受け穴の径がスライド部材の径より大きく設定されているため、施工誤差や取 付誤差等による係入不合の許容度が大きく、取付作業の容易化と迅速化が図られ るようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のものでは、上述のように受け穴の径がスライド部材の径 より大きいのでスライド部材と受け穴との整合性が緩和されて取付作業の能率向 上を図れるが、その反面、この利点に基づいた不都合がもたらされている。
【0006】 すなわち、受け穴の径が大きいために、ロック時、スライド部材と受け穴との 間において径方向に隙間を生じ、振動や風圧等によって扉類の厚み方向における ガタツキを来すとともにガタツキによる不快音の発生を来している。このような ガタツキは長期的にみた場合、構成部品の早期損耗にもつながるものである。
【0007】 そこで、この考案は、スライド部材と受け穴との整合性の緩和による利点を維 持できるとともに係入後のガタツキを防止できる上げ落としの提供をその目的と する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記目的を達成すべく創案されたもので、その特徴は、受け穴に は、スライド部材の扉類の厚み方向の移動を阻止して保持する保持部材が設けら れていることにある。
【0009】 またこの考案によれば、保持部材は、扉類の厚み方向の対向位置をもって受け 穴の底面側へ延出され先端側が上記スライド部材の径よりも狭い間隔をもって接 近する一対の押圧片を有している構成とすることができる。
【0010】 また、この考案によれば、保持部材は、スライド部材を案内する斜面部と、こ の斜面部に連設されスライド部材の径と同等の係入口を形成する保持部とからな る構成とすることができる。
【0011】
【作用】
この考案によれば、スライド部材を受け穴に係入する場合、係入初期において はスライド部材に対する受け穴の大きさにより整合性の緩和に基づいた容易な係 入がなされる。係入の進行に伴ってスライド部材は保持部材によって保持され扉 類の厚み方向の移動によるガタツキを阻止される。
【0012】 また、この考案によれば、スライド部材の係入の進行に伴って一対の押圧片が 拡開され、スライド部材は押圧片の弾性によって押圧保持されてガタツキを阻止 される。
【0013】 また、この考案によれば、スライド部材は斜面部によって案内されるとともに 保持部に係入され、保持部によってガタツキのない状態に保持される。
【0014】
【実施例】
図1乃至図5はこの考案の一実施例を示す。回動可能に設けられた扉類2の自 由端側下部には、木口面2aと下端2bとの角部に掘込穴4が形成されており、 この掘込穴4には上げ落とし6の上げ落とし本体8が取付けられている。また、 床面10の対向位置には、上げ落とし6のもう一つの構成要素である受け穴12 が設けられており、受け穴12には係入本体36を保持する保持部材13が設け られている。なお、図示しないが、扉類2は矢印R側に回動軸を有する。
【0015】 上げ落とし本体8には、掘込穴4に直接に固定される略L字形のベースプレー ト14と、扉類2の上下方向にスライドして受け穴12に係入されるスライド部 材16と、このスライド部材16の施錠位置すなわちロック解除位置を保持する 係止部材18とが備えられており、スライド部材16には、上げ落とし操作をす るための操作つまみ20と、落とし量すなわちストローク量を変えて取付誤差に 基づく受け穴12との距離変化に対応するためのストローク調整部材22が設け られている。なお、ストローク調整部材22については後述する。
【0016】 ベースプレート14の木口面側には、操作つまみ20等の収容空間としての操 作用凹部24がプレス成形等の手段で形成されており、この操作用凹部24には スライド部材16のストロークを規制する操作用溝26が形成されている。操作 つまみ20が操作用溝26の上端26aに当接することによってスライド部材1 6のストローク上限が規制され、下端26bに当接することによってストローク 下限が規制される。また、ベースプレート14の下端側には、スライド部材16 の係入本体36を案内する案内孔28が形成されている。なお、符号30は止め ねじ32の挿通孔を示す。
【0017】 スライド部材16は、操作つまみ20が固定されるスライドプレート34と、 このスライドプレート34の下端に取付けられる柱状の係入本体36とから構成 されている。係入本体36は例えばその径小の頭部36aをスライドプレート3 4の取付用孔34aに挿通してカシメ処理等の手段で固定される。また、スライ ドプレート34の下端近傍には、ロック解除位置で係止部材18に係合する係合 凸部34bが形成されている。
【0018】 係止部材18はバネ鋼で略L字形に形成されており、その下端側18aにはベ ースプレート14の案内孔28の上縁28aに嵌合固定するための嵌合孔18b が形成されている。また、操作つまみ20は、操作用溝26より幅広のつまみ本 体20aと、操作用溝26より幅狭でスライドプレート34の取付用孔34cに 挿通される取付部20bとから構成され、取付部20bの先端をカシメ処理して 固着される。
【0019】 保持部材13は、例えば従来の保護プレートとしての役割を有するベースプレ ート38と、このベースプレート38に連設される一対の押圧片40,40とか ら構成することができる。この例では、保持部材13は合成樹脂で一体成形され ている。ベースプレート38には、中央部位に受け穴12と略同径の係入口42 が形成されており、押圧片40,40は係入口42における扉類2の厚み方向の 対向位置をもって受け穴12の底面側へ延出されている。また、ベースプレート 38の両側には、固定ねじ44に対する挿通孔46が形成されている。
【0020】 この例では、押圧片40,40は、係入本体36の係入が容易で且つ適正な弾 性が得られるように先端側に向かって肉厚が漸減するテーパ状に形成され、対向 位置には係入本体36を案内する案内斜面40a,40aを有してしる。また、 受け穴12の中心Oに略対称となるように、且つ、先端側が係入本体36の径d 1 よりも狭い間隔d2 を有するように設定されている。また、押圧片40,40 の基端側は、受け穴12の口径と同等、すなわち係入の整合性の緩和が得られる 係入口径d3 に設定されている。
【0021】 次に保持部材13による係入本体36の保持動作、すなわちガタツキ防止動作 を説明する。図1に示すロック解除状態から操作つまみ20でスライド部材16 を引き下げると(なお、ストローク調整部材22は取り外されている。)、図3 に示すように、係入本体36は下降して受け穴12に係入され、これによって扉 類2は定位置に保持される。この場合、図4及び図5に示すように、係入初期に おいては係入本体36の径d1 に対する口径の大きさによって係入の整合性が緩 和され、係入が容易になされる。
【0022】 係入が進行すると、押圧片40,40は強制的に拡開され、これによって係入 本体36は押圧片40,40の弾性復帰力で扉類2の厚み方向(XーY)方向の 移動を阻止されて保持される。これによって扉類2のガタツキ及びこれに起因す る不快音の発生が防止される。また、係入本体36は受け穴12に対する位置ず れがあっても押圧片40,40の案内斜面40a,40aで案内されて最終的に 受け穴12の略中心に位置付けられる。
【0023】 なお、この例では、一対の押圧片40,40によって受け穴12の略中心に保 持する構成を例示したが、例えば弾性押圧機能を呈する保持部材を受け穴12の 片側のみに設けて保持部材と受け穴12との間で係入本体36を保持する構成と することができるなど、ガタツキを防止し得る範囲で適宜選定できるものである 。また、保持部材13は、合成樹脂に代えてバネ鋼材で形成してもよい。
【0024】 次に図6及び図7はこの考案の他の実施例を示す。受け穴12の上面には、従 来と同様に、中央部位に受け穴12と同径の係入口50が形成された保護プレー ト52が固定されており、受け穴12の内部には、合成樹脂製で略筒形の保持部 材54が嵌入固定されている。保持部材54は、例えば係入本体36を案内する 斜面部56と、係入本体36の径d1 と同径の係入口58を形成する保持部60 とから構成することができる。斜面部56は案内斜面56aを有するとともに受 け穴12と同等の係入口径を有し、一方、保持部材60は保持面60aを有して いる。
【0025】 ロック操作がなされると、係入本体36は前記例と同様に整合性の緩和を有す る条件下で容易に初期係入をなされ、案内斜面56aで案内されて保持部60の 保持面60aに密接状態に保持される。係入本体36は受け穴12の中心に径方 向への移動隙間を有しない状態に保持され、これによって扉類2のガタツキ及び これに起因する不快音の防止がなされる。保持部材54は合成樹脂の他にゴム質 系の素材が好適である。この例の場合、係入本体36の係入に伴う動作要素が存 在しないので長寿命化を図ることができる。
【0026】 次に第一実施例で示したストローク調整部材22によるストローク調整機能に ついて説明する。図8に示すように、ストローク調整部材22は、例えばスライ ドプレート34のねじ孔34dに螺合されるねじ部62と、このねじ部62に一 体に形成される操作部64とから構成することができる。
【0027】 図1の状態からロック操作がなされると、操作部64が操作用溝26の下端2 6bに当接してストローク下限が規制され、突出量S1 を得る。また、ストロー ク調整部材22を取り外せば、既述の通り操作つまみ20が操作用溝26の下端 26bに当接して図3に示す突出量S2 を得る。従って、施工誤差や取付誤差等 によって係入本体36と受け穴12との離間距離に変化を生じた場合、ストロー ク調整部材22の使用によって係入不可を回避することができる。なお、ストロ ーク調整部材22はこの例に限らず、例えばスライドプレート34に上下方向に 間隔をおいて複数のねじ孔を形成し、これらのねじ孔にねじ部材62を螺合した り、あるいは操作つまみ20自体にねじ部を設けて上記ねじ孔に螺合する構成な ど、種々採用できるものである。
【0028】
【考案の効果】 この考案によれば、受け穴に対する整合性の緩和による係入の容易化を維持で きるとともに、スライド部材を扉類の厚み方向の移動を阻止して保持することが できるのでガタツキとこれに起因する不快音の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る上げ落としの一実施例を示す使
用状態の断面図である。
【図2】図1で示した上げ落としの分解斜視図である。
【図3】図1で示した上げ落としのロック状態の断面図
である。
【図4】スライド部材の係入前の状態を示す要部断面図
である。
【図5】スライド部材の係入状態を示す要部断面図であ
る。
【図6】他の実施例における係入状態の要部断面図であ
る。
【図7】図6で示した実施例の保持部材の斜視図であ
る。
【図8】ストローク調整動作を示す概要断面図である。
【符号の説明】
2 扉類 10 床面 12 受け穴 13,54 保持部材 16 スライド部材 40 押圧片 56 斜面部 58 係入口 60 保持部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉類の下部に上下方向にスライド自在に
    設けられたスライド部材を床面に設けられた上記スライ
    ド部材より径大の受け穴に係入して扉類を床面に係止す
    る上げ落としにおいて、上記受け穴には、上記スライド
    部材の扉類の厚み方向の移動を阻止して保持する保持部
    材が設けられていることを特徴とする上げ落とし。
  2. 【請求項2】 上記保持部材は、扉類の厚み方向の対向
    位置をもって受け穴の底面側へ延出され先端側が上記ス
    ライド部材の径よりも狭い間隔をもって接近する一対の
    押圧片を有している請求項1記載の上げ落とし。
  3. 【請求項3】 上記保持部材は、スライド部材を案内す
    る斜面部と、この斜面部に連設されスライド部材の径と
    同等の係入口を形成する保持部とから構成されている請
    求項1記載の上げ落とし。
JP672691U 1991-02-18 1991-02-18 上げ落とし Pending JPH04134368U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6462465A (en) * 1987-09-03 1989-03-08 Seiko Epson Corp Sputtering target

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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