JPH04131121U - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

Info

Publication number
JPH04131121U
JPH04131121U JP4652891U JP4652891U JPH04131121U JP H04131121 U JPH04131121 U JP H04131121U JP 4652891 U JP4652891 U JP 4652891U JP 4652891 U JP4652891 U JP 4652891U JP H04131121 U JPH04131121 U JP H04131121U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
case
electrical junction
junction box
heat pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4652891U
Other languages
English (en)
Inventor
正己 高瀬
英郎 中尾
Original Assignee
古河電気工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 古河電気工業株式会社 filed Critical 古河電気工業株式会社
Priority to JP4652891U priority Critical patent/JPH04131121U/ja
Publication of JPH04131121U publication Critical patent/JPH04131121U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Or Junction Boxes (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気接続箱内の熱によって、ヒューズやリレ
ー等の機能が損なわれることなく、かつ異常発熱やそれ
に伴うケースの溶損・変形が起きないようにした電気接
続箱を提供する。 【構成】 上部ケース15と下部ケース16内に、バスバー
28を絶縁板27を介して積層して組み込み、上部ケース15
の上面に配置したヒューズ12やリレー13を接続部10を介
してバスバー28に接続した電気接続箱に、ヒートパイプ
22を、吸熱部23がケース内に、放熱部24がケース外に位
置するように取り付け、かつヒートパイプ22の放熱部24
に設けたボルト締付部25を車体30に接続する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車の車内配線に使用される電気接続箱に関するものである。
【0002】
【従来技術】
自動車の電気接続箱は、例えば図7に示すように、上部ケース15と下部ケース 16内に、バスバー28を絶縁板27を介して積層して組み込み、上部ケース15の上面 に配置したヒューズ12やリレー13を接続部10を介してバスバー28に接続し、さら に下部ケース16にコネクタ29を介して電線14を接続した構造である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このように構成された電気接続箱においては、近年の自動車電 装品の増加に伴い、次のような問題が生じていた。 すなわち電気接続箱は、設置場所のスペースの関係からその大きさが制限され ており、そういう制約の中で自動車の電装品が増加すると、バスバーやヒューズ やリレー等の発熱部品が増え、電気接続箱内の接続回路密度も高くなる。
【0004】 その結果、発熱部品や端子接続部などの発熱箇所が多くなり、電気接続箱内の 温度が上昇し、ヒューズやリレー等の機能が損なわれるという問題がある。特に ヒューズやリレーの接続部においてはその発熱により接続端子のバネ性が徐々に 損なわれ、接触不良が生じて局部的に異常発熱が起こる恐れがあり、異常発熱が 起こると、上部ケースや下部ケースの溶損や変形を引き起こすことにもなるとい う問題がある。
【0005】
【考案の目的】
本考案は上記問題点に鑑み、ヒューズやリレー等の機能を損ねることなく、か つ異常発熱やそれに伴うケースの溶損・変形が起きないようにした電気接続箱を 提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本考案は、ケース内に発熱部品を組み込んで構成した 電気接続箱において、上記ケースを貫通させて、吸熱部側がケース内に、放熱部 側がケース外に位置するようにヒートパイプを取り付けてなり、そのヒートパイ プの放熱部側を車体に熱的に接続したことを特徴とする。
【0007】
【作用】
このように、ヒートパイプを取り付けると、ヒートパイプがケース内の熱を吸 収し、その熱を外部に効率よく輸送してケース外で放出するので、ケース内の温 度上昇を抑制することが可能となる。特に、ヒートパイプの放熱部側を車体に熱 的に接続すると、放熱面積の大きい車体を放熱部として利用できるので、放熱効 果が著しく向上し、ケース内の温度上昇の抑制作用が大きく向上する。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明する。 図1は本考案の第一の実施例を示すものである。 この電気接続箱は、上部ケース15と下部ケース16内に、バスバー28を絶縁板27 を介して積層して組み込み、上部ケース15の上面に配置したヒューズ12やリレー 13を接続部10を介してバスバー28に接続し、さらに下部ケース16にコネクタ29を 介して電線14を接続した点は従来と同じであるが、ヒートパイプ22を、吸熱部23 側がケース内に、放熱部24側がケース外に位置するように上部ケース16に取り付 けてある点が従来と異なっている。ヒートパイプ22の放熱部24側にはボルト締付 け部25が設けられており、このボルト締付け部25にはボルト(図示せず)が挿入 されて車体30に接続されている。したがって、ヒートパイプ22の放熱部24側は車 体30に熱的に接続されることになる。
【0009】 ヒートパイプ22は周知のように、減圧下で密封した管状体の中に作動液を封入 したもので、作動液が吸熱部23側で吸熱して気化し、それが温度の低い放熱部24 側に移動し、そこで放熱して液化し、再び吸熱部23側に戻るようになっている。
【0010】 したがって、ヒートパイプ22の放熱部24側を車体30に熱的に接続すると、車体 30は放熱面積が大きいので、ヒートパイプはケース内の熱を車体に効率よく輸送 してケース外に放熱する。このため、ケース内の温度上昇を確実に抑制すること ができる。
【0011】 図2及び図3は本考案の第二の実施例を示すものである。 この電気接続箱は、多数のヒューズ差込部31が横方向に順次設けられたいわゆ るヒューズブロックであり、ヒートパイプ22は吸熱部23側が多数のヒューズ差込 部31の近傍に位置し、放熱部24側がケース34の外側に位置するようにケース34に 取り付けられている。ヒートパイプ22の放熱部24側には、ボルト締付け部25が設 けられている。このボルト締付け部25にはボルト(図示せず)が挿入されて車体 30に接続される点は前記実施例と同様である。
【0012】 このように、ヒートパイプ22の吸熱部23側を多数のヒューズ差込部31の近傍に 位置させると、ヒューズ差込部31に差込み接続されたヒューズの接続部に発生す る発熱を効率良くケース外に放熱できる。
【0013】 図4及び図5は本考案の第三の実施例を示すものである。 この電気接続箱は、ヒューズ差込部31の他にリレー差込部33も設けたいわゆる リレーブロックであり、ヒートパイプ22は前記実施例と同様に吸熱部23側が多数 のヒューズ差込部31の近傍に位置し、放熱部24側がケース34の外側に位置するよ うにケース34に取り付けられている。ヒートパイプ22の放熱部24側には、ボルト 締付け部25が設けられており、このボルト締付け部25にはボルト(図示せず)が 挿入されて車体30に接続される点は前記実施例と同様である。
【0014】 図6は本考案の第四の実施例を示すものである。 この電気接続箱は、ヒューズ差込部31の他にリレー差込部33やコネクタ差込部 35が設けられており、前記実施例と異なる点はヒートパイプ22の放熱部24側に設 けたボルト締付け部25を鉄ブラッケト36を介して車体(図示せず)に熱的に接続 した点である。
【0015】 すなわち、ヒートパイプ22のボルト締付け部25と鉄ブラケット36の端部は重ね 合わされて、ケース34に一体に形成された取付け部37の上面に配置されており、 これらをボルト(図示せず)で締め付けることにより、ヒートパイプ22の放熱部 24側と鉄ブラッケト36とを熱的に接続し、かつ鉄ブラッケト36の他端側を車体30 に熱的に接続したものである。
【0016】 このように、ヒートパイプ22の放熱部24側を鉄ブラッケト36を介して間接的に 車体30に熱的に接続してもケース34内の温度上昇を抑制することができる。
【0017】 なお、ヒートパイプ22の放熱部24側は鉄ブラッケト36ではなく、金属線等を介 して間接的に車体に熱的に接続してもよい。 また、ヒートパイプの取付け位置や本数および形状等は特に限定するものでは ない。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、電気接続箱のケースを貫通させて、吸熱部側が ケース内に、放熱部側がケース外に位置するようにヒートパイプを取付けて、そ のヒートパイプの放熱部側を車体に熱的に接続したので、放熱面積の大きい車体 を放熱部として利用できる。したがって、放熱効果が著しく向上し、ケース内の 温度上昇を確実に抑制することができる。したがって、ヒューズやリレー等の機 能を損ねることなく、かつ異常発熱やそれに伴うケースの溶損・変形を確実に防 止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る電気接続箱の一実施例を示す断
面図。
【図2】 本考案の他の実施例を示す側面図。
【図3】 図2の底面図。
【図4】 本考案のさらに他の実施例を示す側面図。
【図5】 図4の概略底面図。
【図6】 本考案のさらに他の実施例を示す斜視図。
【図7】 従来の電気接続箱の一例を示す断面図。
【符号の説明】
15、16、34:ケース 22:ヒートパイプ 23:ヒートパイプの吸熱部側 24:ヒートパイプの
放熱部側 25:ボルト締付け部 30:車体 31:ヒューズ差込部 33:リレー差込部 36:鉄ブラケット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に発熱部品を組み込んで構成し
    た電気接続箱において、上記ケースを貫通させて、吸熱
    部側がケース内に、放熱部側がケース外に位置するよう
    にヒートパイプを取り付けてなり、そのヒートパイプの
    放熱部側を車体に熱的に接続したことを特徴とする電気
    接続箱。
JP4652891U 1991-05-24 1991-05-24 電気接続箱 Pending JPH04131121U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4652891U JPH04131121U (ja) 1991-05-24 1991-05-24 電気接続箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4652891U JPH04131121U (ja) 1991-05-24 1991-05-24 電気接続箱

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04131121U true JPH04131121U (ja) 1992-12-02

Family

ID=31926025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4652891U Pending JPH04131121U (ja) 1991-05-24 1991-05-24 電気接続箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04131121U (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56957A (en) * 1979-09-26 1981-01-08 Sanyo Electric Co Ltd Solar heat collector
JPS5632024A (en) * 1979-08-22 1981-04-01 Nissan Motor Co Ltd Cooling device for controlling circuit of automobile
JPS57117262A (en) * 1981-01-13 1982-07-21 Toshiba Corp Cooler for integrated circuit
JPS6130414A (ja) * 1984-07-23 1986-02-12 Hitachi Cable Ltd 自動車用電子機器の冷却装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5632024A (en) * 1979-08-22 1981-04-01 Nissan Motor Co Ltd Cooling device for controlling circuit of automobile
JPS56957A (en) * 1979-09-26 1981-01-08 Sanyo Electric Co Ltd Solar heat collector
JPS57117262A (en) * 1981-01-13 1982-07-21 Toshiba Corp Cooler for integrated circuit
JPS6130414A (ja) * 1984-07-23 1986-02-12 Hitachi Cable Ltd 自動車用電子機器の冷却装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6661659B2 (en) Water cooled inverter
CN102170219B (zh) 能量转换装置
JP3923111B2 (ja) 電気接続箱
JP5030023B2 (ja) 車両用アース構造
EP0592212A2 (en) Antilock brake system
JP3248480B2 (ja) 配電ボックス
JP3952904B2 (ja) 電気接続箱
JP4851154B2 (ja) 回路基板内蔵筐体
JP2006271132A (ja) 自動車用電気接続箱の固定構造
JPH07283071A (ja) 電力変換装置
JPH04131121U (ja) 電気接続箱
JP2007037207A (ja) モータおよびモータ配電部品
JP3434710B2 (ja) 電気接続箱の放熱構造
JP2554625Y2 (ja) 電気接続箱取付け構造体
JP2556646Y2 (ja) ヒートパイプ付き電気接続箱
JP3207362B2 (ja) 電気接続箱
US7455553B2 (en) Semiconductor device with power module and an insulating member provided between a conductive casing and a non-insulating portion
JP2514378Y2 (ja) 電気接続箱
JP2006203976A (ja) 電気接続箱
JP3008810B2 (ja) 電子回路ユニット内蔵の電気接続箱の放熱構造
JP2582450Y2 (ja) 自動車用電気接続箱
JP4421132B2 (ja) 鉄道車両用電力変換装置
JP2005143264A (ja) 電気接続箱
JPH09308047A (ja) 電気接続箱の接続構造
JPH04131120U (ja) 電気接続箱