JPH04130425U - 同軸コンデンサ - Google Patents

同軸コンデンサ

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JPH04130425U
JPH04130425U JP3494691U JP3494691U JPH04130425U JP H04130425 U JPH04130425 U JP H04130425U JP 3494691 U JP3494691 U JP 3494691U JP 3494691 U JP3494691 U JP 3494691U JP H04130425 U JPH04130425 U JP H04130425U
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JP
Japan
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surface electrode
coaxial capacitor
circumferential surface
outer circumferential
coaxial
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Pending
Application number
JP3494691U
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English (en)
Inventor
源明 垣尾
修 山岡
Original Assignee
株式会社村田製作所
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外形の大型化を招くことなく、パルス幅の長
い電流パルスを得ることができる構成の同軸コンデンサ
を提供する。 【構成】 本考案にかかる同軸コンデンサ1において
は、円筒形とされた誘電体素体2の内外周面それぞれに
形成された内周面電極3及び外周面電極4の両方、もし
くは、これら両電極3,4のうちのいずれか一方が螺旋
形状として形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はレーザ用電源などに組み込んで用いられる同軸コンデンサにかかり、 詳しくは、その電極形状に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、エキシマレーザなどのようなパルスレーザから出射されたレーザ出 力を光ファイバーケーブルによって伝送するにはレーザ出力の長パルス化を図る ことによってピーク出力を抑える必要があり、そのためには、レーザ媒質に対し てパルス幅、すなわち、電流継続時間の長い電流パルスを注入する必要があるこ とが知られている。そして、このような電流パルスを得るためには、図2で示す ような構成とされた同軸コンデンサ10をレーザ電源内に組み込むのが一つの方 法であり、この同軸コンデンサ10は、円筒形とされた誘電体素体11の内外周 面それぞれに内周面電極12及び外周面電極13が形成された構造とされている 。なお、この同軸コンデンサによる電流パルスの単位長当たりのパルス幅TがT =2(LC)1/2という数式(ただし、Lはインダクタンス、Cは静電容量を示 す)によって表されることは周知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記従来構成とされた同軸コンデンサ10を用いてパルス幅Tの長 い電流パルスを得ようとする場合には、この同軸コンデンサ10自身の全長を長 くするしかなく、その外形の大型化を招いてしまうことになっていた。
【0004】 本考案は、このような不都合に鑑みて創案されたものであって、外形の大型化 を招くことなく、パルス幅の長い電流パルスを得ることができる構成の同軸コン デンサを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案は、このような目的を達成するために、円筒形とされた誘電体素体の内 外周面それぞれに形成された内周面電極及び外周面電極の両方、もしくは、これ ら両電極のうちのいずれか一方が螺旋形状として形成されていることを特徴とす るものである。
【0006】
【作用】
上記構成によれば、内周面電極及び外周面電極の両方、もしくは、これら両電 極のうちのいずれか一方が螺旋形状とされていることによってインダクタンスが 増大することになる結果、この同軸コンデンサによる電流パルスのパルス幅が長 いものとなる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0008】 図1は本実施例にかかる同軸コンデンサの概略構造を示す一部破断側面図であ り、この図における符号1は同軸コンデンサである。
【0009】 この同軸コンデンサ1は、酸化チタン、チタン酸バリウムあるいはチタン酸ス トロンチウムを主原料として形成された円筒形の誘電体素体2を備えたものであ って、この誘電体素体2の内外周面それぞれには銀などを焼き付けてなる内周面 電極3及び外周面電極4が形成されている。そして、この外周面電極4は、所定 幅の螺旋形状、いわゆるスパイラル形状として形成されており、その全長が誘電 体素体2の全長よりも長いものとなっている。なお、図1では外周面電極4のみ がスパイラル形状として形成されるものとしているが、これとは逆に、内周面電 極3のみがスパイラル形状とされていてもよく、また、内周面電極3及び外周面 電極4の両方ともが誘電体素体2を挟んで互いに対向し合う向きのスパイラル形 状とされていてもよい。
【0010】 ところで、このようなスパイラル形状とされた外周面電極4(もしくは内周面 電極3)を形成するには、電極ペーストを筆塗りによって塗布したうえで焼き 付ける、スパイラル形状のマスクを用いて電極ペーストを吹き付け塗布した後 、マスクを外したうえで焼き付ける、スパッタリングや蒸着などによって電極 膜を形成した後、この電極膜のレーザトリミングを行う、などの方法が採用可能 である。
【0011】 そこで、この同軸コンデンサ1においては、T=2(LC)1/2という数式に おけるL(インダクタンス)が増大していることになるので、この数式によって 表される同軸コンデンサ1による電流パルスのパルス幅Tは従来例よりも大幅に 長いものとなる。なお、このとき、同軸コンデンサ1におけるC(静電容量)が 、従来例とさほど異ならないことはいうまでもない。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案にかかる同軸コンデンサにおいては、内周面電極 及び外周面電極の両方、もしくは、これら両電極のうちのいずれか一方が螺旋形 状とされているので、これらのインダクタンスが増大することになる結果、この 同軸コンデンサによる電流パルスのパルス幅が長いものとなる。そのため、本考 案によれば、外形の大型化を招くことなく、パルス幅の長い電流パルスを得るこ とができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例にかかる同軸コンデンサの概略構造を
示す一部破断側面図である。
【図2】従来例にかかる同軸コンデンサの概略構造を示
す一部破断側面図である。
【符号の説明】
1 同軸コンデンサ 2 誘電体素体 3 内周面電極 4 外周面電極

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形とされた誘電体素体(2)の内外
    周面それぞれに内周面電極(3)及び外周面電極(4)
    が形成されてなる同軸コンデンサ(1)であって、前記
    内周面電極(3)及び外周面電極(4)の両方、もしく
    は、これら両電極(3,4)のうちのいずれか一方が螺
    旋形状として形成されていることを特徴とする同軸コン
    デンサ。
JP3494691U 1991-05-17 1991-05-17 同軸コンデンサ Pending JPH04130425U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013198367A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Aisin Seiki Co Ltd コンデンサおよびインバータ一体型三相同期モータ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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