JPH04129751U

JPH04129751U - 貯水槽から給水する装置の植木鉢

Info

Publication number: JPH04129751U
Application number: JP4470091U
Authority: JP
Inventors: 久幸三井
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1991-05-17
Filing date: 1991-05-17
Publication date: 1992-11-27
Anticipated expiration: 2004-02-09
Also published as: JPH064697Y2

Abstract

(57)【要約】【目的】本考案は植木鉢に係り、詳しくは、貯水槽を
有する植木鉢と、浸透柱を設けたすの子で構成してなる
植木鉢に関するものである。【構成】上記目的を達成する為に、本考案に於ける植
木鉢装置は、植木鉢の中央下腹部に、相対向に一対の縦
長三角状に形成した注水孔を設け、その下方を貯水槽に
して、この上水面から少し隔離した上方にすの子を置
き、このすの子から下方へ突出した綱筒の浸透柱の先端
が鉢の底面につくように構成してなる。浸透柱は、植木
鉢の大きさに応じて、太さ、長さ、個数を調整するとよ
い。また、植木鉢底面を直接のすの子にして容積の多い
別の貯水槽を用いると、渇水期間も長くなるのでよい。【効果】貯水槽を満水にすると、炎天下であっても少
なくとも幾日間かは植物に自然給水する。注水孔を縦長
にしたことにより、渇水が何日でするかが分かり、その
間に注水すればよいという便利さがある。雨水は水槽に
保水し、水のリサイクルする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は植木鉢の改良に係り、詳しくは、植木鉢の下腹底部に貯水槽を設け、その水を、浸透柱により、すの子上方へ給水するという装置の植木鉢に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

排水のみを目的としたすの子、例えばプランターが周知のものである。更には、アルコールランプ同様に植木鉢の排水孔から吸い上げ芯を用いたものが知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたものゝうち、前者にあっては夏場は朝夕の水掛けが必要であり、後者に於いては、大鉢になると大量の芯材が必要となる。本考案は従来のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、浸透柱内の土で貯水槽の水を、すの子上方へ浸透させて、植物に少なくとも幾日間かは自然給水するという装置の植木鉢を提供しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案に於ける植木鉢装置は、植木鉢中央下腹部に相対向一対の縦長三角状に形成した注水孔を設け、その下方を貯水槽にして、その上水面から少し隔離した上方ですの子を置き、このすの子から下方へ突出した綱筒の浸透柱の先端を鉢底面につくように構成してある。この浸透柱は、植木鉢の大きさに応じて、太さ，長さ、個数を調整するとよい。また植木鉢の底面を直接すの子にして、容積の多い別の貯水槽を用いると渇水期間も長くなるので望ましい。

【０００５】

【作用】

浸透柱内の土で貯水槽の水を、すの子上方へ浸透、植物に自然給水する。注水孔からは、水位の確認が出来ると共に，この底辺により、植木鉢の水平をあらかじめ出せる。拡がり防止体は、プランターのような長手鉢では、鉢とすの子の隙間を保持して、土の落下、流出を防止すると共に植木鉢を補強する。

【０００６】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する。図中、植木鉢Ａの中央下腹部に、縦長三角状に形成した注水孔１を相対向一対に設けてある。従って、この底辺は上水面であり、長雨によるオーバー水はこゝから排水される。リブ２はすの子を支える為のものであり、注水孔１の底辺より少し上方で上面３を設け、ここですの子Ｂの周縁の支点になるように形成してある。

【０００７】すの子Ｂは中央で屋根型に折曲させ、これを注水孔１、１の左右二辺内方外周に添うように形成して注水孔は貫通される。この屋根型の左右の中央で先細りにした綱筒の浸透柱５を下方突出に設け、この先端を植木鉢底面４につくように構成してある。拡がり防止体６は略Ｌ字型に相対向外方突出に設けてあり、この先端上方の内面を，注水孔１の頂点外周に弾発嵌合させて、植木鉢の拡がりを防止するものである。尚、丸、角鉢は、この拡がり防止体は省いてもよい。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は上述のとおり構成されているので次に記載する効果を奏する。貯水槽を満水することにより、炎天下に於いても少なくとも幾日間かは植物に自然給水する。であるから二、三日の小旅行なら安心して出かけられる。そして何日目で渇水するかは注水孔から見透せるので、その間に手のすいた時に、注水すれば良いという便利さがある。また従来のように植物の上から水かけをしないので、土が水と共に流出したりする不快感もなく、清潔である。そして雨水は貯水槽に保水し水のリサイクルする。更には炎天下に於いても日光を遮って、水槽内は冷水を保ち、少なくともすの子上方を冷却する。尚、この植木鉢にあっては一例として、芹は完璧に成育し家庭での栽培を可能にする。

【図面の簡単な説明】

【図１】植木鉢内部を示す一部切欠斜視図。

【図２】すの子の斜視図。

【図３】拡がり防止体の拡大斜視図。

【符号の説明】

Ａ植木鉢Ｂすの子１注水孔２リブ３上面４底面５浸透柱６拡がり防止体

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】植木鉢Ａの中央腹部に相対向一対の縦長
三角状に形成した注水孔１を設け、その下方を貯水槽と
し、中央を屋根型に折曲し、その左右に下方へ突出する
複数個の綱筒の浸透柱３を設けたすの子Ｂとで成る植木
鉢。