JPH04127031A - 試験管キヤツプ貫通管およびそれを用いる装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、真空採血管、または試験管のゴム、合成樹脂
等のキャップに挿入して用いる試験管キャップ貫通管、
および、それを挿入する装置、挿入、かつ、内容物を分
析する装置に関する６〔従来の技術〕 従来の装置は、自動分析装置への試料分取にあたり、血
液、尿、髄液等のサンプルの入った真空採血管、または
試験管のゴム、合成樹脂等のキャップを自動的に抜いて
いた。

［発明が解決しようとする課題〕 上記従来技術は、試験管のキャップを抜いたときの血液
等の内容物の飛び散りによる装置自体の汚染、また、キ
ャップを抜いた後の転倒等による内容物の拡散による汚
染については特に配慮がなされておらず装置取扱者が危
険なサンプルと接触する可能性があった。

本発明の目的は、サンプルの入った真空採血管、または
試験管のゴム、合成樹脂等のキャップを抜くことなく中
のサンプルを取り出せるようにすることの技術を提供し
、試験管のキャップを抜いたときの血液等の内容物の飛
び散りによる装置自体の汚染をなくすことを目的として
いる。また、本発明ではサンプルを取り出すための貫通
管の開口部を必要最小限とすることができ、転倒等によ
る内容物の拡散による汚染についても最小限に食い止め
ることにある。

本発明の他の目的は、さらに、試験管キャップ貫通管を
自動的に挿入し、かつ、自動的に分析する機能を提供し
サンプルを直接扱うことなく分析ができるシステムを提
供することにある。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成すめために、本発明では試験管のゴム、
合成樹脂等のキャップを外すことなくキャップに管状の
試験管キャップ貫通管を挿入し、貫通管の開口部をとお
して試験管中のサンプルを取り出すようにしたものであ
る。さらに、サンプルを取り出すための貫通管の開口部
を必要最小限とし、転倒時のサンプルの流出を防止した
ものである。

〔作用］ 本発明の試験管キャップ貫通管は試験管のキャップを取
らずに試験管のキャップに直接差し込むので、試験管の
キャップを抜いたときの血液等の内容物の飛び散りによ
る装置自体の汚染をなくすことができる。また本発明で
はサンプルを取り出すための貫通管の開口部を必要最小
限とすることができ、転倒等による内容物の拡散による
汚染についても最小限に食い止めることができる。

〔実施例］ 以下、本発明の一実施例について図面により説明する。

第１図は、本発明の試験管キャップ貫通管ｌの外観図で
あり、第２図は、本発明の試験管キャップ貫通管１の断
面図である。本発明の試験管キャップ貫通管１は、第２
図に示されるように中空の管状となっており、かつ、容
易に試験管キャップに挿入できるように先端をとがらせ
てある。

試験管キャップ貫通管１は、第３図に示すように試験管
３にはめである試験管キャップ２に挿入される。試験管
キャップ貫通管１は、中空となっているのでこのなかを
通して試験管３のなかのサンプル４を容易に取り出すこ
とができる。第４図は、本発明の試験管キャップ貫通管
１に試験管キャップ貫通管ふた５を付けた実施例である
。この試験管キャップ貫通管ふた５は、挿入時は破れる
ことも、外れることもないように作られており、試験管
３中のサンプル４を取り出すときに分注ノズル１３によ
り、この試験管キャップ貫通管ふた５を破るか、外すか
できるようになっている。この試験管キャップ貫通管ふ
た５により、試験管キャップ貫通管１の挿入後も試験管
３中のサンプル４がこぼれないようになり、汚染が防止
できる。また、この試験管キャップ貫通管ふた５は試験
管キャップ２に比べて容易に貫通できるので分注ノズル
１３は特別な強度を要しないで良い。

次に、本発明の、他の実施例について説明する。

第５図は、じょうご形試験管キャップ貫通管６の断面図
である。本実施例によれば、管上部がじょうご形をして
いるので分注ノズル１３の挿入が容易になる利点がある
。また、第６図は、じょうご形試験管キャップ貫通管６
に試験管キャップ貫通管ふた５をつけた実施例の断面図
である。本実施例では、前記効果とともに、第４図の実
施例と同様の効果がある。

第５図は、本発明の試験管キャップ貫通管を自動的に挿
入する試験管キャップ貫通管自動挿入装置の例である。

サンプル４のはいった試験管３は、試験管キャップ２に
よってふたをされて送りサンプラ９に試験管ラック１１
をもちいてセットされる。試験管キャップ貫通管トレイ
１２に、試験管キャップ貫通管１は、ならべておかれ、
試験管キャップ貫通管保持具駆動アーム８により駆動さ
れる試験管キャップ貫通管保持具７によってつかみとら
れて、送りサンプラ９より送り出されてくる試験管ラッ
ク１１にのっている試験管３の試験管キャップ２に挿入
される。試験管キャップ貫通管ｌの挿入された試験管３
は、受はサンプラ１０に回収される。このようにして本
装置によれば自動的に試験管キャップ貫通管ｌを試験管
３の試験管キャップ２に挿入するので操作者はサンプル
４によって汚染される心配がない。

第８図は、試験管の内容物を分析するために試験管キャ
ップ２に本発明の試験管キャップ貫通管１を挿入し、そ
のなかに分注用ノズル１３を挿入してサンプル４を分注
している実施例である。分注用ノズル１３は、ここには
示していない駆動機構で制御されており、このようにし
て自動的にサンプル４を分注して分析することができる
。本実施例のようにサンプルを分注する機構を前記第７
図の自動試験管キャップ貫通管挿入装置に付けることに
よって容易に全自動分析装置が構成できる。

これにより、操作者は、全くサンプル４に触れることな
く分析できサンプル４によって汚染される心配がない。

［発明の効果］ 本発明によれば、試験管のキャップを取らずに試験管の
キャップに直接差し込むので、試験管のキャップを抜い
たときの血液等の内容物の飛び散りによる装置自体の汚
染をなくすことができる効果がある。また、本発明では
サンプルを取り出すための貫通管の開口部を必要最小限
とすることができ、転倒等による内容物の拡散による汚
染についても最小限に食い止めることができる効果があ
る。

本発明の試験管キャップ貫通管自動挿入装置、あるいは
、試験管キャップ貫通管自動挿入機構付き自動分析装置
では、操作者はサンプル４によって汚染されることをな
くす効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の試験管キャップ貫通管の一実施例を示
す図、第２図はその断面図、第３図は本発明の試験管キ
ャップ貫通管をキャップをはめた試験管のキャップに挿
入したところを示す図、第４図は本発明の試験管キャッ
プ貫通管の別の実施例を示す図、第５図は本発明の試験
管キャップ貫通管の別の実施例で、試験管キャップ貫通
管の上部を、じょうご状にした実施例を示す図、第６図
は本発明の試験管キャップ貫通管の別の実施例であり、
試験管キャップ貫通管の上部を、じょうご状にし、かつ
、先端にふたを付けた実施例を示す図、第７図は本発明
の試験管キャップ貫通管を自動的に挿入する試験管キャ
ップ貫通管自動挿入装置の例を示す図、第８図は試験管
の内容物を分析するために試験管のキャップに本発明の
試験管キャップ貫通管を挿入し、そのなかに分注用ノズ
ルを挿入してサンプルを分注している図である。 １・・・試験管キャップ貫通管、２・・・試験管キャッ
プ、３・・・試験管、４・・・サンプル、５・・・試験
管キャップ貫通管ふた、６・・・じょうご形試験管キャ
ップ貫通管、７・・・試験管キャップ貫通管保持具、８
・・・試験管キャップ貫通管保持具駆動アーム、９・・
・送りサンプラ、１０・・・受はサンプラ、１１・・・
試験管ラック、１２・・・試験管キャップ貫通管トレイ
、１３・・・不 と の

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、血液、尿、髄液等のサンプリの入つた真空採血管、
   または試験管のゴム、合成樹脂等のキャップを外するこ
   となくキャップに直接挿入して、それをとおして中のサ
   ンプルを取り出せるように中空の管状にしてあり、かつ
   、キャップに容易に差し込むことができるように先端を
   とがらせてある試験管キャップ貫通管。 ２、請求項第１項に記載の試験管キャップ貫通管におい
   て、試験管キャップ貫通管の上部をじようご型に開いて
   真空血管、または試験管中のサンプルの取り出しに用い
   るサンプル分注用管を容易に挿入できるようにしたこと
   を特徴とした試験管キャップ貫通管。 ３、請求項第１項に記載の試験管キャップ貫通管におい
   て、試験管キャップ貫通管の下部に薄いフィルムを付け
   て試験管キャップ貫通管のキヤツプへの挿入時にキャッ
   プの宵が貫通管中に入らないようにし、かつ、試験管キ
   ャップ貫通管のキヤツプへの挿入後も試験管中のサンプ
   ルがこぼれないようにしたことを特徴とした試験管キャ
   ップ貫通管。 ４、請求項第２項または第３項に記載の試験管キャップ
   貫通管において、試験管キャップ貫通管の下部にふたを
   付けて試験管キャップ貫通管のキヤツプへの挿入時にキ
   ャップの宵が貫通管中に入らないようにし、かつ、試験
   管キャップ貫通管のキヤツプへの挿入後も試験管中のサ
   ンプルがこぼれないようにしたことを特徴とした試験管
   キャップ貫通管。 ５、請求項第１項、第２項、第３項、または第４項に記
   載の試験管キャップ貫通管を、あらかじめ装置上にセッ
   トされた、もしくは、自動的に外部より供給される、血
   液、尿、髄液等のサンプルの入つた真空採血管、または
   試験管のゴム、合成樹脂等のキャップに自動的に挿入す
   る機能を持つたことを特徴とした自動試験管キャップ貫
   通管挿入機。 ６、請求項第１図、第２項、第３項、または、第４項に
   記載の試験管キャップ貫通管を、あらかじめ装置上にセ
   ットされた、もしくは、自動的に外部より供給される、
   血液、尿、髄液等のサンプルの入つた真空採血管、また
   は試験管のゴム、合成樹脂等のキャップに自動的に挿入
   する機能を持ち、かつ、試験管キャップ貫通管の挿入さ
   れたサンプルの入つた真空採血管、または試験管よりサ
   ンプルを分注して分析する機能を持つことを特徴とした
   自動分析装置。