JPH04126971A - 連続減圧冷却方法及びその装置 - Google Patents

連続減圧冷却方法及びその装置

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JPH04126971A
JPH04126971A JP24785390A JP24785390A JPH04126971A JP H04126971 A JPH04126971 A JP H04126971A JP 24785390 A JP24785390 A JP 24785390A JP 24785390 A JP24785390 A JP 24785390A JP H04126971 A JPH04126971 A JP H04126971A
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JP
Japan
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cooling tower
reduced pressure
material container
container
cooling
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JP24785390A
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Inventor
Shunji Ito
俊二 伊藤
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Japan Steel Works Ltd
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Japan Steel Works Ltd
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  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、食品等の温度を減圧によって急速に調整する
連続減圧冷却方法及びその装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の連続減圧冷却装置としては、例えば特公昭59−
28390号公報に開示されるものがある。この連続減
圧冷却装置は、 (1)、系外の食品を気密入口扉を介して収容する第1
予備室と、該第1予備室に気密出口扉を介して連通ずる
真空冷却手段と該真空冷却手段に気密入口扉を介して連
通し気密出口扉を介して系外に連通ずる第2予備室とを
有し、 (2)、該第1予備室は、バルブを介して大気に連通ず
る大気用配管とバルブを介して真空タンクに連通ずる真
空用配管と、系外の食品を該予備室内へ搬入する搬入手
段とを有し、 (3)、該真空冷却手段は、真空タンクに連結する真空
冷却室でなり、該真空冷却室は該第1予備室の食品を該
真空冷却室に供給する供給手段と食品を該第2予備室の
入口まで所定速度で移動させるコンベア手段とを有し、 (4)、該第2予備室は、バルブを介して大気に連通ず
る大気用配管とバルブを介して真空タンクに連通ずる真
空用配管と、真空冷却室の食品を該第2予備室へ搬出す
る搬出手段と、食品を系外へ取出す取出手段とを有して
なる。
(発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、このような従来の連続減圧冷却装置にあ
っては、真空冷却手段は、真空タンクに連結する真空冷
却室でなり、単一の減圧度が与えられた真空冷却室に複
数個の材料容器をコンヘア手段によって移動させる構造
であるため、下記の技術的問題点がある。
■、真空冷却室には、真空冷却室の減圧度を維持するた
めに第1予備室及び第2予備室を付属させなければなら
ず、更に、この第1.2予備室には、それぞれ気密入口
扉及び気密出口扉を備えさせると共に、大気用配管及び
真空用配管を付属させなければならなず、構造が複雑に
なる。
■、真空冷却室には均一な減圧度が与えられ、真空冷却
室に入った直後の材料容器にも出る直前の材料容器tこ
も、同じ減圧度が与えられる。その結果、材料容器に収
容した食品の種類によっては、減圧度が高すぎて象、激
な水分蒸発に基づく破裂を生し、或いは減圧度が低ずぎ
て所要の冷却が急速には得られない。
[課題を解決するだめの手段] 本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたもの
であり、請求項(1)記載の発明の構成は、貫通ずる内
部空間を中心軸線方向に有し、側壁に中心軸線方向の所
定間隔にて形成された冷却塔貫通穴を有する冷却塔と、
冷却塔の内部空間に摺動可能に順次挿入され、冷却塔貫
通穴に連通可能に形成された容器貫通穴を有する複数の
材料容器と、複数個の冷却塔貫通穴に接続され、複数個
の材料容器に異なる減圧度を与える減圧供給装置とを備
え、前記減圧供給装置が、冷却塔貫通穴に接続する蓄圧
室、及び蓄圧室に凝縮器を介して接続する真空ポンプを
有し、蓄圧室に設定した異なる減圧度によって冷却塔内
を移動する材料容器に段階的に増加又は減少する減圧度
を与え、材料容器に収容した材料を象、速に冷却する連
続減圧冷却方法である。
また、請求項(2)記載の発明の構成は、貫通する内部
空間を中心軸線方向に有し、側壁に中心軸線方向の所定
間隔にて形成された冷却塔貫通穴を有する冷却塔と、冷
却塔の内部空間に摺動可能に順次挿入され、冷却塔貫通
穴に連通可能に形成された容器貫通穴を有する複数の材
料容器と、複数個の冷却塔貫通穴に接続され、複数個の
材料容器に異なる減圧度を与える減圧供給装置とを備え
、前記減圧供給装置が、冷却塔貫通穴に接続する蓄圧室
、及び蓄圧室に凝縮器を介して接続する真空ポンプを有
する連続減圧冷却装置である。
(作用〕 このような連続減圧冷却方法又は装置によれば各材料容
器の中には、加熱工程を経て加熱調理された熱い食品が
材料として収容されている。この食品は、例えばマツシ
ュポテト、冷凍用野菜等であり、マツシュポテトにあっ
ては冷却に加え水分調整が行われる。いま、冷却塔内の
材料容器は、各容器貫通穴と冷却塔貫通穴とが連通して
いる。材料容器は、冷却塔の内部空間内に次々と連続的
に供給される。
先ず、材料を収容した材料容器は、冷却塔の内部空間内
に押し込まれる。これにより、冷却塔内の全材料容器を
一体に摺動させて押し込める。
このようにして、各材料容器の容器貫通穴と冷却塔貫通
穴とを連通させる。そして、複数個の冷却塔貫通穴に接
続される減圧供給装置により、材料容器の内部は異なる
減圧度に減圧され、所定圧になる。
減圧供給装置は、冷却塔貫通穴に接続する蓄圧室、及び
蓄圧室に凝縮器を介して接続する真空ポンプを有するた
め、材料容器の内部は冷却塔貫通穴を介して接続する蓄
圧室により、所定の減圧度が与えられ、材料から水分が
蒸発して冷却される。蓄圧室は、凝縮器を介して真空ポ
ンプが接続するため、所定の減圧度が維持される。凝縮
器は、例えば水冷式であり、材料容器内の材料から蒸発
して凝縮された水は、真空ポンプから流出する。
このため、真空ポンプとしては水封式が好適である。材
料容器及び蓄圧室に与えられる所定の減圧度は任意に設
定可能である。例えば、材料容器の移動に従った増加と
減少との組み合わせからなるように変化させて設定する
ことができる。このような減圧度の変化は、材料によっ
て破裂を生ずる減圧度が異なるため、例えば急激な減圧
を与えて材料の冷却を促すと共に急激な減圧を解除させ
て材料の破裂を防止するように考慮して設定され、或い
は次第に減圧度を増加させて最大減圧度を与えた後、次
第に減圧度を減少させ、大気圧に緩やかに復帰させる。
更に、蓄圧室によって与えられる材料容器の減圧度を、
材料容器の移動に従って減圧度が増加するようにのみ変
化させて設定することもできる。また、冷却に加え、水
分調整を行う場合には、水分の蒸発による調整を考慮し
て減圧度の変化が与えられる。
最上段に達した材料容器は、大気が導入され、大気圧に
戻るので、外部に取り出す。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
第1〜8図には、連続減圧冷却装置の1実施例を示す。
図中において符号10は、金属製の冷却塔を示し、筒状
をなす冷却塔10は中心軸線方向に貫通する内部空間1
0aを有する。この冷却塔10は、中心軸線を上下方向
として下端部がほぼ環状をなす下台12に固定されてい
る。下台12は材料容器14を通す開口12aを側壁に
有し、基台11に固設されている。13は上板であり、
開口13a周縁が冷却塔10の上端外周に固着されてい
る。この冷却塔1oの側壁には、中心軸線方向に所定の
間隔を置いて複数個(第3図上では23個)の冷却塔貫
通穴22が形成されている。
複数個の冷却塔貫通穴22は、実際には第1図に示すよ
うに周方向に位置をずらせて形成されているが、冷却塔
10の中心軸線方向の相互の間隔は、後記する材料容器
14の中心軸線方向の幅に合致させである。
各冷却塔貫通穴22は、第3図に示すようにそれぞれ手
動にて二次側の設定圧力を微調節可能なバルブ32を備
える配管24を介して、蓄圧室26、蓄圧室26の減圧
度を設定する一次tN iffバルブ28、水分を凝縮
させる凝縮器30及び主真空ポンプ35又は前段用真空
ポンプ37からなる減圧供給装置40と接続されている
。ここで、凝縮器30は水冷式であり、水蒸気分圧を冷
却水温の飽和蒸気圧にまで下げ、凝縮水とする。凝縮器
30は、第7図に示すようにポンプ41によって地下水
を複数個の凝縮器30に冷却水として供給する形式、第
8図に示すようにポンプ43によって循環させる冷却水
を、膨張弁を有する蒸発器44において冷却し、蒸発器
44内の冷媒は圧縮器及び凝縮器45にて冷却液化させ
る形式等を採用できる。また、主真空ポンプ35及び前
段用真空ポンプ37は、公知の水封式であり、遠心力で
壁面に押し付けられた水と多数の翼が使用されている。
高い減圧度は要求されないので、水封式が好適である。
なお、第7.8図において46は開閉バルブである。
但し、下から2番目の配管24は、高い減圧度を与える
必要がないため、水封式の真空ポンプを直結し、蓄圧室
26を介することなく一次調節ハルプ28、凝縮器30
及び水封式の前段用真空ポンプ37に接続されている。
他の配管24は、2〜4本が1個の蓄圧室26に接続し
ている。また、最下段に位置する冷却塔貫通穴22aは
、二次側の設定圧力を微調節可能なバルブ32aを備え
る配管24aを介して蒸気を供給し、内部の空気を排出
口31から排除する蒸気供給源42と接続され、最上段
及び上から2段目に位置する冷却塔貫通穴22b及び2
2cは、それぞれ手動にて二次側の設定圧力を微調節可
能なバルブ3436を介して大気と連通され、減圧状態
が次第に解除されるようになっている。また、冷却塔1
0の下端部には、冷却塔lOの側壁を貫通して係脱自在
なストッパ60が備えられ、このストッパ60が冷却塔
10内の最下段に位置する材料容器14の下端部に形成
した係合凹所14bに係止して、それ以降の冷却塔10
内の全ての材料容器14を中心軸線方向に位置決めでき
る。
次に、下台12の下方には、容器送り込み装置51及び
押し込み装置56が装備される。容器送り込み装置51
ば、第1図に示すように図外の回転駆動源によって回転
駆動されるスプロケット52a、52b間に巻掛けた複
数本のチェーン53を有し、チェーン53上に乗せた材
料容器14を、開口12aを通して下台12の内部に搬
入することができる。下台12の内部に搬入された材料
容器14は、図外のス)・ツバに係止して停止する。押
し込み装置56は、液圧シリンダ装置54及び液圧シリ
ンダ装置54のビス1ヘンロツドに固着された押圧板5
5からなり、複数本のチェーン53間に位置する押し込
み装置56の押圧Fi55によって下台12の内部に搬
入された材料容器14を上方に押し上げることができる
一方、上板13の」1方には、材料容器14を横方向に
排出させる上部排出装置61が備えられ、上部排出装置
61の端部には、材料容器14を下方向に移動降下させ
る降下装置70が備えられる。上部排出装置61ば、回
転運動を直線運動に変換する機構、具体的には、横方向
に回転自在に架設したねじ部材62に、ボールネジ部6
3を介して横方向に移動自在な可動部材64を配設して
構成され、回転駆動源65によってねじ部材62をリダ
クションギヤ66を介して正方向に減速回転駆動するご
とにより、可動部月64を横方向(第1図上にて右方向
)に移動させ、冷却塔lOO上方に押上げられた材料容
器14を降下装置70内に送り込むことができる。回転
駆動源65によってねじ部材62を逆方向に減速回転駆
動させることにより、可動部材64を復帰させることが
できる。
降下装置70は、筒状をなす降下装置本体71内ニ、エ
レベーテイグコンベア72を配置して構成される。エレ
ベーテイグコンベア72は、第6図に示すように一対配
置され、それぞれ降下装置本体71内の上部に回転自在
に支持したスプロケット7373と、基台11に回転自
在に支持したスプロケット74.74との間にチェーン
75.76を巻掛け、一対のチェーン75.76間に受
は板77を多段に配設して構成される。しかして、スプ
ロケット74.74を、回転駆動源78によってリダク
ションギヤ79を介して同期させて減速回転駆動し、チ
ェーン75.76に設けた受は板77を対向させて回転
駆動することにより、対向する受LJ板77.77上の
材料容器14を降下させることができる。なお、実際に
は、降下装置70内に材料容器14が送り込まれると、
これを図外の検出スイッチによって検出し、この検出信
号に基づいて回転駆動#78を回転駆動するようになっ
ている。
更に、降下装置70の下方には、下部排出装置80が装
備される。下部排出装置80は、図外の回転駆動源によ
って回転駆動されるスプロケット81a、81b間に巻
掛けたチェーン82を有し、第6図に示すように一対の
受は板77.77間に配設した一対のチェーン82上に
乗った材料容器14を、降下装置本体71の下端の開ロ
ア1aから横方向に移送し外部に搬出する。
材料容器14は、第4,5図に示すように、冷却塔10
の内部空間10aに摺動自在に嵌合する外形を有し、有
底筒状をなす。材料容器14は、側壁外面に環状凹所1
4aが形成され、この環状凹所14aに位置させて内外
を貫通ずる容器貫通穴16が円周方向に複数個形成され
、材料容器14が順次積み重ねられた状態での環状凹所
14a又は容器貫通穴16の間隔は、冷却塔貫通穴22
の間隔と合致している。また、材料容器14の環状凹所
14aの上側及び下側外周にそれぞれ円周方向の溝17
a及び17t+が設けられ、更に材料容器14の上端面
に中心が容器中心と合致した環状の溝17cが設けられ
、各溝17a、17b及び17c内にシール部材18.
20及び23が環装されている。更に、材料容器14の
側壁の溝17bより底部側には、係合凹所14bが形成
され、前述したように第2図上にて最下段の材料容器工
4の係合凹所14bに、冷却塔10の側壁を貫通して備
えたストッパ60が係合することにより、1段目以降の
各材料容器14が環状凹所14b及び容器貫通穴16を
それぞれ冷却塔貫通穴22に合致させた状態で、落下が
防止される。
次に作用について説明する。
第1〜3及び6図に示す各材料容器14の中には、加熱
工程を経て加熱調理された熱い食品が材料として収容さ
れている。この食品は、例えばマツシュポテト、冷凍用
野菜等であり、マツシュポテトにあっては冷却に加え水
分調整が行われる。
いま、冷却塔10内の材料容器14は、最下段の材料容
器14の係合凹所14bにストッパ60が係合して落下
が防止され、環状凹所14a及び容器貫通穴16と冷却
塔貫通穴22とが合致している。材料容器14は、冷却
塔IO内に次々と連続的に供給される。先ず、材料を収
容した材料容器14は、容器送り込み装置51上に載置
され、開口12aから下台12の内部に搬入される。下
台12の内部所定位置に搬入された材料容器14は、押
し込み装置56の押圧板55によって上方に押し上げら
れる。上方に押し上げられた材料容器14が、ストッパ
60に係止する材料容器14の底面に当接したなら、ス
トッパ60を抜脱解除させ、冷却塔10内の全材料容器
14を押し込み装置56によって上方に一体に押し上げ
、最下段となった材料容器14の係合凹所14bにスト
ッパ60を挿入係止させる。押し込み装置56は、次の
材料容器14に備え、押圧板55を下降復帰させる。な
お、ストッパ60の係脱作業は、押し込み装置56によ
って上方に押し上げられる材料容器14が、他の材料容
器14の底面に当接したことを位置検出手段によって検
出し、かつ、押し込み装置56によって上方に押し上げ
られる材料容器14が適正位置にまで押し上げられたこ
とを位置検出手段によって検出し、これらの検出信号に
基ツいて図外の復帰ばね付きソレノイドによってストッ
パ60を移動させて自動的に行うことができる。
しかして、第2.3図に示すように各材料容器14の環
状凹所14a及び容器貫通穴16と冷却塔貫通穴22と
が合致している。最下段の材料容器14は内部に蒸気供
給源42からの高温蒸気が循環させて供給されて加熱殺
菌され、下から2段目の材料容器14の内部は減圧供給
装置40の作用により若干減圧され、所定圧(例えば0
.3kg/C1a程度)にある。下から2段目の材料容
器14は、蓄圧室26に接続されておらず、凝縮器30
を介して接続する前段用真空ポンプ37を有するため、
材料容器14の内部は冷却塔貫通穴22を介して接続す
る前段用真空ポンプ37により、比較的低い所定の減圧
度が与えられる。その際、最上段を除く各段の材料容器
14は、材料容器14の各シール部材1B、20.23
によって気密が保持され、容器貫通穴16のみが冷却塔
貫通穴22と連通ずる。
このようにして、下から3段目以上で上から3段目以下
の中間の複数個の材料容器14には、それぞれ冷却塔貫
通穴22に接続させた減圧供給装置40によって所定の
減圧度が与えられる。下から3段目以降の材料容器14
には、減圧供給装置40、つまり、冷却塔貫通穴22に
接続する蓄圧室26、及び蓄圧室26に凝縮器30を介
して接続する前段用真空ポンプ37又は主真空ポンプ3
5が接続しているため、材料容器14の内部は冷却塔貫
通穴22を介して接続する蓄圧室26により、所定の減
圧度が与えられる。蓄圧室26は、凝縮器30を介して
前段用真空ポンプ37又は主真空ポンプ35が接続する
ため、所定の減圧度が維持される。凝縮器30ば、例え
ば水冷式であり、材料容器14内の材料から蒸発した水
分は、凝縮されて水封式の前段用真空ポンプ37又は主
真空ポンプ35から流出する。材料容器14及び蓄圧室
26に与えられる所定の減圧度は任意に設定可能である
。例えば、材料容器14の移動に従った増加と減少との
組み合わせからなるように変化させて設定させ、具体的
には第3図上にて第2〜21段目の材料容器14に、そ
れぞれ0.3kg/c+fl、 0.  ]、kg/c
J、0. 2kg/cTM及び0.1kg/crl+と
いった増減変更された減圧度を次々に与えることができ
る。このような減圧度の変化は、材料によって破裂を生
ずる減圧度が異なるため、例えば急激な減圧を与えて材
料の冷却を促すと共に急激な減圧を解除させて材料の破
裂を防止するように考慮して設定され、或いは次第に減
圧度を増加させて最大減圧度を与えた後、次第に減圧度
を減少させ、大気圧に緩やかに復帰させる。更に、減圧
供給装置40によって与えられる材料容器14の減圧度
を、材料容器14の移動に従って増加するようにのみ変
化させて設定することもできる。
また、冷却に加え、水分調整を行う場合には、水分の蒸
発による調整を考慮して減圧度の変化が与えられる。こ
のようにして、減圧供給装置4oの所定時間の作動によ
って各材料容器14内の圧力がほぼ所定の値になったな
ら、その減圧状態を適当時間保持する。
次いで、第3図上にて下から22.23段目に達した材
料容器14には、絞りを形成するバルブ36.34を通
して大気が緩徐に導入され、破線にて示す最上段に達し
た材料容器14は大気圧に戻る。大気を緩徐に導入すれ
ば、吸入空気によって食品が飛散することが防止される
しかして、冷却塔IO内の1個の材料容器14に注目す
ると、当初は大気圧にあり、冷却塔1゜に挿入されて蒸
気供給源42からの蒸気が供給されることによって内部
の空気が排除され、冷却塔10内を上昇移動するに従っ
て減圧度が増加又は減少して変化し、再び大気圧状態に
戻される。最」二段に達し、高さ位置が上板13の上面
に合致した材料容器】4は、」一部排出装置61の可動
部材64を横方向に移動させ、降下装置70内に送り込
み、一対の受は板77.77上に載置する。その後、可
動部材64は復帰させる。
一対の受げ板77.77に載置した材料容器14は、降
下装置70を駆動し、降下させる。
充分に下降した材料容器14は、下部排出装置80の一
対のチェーン82上に載置されるので、下部排出装置8
0を駆動して降下装置本体71の下端の開ロア1aから
外部に搬出する。搬出した材料容器]4は、冷却された
材料を取り出し、再度熱い材料を入れて使用される。
冷却塔10の内部空間10a内には、容器送り込み装置
51及び押し込み装置56によって次々と連続的に材料
容器14が送り込まれるので、下部排出装置80からも
次々と連続的に材料容器14が搬出される。
上記実施例では、材料容器14の容器貫通穴16を含む
位置に円周方向の環状凹所14aが形成されており、更
にストッパ60の係合凹所14bを円周方向に環状とす
れば、容器貫通穴16と冷却塔貫通穴22との周方向の
位置合わせが不要となる。また、冷却塔10の内部空間
10a及び材料容器14の外形に円形以外の適合する異
形断面を与えて、円周方向の位置決めを行うこともでき
、その場合には環状凹所14aを省略できる。また、冷
却塔10を中心軸線方向を上下方向として配設すれば、
収容スペースを削減することができる。
(発明の効果〕 以上の説明によって理解されるように、本発明によれば
、材料容器自体が減圧冷却室を構成し、減圧度を維持す
るだめの予備室が不要であるため、構造が簡素である。
また、材料容器内には連続的に増減変化させた減圧度を
与えることができ、冷却塔内に入った直後から出る直前
までの間の材料容器に適正な減圧度を順次に与えること
ができる。その結果、材料容器に収容した食品の種類に
応じて適正な減圧度を与えることができ、減圧度が高す
ぎて急激な水分蒸発に基づく破裂を生じ、或いは減圧度
が低ずぎて所要の冷却が得られないといった不具合が解
消し、急速冷却が実現される。更に、減圧供給装置を、
冷却塔貫通穴に接続する蓄圧室、及び蓄圧室に凝縮器を
介して接続する真空ポンプによって構成したので、材料
容器に蓄圧室による所定圧が良好に与えられると共に、
材料から蒸発した水分が凝縮器において凝縮されて水と
なって排出される。連続減圧冷却方法又は装置において
排気すべき気体は殆どが水蒸気であり、冷やせば容易に
液化し水になり、体積が激減する。従って、凝縮器を介
在さゼることによって真空ポンプを小型化できる。冷却
水として安価な地下水を使用すれば、ランニングコスト
の低減効果は更に良好に得られる。
【図面の簡単な説明】
第1〜8図は本発明の1実施例を示し、第1図は連続減
圧冷却装置を示す一部断面図、第2図は冷却塔を一部省
略して示す断面図、第3図は冷却塔に接続した減圧供給
装置の配管図、第4図は材料容器を示す図、第5図は第
4図のV−V線断面図、第6図は降下装置及び下部排出
装置を示す図、第7.8図はそれぞれ凝縮器を示す図で
ある。 10:冷却塔、10a:内部空間、11:基台12:下
台、13:上板、14:材料容器、14a:環状凹所、
14b:係合凹所、16:容器貫通穴、18,20.2
3:シール部材、22:冷却塔貫通穴、26:蓄圧室、
28ニ一次調節バルブ、30:凝縮器、32,34,3
6:ハルブ、35:主真空ポンプ(真空ポンプ)、37
:前段用真空ポンプ(真空ポンプ)、40:減圧供給装
置、42:蒸気供給源、51:容器送り込み装置、56
:押し込み装置、60:ストツバ、61:上部排出装置
、10:V4下装置、72:エレヘーテイグコンベア、
80:下部排出装置。 代理人 弁理士 前 1)宏 之 第4図 第6図 V↑ ::出巧シ1巳 11巳−11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、貫通する内部空間を中心軸線方向に有し、側壁
    に中心軸線方向の所定間隔にて形成された冷却塔貫通穴
    を有する冷却塔と、冷却塔の内部空間に摺動可能に順次
    挿入され、冷却塔貫通穴に連通可能に形成された容器貫
    通穴を有する複数の材料容器と、複数個の冷却塔貫通穴
    に接続され、複数個の材料容器に異なる減圧度を与える
    減圧供給装置とを備え、前記減圧供給装置が、冷却塔貫
    通穴に接続する蓄圧室、及び蓄圧室に凝縮器を介して接
    続する真空ポンプを有し、蓄圧室に設定した異なる減圧
    度によつて冷却塔内を移動する材料容器に段階的に増加
    又は減少する減圧度を与え、材料容器に収容した材料を
    急速に冷却することを特徴とする連続減圧冷却方法。
  2. (2)、貫通する内部空間を中心軸線方向に有し、側壁
    に中心軸線方向の所定間隔にて形成された冷却塔貫通穴
    を有する冷却塔と、冷却塔の内部空間に摺動可能に順次
    挿入され、冷却塔貫通穴に連通可能に形成された容器貫
    通穴を有する複数の材料容器と、複数個の冷却塔貫通穴
    に接続され、複数個の材料容器に異なる減圧度を与える
    減圧供給装置とを備え、前記減圧供給装置が、冷却塔貫
    通穴に接続する蓄圧室、及び蓄圧室に凝縮器を介して接
    続する真空ポンプを有することを特徴とする連続減圧冷
    却装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006034224A (ja) * 2004-07-29 2006-02-09 Shimadzu Corp 真空冷却用食材収納システム
JP2013236581A (ja) * 2012-05-14 2013-11-28 Miura Co Ltd 真空冷却機能を有する食品機械

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