JPH04125223A - カプセル輸送設備 - Google Patents

カプセル輸送設備

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JPH04125223A
JPH04125223A JP2245109A JP24510990A JPH04125223A JP H04125223 A JPH04125223 A JP H04125223A JP 2245109 A JP2245109 A JP 2245109A JP 24510990 A JP24510990 A JP 24510990A JP H04125223 A JPH04125223 A JP H04125223A
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capsule
pipe
transport pipe
transport
fresh water
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東條 千明
Motomitsu Suzuki
鈴木 基光
Masayuki Ishikawa
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、物体をカプセルにより液体輸送するカプセル
輸送設備に関するものである。
従来の技術 最近、大深度における地下空間の利用が(例えば、地下
鉄など)提案されている。この地下空間は地下60〜1
00メートルの深さにもなり、地下空間を作るために、
掘削土砂を地上に運び出す必要がある。そして、このよ
うな地下空間は建造物の過密な大部会の地下に作られる
ため、掘削土砂の搬出施設は限られた面積にしか設ける
ことができず、したがって垂直に搬出することが考えら
れる。この場合、垂直式のベルトコンベヤかパケット式
コンベヤが使用されることが考えられる。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記のようなコンベヤ方式によると、地下から
地上までの間でコンベヤ装置に故障が起こると、その修
理が非常に困難になるとともに、保守も容易に行うこと
ができないという問題があった。なお、掘削土砂をスラ
リー輸送で搬出することも考えられるが、搬出後の土砂
と水とを分離するのに高価な設備が必要となる。
そこで、本発明は上記課題を解消し得るカプセル輸送設
備を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するため、本発明の第1の手段は、下部
液体タンクから上部液体タンクに物体輸送用カプセルを
液体輸送するカプセル上昇用輸送管およびカプセル下降
用輸送管を設けるとともに、上記カプセル下降用輸送管
とカプセル上昇用輸送管との下部同士を連通させたカプ
セル輸送設備である。
また、上記課題を解決するため、本発明の第2の手段は
、途中に圧送用ポンプを有して下部液体タンクから上部
液体タンクに物体輸送用カプセルを液体輸送するカプセ
ル輸送管を設け、上部液体タンク内と下部液体タンク内
とを接続する液体戻し管を設けるとともに、この液体戻
し管の下端部を上記圧送用ポンプの入口側に接続したカ
プセル輸送設備である。
さらに、上記課題を解決するため、本発明の第3の手段
は、上部位置から下部位置に物体輸送用カプセルを落下
輸送するカプセル輸送管を設けるとともに、このカプセ
ル輸送管の下端部にカプセルの落下制動用手段を設けた
カプセル輸送設備である。
作用 上記第1および第2の手段の構成によると、カプセルを
下部位置から上部位置に液体輸送するカプセル輸送管と
上部液体タンクとを連通させたので、上部液体タンク側
の圧力水頭を輸送用駆動装置である圧送用ポンプに作用
させることができ、したがってその駆動動力の低減化を
図ることができ、またカプセルの輸送は液体輸送管を介
して行われるので、例えばベルトコンベヤやパケット式
コンベヤなどに比べて、その保守点検が非常に簡単とな
る。
また、第3の手段の構成によると、カプセルをカプセル
輸送管により、単に落下案内させられるため、カプセル
の下部位置への搬入設備が非常に簡単なものとなる。
実施例 以下、本発明の実施例について説明するが、各実施例に
おいては、大深度の地下にトンネルを掘る場合に、その
掘削土砂を地下から地上にカプセル輸送するものについ
て説明する。
まず、本発明の第1の実施例を第1図に基づき説明する
地下側には、搬出側下部清水タンク(下部液体タンク)
1および搬入側下部清水タンク(下部液体タンク)2が
配置され、地上側には、搬出側上部清水タンク(上部液
体タンク)3および搬入側上部清水タンク(上部液体タ
ンク)4が配置されている。上記搬出側下部清水タンク
1と搬出側上部清水タンク3との間、および搬入側下部
清水タンク2と搬入側上部清水タンク4との間には、そ
れぞれカプセル輸送用のカプセル上昇用輸送管5および
カプセル下降用輸送管6が設けられている。
上記搬出側下部清水タンク1内には、カプセルAをカプ
セル上昇用輸送管5内に供給するカプセル供給装置7が
配置されており、また搬入側下部清水タンク2内にはカ
プセル下降用輸送管θ内のカプセルAを排出するカプセ
ル排出装置8が配置されている。上記カプセル供給装置
7およびカプセル排出装置8は回転式にされている。す
なわち、カプセル供給装置7およびカプセル排出装置8
は、鉛直軸心3回りで回転自在に支持されるとともに円
周に沿って複数個のカプセル収容室11aが形成され、
かつ円周上の任意のカプセル収容室11aが上記カプセ
ル上昇用輸送管5およびカプセル下降用輸送管6の途中
に入り込むようにされた円筒体11と、この円筒体11
を回転させて各カプセル収容室11aを1個づつカプセ
ル上昇用輸送管5およびカプセル下降用輸送管θ内に位
置させる回転駆動装置(図示せず)とから構成されてい
る。なお、各カプセル収容室11aの底部には、カプセ
ル上昇用輸送管5およびカプセル下降用輸道管6内に入
った際に輸送用液体である水が通過し得るように穴12
がそれぞれ複数個づつ形成され、また円筒体11とカプ
セル上昇用およびカプセル下降用輸送管5,6との間に
は、シール部材(例えば、エアーチューブ)13が設け
られ、また各輸送管5,6の円筒体11の挿入部の上下
、すなわち上記シール部材13の上下位置には、搬出側
ゲート弁14および搬入側ゲート弁15がそれぞれ設け
られている。
次に、各清水タンク1〜4同土間の水配管系統について
説明する。
すなわち、カプセル上昇用およびカプセル下降用輸送管
5,6の上下のゲート弁14.15の上方および下方間
に両端部が接続されるとともに途中にそれぞれ開閉弁1
6.17を有する搬出側および搬入側切換管18.19
が設けられるとともに、これら両切換管18.19同士
が途中に圧送用ポンプ20を宵する下部接続管21によ
り接続されている。また、搬出側上部清水タンク3と搬
入側上部清水タンク4とは、上部接続管22により互い
に接続されている。なお、23は途中に調整用ポンプ2
4を膏して搬出側下部清水タンク1内の水をカプセル上
昇用輸送管5内に戻すためのタンク内液面調整管である
さらに、地下の搬出側下部清水タンク1側および地上の
搬入側上部清水タンク4側には、カプセルAをカプセル
供給装置7の円筒体11に、およびカプセル下降用輸送
管θ内に投入するカプセル投入装置25がそれぞれ配置
されている。また、地上の搬出側上部清水タンク3側お
よび地下の搬入側下部清水タンク2側には、カプセルA
を外部に取り出すカプセル取出装置26がそれぞれ配置
されている。
次に、動作について説明する。
(1)lfffl削土砂を地下から地上に搬出する場合
まず、圧送用ポンプ20が駆動されるとともに、各輸送
管5,6におけるゲート弁14.15が閉で、かつ各切
換管18.19における開閉弁16゜17が開にされて
いるとする。
この状態で、土砂が積み込まれたカプセルAをカプセル
投入装置25により、搬出側下部清水タンク1内のカプ
セル供給装置7のカプセル収容室11aに投入し、そし
て円筒体11を回転させてそのカプセル収容室11aを
カプセル上昇用輸送管5内に位置させる。次に、カプセ
ル上昇用輸送管5における上下の搬出側ゲート弁14を
開くとともに開閉弁16を閉じる。すると、圧送用ポン
プ20からの水は、カプセル上昇用輸送管5の底部に入
り、円筒体11の穴12を通ってカプセルAを持ち上げ
るとともに地上側に向かって液体輸送する。そして、カ
プセルAは搬出側上部清水タンク3内に上昇輸送された
後、カプセル取出装置26により地上側に取り出される
■空のカプセルを地下に搬入する場合 まず、上記のように圧送用ポンプ20が駆動されている
状態において、カプセル下降用輸送管6の上下の搬入側
ゲート弁15を開くとともに搬入側切換管19の開閉弁
17を閉じる。この状態で、空のカプセル(但し、浮力
調整のため内部に水が注入されている)Aを搬入側上部
清水タンク4側に設けられたカプセル投入装置25によ
り、カプセル下降用輸送管6内に投入すれば、圧送用ポ
ンプ20により循環される水によりカプセルAは搬入側
下部清水タンク2内のカプセル排出装置8のカプセル収
容室11a内に液体輸送される。カプセルAがこのカプ
セル収容室11a内に入ると、上下の搬入側ゲート弁1
5が閉じられ、そして円筒体11が回転されて空のカプ
セルAはカプセル下降用輸送管6から抜き出される。こ
の後、空のカプセルAが、カプセル取出装置26により
地下側に取り出され、掘削土砂の搬出に供される。
勿論、輸送用液体である水は、上下の接続管21.22
を介して圧送ポンプ20により各清水タンク1〜4を循
環されている。
また、搬入側上部清水タンク4内の水の圧力水頭(ヘッ
ド圧)はカプセル下降用輸送管6および搬入側切換管1
9および下部接続管21をを介して常に圧送用ポンプ2
0の入口側に作用しているので、圧送用ポンプ20の駆
動動力の軽減を図ることができる。すなわち、圧送用ポ
ンプ20の必要圧力は、水を循環させる際の圧力損失と
、カプセル搬送用動力としての圧力損失(カプセル自体
とその中身である土砂の浮力分が軽減されている)との
合計圧力となり、低動力で済む。
また、輸送管5,6の長さが例えば60メートルである
場合、地下側の輸送管5,6のカプセル供給部および排
出部の圧力は(3kg / cjとなるが、カプセルの
供給および排出時には、上下のゲート弁14.15が閉
じられるため、その作業は大気圧下で容易に行うことが
できる。
また、カプセル供給装置7およびカプセル排出装置8と
して、回転式のものが使用されているため、ゲート弁1
4.15および開閉弁16.17を使用することにより
、例えば10Wcごとに連続してカプセルを輸送するこ
とができる。
また、使用されるカプセルの直径は、例えば使用される
輸送管5.6の内径の90%程度とされ、カプセルの長
さはその直径の2倍程度とするのが適当であるが、輸送
管5,6にベンド部がある場合には、そのベント部が考
慮されるとともにそのハンドリングについても考慮され
る。なお、カプセルの直径は輸送に支障の無い限り、で
きるだけ輸送管5,6の内径に近づける方が有利であり
、例えば95%程度が良い。
ここで、具体例について説明する。
例えば、直径が600.■で長さが1200−m、カプ
セル重量が68 kg 1輸送土砂重量が475kgN
カプセルの上昇速度が1.0m/5ee(カプセルの沈
降速度が0.4 m / seeであるので水の上昇速
度は1゜4m/secとなる)であるとし、またカプセ
ル6台分の搬送用の圧力水頭が4330kg/♂、管内
損失が約190にに/♂とすると、正味必要動力は19
kWとなる。
なお、上記液面調整管23は、循環する水が系外との間
で出入りが無い場合には不要であるが、例えば湧き水の
排出用として利用することができる。
次に、第2の実施例を第2図に基づき説明する。
上記第1の実施例においては、カプセル上昇用輸送管5
およびカプセル下降用輸送管6を垂直部だけで構成する
とともに、地下側の清水タンク1゜2内に、カプセル供
給装置7およびカプセル排出装置8をそれぞれ配置した
が、本第2の実施例においては、カプセル上昇用輸送管
5およびカプセル下降用輸送管6を垂直部と水平部とに
より構成するとともに、地下側の清水タンク1,2内に
は上記のようなカプセル供給装置7およびカプセル排出
装置8を設けない構成としたものである。
すなわち、カプセル上昇用輸送管5およびカプセル下降
用輸送管6を、それぞれ垂直部5a、6aおよび水平部
5b、E3bにより構成し、またそれぞれ地下側の清水
タンク1,2内における水平部5b、6bの端部には、
カプセル供給口31およびカプセル排出口32が形成さ
れている。そして、上記カプセル上昇用輸送管5の水平
部5b途中には第1および第2ゲート弁33,34が設
けられるとともにカプセル下降用輸送管6の水平部6b
途中には第3および第4ゲート弁35.36が設けられ
ている。また、上記水平部5bの第1ゲート弁33の下
流側と水平部6bの第3ゲート弁35の上流側とが、途
中に主圧送用ポンプ37およびその前後位置に第1.第
2開閉弁38,39を有する主接続管40により接続さ
れている。
さらに、主接続管40の主圧送用ポンプ37より下流側
位置とカプセル上昇用輸送管5の第1.第2ゲート弁3
3.34間位置とが、途中に第3開閉弁41を有する第
1副接続管42により接続されるとともに、主接続管4
0の主圧送用ポンプ37より上流側位置とカプセル下降
用輸送管6の第3、第4ゲート弁35.36間位置とが
、途中に第4開閉弁43を有する第2副接続管44によ
り接続されている。そして、さらに途中に第1補助ポン
プ45および第5開閉弁46を有するカプセル上昇用補
助管47が、カプセル上昇用輸送管5の第1.第2ゲー
ト弁33.34間と搬出側下部清水タンク1とに亘って
設けられ、また途中に第2補助ポンプ48および第6開
閉弁49を有するカプセル下降用補助管50が、カプセ
ル下降用輸送管6の第3.第4ゲート弁35.36間と
搬入側下部清水タンク2とに亘って設けられている。
上記構成において、掘削土砂が積み込まれたカプセルA
を地下側から地上側に搬出する場合について説明する。
なお、第1.第2開閉弁38.39を開くとともに主圧
送用ポンプ37を駆動して、カプセル下降用輸送管6内
の水が、矢印すで示すように、カプセル上昇用輸送管5
内に流れるようにしておく。
この状態で、掘削土砂が積み込まれたカプセルAをカプ
セル上昇用輸送管5の水平部5b端部のカプセル供給口
31に投入し、そして第2ゲート弁34および第5開閉
弁46を開くとともに第1補助ポンプ45を駆動する。
すると、カプセル供給口31内のカプセルAはカプセル
上昇用輸送管5内の両ゲート弁33.34間に送られる
。次に、第5開閉弁46および第2ゲート弁34を閉じ
た後、第1ゲート弁33および第3開閉弁41を開く。
もに第1ゲート弁33を開く。すると、両ゲーl−弁3
3.34間にあるカプセルAはカプセル上昇用輸送管5
内を地上側の搬出側下部清水タンク1に向かって液体輸
送される。その後、引き続いてカプセルAの搬出を行う
場合、第1ゲート弁33を閑に、第2ゲート弁34を開
にし、そしてカプセル上昇用補助管47により、次のカ
プセルAをカプセル上昇用輸送管5の水平部5b内に持
ち込めばよい。
このように、上記第1の実施例と同様に、主圧送用ポン
プ37には、地上側の搬入側上部清水タンク4からの圧
力水頭が加わっているため、主圧送用ポンプ37の駆動
動力を軽減させることができる。
次に、空のカプセルAを地上側から地下側に搬入する場
合、第2および第6開閉弁38.49を閉じるとともに
、第3ゲート弁35および第4開閉弁43を開き、そし
てカプセルAをカプセル下降用輸送管6内に投入して、
カプセルAを水平部6bの両ゲート弁35.36間まで
液体輸送させる。その後、第3ゲート弁35および第4
開閉弁43を閉じ、かつ第4ゲート弁36および第6開
閉弁49を開くとともに第2補助ポンプ48を駆動させ
る。すると、両ゲート弁35,3E3間のカプセルAは
カプセル下降用補助管50からの水によって搬入側下部
清水タンク2内の搬出口32まで輸送される。その後、
カプセルAをカプセル搬出口32から搬入側下部清水タ
ンク2の外に取り出せばよい。
このように水平部5b、E3bを設けたのは、実際の掘
削場所がカプセルの上昇用輸送管の設置場所と離れてい
る場合に対処するためである。すなわち、シールド工法
によって掘削する場合には、その掘削位置が時間ととも
に前進するため、このような場合に、単に水平部5b、
8bを延ばすだけでよい。
なお、カプセルAを搬出する際には、水平部5bでカプ
セルAがカプセル上昇用輸送管5の内壁面に接触しない
ように、カプセル全体の重量が調整されている。例えば
、掘削土砂の充填量が調整されたり、またカプセルに浮
体が取り付けられる。
勿論、カプセルにガイド用の車輪を設けてもよい。
また、各輸送管5,6の垂直部5ay6aと水平部5b
、8bとの屈曲部の曲率半径は、カプセルがスムースに
通過できるように、例えばカプセル全長の20倍以上に
される。
次に、第3および第4の実施例について説明する。
上記第1および第2の実施例においては、カプセルの上
昇と下降とを同一の駆動方式すなわち液体輸送により行
うようにしたが、本第3および第4の実施例においては
、カプセルの上昇用だけに使用したものである。
すなわち、第3および第4の実施例においては、第3図
および第4図に示すように、第1および第2の実施例に
おける搬出側上部清水タンク3と、圧送用ポンプ20お
よび主圧送用ポンプ37とを、それぞれ液体戻し管61
および62により直接接続したものである。
この構成によると、掘削土砂が積み込まれたカプセルA
は、上記第1および第2の実施例において説明したよう
に、それぞれカプセル上昇用輸送管5を介して搬出側下
部清水タンク1から搬出側上部清水タンク3に液体輸送
される。また、輸送用の水は液体戻し管61.62によ
って搬出側下部清水タンク1内に戻される。
勿論、この場合にも、搬出側上部清水タンク3における
圧力水頭が圧送用ポンプ20,37の入口側に加わって
おり、その駆動動力の軽減化が図られている。
ところで、上記第1および第2の実施例においては、地
下側および地上側の各清水タンク1〜4をそれぞれ別個
に設けたが、勿論、地下側の清水タンク1,2内士また
は地上側の清水タンク3゜4内士を、それぞれ一体化さ
せてもよい。
次に、第5の実施例を第5図に基づき説明する。
上記第1および第2の実施例においては、カプセルの下
降を液体輸送により行うようにしたのに対して、本第5
の実施例においては、空気輸送、すなわち落下用輸送管
内を単に落下させるようにしたものである。
以下、この第5の実施例を第5図に基づき説明する。
第5図において、71は地下側と地上側とに亘って鉛直
方向に配置されたカプセル落下用輸送管で、その下端部
には落下するカプセルに制動力を加える落下制動用手段
72が設けられている。この落下制動用手段72は、例
えば上下位置でかつ落下用輸送管71の周囲の複数箇所
でそれぞれ配置された上部ベルト式ブレーキ装置73お
よび下部ベルト式ブレーキ装置74と、上部ブレーキ装
置73の上方のカプセル落下用輸送管71内面の所定高
さ(例えば10メ一トル程度)に亘って植設され制動用
ブラシ75とから構成されている。
なお、上記各ベルト式ブレーキ装置73.74のベルト
部は、カプセル落下用輸送管71の内面より内側に突出
されている。
したがって、上記構成において、地上からカプセル落下
用輸送管71内に投入された空のカプセルAは重力によ
り速度を増しながら落下用輸送管71内を落下するが、
時間が経つと空気抵抗により一定の速度となり、その状
態で落下する。そして、カプセル落下用輸送管71の下
端部まで来ると、まずブラシ75により速度が緩められ
た後、ゆっくり回転される上部ベルト式ブレーキ装置7
3のベルトにより減速され、そして下部ベルト式ブレー
キ・装置74のベルトにより、さらに減速保持されると
ともに地下側のトロッコ76上に降ろされ、所定位置ま
で運ばれる。
ところで、上記第5の実施例においては、落下制動用手
段72として、制動用ブラシ75と、ベルト式ブレーキ
装置73.74とを設けたが、例えば第6図に示すよう
に、下端部に制動用ブラシ75が植設されたカプセル落
下用輸送管71の底部に昇降自在な開閉蓋77を設けた
ものでもよい。
すなわち、カプセルAの落下時には、底部の開閉蓋77
を閉じておく。したがって、落下するカプセルAは、ま
ずブラシ75でその速度が緩められた後、落下用輸送管
71の底部に落下することになるが、底面が閉塞されて
いるため、クツション作用が生じ、カプセルAにあまり
衝撃力が作用せずに開閉蓋77上に落下する。なお、開
閉蓋77自身は圧縮ばね78により支持されているため
、より衝撃力が緩和される。そして、その後、開閉蓋7
7を、例えばパンタグラフ機構(シリンダー装置でもよ
い)79介して下方に移動させて、カプセルAを外部に
取り出せばよい。
また、第7図に示すように、上記の構成におけるカプセ
ルAの制動用ブラシ75の替わりに、カプセル落下用輸
送管71の下端部71aを細くして、よりクツション降
下を高めるようにしてもよい。
さらに、上記各実施例においては、輸送物体として掘削
土砂について説明したが、勿論、これに限定されるもの
では無い。
発明の効果 以上のように本発明の構成によると、カプセルを下部位
置から上部位置に液体輸送するカプセル輸送管と上部液
体タンクとを連通させたので、上部液体タンク側の圧力
水頭を輸送用駆動装置である圧送用ポンプに作用させる
ことができ、したがってその駆動動力の低減化を図るこ
とができ、またカプセルの輸送は液体輸送管を介して行
われるので、例えばベルトコンベヤやパケット式コンペ
ヤなどに比へて、その保守点検が非常に簡単となる。
また、カプセルをカプセル輸送管により、単に落下案内
させるようにしているので、カプセルの下部位置への搬
入設備が非常に簡単な設備で済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の概略構成を示す断面図
、第2図は第2の実施例に概略構成を示す断面図、第3
図は第3の実施例の概略構成を示す断面図、第4図は第
4の実施例の概略構成を示す断面図、第5図は第5の実
施例の概略構成を示す断面図、第6図および第7図は第
5の実施例の変形例を示す要部概略構成を示す断面図で
ある。 1・・・・搬出側下部清水タンク、2・・・・搬入側下
部清水タンク、3・・・・搬出側上部清水タンク、4・
・・・搬入側上部清水タンク、5・・・・カプセル上昇
用輸送管、6・・・・カプセル下降用輸送管、7・・・
・カプセル供給装置、8・・・・カプセル排出装置、1
1・・・・円筒体、11a・・・・カプセル収容室、1
2・・・・穴、14・・・・搬出側ゲート弁、15・・
・・搬入側ゲート弁、20・・・・圧送用ポンプ、31
・・・・カプセル供給口、32・・・・カプセル搬出口
、33〜36・・・・ゲート弁、37・・・・主圧送用
ポンプ、40・・・・主接続管、42.44・・・・副
接続管、45゜48・・・・補助ポンプ、47・・・・
カプセル上昇用補助管1.50・・・・カプセル下降用
補助管、61.62・・・・液体戻し管、71・・・・
カプセル落下用輸送管、72・・・・落下制動用手段、
73.74・・・・ベルト式ブレーキ装置、75・・・
・制動用ブラシ、77・・・・開閉蓋。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下部液体タンクから上部液体タンクに物体輸送用カ
    プセルを液体輸送するカプセル上昇用輸送管およびカプ
    セル下降用輸送管を設けるとともに、上記カプセル下降
    用輸送管とカプセル上昇用輸送管との下部同士を連通さ
    せたたことを特徴とするカプセル輸送設備。 2、途中に圧送用ポンプを有して下部液体タンクから上
    部液体タンクに物体輸送用カプセルを液体輸送するカプ
    セル輸送管を設け、上部液体タンク内と下部液体タンク
    内とを接続する液体戻し管を設けるとともに、この液体
    戻し管の下端部を上記圧送用ポンプの入口側に接続した
    ことを特徴とするカプセル輸送設備。 3、上部位置から下部位置に物体輸送用カプセルを落下
    輸送するカプセル輸送管を設けるとともに、このカプセ
    ル輸送管の下端部にカプセルの落下制動用手段を設けた
    ことを特徴とするカプセル輸送設備。
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