JPH04124162U - 注腸用アタツチメント - Google Patents

注腸用アタツチメント

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JPH04124162U
JPH04124162U JP3709091U JP3709091U JPH04124162U JP H04124162 U JPH04124162 U JP H04124162U JP 3709091 U JP3709091 U JP 3709091U JP 3709091 U JP3709091 U JP 3709091U JP H04124162 U JPH04124162 U JP H04124162U
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JP
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pipe
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Application number
JP3709091U
Other languages
English (en)
Inventor
哲三 中野
久孝 吉光寺
Original Assignee
株式会社プランニング・アイ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来より遙に安価に製造でき、しかも、使い
勝手をよくする。 【構成】 先端部に注排用の孔を有する可撓性のあるパ
イプ1と、パイプ1の先端部寄りに可撓性のある薄膜で
作られパイプ1の外側面の一部と一体となって環状の袋
を形成するバルーン部3と、パイプ1のバルーン部3よ
り根本寄りに外方に突出して成形したつば部11とから
なる。また、つば部11のバルーン部3側の片面を覆う
偏平ドーナツ状で軟らかい吸水性のパット12を備えて
もよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、病気の診断または治療のため、肛門から直腸内に挿入して、使用す る注腸用アタッチメントに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、注腸用カテーテルや浣腸用アタッチメントは、図7の断面図に示すよう に、可撓性のあるゴム、シリコン等の材質でつくられた可撓性のあるパイプ31 の先端部に、直腸内に造影材、浣腸液、腸内洗浄液あるいは腸内腔を膨らませる ための空気などを送り込むみまたは吸引するための孔を開けられている。また、 パイプ31の外側面に沿って2ヵ所に、膨らませときドーナツ状になるバルーン 部33,34を備えている。各バルーン部33,34に空気を送り込む小径の管 35,36の根本には、それぞれ液体の逆流を阻止するための逆止弁37,38 が取り付けられている。
【0003】 図8(正面図)は、自動注腸装置用のカテーテルの例である。なお、図8は、 2つのバルーン部43,44のそれぞれに空気を送り込んで膨らませた状態を示 してある。実際に使用されるときは、パイプ41の先端部を直腸内に挿入し、バ ルーン部43,44の間に、肛門括約筋があるような状態でバルーン部43,4 4に空気を送り込んで、図8に示すようにバルーン部43,44をドーナツ状に 膨らませることによって、パイプ41の姿勢と位置を身体に固定することができ る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
近来、医療診断技術の進歩にともない、診断の自動化が進むにつれて、注腸装 置による大腸検査などで注腸用アタッチメントの需要が急増している。このよう なアタッチメントは使い捨てが衛生上義務づけられているので、医療費のなかに 占める割合は無視できない。そこで、少しでも安価な注腸用アタッチメントの出 現が要望されている。
【0005】 本考案の目的は、このような要望に答え、従来より遙に安価に製造でき、しか も、使い勝手のよい注腸用アタッチメントを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、本考案の注腸用アタッチメントは、先端部に注排 用の孔を有する可撓性のあるパイプと、前記パイプの先端部寄りに可撓性のある 薄膜で作られ前記パイプの外側面の一部と一体となって環状の袋を形成するバル ーン部と、前記パイプの前記バルーン部より根本寄りに外方に突出して成形した つば部とからなり、前記パイプの先端部を肛門に挿入し、前記バルーン部を膨ら ませることにより、前記バルーン部と前記つば部の間に肛門括約筋を挟んで前記 パイプを固定し、液体または気体を体内に注入あるいは体内から排出することを 特徴としている。
【0007】 この場合に、前記つば部の前記バルーン部側の片面を覆う偏平ドーナツ状で軟 らかい吸水性のパットを備えたことを特徴とすることができる。
【0008】
【作用】
本考案による注腸用アタッチメントによれば、比較的コストの高くつく、バル ーン部を、肛門内において膨らませる先端寄りのバルーン部のみとし、肛門の外 から肛門内部のバルーン部との間で肛門括約筋を挟んで、肛門に挿入した中空管 を固定するための突出部を中空管を同時に成形することによって、安価なアタッ チメントを供給することができる。そのような突出部の肛門側に取り付けた軟ら かい吸水性のパットは人体にフィットして違和感を感じさせない。
【0009】
【実施例】
次に、本考案の実施例について、図面を参照して詳しく説明する。図1は、本 考案による注腸用アタッチメントの第1の実施例を示す正面図、図2は、図1の 実施例のパットを示した底面図、図3は、図2に示したパットのX−X線で切断 した断面図、図4は、図1の実施例のバルーン部の内部空間に空気を送って膨ら ませた状態を示す正面図である。
【0010】 図1において、1は可撓性のあるパイプであり、2a,2bはパイプ1を通じ て直腸内に送り込まれあるいは吸引される液体または空気を通過させるためにパ イプ1の先端部に設けられた孔である。3は環状の袋を形成するバルーン部であ る。4はバルーン部3を膨らませたときに、その内部の隙間3aに空気を送り込 むための小径管である。5は空気の逆流を阻止するための逆止弁である。上記い ずれの部材も従来技術より構成することができるものである。
【0011】 11はパイプ1のバルーン部3より根本寄りに設けられたつばである。このつ ば11は、パイプ1と同じ材質で、パイプ1と同時に一体成形して作成される。 つば11は、図1の実施例の場合は、肛門に当たる感触の向上を図るため、十分 に丸みを帯びたドーナツ状に形成されている。このドーナツ状の中身は中空であ っても、また材質が充満していてもどちらでも構わない。
【0012】 本実施例では、更に以下のような部分を付加してある。12はつば11の肛門 に対する当たりをさらに軟らかくするとともに、肛門とパイプ1の外側との間の 僅な隙間から洩れる液体を吸収するためのパットである。パット12は、パット 全体の形が崩れないように保持するため、やや硬めの材質でできたリング状の部 分12aとリング状の部分12aに接着された高吸水性の軟らかい部分12bと からできている。軟らかい部分12bの材質は、一般に、普及している紙オムツ のものと同等のものでよい。また、12cはパイプ1の先端部からパット12を 嵌め貫通させる孔である。
【0013】 このように、バルーン部3が1つで済むため、従来技術に比べ、製造上、コス トアップの要因となっているバルーン部とこれに付属する小径管,パイプの枝分 かれ部分,逆止弁などが1組ですみ、アタッチメントの製造コストを下げること ができる。
【0014】 以下、本考案に係る注腸用アタッチメントの実際の使用例について、上記実施 例をもちいて、説明する。この実施例の注腸用アタッチメントを使用する場合は 、パイプ1の根本を自動注腸装置などに接続して、バルーン部3の内部の隙間3 aに通じる小径管4の根本に逆止弁5を介して、図示しない空気注入器を接続し て、パイプ1の先端部を肛門から人体に挿したのち、空気注入器を操作して、バ ルーン部3の内部に空気を入れて膨らませる。
【0015】 図4は、このようにバルーン部3を膨らませた状態を示す図である。このよう にして、バルーン部3とパット12の間に肛門括約筋が挟まれ、パット12の外 側をつば12が支えているので、パイプ1は人体にしっかりと固定される。
【0016】 万が一、パイプ1の僅かな隙間から注入液が流れ出た場合にも、すべてパット 12に吸収される。パット12は軟らかいので、肛門によくフィットし、全く、 苦痛を感じさせない。しかも、バルーン部3を膨らませる操作は一回だけで済む ので、取り扱いも簡単である。
【0017】 図5は、本考案の他の実施例を示す正面図の1部である。図に示すように、つ ば21が円板状である点が、先の実施例と異なる点である。パット12は図1〜 図3に示すものと同一である。ただし、図2〜図3に示すリング状の部分12a は、他の形、寸法でもよい。また、軟らかい部分12bの材質により、リング状 の部分12aは、無くても済ますことができる。
【0018】 つば21は、パイプ1と同一材質で可撓性があり、そのため、パイプ1を肛門 から挿入し、つば21をパット12を挟んで人体に押しつけると、図6のように 変形する。従って、このようなつばであっても、十分に実用に供することができ 、コストはさらに低減させることができる。
【0019】 なお、つば21は、円板状でなく、最初から、図6に示すように先端側に向か って中央部を突出させた曲面体であってもよい。その他、つばの形状には種々の ものを使用でき、それらは、本考案の主旨に沿うものであれば、どのようなもの であってもよい。
【0020】
【考案の効果】
以上詳しく述べたように、本考案は、注腸用アタッチメントの肛門から人体に 挿入するパイプを人体に固定するためのバルーン部を、肛門内に挿入される部分 の1個だけにして、肛門の外側からパイプを固定するためのつばと、つばと人体 の間に挟む吸水パットを設けることによって、従来より遙に安価に製造でき、し かも、つばと人体の間に生じる僅かな隙間から汚物類が洩れた場合にも、このパ ットにより、吸収できるなどの効果がある。
【0021】 従って、本考案の注腸用アタッチメントが普及することによって、使用頻度の 高い消耗品を安価に押さえることができ、これにより、近年問題になっている医 療費の削減の一端を担えるとともに、ひいては、近代医療の普及に役立つことが 期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による注腸用アタッチメントの第1の実
施例を示す正面図である。
【図2】第1の実施例のパットを示した底面図である。
【図3】第1の実施例のパットのX−X線で切断した断
面図である。
【図4】第1の実施例の使用状態を示す説明図(要部断
面図)である。
【図5】本考案による注腸用アタッチメントの第2の実
施例を示す正面図である。
【図6】第2の実施例の使用状態を説明する要部断面図
である。
【図7】従来例の注腸用アタッチメントの一例を示す正
面断面図である。
【図8】従来の注腸用アタッチメントの他の例の使用状
態を示す正面断面図である。
【符号の説明】
1 パイプ 3 バルーン部 11 つば 12 パット 21 つば

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に注排用の孔を有する可撓性のあ
    るパイプと、前記パイプの先端部寄りに可撓性のある薄
    膜で作られ前記パイプの外側面の一部と一体となって環
    状の袋を形成するバルーン部と、前記パイプの前記バル
    ーン部より根本寄りに外方に突出して成形したつば部と
    からなり、前記パイプの先端部を肛門に挿入し、前記バ
    ルーン部を膨らませることにより、前記バルーン部と前
    記つば部の間に肛門括約筋を挟んで前記パイプを固定
    し、液体または気体を体内に注入あるいは体内から排出
    することを特徴とする注腸用アタッチメント。
  2. 【請求項2】 前記つば部の前記バルーン部側の片面を
    覆う偏平ドーナツ状で軟らかい吸水性のパットを備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の注腸用アタッチメン
    ト。
JP3709091U 1991-04-23 1991-04-23 注腸用アタツチメント Pending JPH04124162U (ja)

Priority Applications (1)

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JP3709091U JPH04124162U (ja) 1991-04-23 1991-04-23 注腸用アタツチメント

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JP3709091U JPH04124162U (ja) 1991-04-23 1991-04-23 注腸用アタツチメント

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JPH04124162U true JPH04124162U (ja) 1992-11-11

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JP3709091U Pending JPH04124162U (ja) 1991-04-23 1991-04-23 注腸用アタツチメント

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JP (1) JPH04124162U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010516315A (ja) * 2007-01-19 2010-05-20 コロプラスト アクティーゼルスカブ 個別配置可能なポンプシステム

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