JPH04123104A - 運転順序設定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は例えばポンプ等の複数台の機器の運転順序を設
定する装置に係り、特に設定場所を切換えても運転中の
機器が停止することなく運転を継続して行ない得るよう
にした運転順序設定装置に関するものである。

（従来の技術） 従来、例えばポンプ等の複数台の機器の運転順序を設定
する場合には、ピンボード設定器を用いてその設定ピン
を差込むことにより、ポンプの運転順序を設定するよう
にしている。その例について、第３図ないし第５図を用
いて説明する。

第３図は、運転順序の設定対象となるポンプ設備の構成
例を示す概要図である。

第３図において、図示しないダムからポンプ井１内に流
入する水を複数台のポンプ２により送水し、ポンプ井１
の水位を一定にするために、ポンブ２の運転台数制御を
行なうようになっている。

また、ポンプ２の稼働時間を平均化するため、運転順序
の制御を行なうために、ポンプ２が複数台（図では５台
）設置されている。

第４図は、かかる運転順序の制御に用いられる従来のピ
ンボード式の順序設定器の構成例を示す外観図である。

第４図において、ピンボード式順序設定器３は、縦列に
台数、横列にＮｏ、の号機があり、交差した場所に設定
ピン４を差込むことにより、運転順序を設定するもので
ある。第４図では、１台目はＮ０１１．２台目は、Ｎｏ
、２の号機の順で運転を行なう場合の設定例を示してい
る。

第５図は、この種のピンボード式順序設定器を用いて、
現場と中央の２ケ所から運転順序を設定する場合の運転
順序設定装置の全体構成例を示す図である。

第５図において、５は現場側のピンボード式順序設定器
で、１台目はＮ０９１．２台目はＮｏ。

２の順で設定しである。また、６は中央側のピンボード
式順序設定器で、１台目はＮ０８５．２台目はＮｏ、４
の順で設定しである。そして、設定場所切換スイッチ７
で選択される現場側のピンボード式順序設定器５または
中央側のピンボード式順序設定器６からの設定出力を制
御装置８に送出することにより、ポンプ２の運転順序を
制御するようになっている。

しかしながら、このような従来の運転順序設定装置では
、設定場所によってポンプ２の運転順序に相違がある場
合に、設定場所切換スイッチ７で設定場所を切換えただ
けで、ポンプ２が運転／停止してポンプ２の運転が継続
できないという問題があった。すなわち、第５図の場合
で説明すると、例えば現場モードで１台目のＮ０１１の
ポンプ２が運転している状態で、設定場所切換スイッチ
７を中央モードに切換えた場合には、Ｎｏ、１のポンプ
２が停止し、Ｎ００５のポンプ２が運転され、結果的に
設定場所切換スイッチ７を切換えただけで、Ｎｏ、ｌの
ポンプ２が停止し、Ｎｏ、１のポンプ２の運転が継続で
きなくなってしまう。

（発明が解決しようとする課題） 以上のように、従来の運転順序設定装置においては、設
定場所によって機器（ポンプ）の運転順序の設定に相違
がある場合、設定場所を切換えただけでポンプが運転／
停止して機器の運転が継続できなくなるという問題があ
った。

本発明の目的は、設定場所を切換えても運転中の機器が
停止することなく運転を継続して行なうことが可能な極
めて信頼性の高い運転順序設定装置を提供することにあ
る。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するために本発明では、複数台の機器
の運転順序を設定する装置を、機器を選択するための複
数個の照光式の設定ボタンスイッチを備え、当該照光式
設定ボタンスイッチの操作により前記機器の運転順序を
設定する複数台の順序設定器と、切換え操作により各順
序設定器のうちいずれかの順序設定器を選択し、当該順
序設定器からの設定出力を送出する設定場所切換スイッ
チと、設定場所切換スイッチによる順序設定器の設定出
力の内容に基づいて機器の運転順序を決定し、かつ当該
決定した運転順序結果を全ての順序設定器にフィードバ
ックして設定された照光式設定ボタンスイッチを照光さ
せる制御装置とを備えて構成している。

（作　用） 従って、本発明の運転順序設定装置においては、従来の
ピンボード式の順序設定器に代えて照光式の設定ボタン
スイッチを備えた順序設定器を用い、設定場所切換スイ
ッチで切換えられた順序設定器の設定出力の内容に基づ
いて機器の運転順序を決定し、この決定した運転順序結
果を全ての順序設定器にフィードバックして設定された
照光式設定ボタンスイッチを照光させることにより、２
力所以上の順序設定器から運転順序を設定しても全て同
一順序の設定となるため、設定場所を切換えても従来の
ように機器の運転が継続しないといった不具合がなくな
り、機器の運転を継続することができる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例について図面を参照して詳細に
説明する。

第１図は、現場側と中央側の２ケ所から運転順序を設定
する場合の本発明による運転順序設定装置の全体構成例
を示す図である。

本実施例の運転順序設定装置は、第１図に示すように、
現場側および中央側の押しボタン式順序設定器９および
１０と、設定場所切換スイッチ１１と、制御装置１２と
から構成している。

ここで、押しボタン式順序設定器９．１０は、機器であ
る前述のポンプ２を選択するための複数個の照光式の設
定ボタンスイッチ（本例では、押しボタンスイッチ）を
備えており、この照光式設定ボタンスイッチの操作によ
りポンプ２の運転順序をそれぞれ設定するものである。

また、設定場所切換スイッチ１１は、切換え操作により
各順序設定器９，１０のうちいずれかの順序設定器を選
択し、その順序設定器からの設定出力を送出するもので
ある。さらに、制御装置１２は、設定場所切換スイッチ
１１による順序設定器９または１０の設定出力の内容を
記憶し、これに基づいてポンプ２の運転順序を決定し、
かつこの決定した運転順序結果を全ての順序設定器９．
１０にフィードバックして設定された照光式設定ボタン
スイッチを照光させる制御信号を出力すると共に、ポン
プ２の運転順序を制御する制御信号を出力するものであ
る。

第２図は、上記押しボタン式順序設定器９゜１０の構成
例を示す外観図である。第２図において、縦列に台数、
横列にＮＯｌの号機があり、交差した場所の照光式設定
ボタンスイッチ１３を押操作することにより、その照光
式設定ボタンスイッチ１３のランプがフリッカ照光して
運転順序を設定するようにしている。また、制御装置１
２からの制御信号により、照光式設定ボタンスイッチ１
３のランプが静止照光して運転順序の結果を設定するよ
うにしている。

次に、以上のように構成した運転順序設定装置の動作に
ついて説明する。

第１図において、いま設定場所切換スイッチ１１を例え
ば現場モードとした状態で、押しボタン式順序設定器９
の照光式設定ボタンスイッチ１３を操作してポンプ２の
運転順序が設定される。

すると、この操作された照光式設定ボタンスイッチ１３
がフリッカ照光すると共に、設定出力が設定場所切換ス
イッチ１１を経由して制御装置１２に入力される。これ
により、制御装置１２では、設定場所切換スイッチ１１
を経由して入力される順序設定器９の設定出力の内容が
記憶され、これに基づいてポンプ２の運転順序を決定し
、この決定した運転順序結果が全ての順序設定器９．１
０にフィードバックされ、設定された各順序設定器９．
１０の照光式設定ボタンスイッチ１３が静止照光すると
共に、ポンプ２の運転順序が制御される。

一方、設定場所切換スイッチ１１を中央モードとした状
態で、押しボタン式順序設定器１０の照光式設定ボタン
スイッチ１３を操作してポンプ２の運転順序が設定する
と、この操作された照光式設定ボタンスイッチ１３がフ
リッカ照光すると共に、設定出力が設定場所切換スイッ
チ１１を経由して制御装置１２に入力される。これによ
り、制御装置１２では、設定場所切換スイッチ１１を経
由して入力される順序設定器１０の設定出力の内容が記
憶され、これに基づいてポンプ２の運転順序を決定し、
この決定した運転順序結果が全ての順序設定器９．１０
にフィードバックされ、設定された各順序設定器９．１
０の照光式設定ボタンスイッチ１３が静止照光すると共
に、ポンプ２の運転順序が制御される。

このようにして、現場側の押しボタン式順序設定器９、
または中央側の押しボタン式順序設定器１０のいずれの
側から運転順序の設定を行なっても、その設定出力内容
が制御装置１２にて記憶され、これを基に決定した運転
順序結果が全ての順序設定器９，１０にフィードバック
され、設定された各順序設定器９．１０の照光式設定ボ
タンスイッチ１３が静止照光される。従って、現場側で
運転順序設定を変更すると中央側の運転順序設定も−緒
に変更され、逆に中央側で運転順序設定を変更すると現
場側の運転順序設定も一緒に変更されるため、ポンプ２
の運転順序は全て同一になり設定場所切換スイッチ１１
により設定場所を切換えても、運転順序が同一のためポ
ンプ２の運転は継続する。

なお、第２図において、照光式設定ボタン１３の斜線部
分は照光していることを意味しており、照光している部
分か運転順序を表わしている。

上述したように、本実施例の運転順序設定装置は、ポン
プ２を選択するための複数個の照光式の設定ボタンスイ
ッチを備え、この照光式設定ボタンスイッチの操作によ
りポンプ２の運転順序をそれぞれ設定する現場側および
中央側の押しボタン式順序設定器９および１０と、切換
え操作により各順序設定器９，１０のうちいずれかの順
序設定器を選択し、その順序設定器からの設定出力を送
出する設定場所切換スイッチ１１と、設定場所切換スイ
ッチ１１による順序設定器９または１０の設定出力の内
容を記憶し、これに基づいてポンプ２の運転順序を決定
し、かつこの決定した運転順序結果を全ての順序設定器
９，１０にフィードバックして設定された照光式設定ボ
タンスイッチを照光させる制御信号を出力すると共に、
ポンプ２の運転順序を制御する制御信号を出力する制御
装置１２とから構成したものである。

従って、従来のビンボード式順序設定器を用いた運転順
序設定装置の問題点であった、設定場所を切換えるだけ
でポンプ２が運転／停止してポンプ２の運転が継続しな
いといった点を解消し、設定場所を切換えても運転中の
ポンプ２が停止することなく運転を継続することが可能
となる。

尚、上記実施例において、ポンプ２の故障等、運転条件
が不成立の場合に、照光式設定ボタンスイッチ１３の照
光色を変化させることにより、運転不可表示も行なえる
ようにしてもよいものである。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、設定場所を切換え
ても運転中の機器が停止することなく運転を継続して行
なうことが可能な極めて信頼性の高い運転順序設定装置
が提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による運転順序設定装置の一実施例を示
す全体構成図、 第２図は同実施例における押しボタン式順序設定器の構
成例を示す外観図、 第３図は運転順序の設定対象となるポンプ設備の構成例
を示す概要図、 第４図は運転順序の制御に用いられる従来のピンボード
式の順序設定器の構成例を示す外観図、第５図は従来の
ビンボード式順序設定器を用いた運転順序設定装置の全
体構成例を示す図である。 ２・・・ポンプ、９，１０・・・押しボタン式順序設定
器、１１・・・設定場所切換スイッチ、１２・・・制御
装置、１３・・・照光式設定ボタンスイッチ。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第 図 第 図 第４ 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　複数台の機器の運転順序を設定する装置において、 機器を選択するための複数個の照光式の設定ボタンスイ
   ッチを備え、当該照光式設定ボタンスイッチの操作によ
   り前記機器の運転順序を設定する複数台の順序設定器と
   、 切換え操作により前記各順序設定器のうちいずれかの順
   序設定器を選択し、当該順序設定器からの設定出力を送
   出する設定場所切換スイッチと、前記設定場所切換スイ
   ッチによる順序設定器の設定出力の内容に基づいて前記
   機器の運転順序を決定し、かつ当該決定した運転順序結
   果を前記全ての順序設定器にフィードバックして設定さ
   れた照光式設定ボタンスイッチを照光させる制御装置と
   、 を備えて成ることを特徴とする運転順序設定装置。