JPH04122910U - 発煙用燃焼器の加熱装置 - Google Patents

発煙用燃焼器の加熱装置

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JPH04122910U
JPH04122910U JP3386191U JP3386191U JPH04122910U JP H04122910 U JPH04122910 U JP H04122910U JP 3386191 U JP3386191 U JP 3386191U JP 3386191 U JP3386191 U JP 3386191U JP H04122910 U JPH04122910 U JP H04122910U
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JP
Japan
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chamber
combustion chamber
air
smoke
gasoline
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Application number
JP3386191U
Other languages
English (en)
Inventor
康宏 石川
邦雄 朝妻
Original Assignee
三井精機工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多量のガソリンを瞬間的に着火し、強力な火
炎を発生させ、高温の加熱空気を形成する。 【構成】 空気導入源側に連通すると共にメーンガソリ
ン噴射ノズルを配置する加熱室と、加熱室に連通する開
口部を有し隔離形成される予燃焼室と、該予燃焼室内に
配置されるたね火噴射用ノズルおよび点火プラグと、前
記予燃焼室と前記空気導入室側とを連通する空気通路を
有する。 【効果】 強力火炎の発生および消火が瞬間的に行わ
れ、高温の加熱空気を迅速に形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、発煙用の燃焼器内に導入された空気を適温に、かつ迅速に加熱する に好適な発煙用燃焼器の加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に発煙装置30の概要構造を示す。ブロワ31から送られる空気は燃焼室 32内に導入され、燃焼室32内の加熱装置33の火炎34により高温に加熱さ れ加熱空気を形成する。一方、油等の発煙液を保留する発煙液槽35から燃焼室 32の熱交換用コイル38内に導入された発煙液は加熱空気により加熱され気相 状態になる。気相化された発煙体は放出口36から大気側に放出されて発煙とな る。また、加熱空気は排気ダクト37等から排出される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記発煙装置30において、燃焼室32内に導入された発煙液を気相化するに は、燃焼室内の加熱空気を適温に加熱することが必要である。発煙液が油の場合 には、油を約400℃に加熱すると最も良好な発煙体が発生することが実証され ている。それ以上に加熱すると発火の恐れがあり危険である。また、400℃以 下の場合には発煙体内に液分が混在し、大気側に十分に拡散放出されない発煙体 となる。しかしながら、ブロワ31等の空気導入源から燃焼室32内に導入され る多量の空気を前記温度に迅速に加熱するには大きな熱エネルギが必要であると 共に、応答性のよい加熱装置が必要である。すなわち、発煙用燃焼器は屋外で使 用されるため、環境変化に影響され易く、内部温度の変化もはげしい。そのため には高熱エネルギを瞬間的に発生させる加熱装置が必要となる。
【0004】 本考案は、以上の事情に鑑みて創案されたもので、導入空気を迅速に高温に加 熱すると共に、高熱のエネルギを発生し得る発煙用燃焼器の加熱装置を提供する ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上の目的を達成するために、発煙液を気相状態に加熱するための 加熱空気を発生させる発煙用燃焼器の加熱装置であって、空気導入源側に連通す る空気導入口を有すると共にメーンガソリン噴射ノズルを配設し、燃焼室内に開 口する開口部を形成する加熱室と、該加熱室内に開口部を開放すると共に前記加 熱室内に隔離して形成される予燃焼室と、該予燃焼室内に配置されるたね火用ガ ソリン噴射ノズルおよび点火プラグと、前記空気導入源側と前記予燃焼室間に介 設されるたね火用空気通路とを設けてなる発煙用燃焼器の加熱装置を構成するも のである。
【0006】
【作用】
加熱用燃料としてはガソリンが使用される。予燃焼室には、たね火用ガソリン 噴射ノズルと点火プラグと適量の空気を導入するための空気通路がそれぞれ設け られているため、常時たね火が形成される。たね火は予燃焼室の開口部から加熱 室側に常時噴出され、加熱室を適温状態に保持する。発煙体発生時には空気導入 源から多量の空気が加熱室側に供給されると共に、それに見合うガソリンがメー ンガソリン噴射ノズルから噴射される。ガソリンはたね火により一気に発火し、 高温の加熱空気を形成し、燃焼室内に導入される。メーンガソリン噴射ノズルか らの噴出ガソリン量をコントロールすることにより、火力調整が出来、かつガソ リンの発熱量は供給ガソリン量に直接的比例すると共に火炎形成の応答性がよい ため、火力のコントロールが容易に行われる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。まず、図2により本実施例 の加熱装置1を有する発煙装置2の全体概要構造を説明する。燃焼室3は加熱空 気が流通する加熱空気流通室4とその周縁の空気流通室5とからなり、空気流通 室5には吸入ダクト6が連通し、加熱空気流通室4には排気ダクト7が連通する 。空気導入源である送風機8は吸入口9から吸入ダクト6内に空気を導入する。 送風機8はエンジン10により駆動される。加熱空気流通室4内に収納される熱 交換用コイル11内には発煙液槽12から発煙液が発煙液用ポンプ13により導 入される。なお、発煙液用ポンプ13はエンジン10により駆動される。また、 熱交換用コイル11の先端には発煙体を大気側に放出するための放出口14が連 結される。加熱装置1は加熱室15と予燃焼室16等とから構成され、燃焼室3 内に配設される。
【0008】 送風機8から吸入ダクト6を介して空気流通室5内に導入された空気は加熱装 置1により加熱され、加熱空気流通室4内に高温の加熱空気を発生させる。一方 、発煙液槽12から発煙液用ポンプ13を介して熱交換用コイル内に導入された 発煙液は加熱空気と熱交換し、気相化し発煙体を発生させる。発煙体は放出口1 4から大気側に拡散放出される。
【0009】 次に、本実施例の加熱装置1の構造を図1により説明する。加熱室15は燃焼 室3の下方に配置され、空気流通室5に連通する空気導入口17と加熱空気流通 室4内に開口する開口部18を有する隔閉室から形成される。室内にはメーンガ ソリン噴射ノズル19が配置される。一方、予燃焼室16は加熱室15内に開口 部20を開放する隔離室からなり、その内部にはたね火用ガソリン噴射ノズル2 1と点火プラグ22が配設される。また、空気流通室5側と予燃焼室16間には 空気通路23が架設される。なお、点火プラグ22は図2にも示すようにエンジ ン10で作動されるマグネット24に連結する。メーンガソリン噴射ノズル19 およびたね火用ガソリン噴射ノズル21はガソリン供給管25によりガソリン供 給用ポンプ26を介してガソリンタンク27に連結する。また、メーンガソリン 噴射ノズル19へのガソリン量は制御装置28によりコントロールされるコント ロールバルブ29により流量制御される。
【0010】 次に、加熱装置1の作用動作を説明する。発煙体発生前の状態では、加熱装置 1のコントロールバルブ29は閉止される。また、少量のガソリンをガソリン供 給管25を介してたね火用噴射ノズル21に供給する。予燃焼室16内には少量 の空気が空気流通室5および空気通路23を介して導入される。点火プラグ22 の点火により、たね火用噴射ノズル21からのガソリンが着火し、所謂たね火が 予燃焼室内に形成される。一方、制御装置28はコントロールバルブ29を制御 し、導入される発煙液の発煙温度に見合うガソリンをメーンガソリン噴射ノズル 19から加熱室15内に噴出される。加熱室15内には多量の空気が空気流通室 5側から導入され、かつ予燃焼室16の開口部20からたね火が導入されるため 、ガソリンは一気に燃焼し、強力な火炎を発生させる。発生した火炎は加熱室1 5の開口部18から加熱空気流通室4内に入り、空気流通室5からの空気を加熱 し、高温の加熱空気を発生させる。加熱装置1は前記のように、燃料としてガソ リンを使用し、たね火を常時発生させる予燃焼室16を介し、かつメーンガソリ ン噴射ノズル19からのガソリンと空気とを混合し、たね火が導入される加熱室 15を有するため、一気に多量のガソリンを燃焼させ、強力な火炎を瞬間的に形 成することが出来る。一方、コントロールバルブ29を制御装置28により閉止 することによりメーンガソリン噴射ノズル19へのガソリンの供給がストップし 、瞬間的な消火が行われる。しかし、予燃焼室内のたね火は消火しない。一実験 例であるが本実施例の加熱装置1により1時間に約30リットル乃至50リット ルのガソリンを燃焼させることが出来ることが確認されている。
【0011】 以上の実施例に示す加熱装置1は、図2のような燃焼器3に適用されたが、燃 焼器3の構造は図示のものに限定されるものでない。また、加熱室15や予燃焼 室16の詳細構造も図示のものに限定されない。特に、予燃焼室16とメーンガ ソリン噴射ノズル19との関係位置は、瞬間的にたね火によりガソリンが着火し 得る位置にくるように実験的に決められ、それ等の先端側の形状も図示のものに 限定されない。
【0012】
【考案の効果】
本考案によれば、次のような効果が上げられる。 (1)メーンガソリン噴射ノズルからのガソリンが加熱室内で瞬間的に燃焼し、 強力な火炎を発生するため、導入空気を迅速に高温な加熱空気にすることが出来 る。それにより、発煙液を迅速に加熱し、発煙体を迅速に発生させることが出来 る。 (2)多量のガソリンを短時間に燃焼することが出来、多量の発煙体を発生させ ることが出来る。 (3)ガソリンの供給を停止することにより火炎が瞬間的に消火され、発煙体が 迅速に消煙される。すなわち、発煙体の発生、消煙の応答性に優れる。 (4)構造簡単でコンパクトにまとめられるため、設置容積が少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の詳細構造を示す断面図を含
む構成図である。
【図2】本実施例の適用される発煙装置の全体構成図で
ある。
【図3】一般的な発煙装置の概要構成図である。
【符号の説明】
1 加熱装置 2 発煙装置 3 燃焼室 4 加熱空気流通室 5 空気流通室 6 吸入ダクト 7 排気ダクト 8 送風機 9 吸入口 10 エンジン 11 熱交換用コイル 12 発煙液槽 13 発煙液供給用ポンプ 14 放出口 15 加熱室 16 予燃焼室 17 空気導入口 18 開口部 19 メーンガソリン噴射ノズル 20 開口部 21 たね火噴射用ノズル 22 点火プラグ 23 空気通路 24 マグネット 25 ガソリン供給管 26 ガソリン供給用ポンプ 27 ガソリンタンク 28 制御装置 29 コントロールバルブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発煙液を気相状態に加熱するための加熱
    空気を発生させる発煙用燃焼器の加熱装置であって、空
    気導入源側に連通する空気導入口を有すると共にメーン
    ガソリン噴射ノズルを配設し、燃焼室内に開口する開口
    部を形成する加熱室と、該加熱室内に開口部を開放する
    と共に前記加熱室内に隔離して形成される予燃焼室と、
    該予燃焼室内に配置されるたね火用ガソリン噴射ノズル
    および点火プラグと、前記空気導入源側と前記予燃焼室
    間に介設されるたね火用空気通路とを設けることを特徴
    とする発煙用燃焼器の加熱装置。
JP3386191U 1991-04-16 1991-04-16 発煙用燃焼器の加熱装置 Pending JPH04122910U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57169715A (en) * 1981-03-27 1982-10-19 Thomson Csf Minute optical device for connecting semiconductor laser and optical fiber
JPS58169436A (ja) * 1982-03-31 1983-10-05 チエスト株式会社 呼吸器系の流量測定装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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