JPH04120019A - 抗腫瘍剤 - Google Patents

抗腫瘍剤

Info

Publication number
JPH04120019A
JPH04120019A JP23805190A JP23805190A JPH04120019A JP H04120019 A JPH04120019 A JP H04120019A JP 23805190 A JP23805190 A JP 23805190A JP 23805190 A JP23805190 A JP 23805190A JP H04120019 A JPH04120019 A JP H04120019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
halocynthiaxanthin
antitumor agent
carotenoid
active ingredient
natural
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23805190A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Matsuno
松野 隆男
Houyoku Nishino
輔翼 西野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP23805190A priority Critical patent/JPH04120019A/ja
Publication of JPH04120019A publication Critical patent/JPH04120019A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 の 本発明は、ハロシンチア牛サンチンを有効成分とする抗
腫瘍剤に関する。
の      び    が    し よ ° と 
  る現在、癌の治療法としては、一般的に外科的療法
、放射線療法、化学療法(薬剤投与)等が行なわれてい
る。
これらのうち化学療法としては、従来より、直接腫瘍細
胞に作用して腫瘍細胞を死滅させる薬剤を投与する治療
法が広く適用されており、この種の療法に使用する抗腫
瘍剤についての提案は多い。
しかしながら、この種の腫瘍細胞に作用する薬剤は、腫
瘍細胞を死滅させると共に正常細胞にも作用するため、
癌の治療効果は高いが、副作用が非常に強いという欠点
がある。
そこで、新しい抗腫瘍剤として、正常細胞の免疫能を高
めて間接的に腫瘍細胞の増殖を抑制する薬剤が注目され
、例えばクレスチン、インターフェロン等が開発されて
いる。これら薬剤は、腫瘍細胞に対する効果は弱いが、
副作用が少ないという利点がある。更に近年、癌の治療
効果が強く、かつ 副作用の少ない天然化合物の検索も
積極的に見直されている。たとえば、我々が日常摂取す
る食品中にも、腫瘍細胞に対する抑制効果を示すものが
あることが確認されており、このような化合物の中には
 低毒性で実用に適するものがあると期待される。しか
し、現時点までは、まだ実用化にまで至っているものは
なかった。
を   るための   び 本発明者は食品中に存在し、優れた抗腫瘍活性を有する
物質について鋭意検討を行なった結果、カロテノイドの
一つであるハロンンチアキサンチ7が強いa癌細胞増殖
抑制効果を有することを知見し、本発明をなすに至った
ものである。
なお従来、β−カロチンがリンパ球での系で抗腫瘍活性
を有することは知られている([Oncology39
:33−37(1982)])が、ハハロシンチすサン
チンが抗U瘍活性を有するという報告はない。後述する
実験例の記載からも明らかなように、β−カロチンは腫
瘍細胞増殖抑制効果が殆どないにもかかわラス、ハロツ
ノチアキサンチンは顕著な効果ヲ示し、抗腫瘍剤として
優れた特性を有すること、しかも上述したように食品中
にも存在する化合物で、低毒性と考えられるものである 以下、本発明につき更に詳述する。
本発明の抗腫瘍剤は、有効成分としてハロツノチアキサ
ンチンを含有する。
ここでハロツノチアキサンチンは合成品でも天然品でも
よい。天然ハロツノチアキサンチンは、通常各種カロテ
ノイドとの混合物として存在するものであり、本発明に
おいては、ハロツノチアキサンチンを他の各種カロテノ
イドとの混合物の状態で配合することができる。天然の
カロテノイド/ としては、特に、ホヤ、マガキより抽出、濃縮、精製し
たカロテノイドが好適である。ホヤ、マガキより得たカ
ロテノイドは、他のカロテノイドの混合物であり、赤色
の油状物である。なお、この天然のカロテノイドは油に
対する溶解性が高く、人体に投与した際の体内吸収が良
好である。
更に、本発明においては、各種カロテノイドの混合物を
精製し、単離したハロツノチアキサンチンを用いること
もできる。特に、本発明の有効成分として、単離したハ
ロシンチアキサンチンを使用すると、同量のハロツノチ
アキサンチンを含有するカロテノイドの混合物を使用し
た場合に比べて強い腫瘍細胞増殖抑制効果を得ることが
できる。
なお、ハロツノチアキサンチンの精製、単離方法は通常
の方法を採用し得る。
本発明に係る抗腫瘍剤は、上述したようにI・ロ/ンチ
ア牛すンチ/を有効成分とするモノで、ノ・口/ンチア
キサンチン乃至ハロツノチアキサンチンを含むカロテノ
イド混合物は、単独で叉は必要により他の医薬成分と併
用して静脈内注射、皮下注射、筋肉的注射、経口投与、
座剤による直腸投与等の方法で投与される。その投与量
は投与経路投与回数等により異なり、また症状の軽重な
どに依存して広範囲に変えることができ、例えば成人1
日あたり1mg−10gとすることができる。
本発明に係る抗腫瘍剤は、その製剤化に当り、ハロツノ
チアキサンチンの宵効量に適当量の無毒性担体を配合し
、任意慣用の製剤方法を用いて投与用にrA製すること
ができる。即ち、経口投与用に:I!l製する場合は、
軟カプセル、硬カプセル、錠剤、顆粒剤、細粒剤、散剤
、有効成分持続的解放剤、液剤、懸濁剤等に調製され、
非経口投与する場合は、注射剤、点滴剤、座薬等に調製
される。
この場合、製剤化するに際しては、無毒性担体、例えば
ンg糖脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセリド、プロピ
レングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エス
テル、レシチン等の界面活性剤、アラビヤガム、ゼラチ
ン、ソルビ/ト、トラガカントガム、ポリビニルピロリ
ドン等の結合剤、蔗糖、乳糖、デンプン、結晶セルロー
ス、マノニット、軽i無水ケイ酸、アルミン酸マグネン
ウム、メタケイ酸了ルミン酸マグネンウム、合成ケイ酸
アルミニウム、炭酸カル/ラム、炭酸水素ナトリウム、
リン酸水素カル/ラム、カルホキ/メチルセルロースカ
ル/ラム等の賦形剤、ステアリン酸マグネ/ウム、タル
ク、硬化油等の滑沢剤、食塩、サッカリン、オレンジ油
、カンゾウエキス、クエン酸、 ブ ドウ糖、 メ ン
 トール、 ユーカ リ油、 リ ンゴ酸等の矯味剤、
矯臭剤、ココナツツ油、オリーブ油、ゴマ油、落花生油
、大豆油、中鎖脂肪酸トリグリセリド、ベニバナ油、大
豆リン脂質等の懸濁剤、′a潤剤、酢酸フタル酸セルロ
ース(CA P)などのセルロース、糖類等の炭水化物
誘導体、アクリル酸メチル・メタアクリル酸共重合体、
メタアクリル酸メチル・メタアクリル酸共重合体などの
アクリル酸系共重合体、二塩基酸モノエステル類等のポ
リビニール誘導体その他の皮膜形成剤、フーティング助
剤などの成分を用いて慣用の方法で調製され、使用に供
される。なお、粘膜適用の製剤、更に注射剤も慣用の方
法によって調製されるが、注射用蒸留水に懸濁或は乳化
させる方法を採用する場合は、懸濁化剤として、大豆油
、落花生油、中鎖脂肪酸トリグリセリド等が使用でき、
また乳化剤としてショ糖脂肪酸エステル、脂肪酸モノグ
リセリド、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソル
ビタン脂肪酸エステル、レシチン等を使用できる。
L1旦11 本発明に係る抗腫瘍剤において有効成分として使用する
、ハロシンチアキサンチンは強い腫瘍細胞増殖抑制効果
を有する。更に、このハロシンチアキサンチンを有効成
分とする抗腫瘍剤は、低毒性であり、また、抗発癌プロ
モーター活性もあわせて持っている。従って、本効果は
癌の予防および治療など、癌に対する総合的な対策を可
能にするものである。
以下、実験例により本発明有効成分の効果を具体的に示
す。
[実験例] 1n vitroにおける各種腫瘍細胞の増殖を抑制す
るかどうかを指標として検討を行なった。
(イ)神経芽細胞腫に対する効果 Ll五1 ヒト神経芽細胞腫GOTO細胞を直径3.5cmのデイ
シュにまき培養を行なった。 2日後、この培II液に
ハロシンチアキサンチンを1.2.5ng/■lの濃度
になるように添加し、2日間培養を行ない、細胞数を測
定した。
)JLL! 上記実験の結果は、第1図に示した通りである。
ハロシンチアキサンチンは、濃度依存的にGOTO細胞
に対して強力な増殖抑制効果を示すことが明がとなった
(口 )    々 の ヒ ト          
に     る子宮頚癌HeLa細胞、大腸癌COLO
320DM細胞、胃癌11Gc−27細胞、膵癌PAN
C−!細胞および神経芽細胞腫GOTO細胞の5腫のヒ
ト腫瘍細胞を直径3.5cmのデイツシュに4X10’
個ずつまき、培養を行なった。2日後、それぞれの培養
液にハロシンチアキサンチンを2μg/■1の濃度にな
るように添加し、2日間培養を行い、細胞数を測定した
Lti 上記実験結果は、表1に示した通りである。
ハロシンチアキサンチンは、いずれも低濃度で種々のヒ
ト腫瘍細胞に対して強力な増殖抑制効果を示すことが明
らかとなった。
表 1゜ 種々のヒ ト腫瘍細胞に対するハ ンノチ アキサンチンの効果 発癌プロモーターには種々の物質が知られており、 その中でも O−tetradeeanoylphorbol−13
−acetate(TPA) は最も強力な発癌プロモーターの つである。TPAの作用機序は現在でもなお不明である
が、細胞のリン脂質代謝の亢進や、糖輸送能の亢進は、
重要な要因の1つであると考えられている。TPAによ
るこれらの現象を抑制する化合物の多くのものが、TP
Aによる発癌プロモーターを抑制し、発癌率を効率よく
低下させることが明確になっている。そこで、ハロンン
チアキサンチの抗プロモーター作用の指標として、TP
Aによる細胞のリン脂質合成亢進および糖輸送能の亢進
を抑制する効力を測定した。
(イ)発癌プロモーターによる細胞のリン脂質合成亢進
の抑制 御fL方誠 発癌プロモーターTPAによって引き起こされる細胞の
リン脂質合成亢進を、ハロシンチアキサンチンが抑制す
る効力について培養細胞を用いたin vitroの系
で検定した。
ハロシンチアキサンチンを25μMの濃度になるように
HeLa細胞培養液中に添加した。対照には、主実験に
用いたのと同量の溶媒のみを添加した。
1時間後に、TPA (50nM)及び放射性無機リン
酸32Pi(20μCi/フラ21.25cm2)を加
え、 さらに4時間培養を続けた。その後、細胞のリン
脂質を抽出し、薄層クロマトグラフィーで分離し、オー
トラジオグラフィーを作製し、デンントメーターで定量
した。
LJL亙j 第2図に示したように、ハロシンチアキサンチンはTP
Aによって亢進するホスファチジルエタノラミン合成を
有意に抑制することが明がとなった。第2図に基づいて
計算した抑制率を表2−(1)に示した。
表2.ハロ/ンチアキサ/チンの抗プロモーター作用 (ロ)発癌プロモーターによる細胞の糖輸送能亢進の抑
制 【I五1 発癌プロモーターTPAによって引き起こされる細胞の
糖輸送能亢進を、ハロシンチアキサンチンが抑制する効
力について、培養細胞を用いた1nvitroの系で検
定した。
ハロシンチアキサンチンを5μMの濃度になるように5
viss3T3細胞培養液中に添加し、30分後に、T
 PA (50nM)を加え、さらに1時間培養を続け
た。その後、3H−2−デオキ/−D−グルフスの取り
込み能を測定し、TPAによって亢進する輸送能がハロ
シンチアキサンチンによって抑制される率を算出した。
【1且J 上記、表2− (2)に示したように、ハロシンチアキ
サンチンはTPAによって亢進する糖輸送能を有意に抑
制することが明らかになった。
次に、実施例により、本発明の抗腫瘍剤の製剤例を示す
[実施例1]カプセル剤 ハロシンチアキサンチンloogを小麦胚芽油1kgに
懸濁し、1ooo個のゼラチンカプセルに充填する。こ
れを1日当たり1−10個経口的に投与する。
[実施例2]注射剤 ハロシンチアキサンチン      100gステアリ
ン酸モノグリセリド     100g落花生油   
          200gンヨ糖グリセリンステア
リンエステル 50gアスコルビン酸ステアレート  
   20g注射用蒸留水          953
0g上記組成で注射剤を調製し、1アンプルlomlず
つ充填する。
4、
【図面の簡単な説明】
第 図は、 実験例1 (イ の結果を示すグラ フである。 第2 図は、 実験例2 イ の結果を示す図で あ る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ハロシンチアキサンチンを有効成分とすることを特
    徴とする抗腫瘍剤。 2、ハロシンチアキサンチンを天然カロテノイドとして
    配合する請求項1記載の抗腫瘍剤。
JP23805190A 1990-09-08 1990-09-08 抗腫瘍剤 Pending JPH04120019A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23805190A JPH04120019A (ja) 1990-09-08 1990-09-08 抗腫瘍剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23805190A JPH04120019A (ja) 1990-09-08 1990-09-08 抗腫瘍剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04120019A true JPH04120019A (ja) 1992-04-21

Family

ID=17024438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23805190A Pending JPH04120019A (ja) 1990-09-08 1990-09-08 抗腫瘍剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04120019A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995027483A1 (en) * 1994-04-08 1995-10-19 Lance Elliott Schlipalius Carotenoid agent for inhibiting the conversion of epithelial cells to tumours
WO1998013053A1 (de) * 1996-09-25 1998-04-02 Aar Pharma Mistel-(viscum)-extrakte

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995027483A1 (en) * 1994-04-08 1995-10-19 Lance Elliott Schlipalius Carotenoid agent for inhibiting the conversion of epithelial cells to tumours
WO1998013053A1 (de) * 1996-09-25 1998-04-02 Aar Pharma Mistel-(viscum)-extrakte

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5925669A (en) Carrier compositions for anti-neoplastic drugs
JP6636108B2 (ja) アスタキサンチン抗炎症性相乗的組み合わせ
GB1583661A (en) Tumour antidote
US4910224A (en) Method of modifying the lipid structure and function of cell membranes and pharmaceutical compositions for use therein
GB1573965A (en) Carcinostatic compositions
US7759332B2 (en) Cytotropic heterogeneous molecular lipids (CHML), method of preparation, and methods of treating patients with multiple cancers
JPH10158156A (ja) 抗腫瘍剤
Poydock et al. Inhibiting effect of vitamins C and B12 on the mitotic activity of ascites tumors
US5008295A (en) Method inhibiting the growth of cancer cells
US20170340689A1 (en) Titrated extracts of cynara scolymus for use in the treatment of mesothelioma
Dodge et al. Effects of donor vitamin A deficiency and pharmacologic modulation of donor T cell retinoic acid pathway on the severity of experimental graft-versus-host disease
JPH04120019A (ja) 抗腫瘍剤
AU604226B2 (en) Method of modifying the lipid structure function and expression of cell membranes and pharmaceutical compositions for use therein
Ronald Steriti Nutritional support for chronic myelogenous and other leukemias: a review of the scientific literature
KR100506950B1 (ko) 진세노사이드를 함유함을 특징으로 하는 면역증강효과에 대한 조성물
KR100485936B1 (ko) 진세노사이드 Rh2 및 Rg3 항암 조성물
US5955498A (en) Agent for prophylaxis and therapy of diseases
JP2629856B2 (ja) 抗腫瘍剤
JP3815736B2 (ja) 腫瘍転移抑制剤
US3894153A (en) Method of medical treatment of asthma
JPH07116033B2 (ja) 抗アレルギ−薬剤
JPS61205218A (ja) 抗腫瘍剤
JPS6312848B2 (ja)
JP4825957B2 (ja) 抗腫瘍剤
JPS58210010A (ja) 抗腫瘍剤