JPH04118539A - 風洞開口部の気流漏れ防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は風洞開口部の気流漏れ防止装置に関する。

〔従来の技術〕

ストラット、スティング等を動かすための風洞開口部の
気流漏れ防止手段としては、従来、例えば、第２図斜視
図に示すように、測定胴Ｏ１の底板開口０２に蓋０３を
装着する型式のものが知られている。また、第３図縦断
面図に示すように、ストラット０４の測定胴底板０５の
挿入孔０６にラビリンスシール０７を刻設するラビリン
ス式のものや、更には、第４図縦断面図に示すように、
測定胴底板０５とストラット０４との間にラバー、スポ
ンジ等の弾性体０８を挿入する弾性体式のものも知られ
ている。

しかしながら、これ等の手段では、下記のような欠点が
ある。

（１）Ｍ式の手段では、ストラット等を動かす際に、１
０３を取外さなければならないので、事前準備が面倒で
ある。

（２）　　ラビリンス式の手段では、その機構上測定胴
０１内に流入する外気流０９を完全に防止することは不
可能である。

（３）　　弾性体式の手段では、その機構上断面形状に
変化のある物体が弾性体０８を通過する際にそれが伸縮
するので、そのとき外気／ＪＬ０９が測定胴Ｏ１内に流
入する。

ご発明が解決しようとする課題：。

本発明は、このような事情に鑑みて提案されたもので、
ストラット等を動かす際に蓋を取外す必要がなく、かつ
ストラット等の断面形状に変化のある物体が通過しでも
気流が漏れず、従って能率及び試験精度に優れた風洞開
口部の気流漏れ防止装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

そのために、本発明は風洞　外部から模型支持用のスト
ラット等を挿入することができる風洞開口部において、
上記風洞開口部の外側近傍に適宜間隔で多重的に並設さ
れそれぞれ複数のノズル孔が所定間隔で配設されたエア
カーテン形成管と、加圧空気供給管を介して上記各エア
カーテン形成管にそれぞれ接続される加圧空気源と、上
記加圧空気供給管に挿入され上記風洞の内側に配設され
た気流圧力感知機構の出力信号に基づき作動する制御機
構とを具え、上記風洞開口部を上記風洞の気流圧力にほ
ぼ等しい気流圧力のエアカーテンで遮蔽することを特徴
とする。

〔作用〕

風洞開口部の外面をエアカーテンで覆うことができるの
で、ストラット等を動かす際に蓋を取外す等の手間が不
要になるとともに、ストラット等の周りからの気流漏れ
がなくなる。

また、エアカーテンの空気圧力をエアカーテン制御機構
でフィードハック的に風洞気流圧力とほぼ等しくするこ
とができるので、風洞の内外の間での気流移動が生しに
くくなる。

更に、エアカーテンを形成するエアカーテン形成管が多
重的に配設されているので、エアカーテンの気密が確実
で風洞内の気流が乱れな（なる。

〔実施例〕

本発明の一実施例を図面について説明すると、第１図斜
視図において、ｌは測定胴２の底板３に切開けられ風洞
気流４の方向に適宜長さ延びる長孔状の風洞開口部、５
は下方から風洞開口部１を通して測定胴２に挿入された
ほぼ鉛直の円弧状のストランド、６はストラット５の内
向半径方向にスティングボッド７及びスティング８を介
して支持された模型、９は風洞開口部１の下側の多少上
流寄りに底板３に沿って左右方向に適宜長さ延びるとと
もに上下に適宜間隔で並設されそれぞれ下流方向を向く
複数のノズル孔が列設された複数段のエアカーテン形成
管、１０は加圧空気供給管１１を介してエアカーテン形
成管９に接続された加圧空気源、１２は測定胴２の内面
に配設され風洞気流４の圧力を感知する複数の圧力感知
機構、１３は圧力感知機構１２の感知した圧力を電気信
号に変換する圧力変換器、１４は圧力変換器１３の信号
を入力して加圧空気供給管１１に挿入されたコントロー
ラー１５に信号を出力する計算機、１６は各エアカーテ
ン形成管９からそれぞれ底板３に沿って後方へ流れるエ
アカーテンである。

このような装置において、ストラット５等に支持された
模型６の風洞試験は、ストラット５等を風洞開口部１を
通して測定胴２の下方からその内部に挿入し、そこでス
ティングボッド７にスティング８等を取付け、風洞気流
４を形成して行い、その際、圧力感知機構１２で感知し
た風洞気流４と同一圧力の加圧空気を空気源１０、コン
トローラー１５等を介して各エアカーテン形成管９から
それぞれ放出し、エアカーテン１６を形成することによ
り外部空気の測定胴２への侵入を防止する。

このような装置によれば、下記効果が奏せられる。

（１１測定胴の底板下面をエアカーテンで覆うことがで
きるので、ストラット等を動かす際に蓋を取外す等の手
間が不要になるとともに、ストラット等の周りからの気
流漏れが生ぜず、従って省力性及び試験精度が向上する
。

（２）　　エアカーテンの空気圧力をエアカーテン制御
機構等でフィードバック的に風洞気流圧力とほぼ等しく
することができるので、測定胴の内外の間での気流移動
が生しに＜＜、従って試験精度が向上する。

（３）　　エアカーテンを形成するエアカーテン形成管
が多段的巳こ並設されているので、エアカーテンの気密
が確実で測定胴内の気流を乱さず、従って試験精度が向
上するとともに、空力干渉を確認する試験が不要となる
。

Ｃ発明の効果〕 要するに本発明によれば、風洞　外部から模型支持用の
ストラット等を挿入することができる風洞開口部におい
て、上記風洞開口部の外側近傍に適宜間隔で多重的に並
設されそれぞれ複数のノズル孔が所定間隔で配設された
エアカーテン形成管と、加圧空気供給管を介して上記各
エアカーテン形成管にそれぞれ接続される加圧空気源と
、上記加圧空気供給管に挿入され上記風洞の内側に配設
された気流圧力感知機構の出力信号に基づき作動するυ
目１１機構とを具え、上記風洞開口部を上記風洞の気流
圧力にほぼ等しい気流圧力のエアカーテンで遮蔽するこ
とにより、ストラット等を動かす際に蓋を取外す必要が
なく、かつストラット等の断面形状に変化のある物体が
通過しても気流が漏れず、従って能率及び試験精度に優
れた風洞開口部の気流漏れ防止装置を得るから、本発明
は産業上極めて有益なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図である。 第２図、第３図、第４図はそれぞれ公知の蓋式、ラビリ
ンス式１弾性体式の風洞開口部の気流漏れ防止装置を示
す説明図である。 ■・・・風洞開口部、２・・・測定胴、３・・・底板、
４・・・風洞気流、５・・・ストラフ）、６・・・模型
、７・・・スティングボッド、８・・・スティング、９
・・・エアカーテン形成管、１０・・・加圧空気源、１
１・・・加圧空気供給管、１２・・・圧力感知機構、１
３・・・圧力変換器、 ・・・計算機、 ン ト ーツー ６・・・エアカーテン、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 風洞　外部から模型支持用のストラット等を挿入するこ
   とができる風洞開口部において、上記風洞開口部の外側
   近傍に適宜間隔で多重的に並設されそれぞれ複数のノズ
   ル孔が所定間隔で配設されたエアカーテン形成管と、加
   圧空気供給管を介して上記各エアカーテン形成管にそれ
   ぞれ接続される加圧空気源と、上記加圧空気供給管に挿
   入され上記風洞の内側に配設された気流圧力感知機構の
   出力信号に基づき作動する制御機構とを具え、上記風洞
   開口部を上記風洞の気流圧力にほぼ等しい気流圧力のエ
   アカーテンで遮蔽することを特徴とする風洞開口部の気
   流漏れ防止装置。