JPH04118342U - 炭酸飲料びんの栓 - Google Patents

炭酸飲料びんの栓

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Publication number
JPH04118342U
JPH04118342U JP1826191U JP1826191U JPH04118342U JP H04118342 U JPH04118342 U JP H04118342U JP 1826191 U JP1826191 U JP 1826191U JP 1826191 U JP1826191 U JP 1826191U JP H04118342 U JPH04118342 U JP H04118342U
Authority
JP
Japan
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skirt member
glass beads
pressed
stopper
bottle
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Pending
Application number
JP1826191U
Other languages
English (en)
Inventor
竹内正則
Original Assignee
東洋ガラス株式会社
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 密封が損なわれて、内部の炭酸ガスが抜けて
しまう危険性を大幅に減少させることである。 【構成】 内側にガラス玉21を抱持するスカ−ト部材
3を有し、このスカ−ト部材3の内側に環状に形成され
た角部13にガラス玉21が炭酸の圧力で下方から押圧
されることにより密封する栓1において、スカ−ト部材
3の内側の環状の角部13を上部ほど縮径された階段状
に複数設け、下方から押圧されたガラス玉21が複数の
段部に押圧されることにより密封することを特徴とする
炭酸飲料びんの栓1である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ラムネ等の炭酸飲料のびんの栓に関する。
【0002】
【従来の技術】
ラムネ等の炭酸飲料びんは、古くは、びん製造工程においてガラス玉をびん内 に入れた後びん口を再加熱してこれを狭め、ガラス玉をびん内に封入したもので あり、封入されたガラス玉がびん口に嵌着されたリング状パッキンに炭酸圧によ り押圧されて密封するものであった。しかし、この方法は、びん口にガラス玉を 封入し又パッキンを装着する工程が煩雑であり、さらに、内容液を充填する工程 においては、液充填後一旦びんを逆さにしてびん内のガラス玉をびん口に落とし 、内圧によりガラス玉をパッキンに圧着しなければならないので、びんを逆さに するという煩雑な工程が必要であった。
【0003】 これを改良したのが、図2に示す栓30である。これはプラスチック製でびん 口に嵌着または螺着される。栓の内側にはガラス玉を抱持するスカ−ト部材31 が形成され、その内側には段部32が形成されてる。栓30には、びん40に装 着する前に、予めガラス玉41をその筒状のスカ−ト部材31に装着しておき、 びん40に内容液を充填した後に上方から機械的に嵌着または螺着するのである 。したがってこの栓30は、びんの製造工程においてガラス玉を封入する作業が 不要であり、内容液を充填するときにはびんを逆さにする必要がなく、煩雑な工 程が省略されるためにきわめて有用なものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
図2の栓30は、ガラス玉41が下方から炭酸圧により上方に付勢され、スカ ート部の内側の角部32に押圧されることにより密封効果が生まれるのである。 しかしながらガラス玉は必ずしも完全な球形ではなく、中にはヘア−クラックや 欠け等の傷や大きさのばらつきや歪みのあるものもあるのであり、たまたまその ような傷の部分が角部との接触部分にあると、そこから炭酸ガスがもれるために 密封が損なわれるということがままあるのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決し、密封が損なわれる危険性を大幅に減少させたもの である。すなわち本考案は、内側にガラス玉を抱持するスカート部材を有し、こ のスカート部材の内側に環状に形成された角部にガラス玉が炭酸の圧力で下方か ら押圧されることにより密封する栓において、スカート部材の内側の環状の角部 を上部ほど縮径された階段状に複数設け、下方から押圧されたガラス玉が複数の 段部に押圧されることにより密封することを特徴とする炭酸飲料びんの栓である 。
【0006】
【作用】
本考案は、スカート部材の内側の環状の角部を上部ほど縮径された階段状に複 数設け、下方から押圧されたガラス玉が複数の段部に押圧されることにより密封 するのであるから、段部の1箇所でガラス玉の傷と接触していたとしても、他の 段部において密封を確保することができるのである。
【0007】
【実施例】
図1の実施例により本考案を詳細に説明する。栓1は注出口部材2とスカート 部材3の2ピースからなっている。注出口部材2は硬質のプラスチック製で筒状 をなし、外筒壁4および内筒壁5の上端を連結して注出口縁に形成している。び ん20のビード22の位置まで延びている外筒壁4の内周面には突起6があり、 びん口部の外周に設けられた突条23と係合している。内筒壁5の外周面には係 合用突条7がある。スカート部材3は軟質のプラスチック製で筒状をなし、その 上部外周に広がるフランジ部8を有し、最上部には筒状の係合壁9が立設され、 該壁内周面の係合用突条10は注出口部材の前記突条7と係合している。スカー ト部材3は等間隔に設けられた4本のスリット11を有し、その中央部における 内径はガラス玉21よりもやや大きく、下部に形成されている環状の突条12の 内径はガラス玉21よりも小さくなっており、ガラス玉21は下方より機械的に 押し込まれ、スカート部材3内に抱持される。スカート部材3の内側には環状の 角部13が上部ほど縮径された階段状に4カ所設けられ、下方から押圧されたガ ラス玉21が4カ所の段部に押圧されることにより密封効果を得るのである。注 出口部材2、スカート部材3およびガラス玉21の3者はあらかじめ一体化した ものをびん口に嵌着するものであるが、これらを一体化するにはガラス玉21に 対してはスカート部材3を、スカート部材3に対しては注出口部材2を、それぞ れ上にして上方から圧着する。もちろん逆さにした注出口部材2に対し、逆さに した他の2者を圧着してもよい。消費者が開栓するときは従来と同様にガラス玉 21を開栓具で押し下げ、ガラス玉21をスカート部材3から落下させる。飲料 注出のためにびんを傾けた際にガラス玉21がスカート部材3下端に押しつけら れた状態になっても、飲料はスリット11を経て容易に流出する。
【0008】
【考案の効果】
本考案は、ガラス玉が複数の段部に押圧されて密封する、すなわち多重に密封 するのであり、ガラス玉の傷がたまたま1箇所の段部と接触していても、他の段 部に於て密封が確保され、従来よりも密封の確実性が数段向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の栓の断面図である。
【図2】従来の栓の断面図である。
【符号の説明】
1 栓 2 注出口部材 3 スカート部材 4 外筒壁 5 内筒壁 6 突起 7 突条 8 フランジ部 9 係合壁 10 突条 11 スリット 12 突条 13 角部 20 びん 21 ガラス玉 22 ビード 23 突条

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側にガラス玉を抱持するスカ−ト部材
    を有し、このスカ−ト部材の内側に環状に形成された角
    部にガラス玉が炭酸の圧力で下方から押圧されることに
    より密封する栓において、スカ−ト部材の内側の環状の
    角部を上部ほど縮径された階段状に複数設け、下方から
    押圧されたガラス玉が複数の段部に押圧されることによ
    り密封することを特徴とする炭酸飲料びんの栓
JP1826191U 1991-03-04 1991-03-04 炭酸飲料びんの栓 Pending JPH04118342U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008007181A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Cosmo Life:Kk 飲料ディスペンサ用カートリッジ容器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008007181A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Cosmo Life:Kk 飲料ディスペンサ用カートリッジ容器
JP4664870B2 (ja) * 2006-06-30 2011-04-06 株式会社コスモライフ 飲料ディスペンサ用カートリッジ容器

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