JPH04115098A - スクリユーコンベア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は３斜坑を掘削するトンネル掘削機の排土装置や
立坑を掘削する際に使用される揚土装置に適用されるス
クリューコンベアに関するものである。

（従来の技術） 従来のスクリューコンベアを第３図に（１２）により示
した。このスクリューコンベアは、ケーシングを立坑内
に起立状態に固定し、その中に設けたスクリュー羽根を
回転させて、ケーシング内に取り込んだ土砂を地上へ搬
送するようにしている。

（発明が解決しようとする課題） 前記従来のスクリューコンベアは１例えば立坑内に起立
状態に設置した場合、土砂がケーシング内面を滑り落ち
て、スクリュー羽根の上に乗った状態になり、土砂を回
転させるだけの状態になって、上方への搬送を行えなく
なるという問題があった。

本考案は前記の問題点に鑑み提案するものであり、その
目的とする処は、起立状態や急傾斜の状態に設置した場
合でも、土砂等の搬送を安定的に行うことができるスク
リューコンベアを提供しようとする点にある。

（課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するために１本発明のスクリューコン
ベアは、スリットを有する固定スクリュー羽根と、同固
定スクリュー羽根の周りに回転及び軸方向移動を可能に
支持したケーシングと、同ケーシングの内面に固定して
上記固定スクリュー羽根のスリットに摺動自在に係合し
た掻き上げ板とを具えている。

（作用） 本発明のスクリューコンベアは前記のように構成されて
おり、ケーシングと、同ケーシングに固定するとともに
固定スクリュー羽根のスリットに係合した掻き上げ板と
を固定スクリュー羽根を固定ガイド部材として回転させ
ながら軸方向に移動させて、土砂等の被搬送物を搬送し
１次いでケーシングと掻き上げ板とを固定スクリュー羽
根のスリットを通して軸方向に元の位置まで後退させる
という一連の操作を行って、土砂等の被搬送物を繰り返
し搬送する。

（実施例） 次に本発明のスクリューコンベアを第１．２図に示ず一
実施例により説明すると、　（１０）がトンネル掘削機
本体、（１）が同トンネル掘削機本体（１０）に固定し
た固定スクリュー羽根で、同固定スクリュー羽根（１）
は、スリット（１ａ）を有している。また（２）が上記
固定スクリュー羽根（１）を取り囲むケーシングで、同
ケーシング（２）は、上記トンネル掘削機本体（１０）
に上記固定スクリュー羽根（１）の軸線を中心とした回
転と軸方向移動とを可能に支持されている。また（３）
が複数枚の播き上げ板で同各播き上げ板（３）は、上記
ケーシング（２）の内面対称位置に固定されて、上記固
定スクリュー羽根（１）のスリット（ｌａ）に係合して
いる。また（４）が上記ケーシング（２）の外周面に固
定した環状歯車、（５）が同環状歯車（４）に噛合した
駆動歯車、（７）が油圧モータ（または電動モータ）、
（６）が同油圧モータ（７）の出力軸と上記駆動歯車（
５）との間に介装したクラッチ、（９）が上記トンネル
掘削機本体（１０）側の部材に取付けたねじ式スライド
ジヤツキ。

（８）が同ねじ式スライドジヤツキ（９）　と上記油圧
モータ（７）の反対側の出力軸との間に介装した歯車機
構、　（１１）が上記ケーシング（２）の軸方向移動を
ガイドするスライドガイド部材で、同スライドガイド部
材（１１）が上記トンネル掘削機本体（１０）側の部材
に取付けられている。

次に前記スクリューコンヘアの作用を具体的に説明する
。油圧モータ（７）を起動し１その回転をクラッチ（６
）→駆動歯車（５）→環状歯車（４）→ケーシング（２
）に伝え、同ケーシング（２）とその内面に固定した各
播き上げ板（３）と回転させる一方。

油圧モータ（７）の回転を歯車機構（８）→ねじ式スラ
イドジヤツキ（９）に伝えて、同ねじ式スライドジヤツ
キ（９）を伸縮方向に作動させ、上記ケーシング（２）
と上記各播き上げ板（３）とを軸方向にスクリュー羽根
（１）の数ピッチ分だけ移動させる。

つまり各播き上げ板（３）を固定スクリュー羽根（１）
をガイド部材として回転させながら軸方向に移動させて
、土砂等の被搬送物を固定スクリュー羽根（１）の所定
ピッチだけ搬送する。次いでクラッチ（６）を切り離し
、油圧モータ（７）を逆方向に回転させて、上記ケーシ
ング（２）と上記各種き上げ板（３）とを元の位置に戻
す。スリットの位置合わせは１回転計またはストローク
針等のセンサによる制御若しくは機械的なストッパによ
り行う。

またケーシング（２）のローリングは、スライドガイド
部材（１１）により防止する。このように本発明のスク
リューコンベアでは、ケーシング（２）と掻き上げ板（
３）とを固定スクリュー羽根（１）をガイド部材として
回転させながら軸方向に移動させて。

土砂等の被搬送物を搬送し１次いでケーシング（２）と
掻き上げ板（３）とを固定スクリュー羽根（１）のスリ
ツ）　（ｌａ）を通して軸方向に元の位置まで後退させ
るという一連の操作を繰り返し行って本発明のスクリュ
、−コンベアは前記のようにケーシングと、同ケーシン
グに固定するとともに固定スクリュー羽根のスリットに
係合した掻き上げ板とを固定スクリュー羽根を固定ガイ
ド部材として回転させながら軸方向に移動させて、土砂
等の被搬送物を搬送し３次いでケーシングと掻き上げ板
とを固定スクリュー羽根のスリットを通して軸方向に元
の位置まで後退させるという一連の操作を行って、土砂
等の被搬送物を繰り返し搬送するので、スクリューコン
ベアを起立状態や急傾斜の状態に設置した場合でも、土
砂等の搬送を安定的に行うことができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係わるスクリューコンベアの一実施例
を示す縦断側面図１第２図はその縦断正面図、第３図は
従来のスクリューコンベアを示す側面図である。 （１）・・・スクリュー羽根、（２）・・・ケーシング
。 （３）・・・掻き上げ板、（４）・・・環状歯車、（５
）・・・駆動歯車、（６）・・・クラッチ、（７）・・
・油圧モータ、（８）・・・歯車機構１（９）・・・ね
じ式スライドジヤツキ、　（１０）　　・・・トンネル
掘削機本体。 （１１）・・・スライドガイド部材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. スリットを有する固定スクリュー羽根と、同固定スクリ
   ュー羽根の周りに回転及び軸方向移動を可能に支持した
   ケーシングと、同ケーシングの内面に固定して上記固定
   スクリュー羽根のスリットに摺動自在に係合した掻き上
   げ板とを具えていることを特徴としたスクリューコンベ
   ア。