JPH04110596A

JPH04110596A - 蓄熱装置

Info

Publication number: JPH04110596A
Application number: JP2228709A
Authority: JP
Inventors: Katsutoshi Shimoyama; 勝利下山
Original assignee: Nissin Electric Co Ltd
Current assignee: Nissin Electric Co Ltd
Priority date: 1990-08-29
Filing date: 1990-08-29
Publication date: 1992-04-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、潜熱Ｍ処刑を利用した蓄熱装置に関する。

〔従来の技術〕

従来の蓄熱装置は、第３図に示す構成になっている。

同図において、（１）は金属製ダイヤフラム形可撓板、
（２）は合わせた２枚の可撓板（１）の周辺部分を接合
した接合部であり、２枚の可撓板（１）、接合部（２）
により内容積が可変自在のセル（３）が構成されている
。

（４）はセル（３）内に封入された潜熱蓄熱剤であり、
半田、鉛、亜鉛、錫などの各種溶融金属からなる。

（５）は接合部（２）を固着したスペーサ、（６）は断
熱容器、（７）は容器（６）の両側に形成された輸送流
体の人出口であり、伝達効率を高めるため、複数個のセ
ル（３）が容器（６）内に並設され、蓄熱装置（８）が
構成される。

そして、可撓板（１）は、耐熱性、加工性５強度及び経
済性などからステンレス、黄銅、チタン合金等の金属が
使用され、円板状、矩形板状等積々の形状が選択される
。

また、接合部（２）は、かしめ、溶接、ろう付け。

半田付は等の手段により形成される。

断熱容器（６）は、耐火レンガ、グラスウール或いは真
空断熱壁等の壁材か適用される。

輸送流体、即ち熱エネルギ伝達流体は、大気その他の気
体、水、油等の液体或いは融解物質等が使用される。

Ｃ発明か解決しようとする課題フ従来の前記蓄熱装置の場合、セル（３）内に溶融金属の
蓄熱剤（４）が封入されているため、蓄熱剤（４）にセ
ル（３）を構成する可撓板（１）の組成成分の一部が溶
出したり、逆に蓄熱剤（４）が固溶されたりし、可撓板
（１）の構成金属を変成させ、その結果、可撓板（１）
が硬化、脆化或いは軟化したり、肉やせや粒界腐食或い
は孔食などを生じたりし、著しく可撓板（１）の機械的
、物理的特性を損うという問題点がある。

本発明は、前記の点に留意し、セルを構成する可撓板が
その特性を損うことを防止するようにした蓄熱装置を提
供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕前記課題を解決するために、本発明の蓄熱装置は、蓄熱
剤を封入するセルの可撓板の蓄熱剤との接触面に、金属
窒化物、金属酸化物、金属炭化物或いはこれらの複合物
からなる薄膜をコーティングしたものである。

（作　用〕１前記のように構成された本発明の蓄熱装置は、セルの可
撓板の蓄熱剤との接触面か金属窒化物金属酸化物、金属
炭化物或いはこれらの複合物からなる薄膜によりコーテ
ィングされているため、可撓板の組成成分の一部が蓄熱
剤に溶出したり、蓄熱剤が固溶されたりすることがなく
、可撓板の構成金属が変成せず、可撓板の硬化１跪化、
軟化向やせ１粒界腐食、孔食などが防止され、可撓板の
機械的、物理的特性か維持される。

〔実施例〕

実施例について、第１図及び第２図を参照して説明する
。

それらの図面において、第３図と同一記号は同−又は相
当するものを示す。

１実施例の第１図は、セル（３）を構成する２枚の金１
製ダイヤフラム形可撓板ｔｉ＞の内面側の蓄熱剤（４）
との接触面及び外側面に、それぞれＰＶＤ、ＣＶＤ、Ｉ
ＶＤ法等の真空蒸着法などにより、窒化チタン、窒化ア
ルミなどの金属窒化物、又は酸化アルミなどの金属酸化
物、もしくは金属炭化物、或いはこれらの複合物からな
るセラミック薄膜（９）をコーティングしたものである
。

なお、図中Ｑ［ｌ）は２枚の可撓板（１）の周縁の接合
部（２）をシールしたシール部材であり、シール部材０
０）を用いず、接合部（２）を溶接してもよい。

又、薄膜（９）は可撓板（１）の内面側には全面施す必
要があるが、外面側には必ずしも施す必要はなく、必要
に応じて施すようにすればよい。

つぎに、他の実施例の第２図は、接合部（２）の端面に
も前記薄膜（９）を施したものである。

〔発明の効果〕

本発明は以上説明したように構成されているので、以下
に記載する効果を奏する。

蓄熱装置のセルを構成する全ｌ製ダイヤフラム形可撓板
（１）の蓄熱材（４）との接触面に、金属窒化物。

金属酸化物、金属炭化物或いはこれの複合物からなる薄
膜（９）をコーティングしているため、可撓板（１）の
硬化、脆化、軟化、肉やせ２粒界腐食、孔食なとを防止
することができ、可撓板（１）の機械的物理的特性を維
持することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図はそれぞれ本発明の蓄熱装置の実施例
の一部の断面図、第３図は従来の蓄熱装置の断面図であ
る。（旧・・可撓板、（３）−・セル、（４）−蓄熱材、（
６）−断熱容器、（８）＝・−蓄熱装置、（９）−・薄
膜。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）２枚の金属製ダイヤフラム形可撓板の周縁部を接
合して内容積が可変自在のセルを構成し、前記セル内に
溶融金属からなる潜熱蓄熱剤を封入し、複数個の前記セ
ルを断熱容器内に収納し、前記容器内に熱エネルギ輸送
流体を通流し、前記流体から前記各セルに蓄熱或いは前
記流体に前記各セルから放熱するようにした蓄熱装置に
おいて、前記セルの可撓板の前記蓄熱剤との接触面に、
金属窒化物、金属酸化物、金属炭化物或いはこれらの複
合物からなる薄膜をコーティングした蓄熱装置。