JPH04110530U - 香りを出す装飾体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】毛皮を用い、部屋内に吊るして香りとデザイン
を楽しむことの出来る香りを出す装飾体を提供する。 【構成】香料を染み込ませた毛皮を用いて内部を開閉自
在にした装飾用の袋体１を作製し、該袋体１の内部にポ
プリ４を収容して成るものである

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、毛皮を用い、部屋内や自動車内等に吊るして香りとデザインを楽し むことの出来る香りを出す装飾体に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、香りを出す装飾体としては、香袋があるが、この香袋は、主として女性 がハンドバッグに入れて持ち歩いたり、着物の懐などに入れたりして、香りを楽 しむ程度のものである。然し乍ら、部屋に吊るしておけば、香りを楽しめると同 時に部屋の装飾体になるようなものがあれば、日常生活に潤いを与えることがで きるものと考えられる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、本考案が解決しようとする課題は、部屋に吊るしておけば、香りを楽 しめると共に、デザインをも楽しめる香りを出す装飾体を提供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記課題を解決することを目的としてなされたもので、その構成は、 香料を染み込ませた毛皮を用いて内部を開閉自在にしたアクセサリ−用の袋体を 作製し、該袋体の内部にポプリを収容して成ることを特徴とするものである。

【０００５】 即ち、本考案は、最近、動物保護運動で需要が減少している毛皮を用いれば、 可愛いらしいデザインの装飾体の作製が容易であり、また、この装飾体から香り を発するようにして、部屋に吊るしたり、携帯すれば、香りを楽しめると同時に デザインをも楽しめるとの発想からなされたものであり、毛皮に染み込ませた香 料はその香りが抜けにくく、更に装飾体の中に前記香料と同じ香りのポプリを収 容しておけば、長期間に亘り香りを発し続ける。尚、装飾体内に収容するポプリ は、乾燥させた各種花弁を香料と混ぜたものであり、毛皮に染み込ませる香料と 同じ香りか乃至は同系統の香りのものにするのが好ましい。

【０００６】

【実施例】

次に、本考案に実施例を図により説明する。

【０００７】 図１は本考案の一例の正面図、図２は同じく底面図、図３は別例の正面図、図 ４は同じく背面図である。

【０００８】 図１及び２に示すものは、香料を染み込ませた毛皮を用いて人形状に形成した 装飾用袋体１の下部に紐通し２を設けて紐３を挿通し、紐３を締めれば、装飾用 袋体１の下部が閉ぢられるようになっており、紐３を緩めて装飾用袋体１内にポ プリ４を収容した後、紐３を締めて装飾用袋体１の下部を閉ぢ、この状態で部屋 内のテ−ブルの上に置いたり、外出時に携帯すれば、装飾用袋体１の毛皮に染み 込ませた香料及びポプリ４の香りを楽しめると共に、装飾用袋体１のデザインを 楽しむことができる。

【０００９】 図３，及び４に示すものは、上記と同様の装飾用袋体１の背部にファスナ５を 取付けて開閉自在とし、内部にポプリ４を収容する一方、上部に吊るし用の紐６ を取付けて部屋の適宜の個所や自動車内に吊るせば、装飾用袋体１の毛皮に染み 込ませた香料及びポプリ４の香りを楽しめると共に、装飾用袋体１のデザインを 楽しむことができる。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は上述の通りであって、装飾用袋体として香料を染み込ませた毛皮を用 い、該袋体の中にポプリを収容して、部屋の適宜の個所に置いたり、部屋や自動 車の内部等に吊るしたりすることにより、香料の香りを楽しめると共に、装飾用 袋体の発する香りを楽しむことが出来るので、香りを出す装飾体として極めて有 用である。また、近年、動物愛護運動などにより毛皮の需要が減少しているが、 本考案により毛皮の需要を促進し、毛皮の適当な需要を維持することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一例の正面図。

【図２】図１の底面図。

【図３】別例の正面図。

【図４】図３の背面図。

【符号の説明】

１ 装飾用袋体 ２ 紐通し ３ 紐 ４ ポプリ ５ ファスナ ６ 吊るし用の紐

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】香料を染み込ませた毛皮を用いて内部を開
   閉自在にした装飾用の袋体を作製し、該袋体の内部にポ
   プリを収容して成ることを特徴とする香りを出す装飾
   体。
2. 【請求項２】ポプリが毛皮に染み込ませた香料と同じ香
   り或は同系統の香りを発するものである請求項１に記載
   の香りを出す装飾体。