JPH0410938Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0410938Y2 JPH0410938Y2 JP1986046096U JP4609686U JPH0410938Y2 JP H0410938 Y2 JPH0410938 Y2 JP H0410938Y2 JP 1986046096 U JP1986046096 U JP 1986046096U JP 4609686 U JP4609686 U JP 4609686U JP H0410938 Y2 JPH0410938 Y2 JP H0410938Y2
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- JP
- Japan
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- painting
- water
- booth
- gas
- liquid contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010422 painting Methods 0.000 claims description 56
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 31
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 19
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 18
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- 239000003973 paint Substances 0.000 claims description 14
- 238000004065 wastewater treatment Methods 0.000 description 7
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Landscapes
- Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、自動車製造工場等に設けられる比較
的大型の塗装施設に関する。
的大型の塗装施設に関する。
自動車製造工場においては、塗装前処理装置、
塗装ブース、塗装乾燥炉等の各種設備を横方向に
隣接して並列に配置させると共に、これらを蛇行
状のコンベアラインで連絡させて塗装施設の省ス
ペース化を図つている。
塗装ブース、塗装乾燥炉等の各種設備を横方向に
隣接して並列に配置させると共に、これらを蛇行
状のコンベアラインで連絡させて塗装施設の省ス
ペース化を図つている。
しかしながら、自動車塗装に用いる諸設備は非
常に大型のものが多く、例えば塗装ブースだけで
も下塗り、中塗り及び上塗り塗装用の三種類のブ
ースが必要であると共に、このうち大きいものは
通常約80〜120m程度の長さを有しているから、
各設備を並列に配置するだけでは充分な省スペー
ス化を達成することができなかつた。
常に大型のものが多く、例えば塗装ブースだけで
も下塗り、中塗り及び上塗り塗装用の三種類のブ
ースが必要であると共に、このうち大きいものは
通常約80〜120m程度の長さを有しているから、
各設備を並列に配置するだけでは充分な省スペー
ス化を達成することができなかつた。
また、上記の如き自動車塗装ブースとしては、
塗装室内の空気を床下に吸引して、当該空気中の
塗料ミストをベンチユリー部で気液接触させて水
に吸収させ、塗料ミストを分離除去した清浄な空
気を外部に排気する型式の給気付塗装ブースが使
用されており、この給気付塗装ブースでは塗料ミ
ストを気液接触によつて除去するために例えば塗
装室の長さ1m当たり通常約400/minという大
量の水が必要とされている。したがつて、塗装ブ
ース全体の水の使用量が膨大になり、各塗装ブー
スに水を送給するポンプの動力費が嵩むと共に、
各塗装ブースから排出される廃水を回収して浄化
処理する廃水処理設備の処理容量も非常に多くな
り、ランニングコストが嵩むという問題があつ
た。
塗装室内の空気を床下に吸引して、当該空気中の
塗料ミストをベンチユリー部で気液接触させて水
に吸収させ、塗料ミストを分離除去した清浄な空
気を外部に排気する型式の給気付塗装ブースが使
用されており、この給気付塗装ブースでは塗料ミ
ストを気液接触によつて除去するために例えば塗
装室の長さ1m当たり通常約400/minという大
量の水が必要とされている。したがつて、塗装ブ
ース全体の水の使用量が膨大になり、各塗装ブー
スに水を送給するポンプの動力費が嵩むと共に、
各塗装ブースから排出される廃水を回収して浄化
処理する廃水処理設備の処理容量も非常に多くな
り、ランニングコストが嵩むという問題があつ
た。
そこで本考案は、塗装ブースの設備スペースを
従来よりも小さくして塗装施設全体の更なる省ス
ペース化を図ることができ、また各塗装ブースで
塗料ミストとの気液接触に用いられる水の使用量
を従来どおり充分に確保しながらも塗装ブース全
体に供給し排出される水量を大幅に低減させて、
塗装ブースに水を送給するポンプの動力費を節減
すると共に、廃水処理設備の処理負担を少なくし
てランニングコストの低減を図ることができる塗
装施設を提供することを目的とする。
従来よりも小さくして塗装施設全体の更なる省ス
ペース化を図ることができ、また各塗装ブースで
塗料ミストとの気液接触に用いられる水の使用量
を従来どおり充分に確保しながらも塗装ブース全
体に供給し排出される水量を大幅に低減させて、
塗装ブースに水を送給するポンプの動力費を節減
すると共に、廃水処理設備の処理負担を少なくし
てランニングコストの低減を図ることができる塗
装施設を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
この目的を達成するために、本考案による塗装
施設は、塗装室内の空気を吸引して該空気中の塗
料ミストを気液接触によつて分離除去するように
成された塗装ブースが上下二段に設置されると共
に、上段の塗装ブースで気液接触に供された水が
排水管内を流下して下段の塗装ブースに送給さ
れ、該塗装ブースで気液接触に供されるように成
されていることを特徴とする。
施設は、塗装室内の空気を吸引して該空気中の塗
料ミストを気液接触によつて分離除去するように
成された塗装ブースが上下二段に設置されると共
に、上段の塗装ブースで気液接触に供された水が
排水管内を流下して下段の塗装ブースに送給さ
れ、該塗装ブースで気液接触に供されるように成
されていることを特徴とする。
本考案によれば、塗装ブースが上下二段に設置
されているから、例えば下塗り用塗装ブース又は
中塗り用塗装ブースの上に、夫々中塗り用塗装ブ
ース又は上塗り用塗装ブースを設置することによ
り、従来のように下塗り、中塗り及び上塗り用の
各塗装ブースが夫々横方向に隣接して並列に設置
された場合よりも塗装ブース全体の設置スペース
を著しく小さくすることができる。
されているから、例えば下塗り用塗装ブース又は
中塗り用塗装ブースの上に、夫々中塗り用塗装ブ
ース又は上塗り用塗装ブースを設置することによ
り、従来のように下塗り、中塗り及び上塗り用の
各塗装ブースが夫々横方向に隣接して並列に設置
された場合よりも塗装ブース全体の設置スペース
を著しく小さくすることができる。
また、上段の塗装ブースで気液接触に供された
水が位置エネルギーにより排水管内を流下して下
段の塗装ブースに供給されるから、下段の塗装ブ
ースに水を送給するポンプが不要となり、かつ当
該塗装ブースには気液接触に供する充分な水量が
供給されると共に、上段及び下段の塗装ブース全
体から排出される廃水量が大幅に低減されて、ポ
ンプの動力費が節減されると同時に廃水処理設備
の処理負担が著しく軽減される。
水が位置エネルギーにより排水管内を流下して下
段の塗装ブースに供給されるから、下段の塗装ブ
ースに水を送給するポンプが不要となり、かつ当
該塗装ブースには気液接触に供する充分な水量が
供給されると共に、上段及び下段の塗装ブース全
体から排出される廃水量が大幅に低減されて、ポ
ンプの動力費が節減されると同時に廃水処理設備
の処理負担が著しく軽減される。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的
に説明する。
に説明する。
図は、本考案による塗装施設の一例を示す説明
図であつて、例えば上塗り塗装用の塗装ブースA
と中塗り塗装用の塗装ブースBが上下二段に設置
されている。
図であつて、例えば上塗り塗装用の塗装ブースA
と中塗り塗装用の塗装ブースBが上下二段に設置
されている。
各塗装ブースA及びBは、夫々空調装置から給
気室1内に送給された清浄空気をフイルタ2を通
じて所定風速で塗装室3内に押し込むと共に、塗
装室3内の空気を塗料ミストと一緒に床下のミス
ト処理室4に吸引し、ミスト処理室4内で気液接
触により塗料ミストが分離除去された空気を排気
フアン5を介装した排気ダクト6を通じて外部に
排出するように成されている。
気室1内に送給された清浄空気をフイルタ2を通
じて所定風速で塗装室3内に押し込むと共に、塗
装室3内の空気を塗料ミストと一緒に床下のミス
ト処理室4に吸引し、ミスト処理室4内で気液接
触により塗料ミストが分離除去された空気を排気
フアン5を介装した排気ダクト6を通じて外部に
排出するように成されている。
ミスト処理室4内には、整流板7の左右にオー
バーフロータンク8が設けられており、当該タン
ク8からオーバーフローして整流板7上を流れる
水がベンチユリー部9を通過する際に、塗装室3
内から吸引した空気によつて霧化され、この微細
な水滴が空気中に含まれた塗料微粒子を吸収して
下部の水槽10内にたたき落とすように成されて
いる。
バーフロータンク8が設けられており、当該タン
ク8からオーバーフローして整流板7上を流れる
水がベンチユリー部9を通過する際に、塗装室3
内から吸引した空気によつて霧化され、この微細
な水滴が空気中に含まれた塗料微粒子を吸収して
下部の水槽10内にたたき落とすように成されて
いる。
ここで、本考案においては、上段の塗装ブース
Aのミスト処理室4内で塗料ミストとの気液接触
に供された水が、その水槽10に接続された排水
管11内を流下してそのまま下段の塗装ブースB
のオーバーフロータンク8に送給されるように成
されている。
Aのミスト処理室4内で塗料ミストとの気液接触
に供された水が、その水槽10に接続された排水
管11内を流下してそのまま下段の塗装ブースB
のオーバーフロータンク8に送給されるように成
されている。
即ち、塗装ブースAのミスト処理室4内に設け
られたオーバーフロータンク8にポンプ12で送
給される水が、気液接触に供された後にポンプを
使用することなく、その位置エネルギーにより自
動的に排水管11内を流下して、塗装ブースBの
ミスト処理室4内に設けられたオーバーフロータ
ンク8に送給され、当該塗装ブースBで気液接触
に供されてから廃水管13を通つて廃水処理設備
14に送られる。
られたオーバーフロータンク8にポンプ12で送
給される水が、気液接触に供された後にポンプを
使用することなく、その位置エネルギーにより自
動的に排水管11内を流下して、塗装ブースBの
ミスト処理室4内に設けられたオーバーフロータ
ンク8に送給され、当該塗装ブースBで気液接触
に供されてから廃水管13を通つて廃水処理設備
14に送られる。
以上のように、本考案によれば、まず塗装ブー
スA及びBが上下二段に設置されているから、こ
れらを従来のように横方向に隣接して並列に設置
する場合に比較して塗装ブース全体の設置スペー
スを約1/2にまで低減することが可能となる。
スA及びBが上下二段に設置されているから、こ
れらを従来のように横方向に隣接して並列に設置
する場合に比較して塗装ブース全体の設置スペー
スを約1/2にまで低減することが可能となる。
また、上段の塗装ブースAに供給して気液接触
に供した後の水を、その位置エネルギーを利用し
てそのまま下段の塗装ブースBに供給し、当該ブ
ースB内で再び気液接触に供してから廃水処理設
備14に送ることとしているから、各塗装ブース
A及びBで気液接触に供される水の使用量を従来
どおりに充分確保しながらも、これら塗装ブース
A及びBにポンプ12で供給すべき水量は従来の
約1/2にまで節減することができる。
に供した後の水を、その位置エネルギーを利用し
てそのまま下段の塗装ブースBに供給し、当該ブ
ースB内で再び気液接触に供してから廃水処理設
備14に送ることとしているから、各塗装ブース
A及びBで気液接触に供される水の使用量を従来
どおりに充分確保しながらも、これら塗装ブース
A及びBにポンプ12で供給すべき水量は従来の
約1/2にまで節減することができる。
したがつて、塗装ブースA及びBに水を送給す
るポンプ12の容量を従来よりも著しく小さくし
てその動力費を大幅に節減することができると共
に、両塗装ブースA及びBから排出される廃水量
を半減させて廃水処理設備14の処理負担を著し
く軽減することができ、ランニングコストが大幅
に低減される。
るポンプ12の容量を従来よりも著しく小さくし
てその動力費を大幅に節減することができると共
に、両塗装ブースA及びBから排出される廃水量
を半減させて廃水処理設備14の処理負担を著し
く軽減することができ、ランニングコストが大幅
に低減される。
以上述べたように、本考案によれば、塗装ブー
ス全体の設置スペースを従来よりも著しく小さく
して塗装施設全体の更なる省スペース化を図るこ
とができるという効果がある。
ス全体の設置スペースを従来よりも著しく小さく
して塗装施設全体の更なる省スペース化を図るこ
とができるという効果がある。
また、各塗装ブースで塗料ミストとの気液接触
に用いられる水の使用量を従来どおり充分に確保
しながらも、塗装ブース全体に供給し排出される
水量は大幅に低減させて、塗装ブースに水を送給
するポンプの動力費を節減すると共に、廃水処理
設備の処理負担を少なくしてランニングコストの
大幅な低減を図ることができるという優れた効果
がある。
に用いられる水の使用量を従来どおり充分に確保
しながらも、塗装ブース全体に供給し排出される
水量は大幅に低減させて、塗装ブースに水を送給
するポンプの動力費を節減すると共に、廃水処理
設備の処理負担を少なくしてランニングコストの
大幅な低減を図ることができるという優れた効果
がある。
図は、本考案による塗装施設の一例を示す説明
図である。 符号の説明、A,B……塗装ブース、3……塗
装室、4……ミスト処理室、7……整流板、8…
…オーバーフロータンク、9……ベンチユリー
部、10……水槽、11……排水管。
図である。 符号の説明、A,B……塗装ブース、3……塗
装室、4……ミスト処理室、7……整流板、8…
…オーバーフロータンク、9……ベンチユリー
部、10……水槽、11……排水管。
Claims (1)
- 塗装室内の空気を吸引して該空気中の塗料ミス
トを気液接触によつて分離除去するように成され
た塗装ブースが上下二段に設置されると共に、上
段の塗装ブースで気液接触に供された水が排水管
内を流下して下段の塗装ブースに送給され、該塗
装ブースで気液接触に供されるように成されてい
ることを特徴とする塗装施設。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986046096U JPH0410938Y2 (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986046096U JPH0410938Y2 (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62160676U JPS62160676U (ja) | 1987-10-13 |
JPH0410938Y2 true JPH0410938Y2 (ja) | 1992-03-18 |
Family
ID=30865446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986046096U Expired JPH0410938Y2 (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0410938Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-03-31 JP JP1986046096U patent/JPH0410938Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62160676U (ja) | 1987-10-13 |
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