JPH04108556U - ガイドワイヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 その先端から所定間隔を置いてマーク３を付
けたガイドワイヤである。ガイドワイヤを挿入した入口
部分のマーク３を読み取ることにより、その先端の位置
が確認できるようになっている。 【効果】 極めて容易にガイドワイヤの先端の位置を確
認することができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はカテーテルを案内するためのガイドワイヤに関するものであり、治療 用あるいは検査用のカテーテルを、血管や消化管、気管などの体腔などに所定位 置まで導入して留置することを可能とするものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ガイドワイヤとして、ステンレス鋼線またはピアノ線からなるコイル状 ガイドワイヤや、プラスチック製のモノフィラメント状ガイドワイヤが使用され ている。しかしながらこれら従来のガイドワイヤは、施術の際、ガイドワイヤの 先端が目的の部位に到達しているかどうかを確認することが難しく、ガイドワイ ヤの目的部位への挿入は殆ど施術者の経験に頼っているのが現状である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、挿入されたガイドワイヤの先端 の位置を容易に確認することのできる、安全かつ簡便なガイドワイヤを提供する ことを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記の課題を解決するために、先端から所定の間隔を置いて先端から の距離を示すマークが形成されてなるガイドワイヤを採用している。

【０００５】

【作用】

本考案のガイドワイヤには先端からの距離を示すマークが形成されているので 、ガイドワイヤの挿入位置とマークとから、容易にガイドワイヤの先端の位置を 知ることが出来る。

【０００６】

【実施例】 次に本考案の実施例について図面に基づいて説明する。 図１は、本考案のガイドワイヤの１実施例を示す平面図であり、図２は図１の マーク部分を含む部分の長手軸における拡大断面図である。図中１は内芯、２ は被覆層、３はマークである。 ガイドワイヤとしては、ステンレス鋼線やピアノ線などの内芯１を有するもの と、全体が合成樹脂で造られたモノフィラメント状のもの（図示していない）と があり、内芯１を有するものは、図２に示すようにその全体が合成樹脂の薄い層 ２で被覆されている。

【０００７】 マーク３は先端からの距離を示すもので、先端から所定間隔を置いて、印刷な どの方法により形成される。マーク３の形状や種類、大きさなどは特に限定され ないが、単に線をガイドワイヤの全周に設けるのが一般的であり、使用目的によ って線の太さや本数を適当に選ぶことができる。マーク３としては線の他に数字 や文字なども使用可能である。マーク３の印刷は通常被覆層２の外表面に行われ るが、被覆層２が透明な合成樹脂、例えばポリエチレンやポリ塩化ビニルなどで 形成されている場合には内芯１の表面に印刷してもよい。

【０００８】

【考案の効果】

以上説明してきたことから明らかなように、本考案のガイドワイヤを使用する ことにより、挿入されたガイドワイヤの先端の位置を容易に確認することができ るので、熟練した施術者でなくてもガイドワイヤを所定位置に挿入できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ガイドワイヤの１実施例を示す平面図である。

【図２】図１のマーク部分を含む部分の長手軸における
拡大断面図である。

【符号の説明】

１ 内芯 ２ 被覆層 ３ マーク

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 先端から所定の間隔を置いて先端からの
   距離を示すマークが形成されてなるガイドワイヤ。