JPH04108524U

JPH04108524U - 簡易生理用紙シヨーツ

Info

Publication number: JPH04108524U
Application number: JP3629791U
Authority: JP
Inventors: 秀子池田
Original assignee: 池田進
Priority date: 1991-02-27
Filing date: 1991-02-27
Publication date: 1992-09-18

Abstract

(57)【要約】【目的】生理中及びその前後に使用するもので最終的
に廃棄処分をする簡易生理用紙ショーツである。【構成】全体を二重に重ね合せた不織布でなるショー
ツにおいて、このショーツの略中央部に設けたナプキ
ン、テープ部と、このナプキン、テープ部の左右に隣接
した不織布でなる股当部（Ｃ）と、この股当部（Ｃ）の
外側に対して順次重ね合せた防水剤と、水分吸収剤と、
吸収紙と、また、前記ショーツ腰部（Ａ）あるいは
（Ｂ）に係着した夫々の伸縮帯と、この伸縮帯の夫々左
右端に設けた粘着テープと、また、前記ナプキン、テー
プ部と、ショーツとの腰部（Ａ）（Ｂ）付近に適宜箇数
の通気孔を設けてなることを特徴とする簡易生理用紙シ
ョーツである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は従来の生理用紙ショーツを改良し、生理中及びその前後にも使用出来得る様、使用範囲を広げたものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の紙ショーツはショーツの局部に生理用ナプキンを埋め込んだものが多いが、使用する場合排出物が流出したその都度紙ショーツ全体を交換しなければならず使用者には経済的負担がかゝり又、将来の資源の不足を考え昨今の一般的常識としては不適当と思われるものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来、この種の紙ショーツはショーツとナプキンとが合体したものか、若しくはナプキンを別に使用するショーツと二通りであるが、どちらも生理中のみ使用可能であり生理前の不安時又、生理の最後の量的に極く少なくなった時の事等の配慮がなされて居らず、それらを一つの紙ショーツで解決しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

全体を二重に重ね合せた不織布でなるショーツにおいて、このショーツの略中央部に設けたナプキン、テープ部（Ｄ）と、このナプキン、テープ部（Ｄ）の左右に隣接した不織布でなる股当部（Ｃ）と、この股当部（Ｃ）の外側に対して、順次重ね合せた防水剤（Ｉ）と、水分吸収剤（ＩＩ）と、吸収紙（ＩＩＩ）と、また、前記ショーツ腰部（Ａ）あるいは（Ｂ）に係着した夫々の伸縮帯（８）と、この伸縮帯（８）の夫々左右端に設けた粘着テープ（６）と（７）と、また、前記ナプキン、テープ部（Ｄ）と、ショーツとの腰部（Ａ）（Ｂ）付近に適宜箇数の通気孔（４）と（５）とを設けてなることを特徴とする簡易生理用紙ショーツである。尚、生理中はナプキンを使用して処置をするものであるが、生理前の不安時には、ナプキンを置くナプキン、テープ部（Ｄ）をミシン目線より指先で強く引き千切る様にして取りはずし不意の生理に備えて穿ける紙ショーツである。又、生理の最後にも同じ要領でショーツとして着用が出来る。尚、一回の生理で使用するショーツの枚数は少数で済み最終的に廃棄処分が出来るので便利である。

【０００５】

【作用】

ハイ・レッグ型に作成する本考案によるショーツの型は装着時に両脇が前、後面腰部Ａ、Ｂ、の近くまであき不安定な感じがあるが、両脇ぐりはゴムで安定を計り、同じくナプキンを置くナプキン、テープ部（Ｄ）の両側もゴムでナプキンを局部にフィットする様考え、股巾を広くして排出物の汚れもれの心配を除き、ショーツ上部前後には通気孔をあけ、同じくナプキン、テープ部（Ｄ）にも通気孔をあけて着用感を風通し良くしたものである。

【０００６】

【実施例】

全体を二重に重ね合せた不織布でなるショーツにおいて、このショーツの略中央部に設けたナプキン、テープ部（Ｄ）と、このナプキン、テープ部（Ｄ）の左右に隣接した不織布でなる股当部（Ｃ）と、この股当部（Ｃ）の外側に対して順次重ね合せた防水剤（Ｉ）と、水分吸収剤（ＩＩ）と、吸収紙（ＩＩＩ）と、また、前記ショーツ腰部（Ａ）あるいは（Ｂ）に係着した夫々の伸縮帯（８）と、この伸縮帯（８）の夫々左右端に設けた粘着テープ（６）と（７）と、また、前記ナプキン、テープ部（Ｄ）と、ショーツとの腰部（Ａ）（Ｂ）付近に適宜箇数の通気孔（４）と（５）とを設けてなることを特徴とする簡易生理用紙ショーツである。尚、他の実施例として図面による紙ショーツはハイ・レッグ型と称するが、同じ要領でビキニ型の作成も可能である。前、後面腰部（Ａ）（Ｂ）は両脇を粘着テープ（６）（７）で着用者のサイズに合せて止め、トイレでそのままの状態で上げ下しが出来る様、ゴムを使用してあるのでナプキンの交換が簡単である。又、生理前にナプキン、テープ部（Ｄ）をはずして着用した紙ショーツが生理開始で汚れた場合、パンティー及びパンティーストッキングを穿いたままの状態で紙ショーツ全体を、両脇の粘着テープ（６）、（７）をはがし外す事が出来交換が容易である。尚、生理の最後で紙ショーツがナプキンより股当部（Ｃ）に汚れもれがなく奇麗な場合、ナプキン、テープ部（Ｄ）を除去し、そのまゝショーツとして使用が出来、後で多少の出血やおりものがあっても対応が出来る。その他にハイ・レッグ型に作成するショーツは装着時に両脇が前、後面腰部（Ａ）、（Ｂ）の近くまであき不安定な感じがあるが、両脇ぐり止（１）はゴムで安定を計り、同じくナプキンを置くナプキン、テープ部（Ｄ）のナプキン、テープ脇止（２）にもゴムでナプキンを局部にフィットする様考え、股巾を広くして排出物の汚れもれの心配を除き、ショーツ上部前後にはショーツ上部通気孔（４）をあけ、同じくナプキン、テープ部（Ｄ）にもナプキン、テープ通気孔（５）をあけて着用感を風通し良くしたものである。

【０００７】

【考案の効果】

従来の布製の生理用ショーツは単独で洗濯する場合は良いが、他の洗濯物と一緒にする時等、同時に洗濯機に入れられると云う事は極く稀で必ず下洗いをしなければならず、それも落ちにくいものであれば近年、社会に出て働く女性のめざましい活躍ぶりに著しく多忙な感があり、共働き他専業主婦に於いてもパート又は家族の面倒、育児と手が掛りそれらの負担に伴い生理を少しでも軽くして自分の時間に向けられる様考案したものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】全体的に見た前後正面図である。

【図２】股当要部の平面図である。

【図３】股当要部の断面図である。

【図４】全体を展開した平面図である。

【符号の説明】

（Ａ）は前面腰部（Ｂ）は後面腰部（Ｃ）は股当部（Ｄ）はナプキン、テープ部（１）は脇ぐり止（２）はナプキン、テープ脇止（３）はナプキン、テープ、切り取りミシン目線（４）はショーツ上部通気孔（５）はナプキン、テープ通気孔（６）は前面表側粘着テープ受け（７）は後面裏側粘着テープ（８）は伸縮帯

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】全体を二重に重ね合せた不織布でなるシ
ョーツにおいて、このショーツの略中央部に設けたナプ
キン、テープ部（Ｄ）と、このナプキン、テープ部
（Ｄ）の左右に隣接した不織布でなる股当部（Ｃ）と、
この股当部（Ｃ）の外側に対して順次重ね合せた防水剤
（Ｉ）と、水分吸収剤（ＩＩ）と、吸水紙（ＩＩＩ）
と、また、前記ショーツ腰部（Ａ）あるいは（Ｂ）に係
着した夫々の伸縮帯（８）と、この伸縮帯（８）の夫々
左右端に設けた粘着テープ（６）と（７）と、また、前
記ナプキン、テープ部（Ｄ）と、ショーツとの腰部
（Ａ）（Ｂ）付近に適宜箇数の通気孔（４）と（５）と
を設けてなることを特徴とする簡易生理用紙ショーツで
ある。