JPH04108136A - 直線材で構成された5回回転対称の平面材 - Google Patents

直線材で構成された5回回転対称の平面材

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JPH04108136A
JPH04108136A JP22226590A JP22226590A JPH04108136A JP H04108136 A JPH04108136 A JP H04108136A JP 22226590 A JP22226590 A JP 22226590A JP 22226590 A JP22226590 A JP 22226590A JP H04108136 A JPH04108136 A JP H04108136A
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linear
straight
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woven
penrose
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Akio Hizume
明男 日詰
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、一定幅の直線材を、非周期的で5回対称に
編みあげることによって、任意の広さの平面材を、任意
の密度で製造する方法に関するものである。
非周期的とは、いかなる平行移動によっても、図が完全
に重ならないものをいう。
回転対称性とは、ある回転軸まわりに2に/nラジアン
回転させると図が完全に一致するものを0回対称の図形
という。
(従来の技術) 従来、直線材を織りあげた製品には、布、lli物、竹
細工、藤工芸、フェンス、建築下地、ハニカム構造など
があり、非常に多彩である。従来は、第3UjIに示す
ような縦糸と横糸による2回回転対称の系列か、第4図
に示すような俗にカゴメと呼ばれている3重に織りあげ
られた3回回転対称の系列のものばかりであった。
これらの工作は、羊純な繰り返しであるがら、見た目も
単調で、こわれやすがった、また編まれた製品の全体の
形も、4角形や6角形、もしくはその整数倍の辺を持っ
た多角形にしがならなかった。
2重、3重の編み方があるのだがら、それに続く次の素
数として、51の編み方が当然期待される。しかし文明
の発生以来今日まで、どこまでも広く編み続けてゆける
ことを保証する、再現性ある方法は知られてぃながった
0以上のような理由で、我々の身の回りには、5回回転
対称の製品がほとんどないのである。
例外的に、第5図に示すパラクミンスター・フラー氏の
発明したジオデシックドームは5回回転対称の構造物で
あり、無限に大きな球面を構成することも理論的に可能
である。しかるにジオデジ・lクドームは球面に限られ
ており、平面に展開できない。したがって応用範囲は非
常に限られる。またIM密に寸法の割り出された数種類
の線部材と、形成が困難で高価なジヨイントを必要とす
る。だから素人が再現することは困難で、実施には高度
な専門知識と工業技術を必要とした。
(発明が解決しようとする課題) 従来の織物や竹細工などは、基本的に定規や接着剤を使
わず手作業のみで編まれている。そして一定の幅をもっ
た直線材相互の摩擦だけで形を保っている。これと同様
な手軽さで5回回転対称に編む方法が、当然開発されで
あるべきなのに開発されていない0本発明はこうした当
然の要請にこたえるべ〈発明されたものである。すなわ
ち本発明は、どこまでも広い平面を、任意の密度で5回
回転対称に編みあげる、再現可能な方法を提供するもの
である。
(課題を解決するための手段) 以上のような問題点を解決するために、ペンローズタイ
ル(penrose  tile)という図形を利用し
た。まずこの図形に一定の変換を施し、設計図を作成す
る。そして一定幅の直線材を設計図のとおりに編んでゆ
けば目的が達成されることをつきとめ、発明が完成した
ペンローズタイルとは、幾何学や結晶物理学で近年注目
されている図形である。ペンローズタイルは第6図に示
すように、正5角形の一辺を共有させながらある規則で
平面上に張っていった紋様である。その規則とは、小さ
い構造が大きな構造の手本になるよう自己相似に構成す
るというものである。この紋様の存在は昔からヨハネス
・クブラーやアルブレヒト・デューラーらによってうす
うす気付かれてはいた。しかしこの図の重要性と原理を
初めて数学的に解き明がしたしたのは、1974年にロ
ジャー・ペンローズ(RogerPenrose)氏に
よってである。ゆえにこの紋様はペンローズタイルと呼
ばれている0文献(mathematical    
intellige−ncer  、2.1.978)
にその原理が詳しく書かれていて、誰でも商量に作図す
ることができる。
(作用) ペンローズタイルは5回回転対称で非周期的な図形であ
る。そして平面上を無限にタイル張りしてゆくことがで
きる。
本発明は、以上のようなペンローズタイルの対称性にし
たがって、直線材を構成したものであるから、でき上が
った平面材もまた5回回転対称で非周期的である。また
直線材を5回回転対称に、どこまでも編みつづけてゆけ
ることが保証されるわけである9しかも母体となるペン
ローズタイルが与えられれば、直線材の編み方は一意的
に決定されるので、再現性もある。
(実11 以下本発明の詳細な説明する。
まず設計図を次に説明する方法で作成する。
(イ)適当な大きさの5角形で作られたペンローズタイ
ルを−e要な広さだけ用意する。
(ロ)ペンローズタイルのひとつひとつの5角形内部に
、第7図に示すようなトモエ模様を、時計回り(B)か
反時計回り(A>のどちらかに統一して描き込む、以下
、反時計回り(A)に統一したものとして説明を続ける
。ゆえにこれがら示す図面では鏡像にあたる異性体が存
在することに注意。
(ハ)前段階(ロ)において描き加えた線はすべて残す
0才な、前前段附(イ)のペンローズタイルにおいて、
3つの正5角形が第8図に示すような関係をつくるとき
の辺oPにあたる線も残す。
それ以外の線をすべて消す。
以上の変換によって第9図に示すような設計図ができる
。この図がち、5回回転対称に編まれた直線材の上下陶
体の主な情報かえられるのである。
すなわち第9図では、交差部(1)において直線材(1
2)の背後を直線材(11)がくぐっていると見なすわ
けである。
参考までに、第11図にペンローズタイルの各成長段階
において、上記一連の図形処理と施したようすを示す、
この後も同様に、無限に展開してゆくことができる。
ところで第9図の交差部(2)と交差部(3)は、以上
の処理によっても、直線部材の上下関係が確定しない不
定箇所である。だがここは、直線材がからみ合わず、構
造的にも重要なところではないから、直線材の上下関係
は自由でも良い、しかし、もし完全を期したいのであれ
ば、処理法の統一をはかっておけばよい、そのひとつの
例を第10図に示す。
こうして、ちととなるペンローズタイルが同一であれば
、直線材を編むための設計図は一意的に決まる。あとは
、この設計図のとおりに実際に直線部材を使って手作業
で編めばよい6 第2図は最も密に編み込んだ状態の実施例であり、すき
間はほとんど無く、たいへん丈夫である。
もちろん直線材相互の摩擦だけで形を保つ。
また、適当な直線材を無視することによって、第1図に
示す実施例ように疎に編むこともできる。
二17はこれで十分に丈夫で美しく、こちらの実施例の
方が多く実用にあたいするであろう。
また、疎に編む方法で小品を作る場合、回転対称の中心
をどこに置くかによって、やや製品の印象が違ってくる
。そこで参考までに、もう2種類だけ疎に編んだ実施例
を第12図と第13図に紹介しておこう0両図上部にそ
の母体となるペンローズタイルを掲げておく、だが第1
図、第12図、第13図の間に本質的な違いはなく、目
が細かくなればなるほど三者の違いは問題にならなくな
る。
応用例として、従来の竹細工の要領で周囲を曲げてゆき
、カゴやザルを作ることも簡単にできる。
第12図を設計図にして、藤で作ったカゴの例を第14
図に示す。
また第16図のような疎に編んだパターンのシルエット
を型にとって、編む代わりに、一体成形の鋳物やコンク
リートに応用してもよい(第15図示)、これをハニカ
ム構造に利用すれば、従来になく軽くて強い平面材がえ
られ、きわめて経済的である。特に航空機やロケットな
どの壁体への応用が期待される。なお、この一体成形の
場合、異性体は存在しない。
(発明の効果) 以上の方法で構成された平面材は、直線材が5重にから
み合っているから、あらゆる外力に対して、5方向に延
びた直線材が一体となって抵抗する。ゆえに、従来にな
く粘り強い平面材かえられる。−本の直線材の破局が、
全体にとって致命的になることもない、また直線材の継
手による強度低下も、従来の平面構成法に比べれば、あ
まり心配はいらない、したがって、もし航空機の圧力隔
壁にこのパターンが使われていたならば、1985年の
日本航空ジャンボ機の事故も起こらなかったと思われる
考古学によるとカゴの発明は土器の発明よりも古いそう
である。おそらく、縦糸と横糸だけによる2何回転対称
の布が初めて織られたのは、文明発生の頃にまでさかの
ぼるのだろう、つまりこの、直線材によって平面を作る
発明の出現が、文明発生の瞬間と言っても過言ではない
0人類はこの基本的な発明の上に1着物、カゴなどの器
、機械製品、小屋を作ってきた。だから現在でも4我々
の身のまわりの人工物は、はとんど四角いもので占めら
れているのである。
従って本発明も同様に、直線材によって平面を作るもの
であるから、応用はあらゆる人工物に適用できる。この
5重に編む方法が知られたからには、日常の品々から巨
大建築物に至るまで、あらゆる人工物を、すっかり5回
回転対称なシステムに作り替えることも可能である。こ
の文明の根底から揺さぶる波及効果は絶大である。
また、図柄は黄金比に支配されており、非周期的なので
、美しく飽きがこない、キリスト教教会の薔薇窓に最適
な図案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の疎に編んだ実施例、第2図は密に編ん
だ実施例、第3図は従来の2何回転対称の平面材、第4
図は従来の3回口転対称の平面材、第5図は従来の5回
回転対称の球面材、第6図はペンローズタイルの作り方
の説明図、第7図はトモエ模様の説明図、第8図は保存
する線の位置を示した説明図、第9図は実施例の設計図
、第10閣は不定箇所を処理した実施例の設計図、第1
1図はペンローズタイルの各成長段階において変換を施
した様子、第12図は疎に編んだ実施例、第13図は疎
に編んだ実施例、第14図は本発明を鰺のカゴに応用し
た例の写真、第15図は本発明をハニカム構造に応用し
た例の斜視図、第16図は実施例第1図のシルエットで
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 直線材を、ペンローズタイルの対称性に従って、非周期
    的で5回回転対称に構成することによって得られる平面
    材。
JP22226590A 1990-08-22 1990-08-22 直線材で構成された5回回転対称の平面材 Pending JPH04108136A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22226590A JPH04108136A (ja) 1990-08-22 1990-08-22 直線材で構成された5回回転対称の平面材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22226590A JPH04108136A (ja) 1990-08-22 1990-08-22 直線材で構成された5回回転対称の平面材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04108136A true JPH04108136A (ja) 1992-04-09

Family

ID=16779679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22226590A Pending JPH04108136A (ja) 1990-08-22 1990-08-22 直線材で構成された5回回転対称の平面材

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JP (1) JPH04108136A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10550498B2 (en) 2015-03-30 2020-02-04 Teca Sa Aperiodically woven textile

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10550498B2 (en) 2015-03-30 2020-02-04 Teca Sa Aperiodically woven textile

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