JPH0410811Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、眼鏡使用者の両眼上を覆う１つのレ
ンズが備えられており、該レンズがスキー用ゴー
グルまたはバイク用ゴーグルとして用いられかつ
職場での眼の保護のためにも用いられる保護眼鏡
に関する。

従来の技術 既に公知の眼鏡のフレームは概ね所定の色に着
色されたプラスチツクから形成されている。流行
を意識したスキーヤーはゴーグルを購入する際に
スキーウエアの色に合つたフレームの色を選ぶも
のである。スキーヤーがスキーの装備品を変えた
り、他の色のスキーウエアを着た人のゴーグルを
かけたりすると、全スキー装身具の色彩の調和が
失われる。職場での眼の保護のために前記形式の
眼鏡を職業的に着用する場合には、不注意な取扱
いや熱作用により、眼鏡の前面がたやすく損なわ
れる。

考案が解決しようとする問題点 本考案の課題は上述の不利な点を解決すること
にある。

問題点を解決するための手段 前述の問題点を解決するための本考案の構成手
段は、フレームの前面全体に、使用者着用ウエア
の色調にコーデイネートする着脱可能かつ交換可
能なフレームマスキングカバーを備えている点に
ある。

実施態様 本考案の有利な実施態様ではフレームマスキン
グカバーが押しボタン結合部材によつて、フレー
ムの前面に装着される。装着可能な個々のフレー
ムマスキングカバーは種々な色に着色されるか、
または種々の色パターンおよび／または種々の圧
刻パターンを有している。

考案の効果 本考案の構成ではゴーグルに他のスキー装備品
と色調の合うフレームマスキングカバーを備える
ことが可能となる。さらにフレームマスキングカ
バーが弾力性のプラスチツクから形成されている
のも有利である。

本考案の眼鏡を職場での目の保護のために使用
する場合にはフレームマスキングカバーが耐摩耗
性および／または断熱性材料から形成されるので
有利である。

次に図示の実施例につき本考案を説明する。

本考案の保護眼鏡のゴーグルとしての実施例の
前面図が第１図に、側面図が第２図に示されてい
る。装着されるフレームマスキングカバー４はレ
ンズ２を担持するフレーム１をほぼ完全に覆つて
いる。フレームマスキングカバー４はたとえば
青、赤、黄、などの所定の色の弾性のプラスチツ
クから形成されているが、種々の色または色調の
色パターンを有していてもよい。さらにフレーム
マスキングカバー４は前面に圧刻パターン、たと
えば第１図から第３図までと第５図に示されてい
るようにわに皮圧刻パターンを有してもよい。も
ちろん他の圧刻パターンも可能である。

フレームマスキングカバー４を装着してもなお
フレームマスキングカバーから顕われているフレ
ーム１の縁部分がフレームマスキングカバーの色
印象を損なうことのないようにフレーム１は中間
色、たとえば黒、グレー、白を有する。このよう
な中間色をフレーム１の脇に取付けられたヘツド
バンド３も有している。

フレームマスキングカバー４はフレーム１に着
脱可能に装着される。この装着には、第３図、第
４図、第６図から明らかなように、図示の実施例
では、フレーム１の側に設けられている押しボタ
ン結合部材５が用いられる。

押しボタン結合部材５の凸部５ａはフレームマ
スキングカバー４の裏側に設けられており（第６
図）、一方押しボタン結合部材５の凹部５ｂはフ
レーム１内に形成されている。押しボタン結合部
材をこの実施例と逆に取付けるのももちろん可能
である。

前記形式の押しボタン結合部材は特に有利であ
るが、他の適当な分離可能な結合部材も使用可能
である。

フレームマスキングカバー４の裏側に設けられ
た前記押しボタン結合部材（ここでは５ａ）はフ
レームマスキングカバー４の前面で装飾部材６と
結合されている（第５図参照）。

職場で使用される本考案の保護眼鏡はスキー用
のゴーグルと同様な構造を有する。フレームマス
キングカバー４を形成する材質が異なるのみであ
る。職場で使用される保護眼鏡においては、外観
を美的に整えるというフレームマスキングカバー
の役割に、保護眼鏡の使用分野に応じて要求され
る耐摩耗性や断熱性が加わる。

【図面の簡単な説明】

第１図はフレームマスキングカバーを装着した
本考案の保護眼鏡の前面図である。第２図は第１
図の眼鏡の側面図である。第３図はフレームマス
キングカバーの左側が眼鏡フレームに固定され、
右側が眼鏡フレームから取外されている第１図の
眼鏡の前面図である。第４図はフレームマスキン
グカバーを取外した眼鏡の前面図である。第５図
はフレームマスキングカバーの前面図である。第
６図は第５図のフレームマスキングカバーの裏面
図である。 １……フレーム、２……レンズ、３……ヘツド
バンド、４……フレームマスキングカバー、５…
…押しボタン結合部材、５ａ……凸部、５ｂ……
凹部、６……装飾部材。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 眼鏡使用者の両眼上を覆う１つのレンズを有
   する保護眼鏡において、フレーム１の前面全体
   に、使用者着用ウエアの色調にコーデイネート
   する着脱可能かつ交換可能なフレームマスキン
   グカバー４を備えていることを特徴とする保護
   眼鏡。 ２ フレームマスキングカバー４が押しボタン結
   合部材５によりフレーム１の前面上に装着され
   ている実用新案登録請求の範囲第１項記載の保
   護眼鏡。 ３ フレーム１上に装着可能な個々のフレームマ
   スキングカバー４が種々の色に着色されている
   かまたは種々の色パターン及び種々の圧刻パタ
   ーン又はそのいずれかを有している実用新案登
   録請求の範囲第１項または第２項記載の保護眼
   鏡。 ４ フレームマスキングカバー４が弾性のプラス
   チツクから形成される実用新案登録請求の範囲
   第３項記載の保護眼鏡。 ５ フレームマスキングカバー４が耐摩耗性材料
   および断熱性材料またはそのいずれかから形成
   される実用新案登録請求の範囲第１項または第
   ２項記載の保護眼鏡。