JPH04104975U - 照明付ポスト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外気温に対応して光の色調を変更自在とし、
門廻りに快い照明を提供することのできる照明付のポス
トを提供する。 【構成】 赤色、青色および緑色の三色の蛍光管２，
３，４と、温度センサ８と、この温度センサ８で検知し
た外気温に対応して前記蛍光管２，３，４の点灯・消灯
を制御し、光の色調を調節する制御部６とを配設する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、照明付ポストに関するものである。さらに詳しくは、この考案は 、外気温に対応して光の色調を変更自在とし、門廻りに快い照明を提供すること のできる照明付のポストに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、住宅等の門廻りにおいては、照度確保のために様々な構成や意匠な どの門柱灯が提供されてきており、たとえば図４に示したように、照明部（ア） を配設した門柱灯機能をも有する照明付ポストがこれまでに知られている。 この図４に示したような照明付ポストにおいては、照明部（ア）の他に、モニ ターカメラ部（イ）やインターホン部（ウ）などの各ユニット部を設けてもおり 、種々の機能を複合化し、利便性の向上を図っている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、たとえばこの図４に示した従来の照明付ポストにおいては、照 明部（ア）の光源に主に放射熱の少ない蛍光灯を用いているため、色温度が低く 、冬場などでは寒々しい感じを与えてしまうという欠点がある。一方、一部の照 明付ポストには、照明部（ア）の光源として白熱灯を使用しているものが提供さ れてもいるが、この場合には逆に夏場などでは暑苦しさを与えてしまう。

【０００４】 このように、従来の照明付ポストには、居住者の帰宅時や訪問客の来客時など に、外灯照明による不快感を与える場合があるという問題があった。 この考案は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、従来の照明付ポ ストの欠点を解消し、夏場や冬場などの外気温に対応して光の色調を変更自在と し、門廻りに快い照明を提供することのできる、改善された照明付ポストを提供 することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案は、上記の課題を解決するものとして、赤色、青色および緑色の三色 の蛍光管と、温度センサと、この温度センサで検知した外気温に対応して前記蛍 光管の点灯・消灯を制御し、光の色調を調節する制御部とを配設してなることを 特徴とする照明付ポストを提供する。

【０００６】

【実施例】

以下、図面に沿って実施例を示し、この考案の照明付ポストについてさらに詳 しく説明する。 図１および図２は、各々、この考案の照明付ポストの一実施例を示した斜視図 および断面図である。

【０００７】 これらの図１および図２に例示したように、この考案の照明付ポストにおいて は、照明部（１）に内蔵する光源として赤色蛍光管（２）、青色蛍光管（３）お よび緑色蛍光管（４）の光の三原色である三色の蛍光管を用い、これらの蛍光管 （２）（３）（４）をたとえばポスト前面に配設したセンサユニット（５）に設 けた温度センサで検知した外気温に対応させて点灯・消灯させる。これらの蛍光 管（２）（３）（４）の点灯・消灯の制御は、図２に示した制御回路（６）によ り行われる。蛍光管（２）（３）（４）の設置位置や配置順についてはこれに限 定されることはなく適宜なものとすることができる。

【０００８】 また、この考案の照明付ポストにおいては、センサユニット（５）に光センサ を設けることもでき、明るさを検知し、制御回路（６）により暗くなると蛍光管 （２）（３）（４）を自動点灯させ、また、明るくなると自動消灯させることが できる。また、照明部（１）の色ムラを消失させるように、拡散板（７）を設け ることもできる。

【０００９】 以上のような蛍光管（２）（３）（４）とセンサユニット（５）の温度および 光センサ、さらに制御回路（６）との接続関係を例示したものが図３のブロック 図である。 この図３に示したように、温度センサ（８）および光センサ（９）の各センサ と赤色・青色・緑色の三色の蛍光管（２）（３）（４）とは、制御回路（６）に 接続している。温度センサ（８）で検知した外気温に関する情報は、制御回路（ ６）へ伝達され、この制御回路（６）で蛍光管（２）（３）（４）の点灯・消灯 を制御し、様々な色調の光を発光させる。制御回路（６）の駆動および蛍光管（ ２）（３）（４）への電源供給は、たとえば家庭用電源ＡＣ１００Ｖから行うこ とができる。

【００１０】 この制御回路（６）による外気温に対応する蛍光管（２）（３）（４）の点灯 ・消灯の制御例を示したものが表１である。

【００１１】

【表１】

【００１２】 たとえばこの表１に示したように、冬場などの気温１５℃以下の場合には青色 蛍光管（３）および緑色蛍光管（４）を消灯させ、赤色蛍光管（２）のみを点灯 させることにより、赤色光を発光させ、暖かい感じを与えることができる。一方 、気温１５℃〜２５℃の気温範囲内では蛍光管（２）（３）（４）をすべて点灯 させて、従来の蛍光灯と同様の白色光を提供する。夏場などのように気温が２５ ℃以上の場合には、赤色蛍光管（２）のみを消灯させ、青色および緑色蛍光管（ ３）（４）を点灯させて、青緑色の涼しげな感じの光とする。

【００１３】 このようにして、冬場には暖かく、そして夏場には涼しげな感じを帰宅者や訪 問客に提供することができ、快い門廻りの照明とすることが可能となる。 たとえば以上のような構成を有するこの考案の照明付ポストは、たとえば次の ように動作する。 外が暗くなると光センサ（９）により自動的に照明部（１）が点灯する。この 時、温度センサ（８）による外気温情報に基づいて赤色・青色・緑色蛍光管（２ ）（３）（４）の点灯・消灯が制御され、適当な印象を与える光を発光する。そ して、明るくなると、光センサ（９）により照明部（１）が消灯する。

【００１４】 もちろんこの考案は、以上の例によって限定されるものではなく、従来と同様 に、モニターカメラ部（１０）、インターホン部（１１）等の各ユニット部を併 設することが可能であり、大きさ、形状および構造、制御回路の回路構成等の細 部についても様々な態様が可能であることはいうまでもない。

【００１５】

【考案の効果】

以上詳しく説明した通り、この考案によって、外気温に応じて光の色調を変更 させることができ、門廻りに快適な照明を提供することのできる照明付ポストが 提供される。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の照明付ポストの一実施例を示した斜
視図である。

【図２】図１に例示した照明付ポストの断面図である。

【図３】蛍光管、センサおよび制御回路の接続関係を例
示したブロック図である。

【図４】従来の照明付ポストを示した斜視図である。

【符号の説明】

１ 照明部 ２ 赤色蛍光管 ３ 青色蛍光管 ４ 緑色蛍光管 ５ センサユニット ６ 制御回路 ７ 拡散板 ８ 温度センサ ９ 光センサ １０ モニターカメラ部 １１ インターホン部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 赤色、青色および緑色の三色の蛍光管
   と、温度センサと、この温度センサで検知した外気温に
   対応して前記蛍光管の点灯・消灯を制御し、光の色調を
   調節する制御部とを配設してなることを特徴とする照明
   付ポスト。
2. 【請求項２】 光センサを配設してなる請求項１の照明
   付ポスト。