JPH04104811A - ガス吸着フィルタ及びガス吸着材 - Google Patents

ガス吸着フィルタ及びガス吸着材

Info

Publication number
JPH04104811A
JPH04104811A JP2222152A JP22215290A JPH04104811A JP H04104811 A JPH04104811 A JP H04104811A JP 2222152 A JP2222152 A JP 2222152A JP 22215290 A JP22215290 A JP 22215290A JP H04104811 A JPH04104811 A JP H04104811A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
fine
powder
particle size
activated carbon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2222152A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamichi Nagao
長尾 正道
Toshio Sasaki
俊雄 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIKUROTETSUKU TSUU ONE KK
Original Assignee
MIKUROTETSUKU TSUU ONE KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MIKUROTETSUKU TSUU ONE KK filed Critical MIKUROTETSUKU TSUU ONE KK
Priority to JP2222152A priority Critical patent/JPH04104811A/ja
Publication of JPH04104811A publication Critical patent/JPH04104811A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、空気中に含まれている有毒ガス、不快臭等の
ガスを除去するガス吸着フィルタ及びガス吸着材に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来、空気中に含まれているガス、中でも特に有毒ガス
、不快臭等(以下「ガス」という)を吸着するガス吸着
フィルタとして活性炭を用いたものが知られている。
[発明が解決しようとする課題] 一般に、活性炭におけるガスの吸着力は常圧下の低温・
常温域では比較的よく働くものの、処理しようとする空
気の温度が上昇するに従ってその吸着力が低下し、特に
空気が50℃以上の高温域になると吸着能が著しく低下
して吸着作用がなくなる傾向にある(第14図参照)。
又活性炭は高温域では、常圧下の低温・常温域で吸着保
持したガスを空気中に脱着放出する性質がある(第13
図参照)。このため、活性炭を主剤とする従来のガス吸
着フィルタ及びガス吸着材は高温域ではガス吸着材とし
て使用できないという問題点があった。
本発明は、上記不利益な点を除去するために鋭意研究を
重ねた結果、乾燥した植物の葉、茎、皮、根、花、果実
を粉砕して得た粒径1〜50μmの植物微粉末が常圧下
の50〜120℃の高温域でも、依然としてガスの吸着
力を維持しておりかつ一度吸着して取込んだガスの脱着
放出が極めて少ないという特性を見出し、この知見に基
づいて本発明をなすに至った。
従って本発明の目的は、低温・常温域のみならず高温域
においても吸着能力のあるガス吸着材及びガス吸着フィ
ルタを提供することにある。
本発明の他の目的は、−旦ガスを吸着保持した場合には
、ガスを含んだ空気が高温になってもガスを保持し、脱
着放出することが極めて少ないガス吸着フィルタ及びガ
ス吸着材を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、乾燥した植物の葉、茎、皮、根、花、果実を
粉砕して得た粒径1〜150μmの植物微粉末を、網目
状構造を持つスポンジ状基材の表面に、接着剤により付
着させて形成したガス吸着フィルタである。
そして、乾燥した植物の葉、茎、皮、根、花、果実を粉
砕して得た粒径1〜150μmの植物微粉末を、粒径0
5〜20m mの活性炭粒子、樹脂ポール等からなる粒
状構造の担体基体の表面に、接着剤を用いて付着して形
成しガス吸着材とすることもできる。
また、乾燥した植物の葉、茎、皮、根、花、果実を粉砕
して得た粒径1〜150μmの植物微粉末を、長径0.
2〜10m mのベレット状に固形化して形成しガス吸
着材としてもよい。
また、乾燥した植物の葉、茎、皮、根、花、果実を粉砕
して得た粒径1〜150μmの植物微粉末を、口径05
〜5mmの貫通孔を有するハニカム構造に成型し固形化
して形成しガス吸着材としてもよい。
更に、乾燥した植物の葉、茎、皮、根、花、果実を粉砕
して得た粒径1〜150μmの植物微粉末と粒径1〜1
000μmの活性炭微粉末を混合して形成するガス吸着
材であって、上記植物微粉末を、重量比において、上記
活性炭微粉末の1/10〜5倍の割合で混合しガス吸着
材としてもよい。
更に又、乾燥した植物の葉、茎、皮、根、花、果実を粉
砕して得た粒径1〜150μmの植物微粉末と粒径1〜
11000μmの活性炭微粉末を混合し、上言己植物微
粉末を、重量比において、上2活性炭微粉末の1710
〜5 (gの割合で混合してなるガス吸着材を、網目状
構造を持つスポンジ状基材の表面に、接着剤により付着
させて形成しガス吸着フィルタとしてもよい。
[実 施 例] 次に、本発明をその良好な実施例について詳細に説明し
よう。
実施例に先立ち先ず本発明を総轄的に説明する。
本発明に係るガス吸着フィルタ及びガス吸着材は乾燥し
た植物の葉、茎、皮、根、花、果実を粉砕して得た植物
微粉末(以下「植物微粉末」という)を使用する。
本発明においては、植物微粉末としては、吸着する速度
が速くて、しかも吸着力が長く持続する、植物微粉末の
粒径が1〜150μmのものを選定すると良いことが、
発明者の研究、実験の結果判明した。ガス吸着材を形成
する場合に、この植物微粉末を付着させる担体基体の粒
径を05〜20mmとするのは、多数のガス吸着材を通
気性を備えた包装用容器に封入して吸着フィルタを形成
するようなときに、担体基体の粒径が0.5mm以下の
場合には、包装用容器内に形成されるガス吸着面の総和
は大きくなるものの通気性が悪くなり、ガス吸着材の吸
着能が十分に発揮されないためであり、そして担体基体
の粒径が20 mm以上の場合には、包装用容器内に形
成されるガス吸着面の総和は小さ(通気性が高くなり過
ぎてガス吸着材によるガス吸着がなされないまま空気が
通過してしまうことによる。
又、ベレット状のガス吸着材を形成する場合に、ベレッ
トの長径を0.2〜10m+aとするのは、担体基体の
粒径を0.5〜20mmとするのと略同じ理由による。
更に、ハニカム構造のガス吸着材において、ハニカムの
口径を0.5〜5mmとするのは、口径を0.5 mm
以下とした場合には、ガスを含んだ空気がハニカムの口
径中を通るときに空気抵抗が大きく、処理しようとする
空気の通りが極めて悪いためであり、口径が5mm以上
の場合には通気孔が大きくなり過ぎて、ガス吸着が十分
に行なわれないからである。
そして、植物微粉末に活性炭微粉末を混合してガス吸着
材を形成する場合に、活性炭微粉末の粒径を1〜100
0μmとしたのは、lμmm以下では植物微粉末と混合
した際に活性炭部と植物部とが偏在して生じるからであ
り、又1000μm以上では活性炭の粒子が植物微粉末
の粒径に比べて大きくなり過ぎて混合処理が難しくなる
からである。更に、活性炭微粉末と混合する植物微粉末
の量は、低温・常温域と高温域との使用時間の配合比に
よって決められるが、次の■乃至■のことを考慮すると
、植物微粉末を重量比において、活性炭微粉末の171
0〜5倍の割合で混合して調整することが肝要である。
■処理しようとする空気の温度領域が 50℃以下では、活性炭粉末が植物微粉末に比べ、存在
するガスを優先的に 吸着し、活性炭微粉末の吸着能が飽和 に近づいて吸着力が低下し、活性炭 微粉末と植物微粉末の吸着力とが平衡 に達するまで植物微粉末の吸着力が 温存維持されるようにすること; ■処理し、ようとする空気の温度領域が50℃を越える
と、活性炭は吸着力を 停止し、逆に吸着したガスを脱着放出 する性質があるが、この時、植物 微粉末が温存していた吸着力が働い て、活性炭微粉末から脱着放出された ガスをも併せて植物微粉末が吸着する ようにすること; ■常温下では、活性炭の一部の品種に おいては活性炭微粉末の吸着速度と 植物微粉末の吸着速度に相違がある こと(前者がやや早く、後者がやや遅 い傾向にあること); ガス吸着フィルタa及びe並びにガス吸着材す、c、d
の形成は次のようにして行う。
(1)スポンジ状基祠を用いて形成したガス吸着フ ル
夕の ム 植物微粉末の一種又は複数種を、接着剤を加えて付着力
を与えた水によく溶かしゾル状溶液とする。別途用意し
た、多次元骨格構造を持ち立体的網目構造をしたスポン
ジ状基材の微細な枝状構造の表面にこのゾル状?@液を
含浸させる(第2図参照)、スポンジ状基材全体に溶液
が満遍無く含浸したのを確認した後、スポンジ状基材1
1が含んでいる余剰液を適度に搾って保持量を調整し、
乾燥させてガス吸着フィルタaを得る(第1図)。スポ
ンジ状基材11としては、樹脂、セラミック、金属など
で作られたスポンジ状のものを用いることができる。
(2)粒体状の担体基体表面に植物微粉末を被覆工して
  したガス   の A: 球形あるいは多面体構造(第4図参照)を有し、粒径(
直径り、あるいは平均的断面の差し渡しの長さLt ;
第5図参照)が05〜20m mの大きさを持つ活性炭
粒子、樹脂ボール等の粒状構造のものを担体基体として
使用する。植物微粉末を、接着剤を加えて付着力を与え
た水によく溶かしてゾル状溶液とする。このゾル状溶液
を、用意した担体基体の表面に満遍無く付着させ、乾燥
させると、植物微粉末で表面が被覆され、ガス吸着能を
持ったガス吸着材20が得られる(第3図)。このよう
にして得た多数のガス吸着材を、通気性を備えた包装用
容器に封入すればガス吸着フィルタとなり、積み重なっ
た粒体同志の空隙中を、ガスを含む空気を通過させると
ガスの吸着がなされる。尚、担体基体としては、活性炭
粒子、樹脂ボールの他、セラミックボール、軽量骨材、
軽石、砂利、各種繊維ボール等でもよい。
(3)成型してペレット状に形成したガス吸着材の  
A = 植物微粉末を接着剤を加えた水と混練した後、長径(R
1、R2,R,、R4)0.2〜10mmのペレット状
に固形化したガス吸着材C+  (Ci + Cs +
 C4)を形成する(第6図、第7図参照)。この様に
して得たガス吸着材C+  (又はC2+Cs+04)
を集合すればガス吸着フィルタとなり、このガス吸着フ
ィルタの空隙中をガスを含んだ空気を通過させるとガス
の吸着がなされる。
(4)成型してハニカム構造に加工したガス吸着の  
4 植物微粉末を接着剤を加えた水とよく混練し、ハニカム
構造に成型しガス吸着材dを形成する。ハニカム構造は
、多数の孔を持ち、その孔の口径T1が0.5〜5mm
を持つようにし、又隔壁の厚さT2も0.5〜5mmと
する(ハニカム構造の孔T、の口径と同じ寸法の厚さT
2を持った隔壁を形成するとよい、第9図参照)。孔の
形状は円形、三角形、四角形、六角形など、規則正しい
配列が可能なものを選定する(第9図参照)。この様な
ハニカム構造の孔の中を、ガスを含んだ空気を通過させ
るとガス吸着がなされる。
る。
活性炭微粉末と植物微粉末の混合比は、前述のように、
低温・常温域と高温域との使用時間の配合比によって決
められる。
このガス吸着材を、前述のfl)乃至(4)のように、
スポンジ状基材に付着させてガス吸着フィルタe(後述
)としたり、粒体表面に被覆したり、ペレット状に成型
したり、ハニカム構造に成型したりしてガス吸着材を形
成するようにしてもよいこと勿論である。
以下は本発明の実施例についての説明である。
(5)植物微粉末と活性炭微粉末との混合物によされる
ガス    の A: 活性炭微粉末に植物微粉末を混合すると、両者の長所が
複合し活性炭微粉末の短所を植物微粉末が補完して、低
温域から高温域まで極めて適用範囲の広いガス吸着材を
得ることができfl)スポンジ状基材として、ポリウレ
タン樹脂を発泡加工して得たエステルタイプの耐熱材(
120℃の高温域でも変形・変質しない)を用いた。こ
のスポンジ状基材は25m m内にセルを11−16ケ
形成する。また使用した植物微粉末は4種類を混合した
ものを用いた。植物微粉末の粒度は3〜100μmで、
その重量比は3〜39μm=25%、40〜59μm=
35%、60〜100μm=40%の品質を選定した。
水200c cに対して、乾燥した植物微粉末36g、
水溶性の接着剤5gの混合溶液を作ってゾル状溶液とし
たものにスポンジ状基材を浸した。次に、スポンジ状基
材を液中よりりき上げて軽(搾り、植物微粉末の乾燥後
の重量が基材100cc当り5gとなる様液体残存量を
調整した後、90℃の熱風によって水分を発散させた。
水分が発散した後、植物微粉末はウレタンフオームを形
成する骨格の枝の周囲に、枝を覆う形でほぼ均一に付着
し、通過する空気との接触面積が最大となる形を形成し
た(第2図参照)。尚スポンジ状基材における発泡空間
を植物微粉末が部分的に凝集して塞ぐものはほとんど見
られなかった。
(2)形成したガス吸着フィルタaの]、0Occを用
いてガス吸着試験を行った0条件は次の通りである。
[試験条件] A、試験に使用したガス: ・単体として・・・・・・臭化メチル(CHsBrlア
ンモニア(NH,) 硫化水素(H,Sl ・複合ガスとして・・タバコの煙 B、吸着試験装置: 使用した吸着試験装置50は、ガス発生室51、ゲート
56を有するガス流路 57、測定室60を備えている。この吸着試験装置50
のガス流路57の途中にガス吸着フィルタaを設置する
(第10図参照)。
・ガス発生室: 容積2.700cm”・ガス流路 :
 断面10cmX10cm・測 定 室: 容積2.7
00c m ”C1試験手順: 先ず空気の温度25℃において、ガス発生室内51に設
置したガラスビン53中に所定のガス液を摘下しガスを
発生させる。一定時間経過後、ガス濃度検知管54を使
用してガス濃度を測定した。しかる後、流路57中に設
置した低速回転のモーターファン59によって、風速1
.5m/secで吸引すると、臭物質を含有した空気は
ゲート56を通って流路57に入り、ガス吸着フィルタ
ロ中を通過して通路57を出た空気が測定室60に入っ
た所で、ガス濃度検知管61によってガス濃度を測定゛
した。その結果、1回のバスのみで第11図Aの試験結
果(初期濃度を100としたときの測定室60中の残存
ガス濃度の試験結果)を得た。但し、タバコ臭のみは複
合ガスであるため、臭センサを用いて測定した。
次に、ガス発生室51に設置したヒーター52を用いて
室内の温度を80℃に設定した。
その後、25℃の場合と同じ方法でガス濃度を測定した
ところ、第11図Aの結果を得た。
比較のため市販のヤシガラ活性炭の破砕粉で40〜12
0μmのものを付着させたガス吸着フィルタ(基材10
0c c当り5g)fを使用して、アンモニアと硫化水
素について同様の試験をしたところ第11図Bの試験結
果を得た。
更に、活性炭微粒子と植物微粉末を重量比において1:
1の割合で混合して、スポンジ状基材に付着して形成し
たガス吸着フィルタeの100ccを使用して、同じ方
法で25℃、80℃における吸着効果を測定し、第11
図Cの試験結果を得た。
その結果、初期濃度を100としたときの測定室60中
の残存ガス濃度は、ガス吸着フィルタa、eの場合は、
活性炭のみのガス吸着フィルタfの場合に比べ、室温の
温度による差がそれほどなかった。
(3)更に、上記(2)の各試験で使用した装置を用い
て、同じ試験手順によって、本ガス吸着フィルタa及び
活性炭のみのガス吸着フィルタfの脱着量を比較するた
め、吸着力が飽和に達している本ガス吸着フィルタと活
性炭フィルタに対して重量法により保持ガスの脱着放出
量を測定し比較した。ガス物質はアンモニアを用いたと
ころ、第12図の試験結果を得た。又、本ガス吸着フィ
ルタa及びe並びに活性炭のみのガス吸着フィルタfを
用いて、ガス吸着後に加温したときのガス保持率を測定
したところ第13図の試験結果を得た。更に、本ガス吸
着フィルタa及びe並びに活性炭のみのガス吸着フィル
タfを大気中に放置し加温したときの各フィルタ吸着量
を測定(重量法により測定し、各フィルタ1g当たりの
ガス吸着量を比較した)したところ第14図の試験結果
を得た。更に又、本ガス吸着フィルタa及びe並びに活
性炭のみのガス吸着フィルタfに、一定濃度のガスを加
え、残留ガス濃度を測定しガス除去率の経時的変化を求
めることにより各フィルタのガス吸収速度を比較したと
ころ第15図の試験結果を得た。
その試験結果によると、活性炭のみからなるフィルタが
短時間で吸着ガスを放出するのに対して、本発明のガス
吸着フィルタぼ殆ど脱着がな(、高温域でもガス吸着力
を維持していること及び活性炭のみからなるフィルタと
比較して高温域での保持ガスの脱着放出が少ないことが
判明した。
夾−犯一例−2 t 讐IffZ、!−7,FX、F、%、i %S f
l m * + ](1)ガス吸着剤の核となる粒状構
造の担体基体に、コンクリート用骨材として用いる直径
8〜10m mの粒形を持つ軽量骨材を用いた。
乾燥した植物微粉末4種を実施例1と同様によく混合し
、36gの植物微粉末を得た。
別途用意した水200c c中に接着剤5gを溶解させ
た後、上記原料植物微粉末36gを投入して攪拌してゾ
ル状溶液を得た。このゾル状溶液中に、予め水を散布し
て湿らせた上記軽量骨材200c cを投入した浸漬さ
せた。その後、引き揚げて余剰液を切って、別に準備し
た円形平板型の造粒機の上に、乾燥状態の植物微粉末の
上にこれを拡げて、粒体の濡れた状態の表面に植物微粉
末をまぶした。この様にして、担体の表面が充分に植物
微粉末で被覆された後、乾燥させることによって粒体の
ガス吸着材すを得た。
(2)この粒体のガス吸着剤すの100c cを用いて
、実施例1の(2)と同じ条件によるガス吸着試験を行
った(試験に使用したガスはアンモニア、硫化水素)。
その試験結果(初期濃度を100としたときの測定室6
0中の残存ガス濃度の試験結果)を第16図Aに示す。
(1)乾燥して水分含有率6%の植物微粉末1kg、水
1kg、接着剤50gを用意する。水に接着剤をよく溶
解させた後、植物微粉末を投入し混練して固練りの粘体
を得た。この様にして得た粘体を造粒機によって成型し
、更に乾燥させて固形化したペレット状のガス吸着材C
を得た。
(2)ベレット状のガス吸着材Cの100c cを用い
て、実施例1の(2)と同じ条件によるガス吸着試験を
行った(試験に使用したガスはアンモニア、硫化水素)
。その試験結果を第16図Bに示す。
大−上L」性□A [@iて)じカム構造に形成したガス](1)乾燥して
水分含有率6%の植物微粉末1kg、水1kg、接着剤
50gを用意し、水に接着剤をよ(溶解させた後、植物
微粉末を投入し、混練して固練りの粘体を得た。この様
にして得た粘体を加圧式成型機によってハニカム構造(
第9図■−1、■−2参照)に成型し、乾燥して固化し
たハニカム構造のガス吸着材dを得た。ハニカムは50
m m X 50m mX 10m mの大きさを持ち
、50m m X 50m mの平面に3mmX3mm
の正方形の穴が、厚さ(T3 )2mmの格子状の隔壁
によって隔てられ規則正しく縦横に並んだ形状をしてい
る。
(2)このハニカム構造を備えたガス吸着材4枚を並べ
て、50m m X 50m m X 10m mの板
状のガス吸着フィルタを形成し、実施例1の(2)と同
じ条件によるガス吸着試験を行った(試験に使用したガ
スは、アンモニア、硫化水素)。その試験結果を第16
図Cに示す。
実−1肌−旦 [摂〒彎宿lA黛寄!諺孟首率ご11 fll ヤシガラ活性炭の破砕微粉で40〜120μm
のものと、実施例1に用いた4種混合植物微粉を、活性
炭微粉末18g、植物性微粉末18gの割合で混合し、
その混合微粉末を水200ccに接着剤5gを溶解させ
た溶液中に投入し、充分に混合してゾル状溶液を得た。
この場合、活性炭の嵩比重は05、植物微粉末の嵩比重
は025と両者の間に差異があったが植物微粉が水を含
んで粘性を生じた為に、活性炭微粉は液体中に懸濁して
沈降しなかった。
実施例1に用いたウレタンフオームをスポンジ状基材と
して、液体中に浸した後引き揚げて軽く搾り、混合微粉
末が基材100c c当り6gとなる様液体残存量を調
整した後、90℃の熱風によって水分を発散させた。水
分が発散した後、混合粉はウレタンフオームを形成する
骨格の枝の周囲にほぼ均一に付着して、通過する空気と
の接触面積が最大となる形のガス吸着フィルタを得た。
[発明の効果] 本発明は、上述の通り構成されているので、次に記載す
る効果を奏する。
処理しようとするガス(有毒ガス、不快臭等)を雰囲気
中に含んだ空気の温度が比較的高温域(例えば50〜1
00℃)にある場合でも、ガスを含んだ空気をガス吸着
フィルタ、ガス吸着材中を強制的に通過させることによ
りガスの除去を確実に行なうことができる。
加つるに、−旦ガスを吸着保持した場合には、ガスを含
んだ空気が高温になっても既に取込んだガスを保持し、
脱着放出することが極めて少ないため、ガスの吸着を効
率よ(行なうことができる。
更に、本発明に係るガス吸着フィルタ、ガス吸着材は如
何なる形態ともすることが可能であるため、空調機、空
気清浄機等の各種機器に装着することにより、工場、倉
庫、オフィス、病院、住宅、自動車等の任意の場所に設
置することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はスポンジ状基材に植物微粉末を付着させてガス
吸着フィルタを形成する工程図、第2図はスポンジ状基
材に植物微粉末が付着する状況を示す拡大斜視図、第3
図は粒体状の担体基体表面に植物微粉末を被覆加工して
ガス吸着材を形成する工程図、第4図は担体基体の各種
形状を示す拡大斜視図、第5図は担体基材の表面に植物
微粉末が付着する状況を示す拡大略図、第6図は植物微
粉末を成型してガス吸着材をペレット状に形成する工程
図、第7図はペレット状に形成したガス吸着材の形状を
示す拡大斜視図、第8図は植物微粉末を成型してガス吸
着材をハニカム構造に加工する工程図、第9図はハニカ
ム構造の形状を示す拡大図、第10図は吸着試験装置を
示す拡大略図、第11図A、第11図Bそして第11図
Cは第1O図に示す吸着試験装置に3種のガス吸着フィ
ルタを設置し、初期濃度を100としたときの測定室中
の残存ガス濃度をヒストグラムにて比較した濃度比較図
、第12図は2種のガス吸着フィルタを第10図に示す
吸着試験装置に設置し、重量法により、各フィルタが保
持していたガスの脱看欣出量を測定しヒストグラムにて
比較した図、第13図は3種のガス吸着フィルタを用い
てガス吸着後に加温したときのガス保持率を測定した試
験結果を示すグラフ図、第14図は3種のガス吸着フィ
ルタを大気中に放置し加温したときの各フィルタ吸着量
を測定した試験結果を示すグラフ図、第15図は3種の
ガス吸着フィルタに一定濃度のガスを加え、残留ガス濃
度を測定しガス除去率の経時的変化を求めたグラフ図、
第16図A、第16図Bそして第16図Cは加工法の異
なる本発明に係るガス吸着材3種を第10図に示す吸着
試験装置に設置し、初期濃度を100としたときの測定
室中の残存ガス濃度をヒストグラムにて比較した濃度比
較図である。 a、e、f  ・・ガス吸着フィルタ b、c、d   ガス吸着材 特許出願人 株式会社ミクロチック・ツーワン代理人 
弁護士・弁理士  及 j 昭 第2図 第4図 第6図 第8区 第5図 (M )(1’[IttイT11)CIJ”ス’JFi
’4Dchlffm)第9因 ■ ■−2 第11図A 第11図B 第11図C [77パス蛎1看フィlレクa] [ガス吸着フィルグf1 [ガズ吸着フィルりe] 錫8  富8 CO OO 0の トコ c。 OO OO X  ■ LJ′IO ○○ 〜 ■    〜 ■ σ Oσ0 〜 OO σ O ○○ 第16図A 第16図B 第16図C

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)乾燥した植物の葉、茎、皮、根、花、果実を粉砕
    して得た粒径1〜150μmの植物微粉末を、網目状構
    造を持つスポンジ状基材の表面に、接着剤により付着さ
    せて形成したガス吸着フィルタ。
  2. (2)乾燥した植物の葉、茎、皮、根、花、果実を粉砕
    して得た粒径1〜150μmの植物微粉末を、粒径0.
    5〜20mmの活性炭粒子、樹脂ボール等からなる粒状
    構造の担体基体の表面に、接着剤を用いて付着して形成
    したガス吸着材。
  3. (3)乾燥した植物の葉、茎、皮、根、花、果実を粉砕
    して得た粒径1〜150μmの植物微粉末を、長径0.
    2〜10mmのペレット状に固形化して形成したガス吸
    着材。
  4. (4)乾燥した植物の葉、茎、皮、根、花、果実を粉砕
    して得た粒径1〜150μmの植物微粉末を、口径05
    〜5mmの貫通孔を有する ハニカム構造に成型し固形化して形成したガス吸着材。
  5. (5)乾燥した植物の葉、茎、皮、根、花、果実を粉砕
    して得た粒径1〜150μmの植物微粉末と粒径1〜1
    000μmの活性炭微粉末を混合して形成するガス吸着
    材であって、前記植物微粉末を、重量比において、前記
    活性炭微粉末の1/10〜5倍の割合で混合してなるガ
    ス吸着材。
  6. (6)乾燥した植物の葉、茎、皮、根、花、果実を粉砕
    して得た粒径1〜150μmの植物微粉末と粒径1〜1
    000μmの活性炭微粉末を混合し、前記植物微粉末を
    、重量比において、前記活性炭微粉末の1/10〜5倍
    の割合で混合してなるガス吸着材を、網目状構造を持つ
    スポンジ状基材の表面に、接着剤により付着させて形成
    したガス吸着フィルタ。
JP2222152A 1990-08-23 1990-08-23 ガス吸着フィルタ及びガス吸着材 Pending JPH04104811A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2222152A JPH04104811A (ja) 1990-08-23 1990-08-23 ガス吸着フィルタ及びガス吸着材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2222152A JPH04104811A (ja) 1990-08-23 1990-08-23 ガス吸着フィルタ及びガス吸着材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04104811A true JPH04104811A (ja) 1992-04-07

Family

ID=16777999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2222152A Pending JPH04104811A (ja) 1990-08-23 1990-08-23 ガス吸着フィルタ及びガス吸着材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04104811A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2718632A1 (fr) * 1994-04-19 1995-10-20 Bluecher Hasso Von Filtre anti-odeurs pour aspirateur.
US6024782A (en) * 1996-11-15 2000-02-15 Dragerwerk Ag Layered gas filter media
US6284020B1 (en) 1997-12-02 2001-09-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Method of maintaining cleanliness of substrates and box for accommodating substrates
US6358300B1 (en) * 2000-03-28 2002-03-19 Honeywell Commercial Vehicle Systems Co. Lithium chloride desiccant for trailer air dryer and pressure swing dehydration
EP1142634A3 (de) * 2000-02-16 2003-11-26 Franz-Dietrich Oeste Wirkstoffhaltige Produkte aus Pflanzen-, Flechten- und Tierorganen

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2718632A1 (fr) * 1994-04-19 1995-10-20 Bluecher Hasso Von Filtre anti-odeurs pour aspirateur.
NL1000078C2 (nl) * 1994-04-19 1996-04-22 Bluecher Hasso Von Geurfilter voor stofzuigers.
US6024782A (en) * 1996-11-15 2000-02-15 Dragerwerk Ag Layered gas filter media
US6284020B1 (en) 1997-12-02 2001-09-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Method of maintaining cleanliness of substrates and box for accommodating substrates
EP1142634A3 (de) * 2000-02-16 2003-11-26 Franz-Dietrich Oeste Wirkstoffhaltige Produkte aus Pflanzen-, Flechten- und Tierorganen
US6358300B1 (en) * 2000-03-28 2002-03-19 Honeywell Commercial Vehicle Systems Co. Lithium chloride desiccant for trailer air dryer and pressure swing dehydration

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4664683A (en) Self-supporting structures containing immobilized carbon particles and method for forming same
JP2001152025A (ja) コーティングされた活性炭
JP3888924B2 (ja) 濾過体を製造する方法
CN101198395A (zh) 包含金属掺杂的硅基凝胶材料的空气过滤介质
CN101203288A (zh) 包含金属掺杂的硅基凝胶材料的空气过滤介质
Kim et al. Performance of activated carbon-impregnated cellulose filters for indoor VOCs and dust control
KR20010087894A (ko) 다공성 탈취 필터 및 그 제조방법
JPH04104811A (ja) ガス吸着フィルタ及びガス吸着材
WO2010082456A1 (ja) 再生質吸湿剤
JP3953671B2 (ja) 活性化木炭の製造方法
WO2015109385A1 (en) Carbon monolith, carbon monolith with metal impregnant and method of producing same
US8546298B2 (en) Filtration media having a chemical reagent
US3527563A (en) Process for preparing silica gel granules
CN108355424B (zh) 空气净化的海绵植物脂网膜材料及其制备方法
CN101535181A (zh) 金属掺杂的硅基凝胶材料的制备方法
JP3506580B2 (ja) 流動接着方法及びその装置
KR20140142066A (ko) 황토 또는 숯을 이용한 탈취 및 제습용 필터 폼을 제조하는 방법 및 이 방법에 의해 제조된 필터 폼
JP5351657B2 (ja) 吸水性シートおよびその製造方法
JP3503262B2 (ja) 脱臭フィルター及び脱臭フィルターの製造方法
JP3945369B2 (ja) 脱臭体
US2951812A (en) Desiccant and method of making
JPH0470927B2 (ja)
JP3766750B2 (ja) 脱臭材の製造法
JPH08245210A (ja) 金属酸化物を担持した活性炭の製造方法
JPS63183064A (ja) 吸着脱臭剤及びその製造方法