JPH04104099U - 人工衛星用の機器搭載パネル - Google Patents

人工衛星用の機器搭載パネル

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JPH04104099U
JPH04104099U JP664491U JP664491U JPH04104099U JP H04104099 U JPH04104099 U JP H04104099U JP 664491 U JP664491 U JP 664491U JP 664491 U JP664491 U JP 664491U JP H04104099 U JPH04104099 U JP H04104099U
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JP
Japan
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panel
equipment mounting
mounting panel
frame structure
equipment
Prior art date
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Pending
Application number
JP664491U
Other languages
English (en)
Inventor
俊秀 加賀爪
Original Assignee
三菱電機株式会社
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人工衛星用の機器搭載パネルで、パネルその
ものをサンドウィッチ構造とすると共にパネル周辺には
中央部の断面を大きくしたサンドウィッチ構造を有した
端部補強部材を接着補強することにより、軽量で高剛性
を得ることを目的とする。 【構成】 機器搭載パネルにおいて、芯材にはハニカム
コア、表皮には薄板を使用してサンドウイッチ構造が形
成されたパネルと、このパネルの周辺の両面に接着固定
され、かつ、中央部には厚みを増して曲げ剛性を高めた
サンドウィッチ構造を有する端部補強部材とで構成され
る。 【効果】 機器搭載パネルが骨組構造体に組み込まれた
際には、骨組構造体の荷重経路として作用し、構造体の
軽量化に大いに寄与するのみならず、機器搭載パネルそ
のものも、サントドウィッチ構造を有していることから
著しい軽量化が可能となるという効果がある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば繊維強化複合材料からなる人工衛星構造体や、衛星搭載用 アンテナタワーあるいは宇宙ステーションなどの骨組構造体に搭載する機器を支 持する人工衛星用の機器搭載パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来のこの種の機器搭載パネルを示す図で、図5は、骨組構造体に設 置された状態を示す図である。 図において、5は機器取付ネジ穴、6はパネル固定用ボルト穴、7は骨組構造 体を構成する縦フレーム、8は骨組構造体を構成する横フレーム、9は継手、1 0はパネル固定ボルト、11は搭載機器、12は機器取り付けボルト、13は単 板パネルである。
【0003】 次に動作について説明する。 従来の機器搭載パネルは、中央部に複数個の機器取付ネジ穴5を有し、周辺部に 複数個のパネル固定用ボルト穴6を有していて、単板パネル13そのものは、パ ネル固定ボルト10により、縦フレーム7、横フレーム8及び継手9などで構成 されている骨組構造体に、パネル固定用ボルト穴6を介して、直接、横フレーム 8に固定され支持されるので、搭載機器11は、機器取付ボルト12を使用して 、単板パネル13に取り付けられ、骨組構造体に支持されることになる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の搭載機器パネルは、以上のように構成されているので、単板パネル13 は単に搭載機器11を支持しているにすぎず、この単板パネル13そのものの強 度及び剛性が、骨組構造体の強度及び剛性には寄与しないようになっていること から、別途、骨組構造体の強度及び剛性を確保するため、剛性の高い横フレーム を設けなければにらず、その結果、著しい重量増加を引き起こし、さらに加えて 、横フレーム8を設置するために継手9そのものの形状が複雑になることから、 継手9そのものの重量増加及び製造コストの増加を引き起こすなどという課題が あった。
【0005】 この考案は、上記のような課題を解消するためになされたもので、単板パネル 13は単に搭載機器11を適切に支持するだけでなく、単板パネル13そのもの の強度及び剛性を、このパネルを取り付ける骨組構造体の強度及び剛性に大いに 寄与させ、骨組構造体の主要な荷重の伝達経路とし、骨組構造体自体の重量を大 幅に軽減すると共に単板パネル自体の重量を著しく軽減することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案にかかる端部補強機器搭載パネルでは、パネルそのものが取り付けら れる骨組構造体の主要な荷重経路として骨組構造体を成す横フレームの代用とな るように、パネルの周辺部には、中央部の断面形状を大きくして剛性を高めた端 部補強部材を両面から接着固定して強度及び剛性の著しい向上を図るとともに、 この端部補強部材の中央部の断面形状を大きくして曲げモーメントの負荷が最大 となる中央部の強度剛性を高くして最適構造とし、更に、パネル自体の重量を軽 くするため、パネルの構造にはハニカムコアの両面に表皮を設けたハニカムサン ドウイッチ構造を採用している。
【0007】
【作用】
この考案における人工衛星用の機器搭載パネルは、パネル周辺の両面にハニカ ムコアを芯材としたサンドウィッチ構造を有する端部補強部材が接着固定される ことから、パネル周辺の強度及び剛性が著しく向上し、特にパネルに加わる面外 曲げモーメントが中央部で最大となることも考え合わせて、端部補強部材中央部 の厚みを増して強度及び剛性を著しく向上させることから、骨組構造体に取り付 けられた際には、骨組構造体の主要な荷重経路となって、骨組構造体そのものの 強度及び剛性が大きく寄与すると共に、骨組構造体の横フレームが不必要となっ て著しい重量低減が可能となり、加えて、端部補強部材及び機器搭載用のパネル そのもののハニカムコアを芯材としたサンドウィッチ構造を採用して高剛性とし 、構造体全体の重量の大幅な軽減を図っている。
【0008】
【実施例】
実施例1. 以下、この考案の一実施例を図について説明する。 図1は、この考案はによる人工衛星用の機器搭載パネルを示す図、図2は断面図 、図3は骨組構造体に取りつけられた状態を示す図である。図において1はパネ ルを構成する両面の表皮であり、アルミニウム合金薄板又は繊維強化複合材薄板 で形成された端部補強部材、4はパネル取付簡易継手、5は機器取付ネジ穴、7 は骨組構造体を構成する縦フレーム、11は搭載機器、12は搭載機器取付ボル トてある。
【0009】 次に、上記実施例の動作を説明する。 両面には、表皮1を有し、芯としてはハニカムコアから成るパネルは、中央部に 設けられた複数個の機器取付ネジ穴5及び搭載機器取付ボルト12を用いて搭載 機器11を適切に支持すると共に、中央部には断面形状を大きくし剛性を増した ハニカムサンドウイッチ構造を有する端部補強部材3がパネル周辺部に接着固定 されることから、パネルに作用する面外曲げモーメントが最大となる中央部の曲 げ剛性及び強度が著しく増大し、結果的には、パネル周辺部の強度の剛性が著し く向上し、このパネルの四隅が、骨組構造体のフレーム7に設けたパネル取付簡 易継手4と接着固定され、骨組構造体の主要な構造部材として組み込まれ、骨組 構造体の主要な荷重伝達経路となり、骨組構造体そのものの強度及び剛性に大き く寄与するようになっている。更にパネルそのものも構造としてハニカムサンド ウイッチ構造を採用していることから、著しく重量軽減されるようになっている 。
【0010】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、機器搭載パネルの周辺を、中央部の断面形 状を大きくした端部補強部材の接着固定で補強することにより、パネル周辺に作 用する曲げモーメントに対して強度・剛性が著しく向上し、且つパネルは単に搭 載機器を適切に支持するのみならず、従来の機器搭載パネルでは有効に利用して いなかったパネル自体の強度及び剛性が、このパネルを取り付けた骨組構造体そ のものの強度・剛性に大きく寄与し、その結果、パネルは主要荷重伝達経路とし て機能することになって、骨組構造体を構成する横フレームが省略でき大いに軽 量化され、しかも、横フレームの省略による継手形状も単純となって軽量となり 、コスト低減できると共に、端部補強部材自体にもハニカムサンドウイッチ構造 を採用して面外曲げ剛性を高め著しい重量軽減を可能にするという効果がある。 加えて、機器搭載用のパネル自体の構造をも、ハニカムコアを芯材とするサンド ウイッチ構造を採用したことから、面外曲げ剛性が著しく向上し、その結果、表 皮の厚さの薄肉化が可能となり、大幅なパネル重量の軽減ができるという効果が ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す機器パネルの構成図
である。
【図2】この考案の一実施例を示す機器パネルの断面図
である。
【図3】この考案の一実施例を示す機器パネルが骨組構
造体に取り付けられた状態を示す図である。
【図4】従来の機器搭載パネルの構成図である。
【図5】従来の機器搭載パネルが骨組構造体に取り付け
られた状態を示す図である。
【符号の説明】
1 表皮 2 ハニカムコア 3 端部補強部材 4 パネル取付簡易継手 5 機器取付ネジ穴 6 パネル固定用ボルト穴 7 縦フレーム 8 横フレーム 9 継手 10 パネル固定ボルト 11 搭載機器 12 機器取付ボルト 13 単板パネル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人工衛星搭載用のアンテナタワー等に設
    置される機器搭載パネルにおいて、芯材にハニカムコア
    を使用し、両面の表皮にはアルミニウム合金薄板あるい
    は繊維強化複合材薄板を使用して成形したハニカムサン
    ドウイッチパネルと、芯材にハニカムコアを使用し、両
    面の表皮にはアルミニウム合金薄板あるいは繊維強化複
    合材薄板を使用して形成され、かつ上記パネル周辺の両
    面に接着固定されると共に上記パネルが骨組固構造体に
    取り付けられた際には、その骨組構造体の荷重経路とし
    て作用する中央部には厚みを増したハニカムサンドウイ
    ッチ構造断面を持つ端部補強部材とで構成したしたこと
    を特徴とする人工衛星用の機器搭載パネル。
JP664491U 1991-02-18 1991-02-18 人工衛星用の機器搭載パネル Pending JPH04104099U (ja)

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JP664491U JPH04104099U (ja) 1991-02-18 1991-02-18 人工衛星用の機器搭載パネル

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JP664491U JPH04104099U (ja) 1991-02-18 1991-02-18 人工衛星用の機器搭載パネル

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JPH04104099U true JPH04104099U (ja) 1992-09-08

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