JPH039969Y2 - - Google Patents

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JPH039969Y2
JPH039969Y2 JP13246482U JP13246482U JPH039969Y2 JP H039969 Y2 JPH039969 Y2 JP H039969Y2 JP 13246482 U JP13246482 U JP 13246482U JP 13246482 U JP13246482 U JP 13246482U JP H039969 Y2 JPH039969 Y2 JP H039969Y2
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JP
Japan
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drum
polished
barrel
polishing machine
polishing
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JP13246482U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はバレル研摩機、特にメガネ部品の研摩
を対象とした研摩機に関するものである。
バレル研摩機は小物類の研摩に用いられ、その
原理は一般に回転するドラム内に研摩されるべき
被研摩物と研摩材を混合させ、上記ドラムの回転
運動に従つて、被研摩物と研摩材が互いに混流
し、接触し合うことで研摩作業を成すものであ
る。また上記ドラムの回転運動にも色々あり、 a 六角、若しくは八角のたる型形状を成したド
ラムを、中心軸を軸として回転するもの(第1
図)。
b 上記たる型ドラム回転軸を、中心軸から偏心
させているもの(第2図)。
c 更に回転軸の中心から一定距離に複数個のド
ラムを取り付けて公転させたもの(第3図)等
多種多様である。
本考案に係るバレル研摩機は、むしろ第1図、
第2図、特に第1図に示すような研摩機である。
ところで、たる型を成す第1図のようなドラム内
に被研摩物と研摩材を混合して、該ドラムを回転
させる場合、ドラム内の状態は第4図に示すよう
にドラムの回転に追従して、被研摩物や研摩材は
ドラム上方に上がり、ある程度上がると一度に崩
れ落ちる。特に湿気を帯びた場合には著しい。単
なるドラムの回転のみでは、上記のような研摩材
等の大きい崩れが断続的に行われていることにな
り、バレル研摩の工程上、一つの問題を残してい
る。バレル研摩は被研摩物と研摩材とが常に滑ら
かな流れ運動の中で成されることが必要であり、
断続的な崩れ落ちのような流れでは、所定の研摩
面が仕上がらず、時間がかかり、物によつては被
研摩物表面にキズが生じたり、壊れ易いものであ
れば研摩出来ないこととなる。
本考案に係るバレル研摩機は、上記のようなド
ラム回転に基づく断続的な流れを解消し、滑らか
な連続流れをもたらすことを目的としたものであ
り、該研摩機のドラムの回転運動に僅かな振動を
加えた研摩機である。従来ではこのような振動装
置を具備したバレル研摩機は、実公昭39−22499
号に係るガラ研摩機に示すごとく知られてはい
る。
ところで、該ガラ研摩機は主軸に装着したウエ
イトを回転させるもので、1方向の振動ではな
く、該主軸の公転運動となつてしまい、ドラムは
回転しながら一定半径上を公転するといつたもの
である。勿論、ドラム自体の回転(自転)に公転
が加わることで、多少は研摩材の滑らかな流れが
もたらされることは事実であるが、研摩時間の大
幅な短縮をもたらすことは困難であると同時に、
該ウエイトの回転から発生する遠心力が回転速度
の2乗に比例して大きくなるため、研摩機本体の
バランスが問題となり、又ドラムを装着している
主軸の軸受けの負担も非常に大きくなる。
更にこのような円運動による一種の振動はドラ
ムの回転と同平面でしか行われておらず、ドラム
主軸方向への研摩材の流れをもたらしめることは
出来ない。被研摩材が小物部品であつて、被研摩
材に混入して研摩する場合であれば問題は少ない
訳であるが、例えば、メガネフレームの仕上げ研
摩のごとき、特別な治具に該メガネフレームを装
着してしまい、該治具を介してドラム内に止着し
なければならない被研摩材は、ドラムの回転によ
つて自由に転倒することはなく、研摩材の当る面
が限られ、研摩に不均一が生じる。このような研
摩では、上記ガラ研摩機のごときドラムの回転平
面内における振動では不十分で、しかも均一な研
摩面を得ることが不可能である。よつて、本考案
はこれら問題点の解決を図ることで、より効率の
高い、しかも高品質の研摩面を得ることの出来る
振動式研摩機を提供するものである。
以下、本考案に係る実施例を第5図に基づいて
詳細に説明する。
本考案に係るバレル研摩機は、ドラム1、モー
ター2、振動体3、スプリング4とから構成され
ている。上記ドラム1は従来のバレル研摩機のド
ラムと何ら異なるものではなく、六角形、八角形
等のたる型形状を成し、内部は空洞化され、研摩
材並びに被研摩物が入れられる。該ドラム1は両
端に固定された主軸5を介して軸受け6によつて
回転自由に軸支され、上記軸受6はフレーム7に
取着され、さらに上記主軸5の一端にはプーリー
8が装着され、一方フレーム7に装着されている
モーター2とベルト9で巻き掛け連結している。
又該フレーム7の下端部にはスプリング4が水平
に取着され、ベース10との間に介在している。
ここで上記スプリング4は第5図に示したコイル
バネに限定するものではなく、板バネや空気バネ
であつても差支えはない。
更にフレーム7には該研摩機のほぼ重心線上に
振動体3を装着し、不動のベース10上にベアリ
ング11を介して水平動可能な状態で支持してい
て、振動体3の作動でフレーム7はドラム1の軸
方向に僅かに振動する。上記振動体3としては、
その機能上、該研摩機を振動させ得ることが必要
であり、比較的容量の大きい電磁式バイブレータ
ーや、モーターのプーリーに偏荷重を加えて回転
させたもの、更にスライド部に重りを有すクラン
ク機構のようなものでもよい。ただし、モーター
のプーリーに偏荷重を付加して回転させるような
場合には、遠心力により単なる水平方向のみに振
動させるものではないため、該研摩機本体をガイ
ドし、ドラム軸方向のみの振動が許されるようガ
イドを設けることが好ましい。若しくは2個の振
動体を対にし、発生する一方の遠心力を互いに打
ち消し合うようにすれば、必ずしもガイドは必要
としない。このように、ドラム1の主軸方向へ振
動を与えるならば、ドラム1の回転によつてもた
らされるところの垂直面内(回転平面内)での研
摩材の流れに加えて、ドラム軸方向への流れが与
えられる。
以上述べたように、本考案に係るバレル研摩機
は、回転ドラム1を支持するフレーム7に振動体
3を装着し、該研摩機自体を研摩作業中に振動さ
せることを可能ならしめたものであり、このよう
にドラム1の定常回転運転に僅かな振動が加わる
ことによつて、第4図の点線に示すような研摩材
や被研摩物が、ドラム1の回転に追従して上面近
くまで上がることはなく、すなわち上面まで上昇
して一度に下方に崩れ落ちるような現象、又断続
的流れはなくなり、ドラム1の回転とともにさざ
波が寄せるような滑らかな流れとなる。したがつ
て、研摩材、被研摩物はドラム1の回転リズムに
調和した滑らかな流れを呈し、被研摩物の表面仕
上げも滑らかで良くなり、研摩時間も短縮され、
従来は不可能であつた壊れ易い品物でも研摩可能
である。特に被研摩物が研摩材とともに混流する
ような物ではなく、特別な治具に固定されて研摩
しなければならないメガネフレームのような場合
には、研摩材の滑らかな流れを呈す本研摩機は非
常に有効である。
本考案に係るバレル研摩機は、その振動がドラ
ムの回転主軸に装着されていないため、研摩機本
体をガイドに沿つてドラム軸方向の振動が与えら
れる。しかも該振動の振幅及び振動数は該振動体
のウエイトや回転数を変えることで、主軸の回転
と独立して自由に調整することが出来るため、こ
のようなドラム内の研摩材の流れ方向と交差した
方向の振動は、上記のごとく研摩時間の短縮をも
たらすと同時に、被研摩物を均等に研摩する。す
なわち、ドラム主軸方向への振動は研摩材をドラ
ムの回転によつてもたらされる回転平面内の流れ
に加えて、3次元流を与えることになり、治具に
よつて止着された状態でドラム内に装着されて研
摩されるメガネフレームのような場合でも、被研
摩材がドラム回転に伴つて転倒することなくして
全面が均等に研摩され得る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は従来のバレル研摩機のド
ラム部分の運動状態を示したものであり、第4図
は従来の研摩機ドラム内の被研摩物、研摩材の流
れ状態を、第5図はドラム軸方向の振動を与えた
本考案の実施例を表したものである。 1……ドラム、2……モーター、3……振動
体、4……スプリング、5……主軸、6……軸
受、7……フレーム、8……プーリー、9……ベ
ルト、10……ベース、11……ベアリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. たる型形状を成したドラム1を回転させるバレ
    ル研摩機において、上記ドラム1を支持するフレ
    ーム7に振動体3を装着し、該フレーム7をバレ
    ル研摩機の固定ベース10上に置き、フレーム7
    を上記ドラム1の軸方向にのみ動き得るようにガ
    イドし、上記固定ベース10とフレーム7間には
    スプリングを介在させたことを特徴とするバレル
    研摩機。
JP13246482U 1982-08-31 1982-08-31 バレル研摩機 Granted JPS5934955U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13246482U JPS5934955U (ja) 1982-08-31 1982-08-31 バレル研摩機

Applications Claiming Priority (1)

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JP13246482U JPS5934955U (ja) 1982-08-31 1982-08-31 バレル研摩機

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Publication Number Publication Date
JPS5934955U JPS5934955U (ja) 1984-03-05
JPH039969Y2 true JPH039969Y2 (ja) 1991-03-12

Family

ID=30299124

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JP13246482U Granted JPS5934955U (ja) 1982-08-31 1982-08-31 バレル研摩機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4639669B2 (ja) * 2004-07-09 2011-02-23 森 勇蔵 Eem法による超精密鏡面加工方法及びその装置

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Publication number Publication date
JPS5934955U (ja) 1984-03-05

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