JPH0397896A - アルミニウム製複製画の製作法 - Google Patents

アルミニウム製複製画の製作法

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JPH0397896A
JPH0397896A JP23150789A JP23150789A JPH0397896A JP H0397896 A JPH0397896 A JP H0397896A JP 23150789 A JP23150789 A JP 23150789A JP 23150789 A JP23150789 A JP 23150789A JP H0397896 A JPH0397896 A JP H0397896A
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JP
Japan
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color
films
colors
film
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Application number
JP23150789A
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English (en)
Inventor
Yutaka Yamaguchi
裕 山口
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Corona Kogyo Corp
Original Assignee
Corona Kogyo Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は複製画の画材としてアルミニウム板を使用し,
その表面に陽極酸化皮膜処理の技術を駆使して画家の画
いた絵画や写真家が躍ったカラー写真をもとにフルカラ
ーの立体感のある複製画を製作するもので.強度,耐久
性に勝れた複製画として室内壁面のインテリア装飾及び
鑑賞用のほか,卓上装飾品やステーショナリーとして他
の機器に組込んでの使用にも適するものである。
E従来の技術〕 従来の複製画は画材として紙または布等の軟費材を使用
して製作ざれるのが常であり,従ってそれらは通常のオ
リジナル絵画や版画と同様に,汚れ,折り曲げ等の損信
や湿度及び光線による変退色に極めて弱ク,@面ガラス
を入れて保護した額に納め,かつ直射日光の当らないよ
うな制約された室内での装飾用に専ら供されてきた。
一方従来からアルミニウム板の表面に着色処理した複製
装飾品もあったが,これはアルマイ1一写直焼付け法等
による中色のものの重ね焼きによる3色程度迄の製品が
限界であって,再現性に劣るものであった。 その理由
は色数だけの工程を重ねる為に感光剤塗布.加熱,洗浄
等が繰返されるが,このため陽極酸化皮膜表面の特徴で
ある多孔質部分の微細孔が段々と閉じ気味となるため皮
膜が活性化を失い染料の吸着能力が低下し,それ以上の
色数は工程的に無理となり,所望の色調が充分には得ら
れなかった。
[発明が解決しようとする問題点] 従来のアルミニウム製複製画は中色の染色の絹合わせの
ため皮膜活性度の低下によりネームプレート,アニメ画
や塗り絵的な平板な表現となり所望の色調を得るための
適切な染色が出来ず,複雑な色調の絵画やカラー写真の
ような自然の色彩に富んだ天然色の再現には不向きであ
った。 この従来技術の処理法では染料の吸着面は極め
て平滑であり材t1固有の滑らかな金属質感もあって尚
更平面的な表現になり,画面によっては原作イメージか
ら程遠い複製しか得られない場合が多かった。 また従
来技術では色分解製版にJ、る染色の場合に色毎の網点
が重なると染料が重複して色が濁り,所望の原色が得ら
れない欠点もあった。
[問題点を解決する為の千段1 複製画の製作にあたり,先ず画面の主題となる輪郭や根
や全部とこの部分を構成する主題をなす色彩を観察選定
し,これらを代表する単色〜数種の色に分解して写真製
版し.これを用いてアルミニウム板表面の陽極酸化皮膜
上に従来技術であるアルマイト与゛真焼付け法で着色を
施し.次いでこの主題となる根幹部を強調し画面に立体
感を付(ノるために主題以外の背景部分の画面を一旦エ
ッチングにより全部溶解除去して母材而を露出させた後
,改めて第2次陽極酸化をこの部分に施し背系部分のみ
を別個に数色に色分解した写真版により写真焼付cJ法
又はスクリーン印刷等によるダイレクトプリント法等で
多色染色することにより画面を構成し染色工程を多様化
した。
『作用] この発明の製作法では従来のアルマイト皮膜染色技術に
比較してエツヂング部での多色染色工程が増せる為画面
仝休での染色回数が倍程度まで増加出来.従来に比して
遥かに色彩が豊富となり,画面の主題の輪郭色調を鮮明
に浮上らせレリーフ効果を持たせることが出来.又エッ
チングした背崇の艶消し色彩部と光沢のある主題部との
対比により一層立体的効果が増大する。
此の方法はカラー写真の拡大複製等にも適しており,複
製画の使用目的に応じて画面の複雑な色彩を忠実にまた
は部分的に強調して再現するなど工芸作品又は広告ディ
スプレー等.複製画の用途に合せて適切な意図を持った
製作が可能である。
[実施例] 本発明のうら写真焼付(ノ法による複製画製造工程の流
れ線図の1例を第1図に添って製版工程と製作工程に就
いて順次説明する。
1.製版工程 (1〉画面根斡部の色分解製版・・・・・・複製する原
画において画面の主題を形成しその骨格となる輪郭・描
線または原画でこれらが明らかでない抽象画などの場合
は画面の基調となる主要な色彩の部分を選定し,その部
分を構成する色を色分解フィルターと製版用カメラを使
用してフィルム上に写真製版(ボジ)する。 なお画面
仝休が単色でM4威された原画については仝休を1枚製
版するだけでよく,色分解製版工程は不要である。即ち
最初に原画を躍ったネガフィルムを反転してボジフィル
ムを製作すればよい。この工程において骨格となる描線
に濃淡の階調があり,これを連続的に表現する必要があ
る場合には適当なメッシュの網点を使用したリスフィル
ムを用いれば良い。
(2)背頭部エッチング用製版・・・・・・上記の色分
解した画面根q♀部の完成した製版フィルムを全部重ね
.更にこれを未吉光の新しいフィルムと重ねて露光する
ことにより.別に画面背景部エツヂング用の版(ネガ〉
を製作しておく。tp色の原画については(1)で晟初
に原画を躍ったネガフイルムがそのまま背景エツヂング
用フィルムとして使用できる。
(3)画面背景部の色分解製版・・・・・・画面背景部
の@色用として製版カメラに色分解フィルターを使用し
,根9♀部を除くためエッチング用フィルムと重ねなが
ら背景部の色分解フィルムを作製する。
この工程は単色原画に対しては不要である。
2.製作工程 (1)第1工程・・・・・・本発明に使用するアルミニ
ウム材料としてはシリコンなどの含右堅が少なく,従っ
てアルマイト性が良く陽極酸化被膜が透明である.lI
S−1050. 1070. 1080等の純アルミ系
の板材を所要の大きさに切断して使用する。原画画面の
主題部分で要求ざれる光沢の程度に応じて素材表面の光
沢の程度を前処理条件によって調整する画材の板厚は0
.3〜0.8mn+程度が良く,大きい画面はど厚目の
ものを使用する。これに少なくとも15μm以上の膜厚
を有する陽極酸化被膜を施し皮膜を活性状態にしたまま
乾燥しておく。
(2)第2工程・・・・・・写真焼付け法による場合は
第1工程によって用意ざれたアルミニウム板にフォトレ
ジスト用感光乳剤を塗布し乾燥させる。 この板に製版
工程で製作された画面根幹部の色分解写真製版フィルム
中の1枚を用い密着して紫外線照射によって陽極酸化被
膜上の感光膜を露光し.これを現像し未露光部分の感光
膜を除去する。
現像により画の主題部分の主要色の一つに相当する部分
のレジストが除去され,陽極酸化皮膜が露出するので,
ここにその色の油性染料を塗布すると絵のその部分が染
色ざれこの色の画像が得られる。 残ったレジストを薬
品で落し,水洗乾燥して第1色の染色を終える。
ダイレクトプリント法による場合は同じ写真製版フィル
ムを用いてスクリーン印刷用版を製作しこの色の染料を
混和したスクリーンインキで画面に直接印刷してインキ
中の染料を皮膜に吸着させてやればよい。 この場合プ
リント範囲が極く狭い場合等ではパッド印刷など別の印
刷法も応用出来る。 第2色以下は上と同じ工程の繰返
しで感光レジストを塗布乾燥し.色分解した別の色の版
を使用して同様に処理して画面を染色し,これを分解し
た色数だけ行う。 原画が単色の場合又は骨格となる輪
郭,横線を1色で表現すればよい場合には,上述の多色
工程は必要なく,水性染料等に浸漬して全体を1色に染
めるだけで良い。
以上で主題部の染色が終了したので,全体を完全に月孔
処理してこれまでの染料を定着させ第2工程を終える。
(3)第3工程・・・・・・第2工程を終え又は単色で
第1工程で染色を終え封孔処理済の画材仝而に,嗣酸又
は耐アルカリ性レジスト感光膜を塗布し乾燥づ′る。 
製版工程で製作した背頭部エッチング用のネガフィルム
をレジスト膜で覆ったアルミニウム板上に重ね,紫外線
で露光して現像するとフイルムの暗部即も根や♀部だけ
にレジストが残留しその他の部分は最初の陽極酸化皮膜
が露出する。
そこでこの部分を酸又はアルカリのエッチング液に浸漬
して酸化皮膜及びその下唐のアルミニウム金属表面の一
部を溶解除去する。
このエッチングされた面は艶の消えたアルミウム地肌で
あるがエッチング液の粗或や液温度など溶解条件により
その色調は少し金属感を残した半光沢調から全く光沢の
無い白地の状態まで幅広<ア11御できるので,原画の
状態を児て背歿部として最も効果的な状態となる様に処
理する。 エッチングを終了した画材は露出したアルミ
ニウム地肌而に再び第2次陽極酸化皮膜を付け,残った
レジストを@離除去し水洗ののち次の工程に移る。
(4)第4工程・・・・・・画面背景部の陽極醇化皮膜
処理を終った画材は画面背景部の色分解フィルムを使用
し背頭部皮膜の染色をする。この場合は第2工程と同様
な手順で写真焼き付け法により背景部の多色染色をする
か,写真製版シルクスクリーン等によるダイレクトプリ
ント法により背景部を染色し画面を完戊する。また上記
の各染色に際し濃淡の階調を表現するために網版を使用
する場合は,色分解の製版の際に各色の網点が重ムらな
いように微妙に分布させて製版しており,染料が毛なつ
で色か濁るのを防いでいる。この綱点の思適な分布状態
と工程の具体的な方法は予め実験的に決めておく。
背景が無染色のアルミニウム地朋のままか単色でよい場
合は上記のような多色工程は必要なく,染色しないまま
か水性染料に浸漬して背崇部を一体に同色に染め付けれ
ばよい。 染色処理の終わったアルミ画材を1枚宛完全
に飼孔処理して第3工程以後の染料を定着させる。
以上で製作工程を終えるか,屋外使用などで特に耐久性
,劇紫外線性を高めたい場合には,紫外線吸収能力のあ
る無機又はh機の透明皮膜を表面に塗布することも有効
である。
[発明の効果] 本発明の製作法により製作される複製画は次の様な効果
を有する。
1.この複製画はアルミニウムの陽極酸化皮膜の特徴を
利用して製作ざれでおり,耐候性・耐食性に勝れ不燃性
であり軽量かつ適当な強度を有するので鑑賞用工芸品や
インテリア装飾品等として勝れた品質を右ずる。
2.画面の主題をなす根9♀部と背景部は別途に染色し
Hつ画材の表而状態を根幹部とエツヂング部で変える事
が可能なので,根幹部を画面の他の部分に対して浮上ら
せるレリーフ効果によってQ体的な表現が可能で,画面
が引締まると共にめり張りの利いた絵が形成され従来の
アルミウム製染色製品の欠点である平板な薄べらな感じ
による鑑賞上の不満を解消した。
3.画面に再生出来る色彩は染色回教が従来の倍まで可
能となり,通常のアルマイト写真焼付け法の製品に比較
して色の種類と階調が規富となり従って天然色写真の色
と階調の忠実なNT生が可能となった。
また網点を分布させた製版及び多色染色技術の採用によ
り原画の色彩,階調を出来るだけ忠実に再現することが
可能となった。
4.製版染色技術を介して必要ならば適当な色の強調,
省略が可能であるので,原画や写真等を忠実に複製する
だけでなく作者の意図で適宜に強調したり,デフォルメ
して原画に無い色彩配合で製作する等.工芸作品の製作
手法が拡大された。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願発明のうち写真焼きっ(ノ法によって複製
画を製作する場合の■程の流れを説明する流れ線図であ
る。 第2図は第1図の工程流れの内の主我な各段階にa3L
jるアルミニウム画材の断面を示し,多色染色工程中に
おいて画材表而の酸化皮股が着色してゆく状態を示す。 第 1 図 《工 程) 図可の浄書 第 2 図 (説 明〉 手 続 補 正 書 《方 式) 平成2年 1月10日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、原画の主題を形成する画面根幹部の輪郭、描線又は
    画面の基盤となる色調を単色または多色に色分解した版
    を用い、夫々の分解色に対応した色の染料を吸着させて
    アルミニウム板上の第1次陽極酸化皮膜中に再現させ、
    次いで画面の背景を構成する部分の陽極酸化皮膜をエッ
    チングにより一旦溶解除去した後、この部分に改めて形
    成された第2次陽極酸化皮膜を根幹部と同様の処理によ
    り単色または多色に着色して成るアルミニウム製複製画
    の製作法。
JP23150789A 1989-09-08 1989-09-08 アルミニウム製複製画の製作法 Pending JPH0397896A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010163696A (ja) * 2010-04-27 2010-07-29 Kanagawa Acad Of Sci & Technol 陽極酸化ポーラスアルミナおよびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010163696A (ja) * 2010-04-27 2010-07-29 Kanagawa Acad Of Sci & Technol 陽極酸化ポーラスアルミナおよびその製造方法

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