JPH039732Y2 - - Google Patents

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JPH039732Y2
JPH039732Y2 JP1985102768U JP10276885U JPH039732Y2 JP H039732 Y2 JPH039732 Y2 JP H039732Y2 JP 1985102768 U JP1985102768 U JP 1985102768U JP 10276885 U JP10276885 U JP 10276885U JP H039732 Y2 JPH039732 Y2 JP H039732Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、つぼ灸として、もぐさと皮膚との間
に紙材あるいは合成樹脂材等からなる熱緩衝板を
置く形式のもので、もぐさと熱緩衝板とを一体に
構成してなる温灸具の改良に関し、特に、前記熱
緩衝板としてのもぐさ台座の下面に設けた皮接用
感圧性貼着剤のための剥離紙に摘み耳片を形成し
たものである。
従来の技術 人体のつぼ部にもぐさを直接載せて着火加熱す
るつぼ灸に対して、もぐさと皮膚との間に当て布
などを置き、先のつぼ部は勿論のこと肉質部分な
どの各部位を比較的低温下で加温する温灸は、つ
ぼ刺激による体質改善並びに局部的な血行促進な
どに優れ、しかも、灸部の皮膚に灸症を起すこと
が少なく、灸跡も残らないなど灸治療における特
徴を有している。
そして、この温灸効果に着目し、しかも、簡便
に用いることが出来ることを意図して開発された
温灸具として、当て布に替わる小片の天然あるい
は合成紙質層の上面にもぐさの直下熱による焼損
を防ぎ且つ熱拡散を計るためのアルミニウム箔を
貼着する一方、その下面を剥離紙(セパレータ)
付きの感圧性貼着剤塗布面となし、この紙質台座
上に載置したもぐさに着火するようになしたもの
が提供されている。しかも、このような簡便な温
灸具は、その効能が顕著であることは基より、そ
の使用上の簡便さ、殊に、灸跡が残らないなどの
点から、高齢者は勿論のこと若者の間にも、スポ
ーツによる筋肉疲労の解消あるいは軽度の関節炎
の治療などに有用であることから、使用されてい
る。
ところで、従来のこの種温灸具の簡便さは、台
座ごと目的の皮膚面に貼着できることにあり、こ
れによつて、灸時の姿勢にこだわることなくて、
比較的自由な状態での使用が可能であると共に、
皮接貼着によつて、使用時に滑り落ちるようなこ
とが少ないために、多少の移動あるいは運動が可
能であるところから、特に使用者に重宝されると
ころである。
この使用上の便利さを保つためには、前述の構
成における台座下面への貼着剤の配設が必要であ
り、しかも、該剤に対する剥離紙の附設が必要で
ある。
考案が解決しようとする問題点 一方、この剥離紙付き貼着剤を有する温灸具の
構成によると、量産化のために打抜き加工によつ
て生産される台座と剥離紙とが、打抜き時に喰い
込む刃型によつて、それ等の周縁切り口が一体化
の状態となつて、ただでさえ剥離し難い該紙の剥
ぎ取りが困難な状況にある。このことは、小片の
もぐさ付き台座を指先で摘んで、先の剥離紙の剥
ぎ取りをしなければならない作業状態からして、
老人等において特に困難である。
そこで、本考案では、この剥離紙の剥ぎ取りが
容易な耳付き剥離紙を用いるもので、殊に耳付き
剥離紙の有効性もさることながら、耳付き構造に
することによつて、温灸具自体の量産性を損なう
ようなことがないように考慮して開発されたもの
である。
問題点を解決するための手段 そのために本考案では、各摘み耳片の外周部分
を打ち抜きした剥離紙の連設シートを、同じくシ
ート状のもぐさ台座の感圧性貼着剤を塗布した下
面に貼り合せる工程と、これ等両シートの貼り合
せ板状体を、前記摘み耳片の内側縁部分を残して
前記台座の形状に該板状体の上面側から打ち抜き
形成する工程と、この台座上の中央に筒状のもぐ
さを一体に載置する工程とによつて、形成される
摘み耳片付きの剥離紙を有する形状の温灸具を提
案する。
作 用 予め、耳部の外周縁を打ち抜いた剥離紙の連設
紙を台座用打ち抜きシートに貼着した後に、台座
外形を先の耳部における接続基部を残して打ち抜
く。即ち、この加工は、厚みがあり比較的弾力性
に富む台座に対して、その表面に貼着した薄紙の
剥離紙の一部を残して部分的に切り抜く加工上の
困難さを解決すると共に、耳部を含む外形を一個
の切り抜き刃型で打ち抜く場合に、刃型厚み、特
に耳部のための型部分によつて、多数個取りの際
の隣り合う刃型との間の間隔と打ち抜かれる素材
シートのカス逃げを考慮した間隔位置を保つた刃
型展開が必要であることから、所定の打ち抜き面
における個数取りの量が少なくなるが、この点、
先に耳部の打ち抜き加工を行つておくことによつ
て、台座打ち抜き時に該耳部に相当する部分の打
ち抜き刃型を必要とせず、その結果、この張出し
た刃型に必要な刃型展開スペースを省略できて、
その分だけ所定の打ち抜き面における個数取りを
増すことが可能となる。
更には、この耳部を台座型抜きのカス逃げ部分
(例えば円形台座の場合の隣接円弧間の隙間)に
位置するように配置することによつて、台座の個
数取りは、従来の耳なしの場合と同様の個数が可
能であつて、耳付きによる加工上の量産性を保ち
素材費用の増加を可及的に少なくすることが出来
る。
そして、この耳部は製品において、使用時の摘
み片となつて、剥離紙の剥ぎ取りに有効に作用す
る。
次に、本考案温灸具の好ましい実施例について
説明する。
実施例 第1図は本考案温灸具の一実施例を示す斜視図
で、天然紙質材あるいは、ウレタン、ポリエチレ
ン等を主材とする柔軟性合成樹脂発泡体からなる
層剤で構成された小片の台座1には、その上面に
薄紙で裏打ちした熱拡散用のアルミニウム金属箔
2が貼着してあり、下面に皮接用の和紙3と該和
紙3に塗布した感圧性貼着剤4を挟んで剥離紙5
とが一体的に貼り合せてある。そして、この剥離
紙5には、台座1の外周縁から張出した耳片6を
形成してある。
又、前記台座1の中心部には、小孔7を窄つて
あり、該孔7を覆うように、該台座1の上面にも
ぐさ8を和紙で筒捲きしたもぐさ筒9を糊付けに
より一体に載置してある。
第2図は、本考案温灸具の加工工程を示す概略
図で、上面の全体にアルミニウム箔板10を貼り
合せた定寸の層材シート11に、加工機に位置合
せした状態で所定位置に前記小孔7に相当する部
分の穴抜き加工とそのカス取り加工を施す。
一方、定寸の和紙シート12の一面に感圧性貼
着剤13を塗布し、その塗布面に同じく定寸の剥
離紙シート14を貼り合せる。次いで、この和紙
シート12と剥離紙シート14との貼り合せ体
に、これを位置決めした状態で、前記耳片6に相
当する部分の外縁形状を剥離紙シート14のみ型
打ちする。この場合、この貼り合せ体が共に薄紙
状のものであるために、刃当て時に他層への食い
込みがなくて当て刃のストローク調整が容易であ
ることから、その上層の剥離紙シート14のみの
型切り加工が比較的容易に可能である。
そして、前記層剤シート11の下面(アルミニ
ウム箔板10の非貼着面)に先の貼り合せ体の和
紙面を一体に糊付けする。勿論、このとき、両体
の適正な位置合せが必要であり、そのために、両
体の角部に穿つたパイロツト孔15,15……が
利用される。
次に、上面からアルミニウム箔板10、層材シ
ート11、和紙シート12、感圧性貼着剤13の
層および剥離紙シート14が一体に貼り合された
定寸シートを、アルミニウム箔板10を貼着した
上面側から台座1の外周形状に打ち抜く。このと
き、前記耳片6の連設基部を残した刃型で行われ
る。
この加工によつて、張出した耳片6を残した小
孔7を有する台座1が前記定寸のシートから多数
個打ち抜くかれる。
これ等打ち抜かれた個々の台座1に予め加工し
ておいたもぐさ筒9を一体に載置することによつ
て完成する。
考案の効果 このように、本考案温灸具は、耳部の外周縁を
打ち抜いた剥離紙の連設紙を台座用打ち抜きシー
トに貼着した後に、台座外形を先の耳部における
接続基部を残して打ち抜くことみより、剥離紙に
摘み耳片を形成せしめた構成であるので、先ず、
この耳片を摘んでの剥離紙の台座からの剥ぎ取り
が容易に出来るので、この温灸具の使用が老人等
においても容易に可能である。しかも、本考案温
灸具の構成によれば、台座の外周型抜き時に張出
した耳部分の型を必要としないので、一時に多数
個の型抜きを行なうための型構成における各刃型
の間隔を広く採る必要がないと共に該耳片に当る
部分を前記台座の型取り間の隙間域にあるように
配置構成することによつて、定寸の素材シートか
らの個数取りを該耳片付設により減少させるよう
なことがなくて、耳付きにもかかわらず従来と同
程度の個数取りができる等、本考案温灸具は製造
上並びに使用上において極めて有効なるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案温灸具の一実施例を示す斜視図
であり、第2図はその加工工程を示す概略図であ
る。 1……台座、2……アルニニウム金属箔、3…
…和紙、4……感圧性貼着剤、5……剥離紙、6
……耳片、7……小孔、9……もぐさ筒。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 各摘み耳片の外周部分を打ち抜きした剥離紙
    の連設シートを、同じくシート状のもぐさ台座
    の感圧性貼着剤を塗布した下面に貼り合せ、こ
    れ等両シートの貼り合せ板状体を、前記摘み耳
    片の内側縁部分を残して前記台座の形状に該板
    状体の上面側から打ち抜き形成し、この台座上
    の中央に筒状のもぐさを一体に載置してなる温
    灸具。 (2) 前記台座にはその上面に熱拡散用のアルミニ
    ユーム箔と薄紙との重層体を貼着し、前記筒状
    もぐさの載置下部に小孔を搾つと共に、前記剥
    離紙との間に皮接用和紙を介在せしめてなる前
    記実用新案登録請求の範囲第1項記載の温灸
    具。
JP1985102768U 1985-07-05 1985-07-05 Expired JPH039732Y2 (ja)

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JP1985102768U JPH039732Y2 (ja) 1985-07-05 1985-07-05

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JP1985102768U JPH039732Y2 (ja) 1985-07-05 1985-07-05

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JPS6212340U JPS6212340U (ja) 1987-01-26
JPH039732Y2 true JPH039732Y2 (ja) 1991-03-11

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6045032B2 (ja) * 1979-04-27 1985-10-07 ユニオン・シデリユルジク・デユ・ノ−ル・エ・ド・レス・ド・ラ・フランス・パル・アブルビエ−シヨン・“ユジノル” 酸素切断によるスラブ切割機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6013471Y2 (ja) * 1981-02-25 1985-04-30 株式会社川口技研 伝導芯体付貼着点灸具
JPS6045032U (ja) * 1983-09-07 1985-03-29 株式会社山正 間接灸セツト

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JPS6212340U (ja) 1987-01-26

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