JPH0394762A - 生体用管状部材 - Google Patents

生体用管状部材

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JPH0394762A
JPH0394762A JP1233433A JP23343389A JPH0394762A JP H0394762 A JPH0394762 A JP H0394762A JP 1233433 A JP1233433 A JP 1233433A JP 23343389 A JP23343389 A JP 23343389A JP H0394762 A JPH0394762 A JP H0394762A
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semiconductor
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JP1233433A
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Isami Hirao
平尾 勇実
Kazuhiko Ozeki
大関 和彦
Ryoichi Kono
小納 良一
Koji Kanbara
神原 浩司
Koichi Kawashima
晃一 川島
Yasuhiro Ueda
康弘 植田
Hiromasa Suzuki
鈴木 博雅
Eiichi Fuse
栄一 布施
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、生体内に挿入もしくは留置して生体の患部を
治療するための生体用管状部材に関する。
[従来の技術] 生体に用いられる管状部材として、食道ブロステーセス
、ERBDチューブ、ENBDチューブ、内視鏡用スラ
イディングチューブおよび各種カテーテル等が知られて
いる。ところが、これら管状部材は、狭窄部を拡張して
管路を連通状態に確保したり、処置具のガイドあるいは
薬液等の注?用であって、患部の治療を行うものではな
い。
一方、最近では癌などの悪性腫瘍を治療する方法として
光電気化学治療が知られている。これは光励起された半
導体表面が有する強い反応性を、癌細胞の殺細胞効果に
応用したもので、癌細胞を死滅させるに顕著な効果があ
ることが実験により明らかになっている。
ここで、半導体微粒子の光化学反応の原理について説明
すると、第23図に示すように、ある種の半導体は、光
を当てると光励起により価電子帯の電子が伝導体に励起
され、価電子帯に正孔ができる。この電子′と正孔が再
結合しなければ、これらを酸化還元反応に利用できる。
すなわち、伝導体に励起された電子は価電子帯の電子よ
りバンドギャップ分だけエネルギーが高いため還元力が
強く、価電子帯の正孔は伝導体の空準位よりバンドギャ
ップ分だけ電子親和力が大きいので酸化能力がある。酸
化力、還元力ともに強い半導体として酸化チタン(以下
、TiO■という)が知られており、このTie2の半
導体微粒子に白金(以下、ptという)を担持すると、
Ti02の光触媒能が著しく増加することも知られてい
る。ptを含むTie2の粉末が溶液に懸濁している状
態の光触媒系は、光化学電池同様、半導体が光励起され
ることによっていろいろの反応が進行する。この光励起
は半導体のバンドギャップに相当する波長よりも短波長
(T i 02の場合415nm)の光が照射されると
起こり、先励起されたTie2表面は非常に強い酸化力
を有し、いろいろ化合物を酸化分解できる。
また、半導体微粒子の粒径が小さい程、反応活性度は大
きくなる(T i 02の場合、0.2μm以下が反応
活性度最大)とともに、半導体微粒子の数が多い程、ま
た光量が大きい程効果が大きい。
この半導体が光励起されることによる反応を利用して殺
菌、悪性腫瘍等の死滅させる技術は、例えば特開昭62
−87526号公報、特開昭63−177849号公報
において公知であり、特に後者のものは、内視鏡の挿通
チャンネルを通じて治療用プローブを生体に導入し、光
触媒効果を有する半導体電極と白金電極を癌部位に穿刺
し、前記治療用プローブの先端面から照射されるレーザ
光を前記半導体電極の表面に照射するようになっている
。半導体電極にレーザ光が照射されると、半導体電極上
では酸化反応が起こり、白金電極上では還元反応が起こ
る。そして、両電極間には癌部位があることにより、水
分或分に前記反応が起こり、半導体電極上では酸素が発
生し、白金電極上では水分が発生し、つまり、光触媒効
果が生じることになる。
[発明が解決しようとする課8] しかしながら、前述のような治療装置は、内視鏡の揮通
チャンネルを通じて治療用ブローブを生体に導入し、光
触媒効果を有する半導体電極と白金電極を癌組織等の目
的部位に穿利するものであり、人体における治療部αが
限定され、例えば食道のような管路が悪性腫瘍により狭
窄した部位を治療しようとしても目的部位を確実に治療
できないという問題がある。
本発明は上記課題に着目してなされたもので、その目的
とするところは、例えば食道のような管路が悪性腫瘍に
より狭窄した部位であっても、確実に治療できる生体用
管状部材を提供することにある。
[課題を解決する手段および作用] 前記課題を解決するために本発明の生体用管状部材は、
生体内に挿入もしくは留置する管状部材本体の少なくと
も一部に光触媒効果を有する十導体物質を設けたことに
ある。
管状部材本体を生体に挿入もしくは留置し、管状部材本
体の内側から半導体物質に向けて光を照射することによ
り、半導体物質が酸化反応を起こして悪性腫瘍を死滅さ
せる。
[実施例] 以下、本発明の各実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第3図は第1の実施例を示すものである。第1
図は生体用管状部材1の全体を示し、2は食道プロステ
ーセスとしての管状部材本体である。この管状部材本体
2はシリコーン等の透明部材により円筒状に形成されて
いる。管状部材本体2の先端部3は肉厚に形成されてい
るとともに、この先端部3の先端は生体の食道に挿入し
やすいように先細に、しかも基端には生体の食道に留置
しやすいように段部4を有している。さらに、管状部材
本体2の末端部5は後述する内現鏡を挿入しやすくする
ために、末端に向かって漸次大径となるようにテーバ状
に拡開されている。
管状部材本体2の中間部の複数箇所、この実施例におい
ては3箇所に光触媒効果を有する半導体物質としての半
導体電極層6・・・が設けられている。
この半導体電極層6は、Ti02を前記管状部材本体2
の外周面に吹き付けて帯状に付着させたものであり、管
状部材本体2に一体的に固着されている。
第2図は生体用管状部材1の使用例を示し、悪性肚瘍7
により狭窄した食道部位8に生体用管状部材1を留置し
た状態を示す。生体用管収部材1を管状部材本体2の先
端部3側から食道部位8に留置した状態においては、管
状部材本体2の外周面に付着された半導体電極層6・・
・が悪性腫瘍7に接触した状態にある。
この状態において、生体の口腔を介して内視鏡10の挿
入部11を体腔内に挿入し、その先端構成部12を管状
部材本体2の内部に挿入する。
方、内視鏡10の操作部13に接続されたライトガイド
ケーブル14を光源装置15に接続し、照明光を内視鏡
IOの挿入部11に内装されたライトガイドファイバー
(図示しない)を介して先端構戊部12に導く。そして
、先端構成部12から管状部材本体2の内周面に向って
照明光を照射すると、照明光は透明部材である管状部材
本体2の周壁を透過して半導体電極層6に届く。半導体
電極層6に照明光が当たると、半導体電極層6上では酸
化反応が起こり、光触媒効果によって食道部位8に発生
した悪性腫瘍7を死滅させることができる。したがって
、内視tR. 1 0の操作部13を操作して挿入部1
1を回転、進退操作することにより、管状部材本体2の
外周面に設けられた複数の半導体電極層6・・・に照明
光を照射して広範囲に亘る悪性肚瘍7を死滅させること
ができる。
第3図は半導体電極層6に光を照射する手段として、レ
ーザ光を採用したものである。内視鏡10の操作部13
に設けられた鉗子口16からレーザプローブ17を挿入
し、そのレーザプローブ17の先端部18を管状部材本
体2の内部に挿入する。一方、レーザプローブ17の基
端部19をレーザ装置20に接続する。
そして、レーザプローブ17の先端部18から管状部材
本体2の内周面に向って照明光を照射すると、照明光は
透明部材である管状部材本体2の周壁を透過して半導体
電極層6に届く。半導体電極層6にレーザ光が当たると
、半導体電極層6上では酸化反応が起こり、光触媒効果
によって食道部位8に発生した悪性腫瘍7を死滅させる
ことができる。なお、レーザは、410nmより短波長
のもの、例えばエキシマレーザ、エキシマDyeレーザ
、クリブトンレーザ等の紫外域レーザ等が好ましい。
第4図は第2の実施例を示すもので、管状部材本体2の
中間部に設けた複数箇所の光触媒効果を有するT i 
O 2の十導体電極層6・・・に隣接して金属層21を
設けたものである。この金属層21はptからなり、前
記管状部材本体2の外周面に吹き付けて帯状に付着させ
たものであり、管状部材本体2に一体的に固着されてい
る。T i O 2にptを担持すると、T i O2
の光触媒能が著しく増加し、悪性腫瘍7を効果的に死滅
させることができる。
第5図は第3の実施例を示すもので、管状部材本体2の
外周面全体に光触媒効果を有するTie2の半導体電極
層6を付着し、さらに半導体電極層6の外周面をptか
らなる金属層21で被覆したものである。
第6図は第4の実施例を示すもので、管状部材本体2の
中間部における外周面にT i 02をコーティングし
たステンレス線22・・・と、Pt線23・・・とを網
状に編成した網状体24で被覆したものである。
この実施例によれば、網状体24に照明光またはレーザ
光を照射することにより、酸化反応が起こり、光触媒効
果によって悪性腫瘍7を死滅させることができることは
勿論、管状部材本体2の内部にハイパーサミャ用のマイ
クロウエーブ発振プローブを挿入すれば、前記網状体2
4がアンテナの役目を果たし、温熱治療も併用できると
いう効果がある。
第7図〜第9図は第5の実施例を示すもので、第7図は
生体用管状部材25の全体を示し、26はERBDチュ
ーブとしての管状部材本体である。
この管状部利本体26はシリコーン等の透明部材により
円筒状に形成されている。そして、この管状部材本体2
6の先端側および末端側には生体用管状部材25を体腔
内の目的部位に留置させるための切起し爪26a・・・
が設けられている。この生体用管状部材25は管状部材
本体26の製造工程で、シリコーン中にTiO2の微粒
子からなる半導体電極27・・・を泥人したものである
。この半導体電極27は、第8図(a)に示すように、
Tie2微粒子単体でもよいし、第8図(b)に示すよ
うに、Tie2微粒子27にpt微粒子27aを担持し
たものでもよい。
第9図は生体用管状部材25の使用例を示し、十二指腸
乳頭28より生体用管状部材25を胆管29内に挿入し
、切起し爪26a・・・によって胆管29に留置する。
胆管29に生体用管状部材25を挿入して留置すると、
管状部材本体26の外周面は胆管2つの内壁に発生した
癌組織30に接触状態となる。この状態で、体腔内に挿
入した内視鏡31の挿入部32の先端側から導出したレ
ーザブローブ33を前記管状部材本体26の内部に挿入
し、前述した実施例と同様に、レーザ光を照射すること
により、管状部材本体26に混入されている半導体電極
27・・・に酸化反応が起こり、光触媒効果によって癌
組織30を死滅させることができるとともに、管状部材
本体26内の殺菌もでき、つまりを防止できる。
mlo図〜第12図は第6の実施例を示すもので、第1
0図は生体用管状部材34の先端側を示し、35はカテ
ーテルとしての管状部材本体である。この管状部材本体
35はシリコーン等の透明部材により円筒状に形戊され
ている。そして、この管状部材本体35の先端側の外周
面には第2の実施例と同様に、光触媒効果を有するTi
O2の半導体電極層36・・・に隣接して金属層37が
設けられている。この金属層37はptからなり、前記
管状部材本体35の外周面に吹き付けて帯状に付着させ
たものであり、管状部材本体35に一体的に固着されて
いる。
第11図および第12図は生体用管状部材34をENB
D (内視鏡的経鼻胆道ドレナージ)チューブとして使
用した状態を示すもので、鼻38から生体用管状部材3
4を挿入し、胃39、十二指腸乳頭40を介し胆管41
内に挿入して留置すると、管状部材本体35の外周面の
半導体電極層36および金属層37は胆管41の内壁に
発生した癌組織42に接触状態となる。この状態で、体
外から管状部材本体35にレーザプローブ(図示しない
)を挿入し、前述した実施例と同様に、レーザ光を照射
することにより、管状部材本体35の外周面の半導体電
極36・・・に酸化反応が起こり、光触媒効果によって
癌組織42を死滅させることができるとともに、管状部
材本体35は胆汁を排出するカテーテルと兼ねることが
できる。
第13図は第7の実施例を示し、経皮端子45と透明チ
ューブ46とを組合わせしたものである。
生体皮膚組織47の一部には経皮端子45がその一部を
体外に露出した状態で固定糸48により固定されている
。経皮端子45には貫通孔49が設けられ、この貫通孔
49に前記透明チューブ46の基端部が接続されている
。透明チューブ46の先端部の外周面には第2の実施例
と同様に、光触媒効果を有するT i O 2の半導体
電極層50に隣接してptからなる金属層51が設けら
れている。
さらに、透明チューブ46の先端部の開口は弾性栓52
によって閉塞されている。
そして、透明チューブ46の先端部は体腔内の癌組織5
3内に挿入留置され、その外周面の半導体電極層50お
よび金属層51は癌組織53に接触状態となる。この状
態で、第1の実施例と同様に内視鏡10の挿入部11を
経皮端子45を介して透明チューブ46に挿入し、その
先端構成部12から透明チューブ46の内周面に向って
照明光を照射すると、半導体電極層50に照明光が当た
ると、半導体電極層50上では酸化反応が起こり、光触
媒効果によって癌組織53を死滅させることができる。
第14図は第8の実施例を示し、透明部材からなる外痩
チューブ54には複数個の側孔55・・・が設けられる
とともに、適宜箇所の外周面には第2の実施例と同様に
、光触媒効果を有するTie,の半導体電極層56に隣
接してptからなる金属層57が設けられている。外痩
チューブ54は生体皮膚組織58の一部に設けた痩孔5
9に通して肝臓60に挿入され、さらに外痩チューブ5
4の先端部は胆のう61を有した総胆管62に挿入され
ている。
この状態で、第7の実施例と同様に、内視鏡を用いて外
痩チューブ54の内周面に向って照明光を照射すると、
半導体電極層56上では酸化反応が起こり、光触媒効果
によって癌組織等の悪性腫瘍を死滅させることができる
第15図および第16図は第9の実施例を示すもので、
63は管状部材本体としてのスライディングチューブで
ある。このスライディングチューブ63は透明部材によ
って円筒状に形成され、その先端部における外周面には
光触媒効果を有するT i O2の半導体電極層64・
・・がコーティングされている。
このスライディングチューブ63は、体腔65内に挿入
することにより、半導体電極層64・・・が体腔65の
内壁に発生した癌組織66に接触状態となる。この状態
で、内視鏡10をスライディングチューブ63に挿入し
、先端部から照明光を照射することにより、スライディ
ングチューブ63の外周面の半導体電極64・・・に酸
化反応が起こり、光触媒効果によって癌組織66を死滅
させることができる。
第17図は第10の実施例を示すもので、67は管状部
材本体としての導尿カテーテルである。
この導尿カテーテル67は透明部材によって円筒状に形
成され、その先端部には側孔68が穿設されているとと
もに、先端部の外周面には光触媒効果を有するT i 
O 2の半導体電極層6つ・・・がコーティング等によ
って設けられている。
この導尿カテーテル67は、尿道70内に挿入すること
により、半導体電極層69・・・が尿道69の内壁に発
生した癌組織71に接触状態となる。
この状態で、光源装置72と接続する導光ファイバー7
3を導尿カテーテル67に挿入し、先端部から照明光を
照射することにより、スライディングチューブ63の外
周面の半導体電極69・・・に酸化反応が起こり、光触
媒効果によって癌組織71を死滅させることができる。
第18図および第19図は第10の実施例を示すもので
、74は管状部材本体としての3ルーメンバルーンカテ
ーテルである。この3ルーメンノくルーンカテーテル7
4は透明部材によって円柱状に形成されている。この3
ルーメンバルーンカテーテル74には軸方向に離間する
バルーン75、75を有したバルーン用送気管路76と
、バルーン75、75間の側壁に開口する吸引孔77を
有した吸引管路78および主管路7つが設けられている
。さらに、前後のバルーン75、75間のカテーテル外
周面には光触媒効果を有するTie2の半導体電極層8
0がコーティングされている。
この3ルーメンバルーンカテーテル74は、管腔臓器8
1内に挿入し、バルーン用送気管路76に接続するピス
トン82によって送気してバルーン75、75を膨脹さ
せて管腔臓器81に密着させる。つぎに、吸引管路78
に接続する吸引ボンブ83を作動させ、管腔臓器81を
カテーテル外周面に吸引密着させる。この状態で、第9
の実施例と同様に、光源装置72と接続する導光ファイ
バー73を主管路79に挿入し、先端側部から照明先を
照射することにより、半導体電極80に酸化反応が起こ
り、光触媒効果によって治療することができる。
第20図は第11の実施例を示すもので、84は管状部
材本体としての密巻きコイルである。この密巻きコイル
本体85は、素材の外周面に光触媒効果を有するT i
 O2の半導体電極層86をコーティングもしくはTi
e2の半導体電極層86を混入した素材によりコイル状
に形或されている。
そして、この密巻きコイル84を癌組織87によって狭
窄された胆管88内に挿入留置する。胆管88に密巻き
コイル84を挿入して留置すると、密巻きコイル本体8
5の外周面にコーティングもしくは屁人された半導体電
極層86が癌組織87に接触状態となる。この状態で、
体腔内に挿入した内視鏡8つの挿入部90の先端側から
突出した光ファイバー91を前記密巻きコイル84の内
部に挿入し、前述した実施例と同様に、照明光を照射す
ることにより、半導体電極86に酸化反応が起こり、先
触媒効果によって癌組織87を死滅させることができる
。なお、内視鏡89のライトガイド92から出射される
照明光によって密巻きコイル84を照射するようにして
もよい。
第21図は第12の実施例を示すもので、93は管状部
材本体としての密巻きコイルである。この密巻きコイル
本体94は、素材の外周面に光触媒効果を有するTie
2の半導体電極層をコーティングもしくはTie2の半
導体電極層を混入した素材によりコイル状に形成された
第1のコイル95と、素材の外周面にptの金属層をコ
ーティングもしくはptの金属層を混入した素材により
コイル状に形成された第1のコイル96とからなる。
したがって、前記実施例と同様に、照明光を照射するこ
とにより、半導体電極層の酸化反応と金属層の還元反応
により、癌組織87を死滅させることができる。
第22図(a)〜(c)は変形例を示すもので、同図(
a)は木綿もしくは化学繊維からなる糸にT i 02
の粉末を付着した半導体電極糸97である。この半導体
電極糸97を針97aに通し、同図(b)に示すように
、内視鏡98の鉗子チャンネル99に挿通した把持鉗子
100によって把持する。そして、同図(c)に示すよ
うに、癌組織101に縫い付けることによって、半導体
電極糸97を癌組織101に留置できる。したがって、
内祖鏡98の鉗子チャンネル9つに挿通した光ファイバ
ー102から出射する光を半導体電極糸97に照射する
ことにより、前述と同様に、光触媒効果によって癌組織
101を死滅させることができる。なお、Tie2の粉
末にpt粉末を混入してもよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、生体内に挿入もし
くは留置する管状部材本体の少なくとも一部に光触媒効
果を有する半導体物質を設けたから、管状部材本体の内
側から半導体物質に向けて光を照射することにより、半
導体物質が酸化反応を起こして悪性腫瘍を死滅させるこ
とができる。
したがって、例えば、食道のような管路が悪性腫瘍によ
り狭窄した部位であっても、確実に治療できる生体用管
状部材を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の第1の実施例を示し、第1図
は生体用管状部材の半断面図、第2図および第3図はそ
の使用状態の縦断面図、第4図は本発明の第2の実施例
を示す生体用管状部材の半断面図、第5図は本発明の第
3の実施例を示す生体用管状部材の半断面図、第6図は
本発明の第4の実施例を示す生体用管状部材の側面図、
第7図〜第9図は本発明の第5の実施例を示し、第7図
は生体用菅状部材の縦断面図、第8図(a)(b)はT
 i O 2 K粒子およびptを担持したTiO2微
粒子の断面図、第9図はその使用状態の縦断面図、第1
0図〜第12図は本発明の第6の実施例を示し、第10
図は生体用管状部材の縦断面図、第11図および第12
図はその使用状態の縦断面図、第13図は本発明の第7
の実施例を示す生体用管状部材の使用状態の縦断面図、
第14図は本発明の第8の実施例を示す生体用管状部材
の使用状態の縦断面図、第15図および第16図は本発
明の第9の実施例を示し、第15図は生体用管状部材の
縦断面図、第16図はその使用状態の縦断面図、第17
図は本発明の第10の実施例を示す生体用管状部材の使
用状態の縦断面図、第18図および第19図は本発明の
第11の実施例を示し、第18図は生体用管状部材の縦
断面図、第19図はその使用状態の縦断面図、第20図
は本発明の第12の丈施例を示す生体用管状部材の使用
状態の斜視図、第21図は本発明の第13の実施例を示
す生体用管状部材の使用状態の断面図、第22図(a)
〜(c)は本発明の変形例を示す説明図、第23図は光
電気化学反応のプロセスを示す図である。 1・・・生体用管状部材、2・・・管状部材本体、6・
・・半導体電極層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 生体内に挿入もしくは留置する生体用管状部材において
    、この管状部材本体の少なくとも一部に光触媒効果を有
    する半導体物質を設けたことを特徴とする生体用管状部
    材。
JP1233433A 1989-09-08 1989-09-08 生体用管状部材 Pending JPH0394762A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7175611B2 (en) * 2002-06-05 2007-02-13 Mark Alan Mitchnick Antimicrobial release system

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