JPH039240A - 布帛用伸長特性試験機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は布帛用伸長特性試験機に関するもので、特に衣
料用などの編織物の伸長特性の測定装置に関するもので
ある。

（従来の技術） 従来、編織物の伸長特性の測定は、布帛を一軸もしくは
二軸伸長した状態で測定する方法が一般的であった。し
かしながら、これらの編織物の伸長特性の測定装置にお
いては、編織物に付与する変形状態が編織物を構成して
いる糸条の長手方向またはそれとある角度をなす方向へ
の、平面的な引っ張り状態での布帛伸長特性でしか測定
できなかった。そのため、編織物が縫製され実際に衣服
として使用されている状態における編織物に生じる三次
元的な曲面変形の伸長特性を定量的に測定することはで
きなかった。

（本発明が解決しようとする課題） 本発明は、編′織物の伸長特性の測定装置における前記
従来の欠点を解決したもので、編織物の曲面的な変形状
態即ち、実際の着用時における伸長特性の定量的な測定
装置を提供せんとするものである。

（課題を解決するための手段） 被測定布帛支持体（９、支持体（９）の下方に設けた上
下移動可能にした球状体（１）および球状体（１）被測
定布帛■を所定量接触加圧した際の被測定布帛（（６）
の多軸方向の伸長特性を検出する装置からなる布帛用伸
長特性試験機。

第１図は、本発明の布帛用伸長特性試験機の−実施例の
構成図を示したものである。本装置は球状体１、該球状
体を載せるためのステージ２およびステージ２を上昇ま
たは下降させるための駆動体３、該ステージの上昇もし
くは下降の移動量を測るためのゲージ４およびゲージ４
に連続した指示計５、支持体９にて支持固定される被測
定布帛６、該被測定物にかかる力を検出するための支持
体９と連続した力検出器７および力検出器７に連続した
記録計８から構成されている。

球状体１としては、金属、ガラス、ゴム、樹脂などの材
料を用い、曲面を持つ形状であれば任意の形状でよく、
大きさは被測定布帛６の大きさよりもちいさければよい
。球状体が真球の場合は直径１００．−以下が適当で、
楕円球や非対称味等の場合は直径が１００１１１以下で
あればよい。ステージ２の面積は球状体１を安定した状
態で載せることができるように、球状体の底面積よりも
大きいものが望ましい。ステージの駆動体３は、球状体
１を載せたステージ２を一定速度で上下に移動可能なも
のであればよい。上昇速度としては、たとえば５００ｍ
−／秒以下の範囲を採用することができる。該ステージ
の移動量を測るゲージ４としては、たとえばスライディ
ングゲージを用いることができ、該出力を表示させるた
めに記録計５として、たとえばカウンタを用いる。被測
定布帛６は支持体９にて支持固定される。被測定布帛６
の最小長さは、球状体１の最大長さよりも大きいことが
望ましい。該被測定布帛にかかる力を検出するための検
出器７はロードセルを用いることができる。初期状態に
おける、前記、被測定布帛６とステージ２との間隔は、
該ステージ上の球状体１の高さより大きくする必要があ
り、１０〜７０−ｍの範囲に設定することが望ましい。

（作用） 第２図は、本発明の装置の駆動体３の作用によって被測
定布帛がＩｇ／ｃＪ以上の接触圧力がかかる程度まで上
昇させ、これによって被測定布帛６が三次元的な曲面変
形を生じて伸長変形している状態を示したものである。

伸長変形によって被測定布帛に作用する二軸方向の伸長
力は力検出器７で検出する。

（実施例） 実施例　１ 本発明にもとづ（装置をつぎのように作成し、第１表に
示す試料編地を測定した。

球状体としてはナイロン樹脂製の直径９０龍の半真球体
を用いた。ステージはアルミ製で１０ｃ■Ｘ　１００１
１の正方形とし、該球状体を載せたステージが、１關／
秒の速度で高さ３５■■まで上昇することができるよう
に調整した。該ステージの上昇高さを読み取るために、
スライディングゲージおよびカウンタを用いた。該球状
体を載せたステージの上昇に伴って、編地のコース方向
およびウェール方向に作用する伸長力を読み取るためそ
れぞれにロードセルを用いた。試料編地のサイズは１０
　ａｍ　Ｘ　１０　ａｍとした。第３図に、上記の装置
条件における測定結果を示す。第３図から、試料Ａ１Ｂ
は比較的布帛のタテ・ヨコ方向の伸縮性のバランスが良
く、試料Ｃはウエール方向の伸縮性が大きいことが明ら
かになった。

第　　　　１　　　　表 本発明にもとづく装置をつぎのように作成し、第２表に
示す試料編地を測定した。

球状体としてはゴム製の直径５０．讃の半球体を用いた
。ステージはアルミ製で１０ｃ■Ｘ　１０　ａｍの正方
形とし、該球状体を載せたステージが、０．５鶴／秒の
速度で高さ５０菖冒まで上昇することができるように調
整した。該ステージの上昇高さを読み取るために、スラ
イディングゲージおよびカウンタを用いた。該球状体を
載せたステージの上昇に伴って、編地のコース方向およ
びウエール方向に作用する伸長力を読み取るためにロー
ドセルを用いた。試料編地のサイズは１０ｃ■Ｘ　１０
　ｃｗ＋とした。第４図に、上記の装置条件における測
定結果を示す。第４図から、試料Ｅはコース方向のみの
伸縮性に富む布帛であることが明らかになった。

第　　　　２　　　　表 （発明の効果） 本発明によれば、衣服着用時の状態に生じる三次元的な
曲面変形時の伸長特性を定量的に測定することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の正面図、第２図は本発明の
布帛用伸長特性試験機の駆動例を示す図である。 第３図は実施例１の、第４図は実施例２の測定結果を示
す図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被測定布帛支持体（９）、支持体（９）の下方に設けた
   上下移動可能にした球状体（１）および球状体（１）が
   被測定布帛（６）を所定量接触加圧した際の被測定布帛
   （６）の多軸方向の伸長特性を検出する装置からなる布
   帛用伸長特性試験機。