JPH0377869A - アルキレンビスアミド化合物 - Google Patents

アルキレンビスアミド化合物

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JPH0377869A
JPH0377869A JP21273389A JP21273389A JPH0377869A JP H0377869 A JPH0377869 A JP H0377869A JP 21273389 A JP21273389 A JP 21273389A JP 21273389 A JP21273389 A JP 21273389A JP H0377869 A JPH0377869 A JP H0377869A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規かつ医薬、とりわけ制癌剤として有用なア
ルキレンビスアミド化合物またはその医薬上許容しうる
酸付加塩に関する6 〔従来の技術〕 特開昭55−81861号公報には、抗炎症作用および
アラキドン酸誘発血栓症予防作用を有するビスニコチン
酸アミドtiR導体が、特開昭56−75474号明細
書には抗血栓作用、抗勃脈硬化作用、血管I!總抑制作
用等を有する1、2−ビスにコチン酸アミド)プロパン
が開示されている。
〔発明が解決しようとするIl!11)近年、癌による
死亡、とりわけ肺癌による死亡は著しい増加を示してい
る。しかしながら、この肺癌患者の著しい増加にもかか
わらず、既存の化学療法荊の巾には肺癌、特に肺非小細
IP!癌に有効な薬物は殆どないのが現状である。した
がって、肺癌、とりわげ肺非小1iI胞癌に有効な薬物
の開発および副作用ならびに毒性を軽減するために肺癌
に特異的である薬物の開発が望まれている。
〔謀nを解決するための手段〕
そこで、本発明者等はこの観点にたって、鋭意研究を重
ねてきた結果、新規なアルキレンビスアミド化合物が肺
癌、特に肺小細胞癌だけでなく、既存制癌剤が効果を示
ざない肺非小細胞癌である大細胞癌、線癌等の肺癌にも
特異的に有効であることを見い出し本発明を完成させた
すなわぢ、本発明は一般式 %式% により表わされるアルキレンビスアミド化合物またはそ
の医薬上許容されうる酸付加塩に関するい式中、R1、
R1,R3,R4はそれぞれ同一または異なって水素原
子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基
、ホルミル基、−COOR’  (式中、R5は水素原
子、低級アルキル基またはアラルキル基を示す、)によ
り表わそれぞれ同一または異なって水素原子、低級アル
キル基またはアラルキル基を示すか、またはR6R7は
結合して隣接する窒素原子とともに複素環を形成する基
を示す、)により表わされる蟇またぞれ同一または興な
って水素原子、低級アルキル基またはアラルキル基を示
すか、またはR1,R9は結合して隣接する窺ネ原子と
ともに複素環を形成する基を示す。)により表わされる
基を、X。
Yはそれぞれ同一または異なって−CH−CH−−N 
−C14−1酸紫原子、硫黄原子またはN  R16(
式中、R1は水素原子または低級アルキル基を表わす。
)により表わされる基を、Aは鎖中に酸素原子、硫黄原
子またばN−R” (式中、R”は水素原子、低級アル
キル基またはアシル基を表わす、)を少なくとも1個有
していてもよく、また鎖上に置換基として低級アルキル
基、フェニル基、アラルキル基、オキソ、オキシム(オ
キシムはアルコキシムを含む)またはアミンを存してい
てもよい炭素数が2〜30個のアルキレン、アルケニレ
ンまたはアルキニレンを表わす、ただし、X、 Yがと
もに−N=CH−1かつAが炭素数2〜12個のアルキ
レンであるときは R1、R1、R*Raの少なくとも
一つは水素以外の原子または基を示す。
本明細書において、ハロゲン原子とはフッ素、塩素、臭
素、コラ素を、低級アルキル基とはメチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第三級ブ
チルなどを、低級アルコキシ基とはメトキシ、エトキシ
、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキ
シ、第三級ブトキシなどを、−GOOR’においてR5
が低級アルキル基である低級アルコキシカルボニル基と
はメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキ
シカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカ
ルボニル、イソブトキシカルボニル、第三級ブトキシカ
ルボニルなどを、アラルキル基とはベンジル、フェニル
エチル、フェニルプロピルまたはベンゼン環がハロゲン
原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、トリフルオ
ロメチル基等で置換されたベンジル、フェニルエチル、
フェニルプロピルなどを示す、隣接する窒素原子ととも
に複素環を形成する基としては該窒素原子の他に窒素、
酸素、硫黄原子等のへテロ原子を存していてもよい環状
アミノ化合物があげられ、たとえばピロリジニル、モル
ホリノ、チオモル水リノ、ピペリジノ、ピペラジニル、
ホモピペラジニル等の5〜7員環飽和環状アミノ化合物
およびピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾ
リル、オキサシリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イ
ソチアゾリル、ピラジニル、ピリミジニル等の5〜6員
環員環不飽和環状物が含まれる。該環状化合物は置換基
を育していてもよ(、かかる置換基としては低級アルキ
ル基(前記と同義)、低級アルコキシ基(前記と同義)
、アラルキル基(前記ト同義)、アシル基(アセチル、
プロピオニル、ブチリルなど)、フェニル基(1〜3個
のハロゲ。
ン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、トリフル
オロメチル基、ヒドロキシル基等によって置換されてい
てもよい)等があげられる。
−以下余白− 炭素数2〜30個のアルキレンとは、エチレン、トリメ
チレン、テトラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチ
レン、ヘプタメチレン、オクタメチレン、デカメチレン
、ドデカメチレン、テトラデカメチレン、ヘキサデカメ
チレン、オクタデカメチレン、エイコサメチレン、トリ
アコンタメチレンなどを、炭素数2〜30個のアルケニ
レンとは、ビニレン、プロペニレン、ブテニレン、ブタ
ジェニレン、ペンテニレン、ヘキセニレン、ヘキサメチ
レン、ヘキセニレン、オクテニレン、デセニレン、オク
タメチレン、エイコセニレン、ドリアコンテニレンなど
を、炭素数2〜30個のアルキニレンとはエチニレン、
プロビニレン、ブテニレン、ペンチニレン、ヘキセニレ
ン、ヘキセニレン、オクチニレン、デシニレン、オクタ
メチレン、エイコシニレン、ドリアコンチニレンなどを
示す、これらアルキレン、エルケニレン、アルキニレン
は鎖中に酸素原子、硫黄原子またはN  Rllc式中
、R”は水素原子、低級アルキル基またはアシル基(ア
セチル、プロピオニル、ブチリルなど)を表わす、〕を
少なくとも1個、好ましくは1〜3個有していてもよく
、また、鎖上に置換基として低級アルキル基、フェニル
基、アラルキル基、オキソ、オキシム〔オキシムは、ア
ルキル部が炭素数1〜4個であるアルコキシム(メトキ
シム、ニドキシム、プロポキシム、ブトキシムなど)を
含む〕またはアミンを有していてもよい。
一般式(1)の化合物の許容されうる酸付加塩としては
塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩等の無機酸塩
およびマレイン酸塩、フマール酸塩、クエン酸塩、コハ
ク酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエン
スルホン酸塩等の有機酸塩があげられる。また、水和物
も本発明に包含される0本発明の一般式(1)の化合物
におけるシス体、トランス体の幾何異性体、また、不斉
炭素に基づ(光学異性体および立体異性体ならびにそれ
らの混合物はすべて本発明に包含されるものである。
本発明の一般式(1)の化合物ば、一般式「 (式中、各記号は前記と同義である。)により表わされ
る化合物と一般式 (式中、各記号は前記と同義である。)により表わされ
るカルボン酸化合物またはその反応性誘導体を反応させ
ることにより製造することができる。
一般式(III)の化合物が遊離のカルボン酸である場
合、反応はジシクロへキシルカルボジイミド、四塩化チ
タン、ハロゲン化リン(三塩化リン、オキシ塩化リン、
五塩化リン)、ジエチルクロロホスファイト、0−フェ
ニレンクロロホスファイト、エチルジクロロホスファイ
ト等の縮合剤の存在下に不活性溶媒(反応を妨げない限
りいかなるものでもよく、たとえばジメチルホルムアミ
ド、ジエチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、テ
トラヒドロフランなど、またはこれらの任意の混合溶媒
であり、適当に選択して用いることができる。
)中、冷却下または室温あるいは加温下に数時間から数
十時間で行なわれる。
一般式(m)の化合物の反応性誘導体として酸ハロゲン
化物(酸塩化物、酸臭化物、酸ヨウ化物など)を用いる
場合、反応は適当な溶媒(反応を妨げない限りいかなる
ものでもよく、たとえば塩化メチレン、クロロホルム、
四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢
酸ブチル等のエステル類、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン等のケトン類、アセトニトリル ゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジメ
チルホルムアミド、ジエチルホルムアミド、ジメチルア
セトアミド等のアミド類、またはこれらの任意の混合溶
媒)中、脱酸剤(たとえばI・リエチルアミン、。ピリ
ジン、N,N−ジメチルアニリン等の有機塩基や炭酸す
l・リウノ・、R酸カリウム、重炭酸すl・リウL等の
無機塩基)の存在下6:−冷却下または室温下あるいは
加温下に数時間から数十時間で行なわれる。
一般式(Il’l)の化合物の反応性誘導体として対称
型酸無水物またはアルキル炭酸混合酸無水物、アルキル
リン酸混合酸無水物、アルキル亜リン酸混合酸無水物等
の混合酸無水物を用いる場合、反応は不活性溶媒(テト
ラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ジエチルホル
ムアミド、ジメチルアセトアミドまたはこれらの任意の
溶媒)中、トリエチルアミン、ピリジン、N−メチルモ
ルホリン、N,N−ジメチルアニリン等の三級塩基の存
在下、冷却下、室温またj,木加A下に数時間からだ(
十時間で行なわれる,、 一般式(III)の化合物の反応性誘導体としC酸イミ
ダゾリIで、酸ビ11す・ソド、2,4−ジメチルアニ
リン等の活’!”:E ”’fアミド用いる場合、反応
は不活性溶媒(反応を妨げない限りいかなるものでもよ
く、たとえばメ千・ルアルコール、エチルアルコール、
プロピルアルコトール、イソブl]ピルアルコール、ブ
チルアルコール、イソブチル”アル゛]・ール等のアル
コール類、塩化メチj/ン、クロロホルム、四塩化炭素
等のハ1.1ゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル等のJ、ステル類、テトラヒドロフラン、ジオキサン
等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン等のケトン類、、アセトニトリル、
プロピオニトリル等のニトリル類、ベンゼン、トルエン
、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジメチルホルムアミ
ド、ジエチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等の
アミド類またばこれらの任意の混合溶媒)中、室温また
は加温下に数時間から数十時間で行なわれる。
一般式(III)の化合物の反応性誘導体がエステル(
メチルエステル、エチルエステル、フェニルエステル、
p−ニトロフェニルエステルなど)である場合、反応は
不活性溶媒(反応を妨げない限りいかなるものでもよく
、たとえばメチルアルコール、エチルアルコール、プロ
ピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアル
コール、イソブチルアルコール等のアルコール類、塩化
メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭
化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の
ケトン類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニト
リル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化
水素類、ジメチルホルムアミド、ジエチルホルムアミド
、ジメチルアセトアミド等のアミド類、またはこれらの
任意の混合溶媒)中、室温または加温下、望ましくは加
熱還流下に数時間から数十時間で行なわれる。
一般式(1)の化合物において、YがXと等しく、かつ
R3,R’がそれぞれRI、R1と同一の原子または基
である化合物は、一般式%式%() (式中、Aは前記と同義である。) により表わされる化合物と、それに対して2倍モル量ま
たはそれ以上の一般式 (式中、各記号は前記と同義である。)により表わされ
るカルボン酸化合物またはその反応性誘導体を反応させ
ることにより製造することができる。
反応条件としては、一般式(III)の化合物を2倍モ
ル量またはそれ以上の一般式(V)の化合物に替える以
外は前記方法における反応条件と同一である。
−a式(1)の化合物においてR1,R1の一方および
/またはR3,R4の一方または両方が一般式 (式中、各記号は前記と同義である。)により表わされ
る化合物とを反応させることにより製造することができ
る。
一以下余白一 (式中、Zl、Zzの一方および/またはZl +Z々
の一方はハロゲン原子を示す* Zl +  Zlおよ
びZs 、Zlにおいてハロゲン原子を示さないものは
それぞれR1,R茸の一方およびR3,R4の一方にお
いて定義された置換基を示す、他の各記号は前記と同義
である。) により表わされる化合物と一般式 反応は不活性溶媒(反応を妨げない限りいかなるもので
もよく、たとえばメチルアルコール、エチルアルコール
、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチ
ルアルコール、イソブチルアルコール、第三級ブチルア
ルコール等のアルコール類、塩化メチレン、クロロホル
ム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル
、酢酸ブチル等のエステル類、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、アセトニリ
ル、プロピオニ!・リル等のニトリル類、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化7に索類、ジメチルホ
ルムアミド、ジエチルホルムアミド等のアミド類、ジメ
チルスルホキシド等およびそれらの任意の混合溶媒)中
、脱酸剤(たとえばトリエチルアミン、ピリジン、N、
N−ジメチルアニリン等の有機塩基や炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、重炭酸ナトリウムなど)の存在下に行な
われる0反応温度、反応時間は特に限定されるものでな
く、通常0℃から溶媒の沸点温度で数時間から数十時間
で行なわれる。
かくして得られた一般式(I)の化合物は再結晶法、ク
ロマト法等の常法を単独または適宜組合せることにより
、単離精製することができる。本発明化合物は不斉炭素
を有するが、全ての光学異性体およびそれらの混合物は
本発明範囲に包含されるものである。ラセミ化合物は所
望により、たとえば光学的に活性な酸(酒石酸、ジアセ
チル酒石酸、タルドラニル酸、ジベンゾイル酒石酸など
)を作用させて分割することができる。光学活性原料化
合物を用いて所望する立体配置を有する化合物を立体選
択的に得ることもできる。また、クロマト法(カラムク
ロマト、液体クロマト)によっても分離、分取すること
ができる。
本発明化合物は塩酸、臭化水素酸、g酸、リン酸等の無
機酸またはマレイン酸、フマール酸、クエン酸、コハク
酸、酒石酸、メタンスルホン酸、?−1−、ルエンスル
ホン酸等の有@酸と常法にしたかって処理することによ
り、前記した医薬上許容される酸付加塩とすることがで
きる。
〔作用および発明の効果〕
本発明化合物は制癌作用、特に肺小細胞癌および既存制
癌剤が効果を示ざない肺非小細Ili!癌に対しすぐれ
た効果を示し、制癌剤として極めて有用であるや 本発明化合物のこのような効果は、たとえば以下に示す
ような3− (4,5−ジメチルチアゾール−2−イル
)−2,5−ジフェニルテトラゾリウムプロミド(MT
T)を用いた色素法[(Cor前1−cThaeiら:
Cancer Res  47  、936〜942(
19B?)。
Masman :  J、lm5unol Metho
ds  65 * 55〜63 (1983) )によ
りヒト培養腫瘍細胞に対する細胞毒性作用によって確か
めることができる。
すなわち、ヒト培養腫瘍細胞10′個(PC−13肺大
細胞癌、CCRF−(JM、T cell白血病など)
および検体を100μjの10%牛脂児血清(PC5)
を含むRPMI 1640培地に懸濁し、96ウエルマ
イクロテストプレート(FALCON 3072)にて
37℃、5%員にガス下で72時B@養する。培養後、
10μlのMTT (5町/11)を各ウェルに添加し
、さらに4!l#間37℃、5%炭酸ガス下で培養した
後、109(Fデシル硫酸ナトリウム−0゜01規定塩
酸溶液を10μβずつ各ウェルに加えた。−晩放置後、
マイクロプレートリーダーを用いて570nmにおける
吸光度を測定し、以下の式により抑制率(%cy t、
o tax i ty)を算出する。
なお、各検体はジメチルスルホキシドに溶解の後、RP
旧1640培地にて希釈して用い、最終のジメチルスル
ホキシド濃度は0.25%以下となるよう調整するや 本発明化合物を制癌剤として使用する場合、好ましくは
製薬上許容しうる担体、E膨剤、希釈剤等と混合して敷
網、顆粒側、錠削、カプセル剤、シロップ剤、坐剤、外
用剤、注射剤、点滴用剤等の形態で患者に安全に投与さ
れうる。投与量は経口投与の場合、通常成人−日当たり
1〜100■程度であり、これらを1回または数回に分
けて投与される。また、本発明化合物は他の制癌側、免
疫賦活剤またはその他の許容しうる薬荊等と併用するこ
とができる。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれらに限定されるものではない。
実施例I N−(8−アミノオクチル)ニコチン酸アミド1.7g
、トリエチルアミン3.0gのクロロホルム70m1溶
液へ攪拌、水冷下に6−クロロニコチン酸クロライド1
.8gを少しずつ加える。室温で30分間反応後、2時
間加熱還流する。冷後、反応液を水洗し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留去し、残金の結晶
をエタノール−イソプロピルエーテルより再結晶すると
、融点139〜142℃の白色結晶ON−(8−ニコチ
ノイルアミノオクチル)−6−クロロニコチン酸アミド
2、Ogが得られる。
実施例2 N−(6−アミノヘキシル)ニコチン酸アミド・2臭化
水素酸塩37.5 gをクロロホルム400■lに加え
、次いでトリエチルアミン40閣1を加え1時間攪拌し
た後、水冷下、4−ヨード安息香酸クロライド26.7
 gを少量ずつ加える。室温で1時間反応後、3時間還
流する。冷後、水を加えて30分間攪拌後、不溶物を濾
取し、エタノールより再結晶すると、融点200〜20
4℃の白色結晶のN−(6−(4−ヨードニコチノイル
アミノ)ヘキシル〕ニコチン酸アミド35. Ogが得
られる。
実施例3 6−N、N−ジエチルカルバモイルニコチン酸3.0g
、オクタメチレンジアミン1.0gをジメチルホルムア
ミド30蒙lに溶解し、水冷下、ジシクロヘキシルカル
ボジイミド3.3gおよび1−ヒドロキシベンゾトリア
ゾール2.2gを加え、室温で10時間反応させる。不
溶物を濾去後、濾液に水を加えた後、分離する結晶を濾
取し、アセトニトリルより再結晶すると、融点127〜
130℃のN、N’−オクタメチレンビス((6−N、
N−ジエチルカルバモイル)ニコチン酸アミド〕2.7
gが得られる。
実施例4 N−(6−ニコチツイルアミノヘキシル)−6−クロロ
ニコチン酸アミド3.Og、イミダゾール5.0g、炭
酸カリウム5.0gをジメチルホルムアミド40m1中
に加え、100℃で25時間攪拌する。冷後、不溶物を
濾去し、濾液を減圧下に濃縮する。残金に水を加え、分
離する結晶を濾取し、シリカゲル(50g)のカラムク
ロマトに付し、クロロホルム−メタノール(100: 
5)より溶出する両分から得られた結晶をエタノールよ
り再結晶すると、融点195〜198℃の白色結晶のN
−(6−ニコチツイルアミノヘキシル)−6−(1−イ
ミダゾリル)ニコチン酸アミド1.8gが得られる。
実施例5 N−(8−ニコチノイルアミノオクチル)−6−クロロ
ニコチン酸アミド2. Og 、イミダゾール1.75
g、炭酸カリウム1.0gをジメチルホルムアミド30
■l中に加え80℃で14時間攪拌後、100℃でさら
に8時間反応させる。冷後、反応液を水にあけ、分離す
る結晶を濾取し水洗後、シリカゲル(100g)のカラ
ムクロマトに付す。
クロロホルム−メタノール(100: 5)より溶出す
る百分から得られた結晶をクロロホルム−メタノール−
酢酸エチルの混合溶媒より再結晶すると、融点187〜
190℃の白色結晶のN−(8−ニコチノイルアミノオ
クチル) −6−(1−イミダゾリル)ニコチン酸アミ
ド1.Ogが得られる。
実施例6 N−(6−(4−=aミードベンゾイルアミノへキシル
〕ニコチン酸アミド4.Og、イミダゾール4.0g、
炭鮫カリウム3.0g、、tJl粉003g1フッ化カ
リウム0゜3gをジメチルホルムアミド60m1中に加
え、130℃で18時間加熱撹拌ずZ1e冷後、不溶物
を濾去し、濾液を減圧下に濃縮する。
残香に水を加え、分離する結晶を濾取し、アセトニトリ
ル−イソプロピルアルコールの混合溶媒より再結晶する
と、融点177〜・180℃の白色結晶のN−(6−(
4−(1−イミダゾリル)ベンゾイルアミノコヘキシル
)ニコチン酸アミド2.4gが得られる。
前記実施例と同様な方法により、たとえば次の化合物が
得られる。
(7)   N−(6−ニコチノイルアミノヘキシル)
−6−アミノニコチン酸アミド、融点197〜200℃ (8)   N−(6−−ニコチノイルアミノヘキシル
)−6−ピペリジノニコチン酸アミド、融点145〜1
48℃ (9)N−・(6−ニコチノイルアミノヘキシル)6−
エj・キシカルボニルニコチン酸アミド、融点134−
137℃ (10)  N−(6−ニコチノイルアミノヘキシル)
−6−(2−メチル−1−イミダゾ゛すJし)ニコチン
酸アミt’−,,m点180〜183℃(11)  N
−(6−ニコチノイルアミノヘキシル)−6−(4−メ
チル−1−イミダゾリル)ニコチン酸アミド、融点18
7へ・190℃ (12)  N−(6−ニコチノイルアミノヘキシル)
−6−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)ニコチ
ン酸アミド、融点205〜・208℃(13)  N−
(6−ニコチノイルアミノヘキシル)2−クロロ−6−
メチルニコチン酸アミド、融点114−117℃ (14)  N−(6−ニコチノイルアミノヘキシル)
−2−(1−イミダゾリル)−6−メチルニコチン酸ア
ミド、融点123へ・127℃ (15)  N、 N’  −オクタメチレンビス(6
−アミノニコチン酸アミド)、融点262−・265℃
(分解)(16)  N、 N’  −へキサメチレン
ビス(6−ピペリジノニコチン酸アミド)、融点224
〜227℃、2塩酸塩の融点266”270℃(分解)
(17)  N、 N” −へキサメチレンビス(6−
(4−メチル−1−ピペラジニル)ニコチン酸アミド)
、融点235〜237℃ (18)  N、 N’  −へキサメチレンビス(6
−(1−イミダゾリル)ニコチン酸アミド〕、融点22
5〜228℃、2塩酸塩の融点283〜287℃(分解
)(19)  N、 N’−オクタメチレンビス(6−
(1−イミダゾリル)ニコチン酸アミド)、融点218
〜220℃、2塩酸塩の融点278〜282℃(分解) (20)  N、 N’  −デカメチレンビス(6−
(1−イミダゾリル)ニコチン酸アミド〕、触点206
〜209℃、2塩酸塩・1水和物の融点240〜・24
3℃(分解) (21)  N、 N’−オクタメチレンビス〔6−(
i、2.4−)リアゾール−1−イル)ニコチン酸アミ
ド〕、融点284〜287℃ (22)  N−[6−(4−りooベンゾイルアミノ
)ヘキシル) ニコチン酸アミド、融点158〜・16
1℃ (23)  N−[6−(4−メトキシベンゾイルアミ
ノ)ヘキシル]ニコチン酸アミド、融点149−152
℃ (24)  N−(6−(4−(3−メチル−1−ピラ
ゾリル)ベンゾイルアミノコヘキシル)ニコチン酸アミ
ド、融点174〜・177℃ (25)  N   (6(4(1,2,4−)リアゾ
ール−1−イル)ベゾイルアミノ〕ヘキシル)ニコチン
酸アミド、融点197〜200℃(26)  N−(6
−(5−ヨード−2−メチルベンゾイルアミノ)へキシ
ル〕ニコチン酸アミド、融点176〜179℃ (27)  N−(6−(5−(1〜イミダゾリル) 
−2−メチルベンゾイルアミノ)ヘキシル)ニコチン酸
アミド、融点143〜146℃ (28)  N−(6−(2−テノイルアミノ)ヘキシ
ル〕ニコチン酸アミド、融点145〜148℃(29)
  N−(6−(4−ホルミルベンゾイルアミノ)ヘキ
シル〕ニコチン酸アミド、融点142〜145℃ (30)  N、 N’−オクタメチレンビス(4−(
1−イミダゾリル)ベンズアミド〕、融点195〜19
8℃ (31)  N、 N’−オクタメチレンビス(5−(
1−イミダゾリル)−2−メチルベンズアミド〕、融点
193〜196℃ (32)  N、 N’  −へキサメチレンビス(2
−ピペリジノニコチン酸アミド)、融点104〜107
℃ (33)  N、 N’  −へキサメチレンビス(6
−ジニチルアミノニコチン酸アミド)、融点127〜1
30℃ (34)  N−(6−(2−クロロニコチノイルアミ
ノ)ヘキシルツー6−ジニチルアミノニコチン酸アミド
、融点89〜92℃

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ により表わされるアルキレンビスアミド化合物またはそ
    の医薬上許容されうる酸付加塩。式中、R^1、R^2
    、R^3、R^4はそれぞれ同一または異なって水素原
    子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基
    、ホルミル基、−COOR^5(式中、R^5は水素原
    子、低級アルキル基またはアラルキル基を示す。)によ
    り表わされる基、▲数式、化学式、表等があります▼(
    式中、R^6、R^7はそれぞれ同一または異なって水
    素原子、低級アルキル基またはアラルキル基を示すか、
    またはR^6、R^7は結合して隣接する窒素原子とと
    もに複素環を形成する基を示す。)により表わされる基
    または▲数式、化学式、表等があります▼(式中、R^
    6、R^7はそれ ぞれ同一または異なって水素原子、低級アルキル基また
    はアラルキル基を示すか、またはR^8、R^9は結合
    して隣接する窒素原子とともに複素環を形成する基を示
    す。)により表わされる基を、X、Yはそれぞれ同一ま
    たは異なって−CH=CH−、−N=CH−、酸素原子
    、硫黄原子またはN−R^1^0(式中、R^1^0は
    水素原子または低級アルキル基を表わす。)により表わ
    される基を、Aは鎖中に酸素原子、硫黄原子またはN−
    R^1^1(式中、R^1^1は水素原子、低級アルキ
    ル基またはアシル基を表わす。)を少なくとも1個有し
    ていてもよく、また鎖上に置換基として低級アルキル基
    、フェニル基、アラルキル基、オキソ、オキシム(オキ
    シムはアルコキシムを含む)またはアミンを有していて
    もよい炭素数が2〜30のアルキレン、アルケニレンま
    たはアルキニレンを表わす。ただし、X、Yがともに−
    N=CH−、かつAが炭素数2〜12個のアルキレンで
    あるときは、R^1、R^2、R^3、R^4の少なく
    とも一つは水素以外の原子または基を示す。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6974836B2 (en) 2000-12-20 2005-12-13 Bristol-Myers Squibb Pharma Company Diamines as modulators of chemokine receptor activity

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