JPH0376151B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0376151B2
JPH0376151B2 JP28179284A JP28179284A JPH0376151B2 JP H0376151 B2 JPH0376151 B2 JP H0376151B2 JP 28179284 A JP28179284 A JP 28179284A JP 28179284 A JP28179284 A JP 28179284A JP H0376151 B2 JPH0376151 B2 JP H0376151B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
large intestine
tube
colon
endless double
Prior art date
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Expired
Application number
JP28179284A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61154574A (ja
Inventor
Yutaka Enomoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Latex Co Ltd
Original Assignee
Fuji Latex Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Latex Co Ltd filed Critical Fuji Latex Co Ltd
Priority to JP28179284A priority Critical patent/JPS61154574A/ja
Publication of JPS61154574A publication Critical patent/JPS61154574A/ja
Publication of JPH0376151B2 publication Critical patent/JPH0376151B2/ja
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  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 発明の技術分野 本発明は、疾病した大腸を治療するに用いる大
腸治療用器具に関する。
(ロ) 技術の背景 近年、日本人の食事が欧米型の食性に移行する
に伴つて欧米に多い大腸系の疾患が多くなる傾向
にある。そのために、疾病した大腸を簡便に治療
する方法が望まれている。
(ハ) 従来技術と問題点 大腸の疾病には、大腸カタル,粘膜の組織がた
だれくずれる潰瘍,上皮組織に発生する腫瘍等の
様々な疾病があるが、一般には軽い大腸カタル等
の疾病は投薬による治療法が行なわれる。一方、
悪性の潰瘍,腫瘍等の疾病に対しては、投薬によ
る治療や放射線療法、あるいは悪性な組織を取り
除く手術による方法が採られる。
しかし乍ら、斯かる方法であると患者に大きな
負担をかけるのみならず副作用も少なくなる。し
かも大きな危険も伴なうものである。
(ニ) 発明の目的 本発明は如上に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、患者に大きな負担をかけず、
副作用もなく、かつ危険を伴うことがなく治療し
得る大腸治療用器具を提供することである。
(ホ) 発明の構成 上記目的を達成するための本発明の基本的な構
成は、溶液状又はゲル状の流動体が充填された柔
軟性のある外筒と内筒から成るエンドレス二重筒
の全表面に治療薬が塗布され、その外筒と内筒と
を反転移動させて大腸内を前進又は後退させるこ
とのできる可撓性のある挿入桿が前記エンドレス
二重筒の内筒に着脱自在に挿入されたものであ
る。
(ヘ) 発明の実施例 以下、図面により本発明の実施例を詳細に説明
する。
第1図は、本発明に係る大腸治療用器具の一実
施例を示したものである。
本発明は、流動体3が充填されたエンドレス二
重筒Aに、第2図及び第3図に示すようにその外
筒1と内筒2とを連続的に反転移動させてこのエ
ンドレス二重筒Aを第5図に示した大腸C内を前
進又は後退させる挿入桿Bが着脱自在に挿入され
たものである。
前記エンドレス二重筒Aは、一定径のチユーブ
の外筒1内にそれ自体を折り込んだ内筒2を貼り
合わせて形成した柔軟性のある二重筒から成るも
ので、その中には溶液状又はゲル状の流動体3が
充填されている。このエンドレス二重筒Aは、例
えば薄膜ゴム又は合成樹脂膜製で、大腸の内径に
対応させて外径が25mmφ〜35mmφと成つている。
また、その長さは、S状結腸用,下行結腸用,横
行結腸用等に応じて適当な長さに選定されてい
る。尚、その中に充填されている溶液状又はゲル
状の流動体3は、例えば水の単体液,グリセリン
単体液,水とグリセリンとの混合液,液状シリコ
ン単体液,ゲル状シリコン単体液等が用いられ
る。
前記挿入桿Bは上記エンドレス二重筒Aよりも
長い円形チユーブ又は丸棒から成る可撓性のある
棒で、エンドレス二重筒Aの内筒2に着脱自在に
挿入されている。そして、この挿入桿Bを前後に
移動させることによつてエンドレス二重筒Aの外
筒1と内筒2とを連続的に反転移動させ、エンド
レス二重筒Aを前進又は後退可能にしている。
尚、この挿入桿Bは、例えば10mmφ〜16mmφのゴ
ム又は合成樹脂製である。
疾病した大腸を治療するときには、予め治療前
日夕食を軽食又は流動食にし、治療当日の朝食を
禁じて治療前に浣腸・排便させた後に行なう。第
2図に示すように、エンドレス二重筒Aに挿入さ
れた挿入桿Bを前後に移動させてその外筒1と内
筒2を反転移動させながら、その全表面に疾病に
応じた治療薬(例えば軟膏状のもの)を均一に塗
布しておく。
次に第5図に示す大腸Cの肛門4に大腸治療用
器具のエンドレス二重筒Aの先端を当てて、エン
ドレス二重筒Aの内筒2に挿入された挿入桿Bを
更に奥に挿入する。エンドレス二重筒Aは、流動
体3が充填された柔軟なものであるから、複雑に
屈曲した腸内でも簡単かつ円滑に折曲して容易に
挿入できる。この挿入桿Bの挿入によつて外筒1
と内筒2が連続的に反転移動されてエンドレス二
重筒Aが前進し、それに伴つて外筒1と接触した
大腸Cの内壁面に外筒1側に塗布されていた治療
薬が転写され、直腸5からS状結腸6へ、S状結
腸6から下行結腸7へというように治療薬が必要
な直腸5,S状結腸6,下行結腸7,横行結腸
8,上行結腸9へと順次塗布される。そして、疾
患した腸部分に治療薬が均一に塗布される。その
後大腸C内にエンドレス二重筒Aを挿入したま
ま、一定時間保持し、然る後、挿入桿Bを後方に
引き戻すことにより外筒1と内筒2を逆方向に反
転移動させてエンドレス二重筒Aを後退させ、大
腸Cより引き抜かれる。このようにして大腸C内
に治療薬を適切に塗布する。上述した如く、エン
ドレス二重筒Aは、流動体3が充填された柔軟性
のある二重筒であるから、屈曲しているS状結腸
彎曲部10,左結腸曲(脾彎曲部)11,右結腸
曲(肝彎曲部)12を何等支障なく通過して、簡
便かつ短時間(瞬間的)に挿入できる。従つて患
者にそれぼど負担をかけることなく、治療薬を塗
布できる。尚、疾患に応じてS状結腸用,下行結
腸用,横行結腸用等のものを用いることは言うま
でもない。
また、斯かる大腸治療によれば、エンドレス二
重筒Aを用いて大腸Cの内壁面に治療薬を塗布す
るだけであるから、組織が破壊されることはな
く、また手術によつて取り除かれることもない。
従つて副作用もなく、危険も極めて少ない。
第4図は、本発明の大腸治療用器具の他の実施
例である。
この例は、エンドレス二重筒Aのその外筒1及
び内筒2の表面に環状の突条13を等間隔に設け
た場合である。その環状の突条13は、例えばそ
の巾を1mm〜1.5mm巾で、突出量を約1mmとし、
10mm〜15mm間隔に設ける。
このように外筒1及び内筒2の表面に環状の突
条13を設けることによつて治療薬の保持が良好
になり、より確実に治療薬を腸内に送り込める。
外筒1及び内筒2の表面に設ける突条13は、環
状の突条に限らず、その他必要に応じて断続的に
環状に成つた突条、又は、円錐台状の突起、その
他の突起が用いられる。
また、エンドレス二重筒Aに挿入する挿入桿B
も、前記実施例の如く円形チユーブ以外に、ゴム
又は合成樹脂製の丸棒が用いられる。また、挿入
桿Bはエンドレス二重筒Aの如く外チユーブと内
チユーブから成る小径のエンドレス二重筒チユー
ブを用いてもよい。尚、これらの挿入桿Bは、こ
の例のみならず、前記実施例の場合にも当然用い
られる。
(ト) 発明の効果 以上述べたように本発明によれば、流動体が充
填された柔軟性のあるエンドレス二重筒に可撓性
のある挿入桿が挿入された斯かる大腸治療用器具
を用いることにより、従来不可能であつた複雑に
屈曲した大腸内壁面に簡単に治療薬を塗布するこ
とが可能となつて、患者に大きな負担をかけるこ
となく、しかも副作用をも、危険をも与えること
なく治療することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る大腸治療用器具の一実施
例の斜視図、第2図はその拡大断面図、第3図は
第2図の−視拡大断面図、第4図は本発明の
他の実施例の拡大断面図、第5図は大腸の斜視図
である。 1……外筒、2……内筒、3……流動体、13
……突条、A……エンドレス二重筒、B……挿入
桿。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 溶液状又はゲル状の流動体が充填された柔軟
    性のある外筒と内筒から成るエンドレス二重筒の
    全表面に治療薬が塗布され、その外筒と内筒とを
    反転移動させて大腸内を前進又は後退させること
    のできる可撓性のある挿入桿が前記エンドレス二
    重筒の内筒に着脱自在に挿入されたことを特徴と
    する大腸治療用器具。 2 エンドレス二重筒は、その外筒及び内筒表面
    に突起が設けられている特許請求の範囲第1項記
    載の大腸治療用器具。 3 エンドレス二重筒は、薄膜ゴム又は合成樹脂
    膜製である特許請求の範囲第1項又は第2項記載
    の大腸治療用器具。 4 挿入桿は、円形チユーブ又は丸棒から成る特
    許請求の範囲第1項記載の大腸治療用器具。 5 挿入桿は、ゴム又は合成樹脂製である特許請
    求の範囲第1項又は第4項記載の大腸治療用器
    具。
JP28179284A 1984-12-25 1984-12-25 大腸治療用器具 Granted JPS61154574A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28179284A JPS61154574A (ja) 1984-12-25 1984-12-25 大腸治療用器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28179284A JPS61154574A (ja) 1984-12-25 1984-12-25 大腸治療用器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61154574A JPS61154574A (ja) 1986-07-14
JPH0376151B2 true JPH0376151B2 (ja) 1991-12-04

Family

ID=17644040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28179284A Granted JPS61154574A (ja) 1984-12-25 1984-12-25 大腸治療用器具

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Publication number Publication date
JPS61154574A (ja) 1986-07-14

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