JPH0374161A - 誘導電動機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、空気調和装置の送風機等を駆動する電動機
に関し、特にその防音に関するものである。

〔従来の技ｉ） 第４図は従来のモールド型誘導電動機の断面図である。

図において、１は誘導電動機の回転子、２は回転子に直
結し、送風機などに回転力を伝えるシャフト、３はシャ
フトを支える軸受、４は固定子、５は固定子巻線、６は
固定子巻線に電力を供給するコード、７はこのコードを
保護するカバー、８はプラスチックスでモールドされた
ハウジングである。

従来のモールド型誘導電動機は、電源コード６より固定
子０１ｄ＆５に電流が供給され固定子４に磁界が形成さ
れ、この固定子の磁界が電流に応じ回転することで回転
子１に回転力が発生し、シャフト２に回転力が伝わる。

この回転力は空気調和装置等の送風機を駆動する。これ
ら回転する回転子ｌとシャフト２は軸受３によって支え
られている。また軸受３．固定子４．固定子巻線５はハ
ウジング８により一体としてモールドされている。

また電源コード６は保護カバー７とともに同じくそ−ル
ドにて一体化され、電源コード６と固定子巻線５の結合
部を破損せしめるような電源コード先端等からの外力か
ら結合部を保護している。

（発明が解決しようとする課題） 従来のモールド型誘導電動機は、以上のように構成され
ているので、固定子４や固定子巻線５から電源周波数の
偶数次倍に一致した音が発生する。これを電磁気合と呼
ぶこととする。このため、空気調和装置の室内機に組み
込んだ時などは、電動機の外かくと室内機ケーシングと
の間隙による気柱共鳴を引き起こし騒音問題が発生する
。このため、室内機ケーシングと電動機との間にウレタ
ンフオーム等の吸音材を挿入する必要があった。しかし
ながらウレタンフオーム挿入の工程は品質上の問題とな
ったり、永年の使用によってウレタンフオームが変質す
るという問題があった。

この発明は、以上の様な問題を解決するためになされた
もので、従来の様にウレタンフオーム等の吸音材を利用
しなくても十分静かな空気調和装置の室内機等が実現で
きる電磁気台の小さい誘導電動機を得ることを目的とす
るものである。

〔課題を解決するための手段〕

前記目的を達成するため、この発明は誘導電動機をつぎ
の（１）のとおりに構成する。

（１）軸受、固定子、固定子巻線を支持するハウジング
を、内側が高密度で外側が低密度の多孔質プラスチック
スで形成した誘導電動機。

〔作用〕

前記（１）の構成により、固定子、固定子巻線２回転子
から発する電磁気台は、多孔質プラスチックスで形成さ
れたハウジングに吸収される。

又、電動機の各部は高密度の多孔質プラスチックスによ
り強固に支持固定される。

〔実施例〕

以下この発明を実施例により詳しく説明する。

第１図はこの発明の一実施例の“誘導電動機”の断面図
である。図において、１〜７は上記従来のモールド型電
動機と同一のものである。１２は多孔質プラスチックス
で形成されたハウジングであり、１２ａはこのハウジン
グの内壁側で、比重が大きい高密度の多孔質プラスチッ
クスでできており、１２ｂは低密度の多孔質プラスチッ
クスでできた外壁側である。

このように構成された誘導電動機において、固定子４．
固定子巻線５及び回転子１から電磁気台が発する。この
音波が多孔質プラスチックスによって形成されるハウジ
ング１２内の空隙を通過する際、壁面との粘性ＦＪ擦に
よって音響エネルギーが熱エネルギーに変換され消散さ
れる。これにより未実施例の誘導電動機から外部に発す
る騒音は低減される。又は、電動機の各部は高密度の多
孔質プラスチックスにより強固に支持固定される。

なお、前記実施例では、ハウジングを２層で構成してい
るが、内側が高密度で外側が低密度に、連続的に変化さ
せた構成で実施することもできる。

更に、前記実施例における電動機のハウジングに用いら
れる多孔質プラスチックスを成形する際に、金属フィシ
や粒子を適度に混入させて実施することもでき、これに
より多孔質プラスチックスの吸音効果を向上させること
ができ、またモールド型電動機特有の磁気漏れをも防ぐ
ことができる。

ところで、前記実施例は、ハウジングを形成する多孔質
プラスチックスの機能を単独に利用して電動機の騒音を
低減するものであるが、更に、ゴムマウントを利用して
騒音を低減することができる。この応用例を第２図に示
す。図示の如く、比重の大きい高密度な多孔質プラスチ
ックス部分をシャフト２の長さ方向に対し部分的に延長
させ、ここに電動機を支持するゴムマウント９を取り付
けられるようにし、これを第３図に示す様に空調機等の
ケース１０ａ、１０ｂに納めることで、更に騒音低減の
効果を増すことができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明によれば、誘導型電動機
のモールドハウジングを内側が高密度で外側が低密度の
多孔質プラスチックスにて形成することにより、ウレタ
ンフオーム等の吸音材を使用せずに十分静かな空気調和
装置の室内機等の電動機を実現することができる。

【図面の簡単な説明】 第１図はこの発明の一実施例の断面図、第２図はこの発
明の応用例で用いる電動機の断面図、第３図は同応用例
を示す斜視図、第４図は従来例の断面図である。 図において、３は軸受、４は固定子、５は固定子巻線、
１２はハウジング、１２ａは高密度多孔質プラスチック
ス、１２ｂは低密度多孔質プラスチックスである。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）軸受、固定子、固定子巻線を支持するハウジング
   を、内側が高密度で外側が低密度の多孔質プラスチック
   スで形成したことを特徴とする誘導電動機。